1: 2009/01/25(日) 13:27:42.17 ID:RNCIfXBR0
年末

水銀燈「はぁ・・・相変わらず寒いわねぇ・・・体も懐も」

水銀燈「毎日バイト※頑張ってるのにジリ貧だし・・・」

水銀燈「手元に3000円。年越せるのかしら?めぐに頼るのは気が引けるし」

水銀燈「・・・ん?」

年末ジャンボ 残りわずか!

水銀燈「宝くじねぇ。こんなことばかりやってる人間は愚かねぇ」


※ホントはバイトなんかやってないけど不安を紛らわせる為に言ってるだけ
ローゼンメイデン0―ゼロ― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
5: 2009/01/25(日) 13:31:06.01 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「でもまあ・・・たまにはいいかも」

売り子「忙しい忙しい!」

水銀燈「ちょっと、バラ10枚」

売り子「はい、3000円ですね・・・」

水銀燈「フン、受け取りなさぁい」

売り子「ぎゃあああああ!!人形がしゃべってるうううううううううう!!」

ガラガラピッシャーン!!

水銀燈「・・・」

水銀燈「3000円得しちゃったわぁ」

9: 2009/01/25(日) 13:34:25.71 ID:RNCIfXBR0
――――・・・

年明け

のり「あけましておめでとうございます!」

JUM「何がおめでたいんだよ・・・」

のり「あらあら、そんな事言うのならお年玉は無し」

JUM「本年も宜しくお願いいたします」

翠星石「人間はお金の為なら頭を下げるです。よーく見てるです」

雛苺「うぃー、むっしゅ」

真紅「正月ってのは雰囲気が全然違うわね」

12: 2009/01/25(日) 13:37:30.72 ID:RNCIfXBR0
ピンポーン・・・

のり「はーい!」

JUM「けっ、3000円ぽっちか」

真紅「最低だわJUM。貰える以上ありがたく受け取りなさい」

JUM「お年玉は姉ちゃんからしか貰えないんだよ。親戚めぐりもしたくないし」

翠星石「外に出ろですぅ・・・」

雛苺「『はつもうで』ってのにも行かないの?」

JUM「人ごみに入ると氏にそうになるからダメだ」

13: 2009/01/25(日) 13:41:51.67 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「明けましておめでとうございます」

金糸雀「ハッピーニューイヤーかしら!」

のり「あらあら、ご丁寧にどうも」

蒼星石「じゃあお邪魔します」

のり「え?他にいくとこは無いの?」

金糸雀「みっちゃんは親戚巡りに行っちゃったかしら!さすがに連れて行けないみたいだから桜田家にお世話になりなさいって」

蒼星石「僕も親戚の人がいっぱいくるからJUM君の家に行っておいでと」

のり「・・・ウチは公園か」

14: 2009/01/25(日) 13:44:56.32 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「やあ、おはようみんな」

翠星石「蒼星石と   じゃねえですか!」

雛苺「蒼星石はともかくなんで   までくるのー??」

真紅「お呼びじゃないわ。えーと・・・か、か・・・   」

   「名前くらいちゃんと呼んでほしいかしら・・・」

蒼星石「気にしちゃダメだよ   」

   「びえええぇぇぇぇぇん!!」




水銀燈「おいしいわぁ・・・すごくおいしいわぁ・・・」

一同「!?!?!?」

15: 2009/01/25(日) 13:47:26.16 ID:RNCIfXBR0
JUM「いつからそこに居るんだよ水銀燈!!」

水銀燈「アンタ達がコントやってるスキによぉ。おいしいわぁ・・・」

真紅「何勝手におせち食ってるのよ!」

水銀燈「それは聞くも涙、語るも涙の事情があるの・・・」

雛苺「話を続けろ」

翠星石「まあ大体予想は付くですけど」

17: 2009/01/25(日) 13:51:41.97 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「年の瀬に全財産落としちゃったの・・・」

蒼星石「予想通り!」

金糸雀「いつも通り!」

のり「あら・・・大変だったのねぇ」

水銀燈「ホントよ。年越し蕎麦を食べるはずだったのに実際は雑草」

真紅「現実は厳しいのだわ」

JUM「まあ、事情が事情ならおせちくらいは・・・」

のり「ええ、いっぱい食べてね」

水銀燈「うれしいのう、うれしいのう・・・」



のり(こないだ拾った3000円の事かしら・・・それJUM君のお年玉にしちゃった)

20: 2009/01/25(日) 13:56:39.70 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「数の子美味しいわぁ・・・」

