1: 2009/01/12(月) 19:25:16.91 ID:aYYbt/p50
金「とうとうできたかしら!急速成長促進剤『かなり、あっいうまにノビール』が!」

金「これを服用すれば金糸雀もみっちゃんばりのバインバインのボインボインになれるかしら!」

金「ただ、今の体を等価交換して成長するから、体がちょっともろくなるかしら」

金「今の素材をキリキリとのばしながらだからかなりの苦痛を伴うかしら」

金「でも!カナは大人になって真紅達を見返すかしら!」

金「いざ!イートイン!!」

金「・・・とはいえ、実験もせずに飲むのはちょっと危険かしら」
人形師
4: 2009/01/12(月) 19:27:46.96 ID:aYYbt/p50
金「ここは動物実験をして、様子見てからするかしら」

金「えーと、たしか隣の家がハムスターを飼っていたかしら」

銀「なんの話をしているのぉ?」

金「ひっ!!」

ガシッ

銀「え?」

金「カナリアン・バックブリーカー!!」

銀「ちょっ!!?おぐふっ!!」

ゴキン

金「び、びっくりしたかしら!いきなり声をかけないで欲しいかしら!」

5: 2009/01/12(月) 19:29:53.06 ID:aYYbt/p50
金「って、水銀燈!?何しにきたかしら!」

銀「・・・」

金「あれ?ちょっと水銀燈・・・?」

金「氏んでる・・・」

金「いや、かすかに息してるかしら」

金「・・・水銀燈に実験体になってもらおうかしら」

6: 2009/01/12(月) 19:32:18.11 ID:aYYbt/p50
金「でもたしか水銀燈はお腹がないかしら」

金「ただでさえ等価交換で体を大きくするんだから、今の水銀燈がやったらぺらぺらになるかしら」

金「・・・ここは一つ・・・」

──数分後──

銀「・・・ん・・・いたた・・・」

金「あ!水銀燈起きたかしら」

銀「あれ・・・?金糸雀・・・なんか後頭部が痛いんだけど、知らない?」

金「カナは全く持って何も知らないかしら」

7: 2009/01/12(月) 19:35:14.36 ID:aYYbt/p50
金「それよりも水銀燈、お腹減ってないかしら?」

銀「え?あ・・・まぁ空いてないことはないわぁ」

金「実はお昼作り過ぎちゃったかしら。ちょっと食べていくかしら」

銀「あ、あら・・・悪いわねぇ。べ、別に食べなくてもいいんだけど、どうしてもと言うなら食べていってあげるわぁ」

金「(ツンデレかしら)」

銀「ぱくぱく・・・もぐもぐ・・・ズズーッ・・・もきゅもきゅ・・・ちょっとみそ汁薄くない?」

金「さんざん食べてるくせに文句言ってきたかしら」

8: 2009/01/12(月) 19:38:25.94 ID:aYYbt/p50
銀「はぁぁ・・・久々にお腹いっぱい食べたわぁ」

金「す、水銀燈、食事後のおいしいジュースなんていかがかしら?」

銀「あら、悪いわね・・・まぁきれいな群青色ね」

金「(少しも疑わないかしら・・・水銀燈の危機管理能力が足りないかしら)」

銀「ぐびっぐびっ・・・微妙な味ね。お好み焼きに苺ジャムのせたような味ね」

金「(おえっぷ!飲まなくてよかったかしら)」

9: 2009/01/12(月) 19:42:15.61 ID:aYYbt/p50
銀「・・・あら?」

ゴキッ

銀「ふぐっ!?な、何が・・・」

ベキベキッ

銀「ゲハァ!!体が・・・」

バキッ ガシッ ゴガッ モロンッ ノフッ

銀「いたたたたたた伸びる伸びる!!!体がなんかよくわからないけど伸びるぅぅぅ!!」

金「ヒ、ヒィィィ!!」

金「(等価交換を行うために、食料を大量摂取させてその分の体積も使えばうまくいくと思ったけど・・・)」