JUM「しっかし正月は何もテレビが無いな。」

水銀燈「伊達巻美味しいわぁ・・・」

真紅「甘いわねJUM、今日は新春くんくんスペシャルがあるのだわ!」

水銀燈「お雑煮美味しいわぁ・・・」

蒼星石「へえ、やっぱりくんくんは人気があるのかな?」

水銀燈「カニ美味しいわぁ・・・」

金糸雀「黙って食えないのかしら・・・」

23: 2009/01/25(日) 13:59:28.50 ID:RNCIfXBR0
雛苺「水銀燈、泣きながら食べてるの」

翠星石「一体どんな生活を送ってきたんでしょうね」

水銀燈「こんなに美味しいものがあるなんて・・・」ポロポロ

真紅「忙しいわね。食べるか泣くかどっちかにすればいいのに」

JUM「不憫過ぎる・・・」

水銀燈「うっ・・・うぅ・・・」ポロポロ

金糸雀「泣きっぱなしモードかしら」


24: 2009/01/25(日) 14:02:01.52 ID:RNCIfXBR0
真紅「今日のくんくんは凄いのだわ!くんくんvsイチロー!」

翠星石「見逃せねぇです!」

雛苺「今度のスペシャルはくんくんvsセガールらしいのよ?」

蒼星石「くんくん暁に氏す」

JUM「正月でもくんくんの話ばかりか・・・」

JUM「あ、宝くじの結果見るの忘れてた」


28: 2009/01/25(日) 14:05:49.03 ID:RNCIfXBR0
――――・・・

JUM「あーあ、結局今回もダメか」

のり「当たってなかった?」

JUM「ああ、300円が一枚」

のり「残念だったわね・・・水銀燈ちゃん」

水銀燈「ガツガツモリモリむーしゃ、むーしゃ、しあわせー!・・・あら、何?」

のり「300円の当たりくじがあるんだけど・・・いる?」

水銀燈「ありがたく頂戴します!」

JUM「はやい!貰う動作が見えなかった・・・」

水銀燈「300円、大金・・・ウフフ・・・」

金糸雀「・・・」

29: 2009/01/25(日) 14:08:18.57 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「・・・あ」

金糸雀「どうしたのかしら?」

水銀燈「そういえば私も持ってたわ、宝くじ」

JUM「買ったのか?」

水銀燈「買ったというか、貰ったというか・・・」

金糸雀「なんじゃそりゃ・・・」

水銀燈「私も結果を見させてもらうわぁ」

JUM「ああ」

31: 2009/01/25(日) 14:10:47.39 ID:RNCIfXBR0
――――・・・

水銀燈「・・・」

金糸雀「どうだった?3000円位当たったかしら??」

水銀燈「はぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~・・・」

金糸雀「キャアアアアア!?!?」

ドヒュウウ!

JUM「金糸雀を吹き飛ばすほどのため息とは!!」

水銀燈「ダメダメじゃない・・・無駄無駄ぁ」

JUM「まあそんなもんだよ、残念だったな」

水銀燈「ただ惜しいのが一個だけあったのよ・・・」

JUM「あるあるwwwwwwwwwwwww」

34: 2009/01/25(日) 14:14:40.16 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「今年の30周年記念賞みたいなの」

JUM「ああ、100万のあれか」

水銀燈「114373番だったら当たりなのよ、惜しいなんてムカつくわねぇ・・・」

JUM「で、お前が持ってるのは何なんだ?一つだけ番号が違うのか?」

水銀燈「ええ・・・」

JUM「まあよくあることだ」


36: 2009/01/25(日) 14:16:58.06 ID:RNCIfXBR0
水銀燈(当たりが114373番)

水銀燈(私のは114373番)

水銀燈(惜しいってレベルじゃないわよぉ!)

水銀燈(やっぱり3000円払えばこんなことには・・・!!)

水銀燈(114373番と114373番・・・似すぎねぇ)

水銀燈(114373番と114373番・・・)








水銀燈「ん?」

42: 2009/01/25(日) 14:19:34.41 ID:RNCIfXBR0
水銀燈(やだ、雑草の食べ過ぎで目が悪くなったのかしら・・・)

水銀燈「真紅、視力検査をお願いするわぁ」

真紅「はぁ?なんで私が・・・いいけど」

翠星石「いいんですか・・・」

――――・・・

真紅「貴女の視力は8,0。マサイ族も真っ青」

水銀燈「そう、ありがとう」

真紅「・・・??」


44: 2009/01/25(日) 14:21:36.92 ID:RNCIfXBR0
水銀燈(視力じゃないとするなら・・・頭がおかしくなったのかしら??)

水銀燈(いや、そんなことはないはずよぉ)

バサッ

水銀燈「114373番と114373番・・・」

水銀燈「・・・・・・・」


ゴゴゴゴゴ・・・・

49: 2009/01/25(日) 14:24:31.71 ID:RNCIfXBR0
真紅「あら、地震?」

のり「正月から物騒ねぇ・・・」

雛苺「ウーウーウーウー!」

翠星石「防災頭巾!非常食!」

蒼星石「大げさな・・・」

金糸雀「乾パンおいしいかしらー」

JUM「何で食ってるんだよ!!」

JUM「・・・水銀燈?」

水銀燈「・・・」

JUM「おい、大丈夫か?」

51: 2009/01/25(日) 14:27:49.77 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「あああああららら、問題ないわよぉおぉおお??」

JUM「ああそうか・・・って、何だその汗!バケツかぶったみたいになってるぞ!?」

水銀燈「ちょっとかぶちゃっただけよ・・・問題無し」

JUM「リビングにバケツはない」

水銀燈「そうだっけ・・・??あれれー???」

蒼星石「水銀燈、顔色が悪いよ?」

水銀燈「まっさか、そんな事・・・」

雛苺「なんかゼラチナスマター見たいな色なの」

52: 2009/01/25(日) 14:30:04.65 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「・・・ん?」

ヒョイ

水銀燈「!!」

蒼星石「新聞だ。そんなに気分が悪いニュースでもあったの?」

水銀燈「え、ええっと・・・」

JUM(新聞・・・?)