金「(どのみち体がゴキゴキと伸びるかしら!!)」

銀「あだだだだっ!!た、助けてェェ!!!」

11: 2009/01/12(月) 19:44:56.14 ID:aYYbt/p50
──数分後──

銀「はぁ・・・はぁ・・・な、なんだったの・・・?」

金「す、水銀燈・・・」

銀「金糸雀・・・あんた何したの・・・?」

銀「・・・あら?金糸雀、なんか縮んでない?」

金「水銀燈がおおきくなってるかしら・・・」

銀「はぁ?何言ってんのよ・・・私が大きくなるわけ・・・」

さわさわ ぺたぺた ぽいんぽいん

銀「で、でかくなってる!!?」

金「バインバインでボインボインかしら!!」

12: 2009/01/12(月) 19:48:19.46 ID:aYYbt/p50
銀「わ、私が人間と同じ大きさに・・・?」

金「(うまくいったかしら!)」

銀「よくわからないけど、関節が消えてるわぁ・・・」

金「(巨大化中に球体関節が変化して人間と同じ構造になったかしら)」

銀「それに・・・胸が重い・・・」

金「(どうやら摂取した食べ物の栄養が胸とお尻に行ったみたいかしら)」

銀「金糸雀・・・どういうこと?」

金「カナもわからないかしらー(棒読み)」

14: 2009/01/12(月) 19:51:32.97 ID:aYYbt/p50
銀「こ、これだけ大きくなれば真紅だってあっという間に叩いてみせるわ!」

銀「こうしちゃいられないわぁ!真紅の家へ乗り込むわよ!」

金「ま、待つかしら!」

銀「何よ?あなたも痛い目に遭いたいの?」

金「まずは、服を着るかしら!」

銀「え・・・?な、なんで私裸なの!?」

金「(等価交換のさいに服も飲み込まれたみたいかしら)」

金「みっちゃんの服を貸すかしら。多分サイズ合うはずかしら」

銀「な、なんでもいいから持ってきなさい!!」

15: 2009/01/12(月) 19:54:06.30 ID:aYYbt/p50
金「とりあえず、持ってきたかしら」

銀「貸しなさい!!」

──1分後──

銀「金糸雀・・・なにこのフリフリしたピンクの服は」

金「みっちゃんのだけど・・・」

銀「あの女、見た目に寄らず意外とファンシーな服持ってるのね・・・」

銀「さすがにこの服で行ったら笑われるわ。もっとマシな服持ってきてちょうだい」

金「わかったかしら」

銀「(でも・・・案外かわいいわねこの服も・・・)」

18: 2009/01/12(月) 19:57:29.85 ID:aYYbt/p50
金「これでどうかしら」

銀「スーツって・・・もうこれでいいわ」

金「サイズぴったりかしら?」

銀「胸がきついわぁ」

金「襟のボタンを外せば少しは楽かしら」

銀「そうね。ちょっとだらしないけど、仕方がないわね」

銀「さ!真紅の家へ行くわよぉ!」

金「じゃあ金糸雀は先に行ってるかしら」

銀「待ちなさぁい!私も行くわぁ」

金「でも、この家には水銀燈が通れるような大きな鏡は無いかしら」

銀「え?」

19: 2009/01/12(月) 20:00:34.99 ID:aYYbt/p50
>>17今金糸雀は俺の横で寝てるから明日教えておくよ

銀「なんて貧乏な家なの・・・大きな鏡も買えないなんて・・・」

金「水銀燈には負けるかしら」

銀「なら空を飛んでいくしかないわね!」

銀「・・・いたたちょっとまってスーツが邪魔で羽が広げられない・・・いたたた」

金「歩いて行くしかないかしら」

銀「くっ・・・この恨み真紅にぶつけてやるわぁ」

金「とんだとばっちりね、真紅」

銀「待ってなさぁい!!真紅ゥゥゥ!!」

バタン!!