JUM「蒼星石、宝くじの当選金額を順番に言ってみてくれ」

蒼星石「??うん・・・」

56: 2009/01/25(日) 14:32:36.03 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「2等、一億円」

水銀燈「・・・」

蒼星石「3等、500万円」

水銀燈「・・・」

蒼星石「ジャンボ30年感謝賞、100万円」

水銀燈「・・・」ピクッ

JUM「!水銀燈、お前100万円当たったなーーーー!?!?!?」

一同「な、なんだってーーーーーー!?!?!?」

57: 2009/01/25(日) 14:35:24.03 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「ナ、ナンノハナシデスカ?ナマステー」

JUM「お前は西洋の人形だろうが!」

真紅「100万!?」

翠星石「マジですか!?」

雛苺「100万円ってなんなの?」

蒼星石「うにゅー一生分くらい?」

雛苺「うにゅにゅにゅにゅにゅーーーー!?!?!?」

金糸雀「ホントのホントかしら!?!?」

JUM「ああ、間違いない」

58: 2009/01/25(日) 14:38:15.81 ID:RNCIfXBR0
JUM「こいつは超ド級の貧乏だからな、すぐに顔に出る」

水銀燈「何も出てないわよぉ・・・」

JUM「ほう、じゃあ当たりくじの確認を・・・」

水銀燈「・・・え、ええ。いいわよぉ。ハイ」

真紅「やけに素直ね」

JUM「確かに10枚あるな。蒼星石、番号は?」

蒼星石「114373番」

JUM「把握した」

59: 2009/01/25(日) 14:40:53.84 ID:RNCIfXBR0
水銀燈(とりあえずさっき貰った300円のくじと入れ替えたけど・・・バレませんように)

JUM「・・・ん?無いぞ?」

翠星石「JUM、適当こいたんですか??」

のり「嘘つき」

JUM「いや、だからホントに・・・」

水銀燈「ね、もう分かったでしょう?」

JUM「・・・ああ」

真紅「・・・」

61: 2009/01/25(日) 14:44:36.26 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「レディを疑うなんて最低ねぇ。信じられない」

JUM「ええー・・・絶対当たってるって・・・」

水銀燈「もう今日はここで失礼させてもらうわぁ・・・っと・・・」

グラッ

水銀燈「あら?」

ビシィィ!!

水銀燈「え?何よこれぇ!?!?」

翠星石「これは・・・真紅の!」

真紅「『ローズテイル』の応用だわ・・・床に這わせて水銀燈を捉えた」

JUM「ナイスだ真紅!」

63: 2009/01/25(日) 14:47:50.81 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「くぁwせdrftgyふじこlp;」

真紅「雛苺」

雛苺「苺わだち!」

ビシィ!

水銀燈「ちょ、放しなさいよぉ!!」

真紅「金糸雀!」

金糸雀「カントリーロォォォォォォーーードwwwwwwwこのみーちぃぃぃぃぃぃwwwwwwwwwwwww」

水銀燈「ぎゃあああああああ!!やめてええええええええ!!」

蒼星石「鬱ソング攻撃とは・・・」

JUM「うぎゃあああああああああああああ!!」

翠星石「ただしJUMにも効果は抜群」

68: 2009/01/25(日) 14:50:56.33 ID:RNCIfXBR0
真紅「早く吐かないとキツくなっていくのだわ!」

雛苺「吐け!吐くの!!」

水銀燈「だから当たってないって・・・」

金糸雀(バイオリンで演奏)

蒼星石「コンクリートロォォォォォォォドwwwwwwwwwwwww」

翠星石「ロォォォォド・・・ロォォォォォォド・・・」

JUM「     」

のり「JUM君!JUM君!?・・・氏んでる」

73: 2009/01/25(日) 14:57:00.09 ID:RNCIfXBR0
――――・・・

水銀燈「も、もうやめて・・・」

真紅「だから吐いたらやめるって」

雛苺「ほらほら映像攻撃なの!映画館の海賊版撲滅キャンペーンの黒い涙!」

水銀燈「それガチで怖いって!ヒィィィィィ!!」

金糸雀「シィーズキラークィーーーンwwwwwwwwwww」

蒼星石「ガンパータジェラティィーーーンwwwwwwwwwwww」

水銀燈「うるさああああああい!!」

翠星石「良お~~~し よしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし」

水銀燈「きもちわるぅぅぅぅぅい・・・」





水銀燈「すいません!当たりました!100万当たりましたぁぁーーー!!」

真紅「勝った!第三部完!」

85: 2009/01/25(日) 15:00:29.58 ID:RNCIfXBR0
真紅「ホントに当たってるのだわ・・・!」

翠星石「すげえです!何で水銀燈なんかに」

JUM「頭がガンガンする・・・。お、ついに吐いたか」

雛苺「うにゅー!うにゅーーー!!」

水銀燈「吐いたから、ね?もう解放して?」

蒼星石「海賊版撲滅キャンペーンのパントマイム編ー」

金糸雀「しずかちゃんのバイオリンの演奏のマネー」

水銀燈「ウッギャアアアアアアアア!!」

95: 2009/01/25(日) 15:05:03.18 ID:RNCIfXBR0
のり「目の前に100万の当たりくじ」

JUM「100万(すっげえ贅沢ができる)」

真紅「100万(くんくんグッズ)」

翠星石「100万(JUMと蒼星石と温泉がいいです)」

蒼星石「100万(マスター達と翠星石で旅行)」

金糸雀「100万(みっちゃんと遊びにいきたいかしら)」

水銀燈「100万(貧乏から脱出できるわぁ)」

雛苺「そんなにすごいのー?ヒナ良くわからないの・・・」

ヒョイ

一同「氏ねぇぇぇぇぇ!!」

雛苺「え?」

100: 2009/01/25(日) 15:08:00.21 ID:RNCIfXBR0
雛苺「ゲッフゥゥゥゥゥ・・・」

のり「うかつに手を出すから」

JUM「姉ちゃん、雛苺をカバンに」

のり「ええ、分かったわ」

水銀燈「私の当たりくじなんだけど」

真紅「・・・」

蒼星石「・・・」

翠星石「・・・それが?」

水銀燈(こいつら、隙あらば奪うつもりね。愚妹どもが・・・)

108: 2009/01/25(日) 15:11:09.79 ID:RNCIfXBR0
翠星石(隙を見せたらやられる・・・)

蒼星石(あれは僕が頂く!)

金糸雀(しかし、ピリピリしてるかしら・・・)

JUM(動いたらやられる、しかし動かなかったら取られる・・・)

真紅(ローズテイル・・・)

翠・蒼・金・銀・JUM(ギロッ!)

真紅(くっ、手ごわい・・・)

118: 2009/01/25(日) 15:14:47.63 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「ねえ、元はといえば私の当たりくじなのよぉ?アンタ達、諦めてくれない?」

真紅「でもそれを隠そうとしたのは頂けないのだわ」

翠星石「嘘つきは100万円を手に入れる資格なんて無いです」

蒼星石「全くだね、ドールの恥さらしだよ」

金糸雀「泥棒猫!」

水銀燈(こいつら、それっぽい事言ってるようで全然言ってない!滅茶苦茶じゃない・・・)

JUM(なんて意味の無いやり取りだ、相当必氏だなこいつら)

125: 2009/01/25(日) 15:18:20.17 ID:RNCIfXBR0
薔薇水晶「あの・・・新年あけましておめでとうございます・・・」

一同「!?」

薔薇水晶「あの・・・なによやってr」

真紅「だわだわだわだわだわ!」

翠星石「しばっ!」

蒼星石「ボラボラボラボラ!」

金糸雀「アリアリアリアリ!」

水銀燈「無駄無駄無駄無駄!!」

JUM「ドララララララララァァーーーーー!!」

薔薇水晶「ヤッダーバアアアァァァァアァァァ!!」

136: 2009/01/25(日) 15:21:34.84 ID:RNCIfXBR0
薔薇水晶「そんなひどい・・・」

JUM「姉ちゃん、ドールオタの店に送り返してきて」

のり「分かったわ」

バタン!

水銀燈「邪魔者は去った」

翠星石「この膠着状態は辛いですぅ」

金糸雀「なら諦めればいいんじゃないかしら?」

翠星石「あ?」

蒼星石「翠星石、ここは抑えるんだ!」

翠星石「・・・分かってるですよ!」


181: 2009/01/25(日) 16:39:50.06 ID:RNCIfXBR0
金糸雀(ちっ、蒼星石が一番厄介かしら)

蒼星石(金糸雀・・・自称とはいえドールズ1の頭脳派。油断はできないね)

真紅「ねえ、いつまでもこの状況は辛くない?」

翠星石「そりゃあ・・・早く決着つけたいです」

水銀燈「何かいい案でも?」

JUM(おいおい・・・格闘勝負なら負けちまうよ)

真紅(JUMを蹴落とすなら格闘だけどそれなら私まで負ける可能性があるのだわ)

188: 2009/01/25(日) 16:44:32.62 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「・・・じゃあシンプルに争奪戦というのはどうかしら?ルール無用の」

JUM「おいおい、僕の事も考えてくれないか?」

蒼星石「JUM君には悪いけど、ライバルは一人でも少ない方がいい」

翠星石「全くですぅ」

真紅「ダメよ。ここは公平にいきましょう」

蒼星石「・・・」

真紅「・・・ねえ、蒼星石?」

JUM「じゃあどういう風にする?ゲームでもするのか?」

192: 2009/01/25(日) 16:48:10.70 ID:RNCIfXBR0
巴「話はきかせて貰ったわ」

みっちゃん「明けましておめでとう・・・って雰囲気じゃなさそうね」

JUM「柏葉!?」

金糸雀「みっちゃん!」

蒼星石「どうしてここに?」

巴「雛苺から電話がかくかくしかじか」

JUM「まるまるうしうし・・・なるほどな」

翠星石(雛苺・・・余計なマネを)

みっちゃん「これが100万円ねぇ、信じられない」

ヒョイ

水銀燈「それに触んじゃないわよぉぉぉーーー!!」

194: 2009/01/25(日) 16:51:21.39 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「みっちゃんに手を出したら許さないかしら!」

水銀燈「・・・わかってるわよぉ」

JUM「で、どうすればいいんですか?」

みっちゃん「簡単じゃない。こうするのよ」

ビリビリビリビリ!