20: 2009/01/12(月) 20:04:57.99 ID:aYYbt/p50
銀「・・・昼間に人間がいるところを歩くなんて、変な気分ね」

銀「実は私は人形でぇすwなんて言ったら信じるかしら・・・ふふふ」

男「ねぇねぇちょっとそこの君!そこのスーツ来てるお姉さん!」

銀「・・・私ぃ?」

男「そうそう君!いやぁ君かわいいね!!」

銀「あ、あらぁ、照れるじゃなぁい」

男「OLやってんの?そんな仕事やめて、モデルの仕事してみない?お姉さんならできるよ!」

銀「モ、モデル?」

22: 2009/01/12(月) 20:13:06.90 ID:aYYbt/p50
銀「残念だけど、そんなことしてる暇はないわぁ」

男「諦めんなお前!!」

銀「!?」

男「一番になるっていっただろ?富士山のように、日本一になるって言っただろ!?」

銀「い、言ってないわぁ!」

男「俺に付いてこい!」

銀「嫌よ!!なんなのこの人!!」

ダッダッダッ・・・

男「諦めんなよ・・・」

23: 2009/01/12(月) 20:15:43.64 ID:aYYbt/p50
銀「はぁ・・・はぁ・・・つ、つかれた・・・」

銀「明らかに人形の時より体力が落ちてるわ・・・」

銀「普段飛んでいたから体力落ちたかしら」

銀「・・・あら?ここはどこ?」

キョロキョロ

銀「道に迷ったみたい・・・」

カサッ

銀「ん?これは・・・」

25: 2009/01/12(月) 20:18:26.34 ID:aYYbt/p50
銀「スーツのポケットに手紙が・・・」

金『水銀燈へ。道に迷いそうだからジュンの家への地図を入れておいたかしら』

金『感謝するかしら。   金糸雀』

銀「あの子・・・べ、別に地図なんか無くたってジュンの家くらいわかるわぁ!」

銀「でも、金糸雀の地図が間違ってないか心配だから、一応確認してあげるわぁ」

銀「・・・何一人で言ってるんだろ私・・・」

26: 2009/01/12(月) 20:20:26.31 ID:aYYbt/p50
銀「えーと・・・ここを曲がって・・・」

銀「あら、この景色見たことあるわ。ジュンの家の近くねぇ」

銀「あった!この家だわ!!」

銀「ふふふ・・・早速乗り込んでやるわぁ!!」

銀「・・・そうだった。羽が広げられないから2階から進入できないわ」

銀「仕方がないから、玄関から入って襲撃するわぁ」

ぴんぽーん

銀「・・・ハッ!?なんで私律儀にインターホン押してるの!?」

27: 2009/01/12(月) 20:22:41.82 ID:aYYbt/p50
ジ『はーい』

銀「げっ!?よりによってジュン・・・仕方がないわ、堂々としてるしかないわ」

銀「はぁい、水銀燈よぉ」

ジ『す、水銀燈!?』

ジ『・・・なんで玄関から?しかも律儀にインターホンを押して』

銀「や、やむを得ない事情があるのよぉ?」

29: 2009/01/12(月) 20:25:27.34 ID:aYYbt/p50
ジ『とりあえず水銀燈ってわかったから、玄関は開けないな』

銀「ちょ!?開けなさいよぉ!」

ジ『敵が目の前に来て『はいどうぞ』なんて言って扉を開けるかよ!』

銀「開・け・な・さ・い・よ!!」

ガタガタ

ジ『ノブから手を離せ!!』

銀「はぁ・・・はぁ・・・開けなさいよぉ・・・」

銀「(走ってきたから体力が落ちてるわぁ・・・」

ジ『(普段から引きこもってるから体力が続かない・・・)』

30: 2009/01/12(月) 20:29:16.53 ID:aYYbt/p50
銀「私は・・・諦めないわぁ!!」

バキッ

ジ「ホギャアアア!!ドアノブ壊しやがった!!」

銀「おじゃまするわぁ・・・」

ジ「!?」

ジ「(どういうことだ・・・僕の目の前にいるのは姉ちゃんクラスに大きくなった水銀燈がいる)」

ジ「(それでいてなぜかスーツで、姉ちゃん以上の巨Oで、さらにYシャツから汗ですけすけになったピンクのぽっちが・・・)」

ジ「ぐふっ!!我が生涯にいっぺんの悔い無しぃぃぃ・・・」

銀「鼻から血吹いた!?」

31: 2009/01/12(月) 20:34:11.44 ID:aYYbt/p50
銀「よくわからないけど、真紅のミーディアムは倒したわぁ」

銀「さぁ真紅!私と戦いなさぁい!!」

バンッ

紅「あら水銀燈。本当に大きくなったのね」

翠「水銀燈がさらにバインバインのボインボインになってるですぅ・・・!」

雛「水銀燈おっきいのー!」

蒼「そのおっOいやわらかいのかな?」

銀「・・・えーなにこの緊張感のなさ・・・」

33: 2009/01/12(月) 20:37:35.92 ID:aYYbt/p50
金「事情は説明してあるかしら」

銀「金糸雀!?あんたのせいで変な男には声かけられるし、大変だったのよ!?」

紅「っく・・・本当に声かけられるなんて・・・」

翠「へっへー!翠星石の勝ちですぅ!さっさと1000円よこすですぅ!」

雛「雛もあたったのー、真紅早く1000円だすのー!」

紅「屈辱だわ・・・なんで水銀燈がおっきくなっただけで声をかけられるのよ・・・」

蒼「いいお尻だね水銀燈。ちょっとさわらせてよ」

銀「あなたたち・・・私を使って賭けてたの!?あと蒼星石は黙れ」

36: 2009/01/12(月) 20:41:53.72 ID:aYYbt/p50
銀「まぁいいわ、真紅。勝負よ!」

紅「待ちなさい水銀燈!その体格差じゃ私がどう見ても不利だわ!」

銀「そんなの知らないわぁ!私は己を越えて大きくなったのよ!悔しかったらあんたも大きくなりなさぁい!」

紅「すぐ大きくなるのなら悩んでないわ!」

翠「でも水銀燈、そんなスーツ姿じゃ戦いにくくないですかぁ?」

銀「・・・まぁ、確かに動きにくいわこの服は」

雛「ジュンー!およびなのー!」

ジ「呼んだかいレディ?」

紅「ジュン、あの服を持ってきてちょうだい」

ジ「あの服って・・・まさかあの服か?」

37: 2009/01/12(月) 20:47:02.82 ID:aYYbt/p50
ジ「持ってきたぞ」

銀「・・・なによその服は・・・」

ジ「僕が趣味で作ったメイドコスチュームだ」

紅「水銀燈・・・着なさい」

銀「なんでよ!?」

紅「戦うメイドさん・・・素敵じゃない?」

銀「いやいや、意味がわからないわぁ」

紅「そのスーツよりは幾分が動きやすいと思うけど?それともその不利な服で私に戦いを挑むつもり?」

銀「!?・・・理不尽に怒られてるわぁ・・・むかつく」

39: 2009/01/12(月) 20:51:23.72 ID:aYYbt/p50
銀「よくわからないけど、スーツよりは戦いやすいはずだわ・・・いいわ、着替えてあげる」

ジ「部屋はそこだ。僕は真紅達が進入してこないように内側で張っていよう」

銀「ふふふ、氏ね」

──5分後──

銀「ふふふ・・・待たせたわね」

紅「まさか本当に着てくるなんて・・・っふ」

ジ「職人冥利に尽くす・・・」

翠「ジュンが鼻血垂らしながら倒れたですぅ」

銀「遊んであげるわぁ、真紅」

紅「きなさい・・・水銀燈!!」

43: 2009/01/12(月) 20:57:18.65 ID:aYYbt/p50
紅「なんか花びらをとばす技!!」

ヒュオオッ!!