蒼星石「    」

翠星石「    」

真紅「     」

水銀燈「    」

金糸雀「    」

JUM「予想外だろ・・・」

197: 2009/01/25(日) 16:54:02.22 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「レンピカ」

翠星石「スィドリーム」

水銀燈「メイメイ」

金糸雀「落ち着くかしら!みっちゃん、何してるかしら!!」

みっちゃん「柏葉さん!」

巴「乱れ雪月花!!」

蒼・翠・銀「うわあああああああああ!!」

ドサッ!

真紅「強い・・・!」

JUM(突っ込まなくてよかった・・・)ドキドキ

203: 2009/01/25(日) 16:57:02.29 ID:RNCIfXBR0
――――・・・

巴「何?よく聞こえないわ」

蒼星石「すびばせん・・・」

翠星石「はんぜいじでるでずぅ・・・」

水銀燈「ぼうしばせん・・・」

みっちゃん「前にカナが壊れた家具を元に戻したことがあったでしょう?」

金糸雀「そういやそんな事もあったかしらー」

真紅「そうね、元に戻せるじゃない」

JUM「じゃああいつらやられ損だな・・・」

208: 2009/01/25(日) 17:02:56.89 ID:RNCIfXBR0
みっちゃん「そこでですね、この4分割にした当たりくじを今から桜田家のどこかに隠します」

JUM「な、なんだってー」

真紅「なるほどね、全部集めたら100万円だわ」

金糸雀「炎のチャレンジャーかしら!」

みっちゃん「暴力はなし。見つけた瞬間柏葉さんのシャドウサーバント+分身剣が炸裂するわ」

JUM「ふんふん」

みっちゃん「じゃあいまから隠すからジュンジュン達は何処かに行って!」

金糸雀「じゃあnのフィールドで待機かしら」


巴「声がちっちゃいって、ああ?」

蒼星石「竹刀をペチペチしないでください・・・痛いです」

巴「聞こえません」

水銀燈(まさに外道)

211: 2009/01/25(日) 17:07:04.16 ID:RNCIfXBR0
――――・・・
nのフィールド

真紅「金糸雀、みっちゃんさんと手を組んだりしたら・・・ガオンだわ」

金糸雀「そ、その点は大丈夫かしら・・・」

JUM「だろうな・・・」

紅・金・JUM「・・・」チラ

巴「暴力は?」

蒼星石「禁止です!」

巴「ドラッグは?」

翠星石「危険です!」

巴「もちろん戦争にも?」

水銀燈「反対です!」


JUM(こええ・・・漏らしそう)

213: 2009/01/25(日) 17:11:20.50 ID:RNCIfXBR0
一時間後・・・

JUM「長いな」

真紅「それほど用心深く隠してるんでしょうね」

金糸雀「正直みっちゃんの考えが読めないかしら」

巴「・・・?何かしら、アレ」

水銀燈「イエッサー!あれは雛苺の工精霊です!」

蒼星石「どうやら準備が整ったようです!」

翠星石「デカ人間はリビングで待機してるようです!」

巴「・・・デカ人間?」

翠星石「ヒ・・・申し訳ありません!」

真紅「じゃあ行きましょうか!」

JUM「ああ!」

216: 2009/01/25(日) 17:16:00.27 ID:RNCIfXBR0
みっちゃん「おーおー、遅かったね!」

巴「大分時間がかかったようですね」

みっちゃん「申し訳ない。でもしっかり隠したから大丈夫だよ」

JUM「有り難うございます・・・(いや、ありがたくはないな)」

みっちゃん「さっきも言った通り暴力は即氏亡、脱落したらもちろん権利なし!」

真紅「脱落?」

みっちゃん「まあ見てて」ヒョイ

金糸雀「あ、くんくんの人形かしら」

みっちゃん「そら!」ポイ

バチィィィィィィン!!

一同「!?!?!?!?!?」

218: 2009/01/25(日) 17:18:44.66 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「くんくんが罠に・・・」

真紅「くんくぅぅぅぅーーーん!!」

みっちゃん「大丈夫、これはプレゼン用だから」

蒼星石「もしかして脱落って・・・」

みっちゃん「あ、再起不能って言い方が良かったかな?」

JUM「家をブービートラップだらけに!?」

のり「大丈夫、許可は出したわ」

JUM「・・・氏ぬかも」

真紅「ああくんくん無事で良かった・・・」

219: 2009/01/25(日) 17:21:33.99 ID:RNCIfXBR0
みっちゃん「それじゃあよーい・・・」

一同「え?」

みっちゃん「スタート!」

一同「え・・・いいの?さあ・・・」ザワザワ

巴「早く行け!うおおおおおお!!」

ブンブンブンブン!

蒼星石「ぎゃあああああ!」

翠星石「もうこりごりですぅ・・・」

ドタドタドタ・・・

水銀燈(あれ私の当たりくじなのに・・・グスっ)

222: 2009/01/25(日) 17:25:22.23 ID:RNCIfXBR0
JUM「とりあえず二階だな・・・」

キシ・・・キシ・・・

JUM「トラップがあるんだったな、やばいぞこれは」

真紅「JUM、JUM・・・」

JUM「・・・何だ?」

真紅「賞金は山分けでいいからここは手を組みましょう。このままじゃ氏んでしまうわ」

JUM「ああ、僕も命は惜しいしな・・・いいだろう。手を組もう」


真紅・JUMペア成立!