銀「くっ・・・体がでかいといい的になるわね!」

銀「羽は出せないから・・・剣よ!!」

シャキーン!!

銀「ふっ・・・これでいちげk・・・って小さ!!」

金「(さすがに水銀燈の剣までは大きくできないかしら)」

銀「ショートソード並の剣が一気にダガーサイズまで・・・」

紅「それがあなたの自慢の武器?小さいのね」

銀「くっ・・・真紅ゥゥゥ!!」

銀「物が小さいのであれば・・・何本も出すまでよ!!」

46: 2009/01/12(月) 21:03:46.52 ID:aYYbt/p50

翠「水銀燈が剣・・・もといナイフを何本も手にまとめてるですぅ・・・」

銀「食らいなさい!ナイフの嵐!!」

ヒュッ!!

紅「くっ・・・羽攻撃よりも一発のダメージが大きいわ・・・」

銀「あっはっは!!観念しなさぁい!!」

47: 2009/01/12(月) 21:07:55.20 ID:aYYbt/p50
ジ「なんか足りない・・・」

銀「・・・え?」

ジ「戦うメイドさん・・・素敵だがなにかが足りない・・・」

銀「あ、あの・・・」

ジ「雛苺、なんだと思う?」

雛「んとねー、んとねー、あ!ドジッ娘属性が無いのー!」

ジ「それだ!さすが雛苺!!」

銀「あの・・・あの人達は・・・」

紅「そうね、メイドにドジはつきものですものね」

銀「真紅までなんか言ってる!?」

50: 2009/01/12(月) 21:14:21.88 ID:aYYbt/p50
ジ「水銀燈、ドジッ娘になれ」

銀「なれるわけないでしょぉ!?ばっかじゃなぁい?」

ジ「なんだ・・・水銀燈はドジッ娘にもなれないやつだったのか・・・」

銀「(ぴくっ)」

銀「な、なんですってぇ?」

ジ「そうだよな、水銀燈がドジッ娘になれるわけないよな・・・」

銀「ま、待ちなさぁい!!誰がなれないですって?水銀燈をなめるんじゃないわよ!」

ジ「(ホントこいつ単純だよな)」

51: 2009/01/12(月) 21:18:48.75 ID:aYYbt/p50
銀「な、ないふのあらしぃ~!」

ドテッ

銀「きゃっ☆ナイフと間違えて靴なげちゃったぁ・・・水銀燈のばかっ」

ジ「・・・」

紅「・・・」

翠「・・・」

雛「・・・」

金「・・・」

銀「な、何かいいなさいよぉ・・・」

蒼「(はぁはぁ・・・うっ!)」

55: 2009/01/12(月) 21:24:17.91 ID:aYYbt/p50
ジ「なんか・・・」

銀「ひっ!なんで私の頭をつかむの?」

ジ「ちがうんだよ!!」

ゴッ

銀「ゴフゥ!!」

ジ「それドジッ娘じゃないよ!単なる馬鹿だよ!がっかりだよ水銀燈には!」

銀「ちょ・・・まてよ・・・」

ジ「バーカ!!水銀燈のバーカ!!」

銀「な・・・なんで・・・」

銀「(なんで馬鹿にされてるの・・・?)」

紅「水銀燈、もっとドジッ娘を勉強するべきよ」

翠「そしてジュンにご奉仕するですぅ」

銀「なんか目的変わってない!?」

雛「そこに生きるドジッ娘がいるのー」

金「今日から私がお姉さんかしら!」

58: 2009/01/12(月) 21:28:54.81 ID:aYYbt/p50
金「そこでハイ!こける!」

銀「こ、こう?」

金「おばか!そこは正面からこける!」

銀「で、でもそうしたら鼻が・・・」

金「ドジッ娘はこけてナンボ!むしろ怪我したほうが萌えるかしら!」

銀「も、萌え?」

金「もう!ちゃんと聞くかしら!だからこうやっt」

こけっ

金「ふぎゃ!」

翠「な、何も無いところでこけたですぅ!!」

雛「あれぞまさしくキング・オブ・ドジッ娘!!ワイの完敗やぁ!!」

60: 2009/01/12(月) 21:33:27.82 ID:aYYbt/p50
──数十分後──

銀「ふっふっふ・・・これで私は完璧なドジッ娘(≒アリス)になったわぁ」

金「さぁ、いざ実践かしら!おもいっきりジュンにアタックするかしら!」

紅「はい水銀燈、お盆よ」

翠「はい水銀燈、受け皿ですぅ」

雛「はい水銀燈、そこにあった謎の群青色の飲み物なの」

銀「いってくるわ・・・!」

金「Good luck!」

金「(はて、あの飲み物、なんか見覚えがあるかしら)」

62: 2009/01/12(月) 21:38:35.55 ID:aYYbt/p50
銀「ジュン、飲み物を持ってきてあげたわぁ。感謝しなさぁい」

ジ「・・・そこに置いていてくれ・・・」

銀「ふふふ・・・」

コツ コツ コツ ・・・

銀「(あと2歩でこける!そしてこの飲み物をジュンにかければ大成功ね!)」

紅「ドキドキ」

翠「むねむね」

雛「ぬるぬる」

蒼「ぴゅっぴゅっ」

63: 2009/01/12(月) 21:45:03.24 ID:aYYbt/p50
銀「(今だ!!)」

銀「きゃっ☆」

ずるっ

銀「(げ!!予想していた以上に滑った!)」

銀「(これじゃお盆の飲み物が後ろに行っちゃう~)」

銀「(ボグフッ!とうとう天と地がひっくり返って・・・)」

銀「ってなんであんた達後ろにいるのよ!どきなさぁい!!」

金「群青色の飲み物が頭上に降ってきたかしらぁ!!」

バシャッ

65: 2009/01/12(月) 21:53:47.25 ID:aYYbt/p50
紅「あっ・・・」

翠「これは・・・」

雛「なんてこと・・・」

金「カナ達にジュースをかけるなんて・・・」

蒼「(水銀燈にぶっかけられた・・・)」

全「なんてドジッ娘!!」

銀「し、したくてしたんじゃないわぁ!!」

紅「まったく・・・ドレスが汚れてしまったわ。メイドさん、洗ってちょうだい」

銀「誰が洗うもんですか・・・あら?真紅、なんか腕長くない?」

紅「え?あら、ホント・・・っ!?」

ゴキゴキ

68: 2009/01/12(月) 21:59:10.26 ID:aYYbt/p50
紅「いだだだだだ伸びる!!伸びちゃうぅぅぅ!!」

バキバキッ

翠「あだだだだ!!!腹が割けるみたいに伸びるですぅぅ!!」

ジュルッ・・・ヌチュ・・・

雛「いやぁー!!痛いのぉ!やめてぇぇぇ!!」

ギチギチ

金「思い出したかしらぁぁ!!あれは『かなり、あっというまにノビール』かしら!!」

スパァァン

蒼「(痛いけど・・・気持ちいいっ!!びくびくっ)」

銀「お、おぞましい・・・!!みんなが伸びていく・・・」

70: 2009/01/12(月) 22:03:40.39 ID:aYYbt/p50
ジ「なんかうるさいぞ」

銀「あ」

紅「はぁ・・・はぁ・・・あー痛かった・・・」

翠「あれ、真紅、なんで裸なんです?」

雛「そういう翠星石もおっOいちょっと大きくなってるのよ」

金「カ、カナ達も水銀燈みたいになったかしら!!」

蒼「あれ、金糸雀。僕おちOちん映えてないんだけど、ねぇ」

銀「みんな大きくなってる・・・」

72: 2009/01/12(月) 22:07:38.75 ID:aYYbt/p50
紅「大きくなった?てことは私の胸もさぞかし豊満に・・・!!」

翠「・・・大きくなってねーですぅ。貧Oのままですぅ」

蒼「翠星石はちょっと大きくなったね。触らせてよ」

雛「雛はちょっと背が伸びたのー!」

金「カナも少し胸が大きくなったかしら。みっちゃんには劣るけど」