223: 2009/01/25(日) 17:28:50.89 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「どこから探そうかしら・・・怖いかしら・・・」

カチッ

金糸雀「ん?」

バッ!!!

金糸雀「きゃあああああ!?!?何かしらー!?!?!?!?」

金糸雀「縄を編んである・・・これじゃ脱出できないかしら・・・!!」

金糸雀「うう、助けてほしいかしら・・・」

水銀燈「なにやってんのよ・・・」

金糸雀「あ、水銀燈!助けてほしいかしら!」

226: 2009/01/25(日) 17:33:11.18 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「おバカさぁん・・・ライバルが減るのは好都合じゃない」

金糸雀「そ、そりゃあそうかしら・・・」

水銀燈「というわけで、じゃあねぇ」

金糸雀「そんな・・・うぅ、もうカナは脱落かしら・・・」

水銀燈「・・・」

金糸雀「助けてほしいかしら・・・グスッ」

水銀燈「・・・もう、しょうがないわねぇ」ヒュ

ドサッ!

金糸雀「ギャ!お尻がいたいかしら・・・」

水銀燈「分前は後で考えるとして、アンタ私に協力しなさぁい・・・」

金糸雀「えー・・・わかったかしら。恩には報いるかしら」


水銀燈・金糸雀ペア成立!

227: 2009/01/25(日) 17:37:36.58 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「さて、どこを探そうか・・・とりあえず二階かな?」

翠星石「蒼星石・・・」

蒼星石「え?なんだい??」

翠星石「翠星石と手を組んでほしいです。一人じゃ心細くて氏にそうです・・・」

蒼星石「気持ちはわからんでも無いけどね」

翠星石「ダメですか?」

蒼星石「まさか!翠星石の頼みを断る・・・なんて・・・」

巴(じ~~~~~~・・・)

232: 2009/01/25(日) 17:43:52.39 ID:RNCIfXBR0
さるさんwwwwwwwwwwwww

蒼星石(え、手を組むのってルール違反なんですか・・・??)

巴(さあねぇ)

蒼星石(じゃあ翠星石と手を組んでも・・・)

巴(いいかどうかは私の心を読んでみりゃいいじゃねーか)

蒼星石(・・・NO!NO!NO!)



蒼星石「いや、やっぱりこの話は無かったことに・・・」

翠星石「あ!蒼星石!?・・・行っちゃったです」

233: 2009/01/25(日) 17:46:41.90 ID:RNCIfXBR0
JUM「まずは僕の部屋からだ・・・開けるぞ」

真紅「JUM、用心して」

JUM「オラッ!」

バァン!

JUM「・・・何も仕掛けられてないようだな」

真紅「JUM、下がって!!」

JUM「え?」

ストーン!

真紅「ギロチンの刃がストーン・・・」

234: 2009/01/25(日) 17:50:30.88 ID:RNCIfXBR0
JUM「なんてこったい・・・マジで氏んじまう」

真紅「まるで氏刑執行中脱獄進行中だわ・・・」

JUM「とりあえず机から・・・ん?」

JUM君、事情を説明してね お姉ちゃん

JUM「・・・あ、僕の秘蔵の熟女モノが机の上に」

真紅「JUM、貴女熟女が・・・」

JUM「ゆるさんぞ・・・絶対に許さん・・・!!」

242: 2009/01/25(日) 17:54:23.25 ID:RNCIfXBR0
真紅「気を落とさないで熟女。あ、JUMKUJO」

JUMKUJO「うるさい・・・開けるぞ」

スッ スッ

真紅「何もはいってないのだわ」

JUMKUJO「ん?紙が入ってるぞ」

真紅「ヒントかしら?何て書いてあるの??」

熟女(笑) お姉ちゃん

JUMKUJO「・・・氏にたくなってきた」

真紅「まあまあwwwww」

244: 2009/01/25(日) 17:57:44.55 ID:RNCIfXBR0
真紅「他に怪しいとすれば・・・」

JUM「カバンとか、そこの棚とか」

真紅「ベッドの下もね」

JUM「じゃあカバンから」

真紅「ベッドから」

JUM「・・・ハイ」

真紅「暗いのだわ・・・ホーリエ、照らして頂戴」


245: 2009/01/25(日) 18:00:35.92 ID:RNCIfXBR0
シィィィーーーーン・・・

真紅「ホーリエ?ホーリエ!」

シィィィーーーン・・・

真紅「堀江!ホリえもん!!」

JUM「ちっとも来ないじゃないか」

真紅「もう、手探りで探すしかないじゃない・・・」

JUM「手探り・・・?」

真紅「うーん・・・見えないのだわ」

JUM「なんかヤバい!真紅、出てこい!!」

真紅「え?」

カチ

248: 2009/01/25(日) 18:03:55.86 ID:RNCIfXBR0
JUM「くそ!」

真紅「キャ!JUM、急に引っ張らないで頂戴!!!」

JUM「バカ!よく見ろ!!」

バキバキバキバキ!!!

真紅「ベッドが!」

JUM「スデに罠に改造してある!あのまま下にいたらお陀仏だぞ!!」

真紅「ゴメンなさい、JUM・・・助かったわ」

JUM「本当に命が危ないな・・・真紅、ホーリエも捕まってるんじゃないか?

真紅「恐らくは。用意周到ね」」

249: 2009/01/25(日) 18:07:36.79 ID:RNCIfXBR0
ズズーン・・・

水銀燈「二階ね。随分騒がしい・・・」

金糸雀「きっとトラップかしら。ピチカート!」

シィィーーーーン

金糸雀「あら?」

水銀燈「メイメイ!・・・来ないわねぇ」

金糸雀「うーん・・・ヴァイオリンがあれば音波で罠の位置を感知できるんだけど・・・」

水銀燈「万能ね・・・」

金糸雀「こうなりゃ慎重に進むかしら!まずはここ!」

水銀燈「お風呂場ね」

253: 2009/01/25(日) 18:11:12.07 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「突入かしら!」ガチャ

水銀燈「ちょ、慎重に行くんじゃなかったのぉ!?」

金糸雀「ん?」

ギィィィィィィィ・・・

金糸雀「斧が落ちてくるかしらーーー!!」

水銀燈「突っ込むのよぉ!!」

金糸雀「きゃあああああ!?!?」

バキバキバキバキ!!!

水銀燈「危ない・・・この家には何があるのよぉ!?」

金糸雀「いや、みっちゃんかしら・・・」

254: 2009/01/25(日) 18:14:35.10 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「洗面台・・・」

水銀燈「この様子じゃとんでもない罠がありそうねぇ・・・」

金糸雀「この鏡がなんとも怪しいかしら・・・」

水銀燈「えー?」

金糸雀「じー・・・」

水銀燈「じー・・・」

鏡『・・・ニタリ』

金・銀「!!!!!!!!!!!(声にならない叫び)」

256: 2009/01/25(日) 18:17:36.00 ID:RNCIfXBR0
雪華綺晶「なーんちゃって・・・お茶目要因の雪華綺晶です」

水銀燈「アンタ、ビビるじゃないのよぉ!!」

金糸雀「ちょっとだけローザミスティカが出てきたかしら・・・」

雪華綺晶「こう気を紛らわしてあげようと・・・」

水銀燈「お呼びじゃないのよぉ・・・」

金糸雀「消えな」

雪華綺晶「シクシク・・・」

シュン!

水銀燈「相変わらず不気味ねぇ」

261: 2009/01/25(日) 18:24:03.64 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「気を取り直して・・・ここ、洗面台の下」

金糸雀「ゴクリ・・・」

水銀燈「ハァ!」

金糸雀「・・・罠は無いみたいかしら」

水銀燈「・・・これは?」

金糸雀「ピチカートかしら!瓶詰めにされて・・・今出してあげるかしら!」

水銀燈「こうやって人工精霊を捕らえてるのねぇ・・・運が良かったじゃない」

金糸雀「これで百人力かしら!『音波のソナー』!風呂場を感知する!」

水銀燈「チートねぇ、でもこれで罠の危険はグッと減る・・・」

264: 2009/01/25(日) 18:28:24.80 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「・・・わかったかしら!」

水銀燈「何が?」

金糸雀「クジの紙切れがあるかしら!ビンゴぉ!」

水銀燈「さい先いいねぇ、で、罠は?」

金糸雀「クジの前に一つだけ・・・」

水銀燈「分かったわぁ!じゃあ早速・・・」

金糸雀「いや、待つかしら・・・危険かしら」

水銀燈「百も承知よ」

金糸雀「音波の響き方がおかしいかしら・・・」

269: 2009/01/25(日) 18:31:49.32 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「kwsk」

金糸雀「音波のスピードは気温に依存するかしら。高いほど早く、低いほど遅い・・・」

水銀燈「うんうん」

金糸雀「クジの切れ端付近だけ異様に遅かったかしら!音波のスピードが!!」

水銀燈「・・・そこだけ気温が低いって事ねぇ?」

金糸雀「その通りでございます」

水銀燈「ふん!」

ガラッ!

金糸雀「話を聞くかしら!!」

271: 2009/01/25(日) 18:38:03.25 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「あれね、ビンに入ってるのがクジ」

金糸雀「なんだかひんやりするかしら・・・へっくち!」

水銀燈「罠が見えない・・・ホントにあるのぉ?」

金糸雀「あるかしら!カナを信じるかしら!!」

水銀燈「じゃあ試しに羽を飛ばす!」

ヒュンヒュンヒュン!

水銀燈「・・・」

ボシュウウウウウウウ!!

金・銀「!?!?!?」

275: 2009/01/25(日) 18:41:51.34 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「なによぉ!?煙?水蒸気!?!?」

金糸雀「成程・・・恐らく液体窒素かしら」

水銀燈「液体窒素!?なんでそんなものが・・・」

金糸雀「ちょっとだけなら手につく前に蒸発するけどあんなに大量に付こうものなら・・・」

水銀燈「ホワイトアルバムじゃない!クソッ!クソッ!!」

金糸雀「液体窒素の容器は密閉したら駄目かしら。だからひんやりと・・・」

水銀燈「どうしようかしらねぇ・・・」

277: 2009/01/25(日) 18:46:48.40 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「・・・ああ、もしかして」

金糸雀「え?何かあるのかしら?」

水銀燈「私の羽を大量に出して罠に近づける!」

金糸雀「するとぉ~!」

ボシュウウウ!!