ジ「おいおい、いつからここはハーレム(理想郷)になったんだ?」

銀「それより金糸雀、あなたこの群青色の飲み物について知ってるみたいだけど・・・」

金「あ・・・」

銀「どういうことか、説明してくれるかな?かな?」

73: 2009/01/12(月) 22:11:35.13 ID:aYYbt/p50
金「・・・」

ジ「(とりあえずみんな裸なんだが、そこはスルーかな?)」

金「だ・・・」

銀「だ?」

金「だまされたかしら!ジュンに『これはおいしい飲み物だよ』って言われて渡されたかしら!」

ジ「エェーー!!?」

銀「なんですってぇ・・・!!」

ジ「僕は何もしてないんですけどぉ!?」

紅「ジュン・・・」

ジ「そんな哀れむような目で見るなぁぁぁ!!」

金「(カナがこの先生きのこるためには仕方がないかしら・・・!)」

ジ「金糸雀てめぇ!!すり替えるなよ!!」

75: 2009/01/12(月) 22:14:38.31 ID:aYYbt/p50
ボソボソ

金「ジュン、ここで罪をかぶってくれればあとでいいことしてあげるかしら」

ボソボソ

ジ「よしのった」

ジ「あぁそうさ!僕は工口いお前達を見たいから通販で取り寄せたんだ!!」

翠「なんですって・・・!!」

紅「ジュン・・・あなた・・・」

紅「どこで取り扱ってるの?」

ジ「・・・え?」

翠「こんなに手軽に大人になれるなんて思ってもなかったですぅ!」

蒼「この飲み物があればどんな幼女も大人に・・・ぐっふふ」

紅「さぁ!もっと取り寄せてちょうだい!できれば胸が大きくなるタイプが欲しいわ!」

ジ「いや・・・あの・・・」

76: 2009/01/12(月) 22:19:13.55 ID:aYYbt/p50
翠「バインバインのボインボインの翠星石の魅力が十分に引き出される飲み物ですぅ」

雛「雛もこれで幼女キャラから脱出できるのー!」

ジ「金糸雀さん、どうすんのこれ」

金「予想GUYかしら」

銀「ところでこれいつ戻るのぉ?」

金「飲み物が完全に消化されるまでかしら。つまり12時間くらいかしら」

金「カナ達は浴びただけだからすぐに効果は消えるかしら」

紅「なんですって!?なら早いうちに外に出てナンパされなくちゃ・・・!」

翠「真紅の貧Oじゃ誰も食いつかねーですぅ」

紅「・・・表に出るのだわ翠星石・・・久しぶりにきれちまったのだわ」

ジ「出るなら服着て行けよ」

78: 2009/01/12(月) 22:22:42.13 ID:aYYbt/p50
紅「くたばれ!スレンダーローズ・テイル!!」

翠「なんの!グラマラス・ジョウロ!!」

ジ「ところで金糸雀、さっきいいことしてくれるって言ったよな?何してくれるんだ?」

金「あっ・・・そ、それは・・・」

ジ「まさかこの体でいい奉仕でもしてくれるのか?ん?」

雛「雛も一緒にするのー!」

銀「はぁ・・・なんか騒がしいわ・・・」

銀「もう真紅に復讐するのがばからしくなってきたわ」

銀「・・・アリスゲーム、もういいかぁ・・・」

                         ─完─

80: 2009/01/12(月) 22:27:46.96 ID:Rv5bcsU10
おつかれさん

83: 2009/01/12(月) 22:29:51.04 ID:aYYbt/p50
もう眠さの限界で無理矢理に近い形で終わらせた。
ごめん。もっとゆとりもって書くよ。本読みながらだとダメだ。
ご静聴ありがとうございました。

あと、金糸雀は俺の嫁。

引用: 金糸雀「バインバインのボインボインかしら」