金糸雀「一緒かしらーーー!!」

水銀燈「ここからよぉ!もっと大量に!ビンを覆い隠すくらいに」

金糸雀「・・・あら、羽が集まって・・・傘かしらーーー!」

水銀燈「今よぉ!」

金糸雀「はいかしらー!!」

バッ!




280: 2009/01/25(日) 18:50:03.14 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「テーテーテー、テテテテーテテー!」

水銀燈「クジの切れ端、ゲットかしら!」

金・銀「Yeah!!」ピシガシグッグッ

クジの切れ端 のこり3枚

水銀燈「この調子で探すわよぉ!」

金糸雀「ガッテンかしらー!」



翠星石「むむむ・・・遅かったみたいですねぇ」

翠星石「蒼星石ぃ・・・」

282: 2009/01/25(日) 18:51:06.77 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「テーテーテー、テテテテーテテー!」

水銀燈「クジの切れ端、ゲットかしら!」

金と銀逆でした!脳内補完よろしく

284: 2009/01/25(日) 18:55:08.06 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「まさかとは思うけど・・・トイレにはさすがに無いよね」

ガチャ

蒼星石「あれ・・・?」

グッ、グッ!

蒼星石「ドアノブに接着剤!?」

蒼星石「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!!」

蒼星石「こりゃ困った。・・・あ、クジの切れ端」

クジの切れ端 残り2枚

蒼星石「ついてるなぁ僕!・・・ドアノブから手が離れないって事を除けばよぉぉぉーーーーー!」

蒼星石「ふんぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!!!」

298: 2009/01/25(日) 19:29:25.87 ID:RNCIfXBR0
翠星石「蒼星石・・・何やってるですか」

蒼星石「翠星石!・・・いやあ、ちょっと準備運動をね」

翠星石「・・・」

蒼星石「ウソです」

翠星石「なんだうそか」

蒼星石「ドアノブから手が離れないんだ・・・」

翠星石「えー??無理やりでも駄目なんですか??」

蒼星石「うん・・・どうやっても」

301: 2009/01/25(日) 19:35:05.38 ID:RNCIfXBR0
翠星石「仕方がねぇですね・・・世話の焼ける妹です」

蒼星石「ゴメン・・・って翠星石!?」

翠星石「さっき金糸雀が人工精霊をビンから出してたです。つまり蒼星石のレンピカも・・・」

蒼星石「どこかに捕らわれているということだね・・・」

翠星石「せっかくだから探してきてやるです。居眠りでもして待ってるです」

トタトタトタ・・・

蒼星石「気をつけて、翠星石・・・」



水銀燈「なにあれ・・・」」

金糸雀「凄くシュールかしら・・・」

308: 2009/01/25(日) 19:42:44.93 ID:RNCIfXBR0
翠星石「とりあえずのりの部屋ですぅ」

カチャ・・・

翠星石「真っ暗です・・・怖いですぅ・・・」

翠星石「スィドリーム!・・・やっぱり来ないですね」

スィドリーム「ヘイヘーイ!」

翠星石「あ、あれ???なんでいるですぅ」


真紅「何かと思ったらスィドリームだわ」

JUM「気安くビンから出したからどこか行っちまったぞ・・・」

真紅「翠星石が有利になっちゃうわね・・・失敗した」

312: 2009/01/25(日) 19:48:36.56 ID:RNCIfXBR0
翠星石「まあいいです。スィドリーム、罠が無いか調べるですぅ」

スィスィーン!

翠星石「さっきJUMの部屋が騒がしかった・・・恐らく罠です」

翠星石「そういやのりの部屋はあまりじっくりと見たことはないですね・・・」

ピカッ!ピカッ!

翠星石「お、何ですか?」

翠星石「電気をつけた方がいい?・・・ごもっともです。さっさとつけやがれですぅ!」

パチ!

翠星石「・・・ん?」

314: 2009/01/25(日) 19:51:00.44 ID:RNCIfXBR0
翠星石「壁に何か書いてあるです・・・」

復讐  復讐    復讐
  復讐      復讐復讐
    復讐 復讐   復讐  復讐
 復讐  復讐  復讐
復讐  復讐    復讐
  復讐      復讐復讐
    復讐 復讐   復讐  復讐
 復讐  復讐  復讐
復讐  復讐    復讐
  復讐      復讐復讐
    復讐 復讐   復讐  復讐
 復讐  復讐  復讐
復讐  復讐    復讐
  復讐      復讐復讐
    復讐 復讐   復讐  復讐
 復讐  復讐  復讐

翠星石「お、おとぎりそおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

318: 2009/01/25(日) 19:57:22.82 ID:RNCIfXBR0
翠星石「落ち着くです・・・これはデカ人間の演出です・・・」

翠星石「2・・・3・・・5・・・7・・・」

ピカッ!ピカッ!

翠星石「・・・!レンピカじゃないですか!!でかしたですよスィドリーム!」

スィ~ン///

翠星石「ほりゃ!」

ガシャーン!!

レンピカ「へへ、ありがてぇ!」

翠星石「戻って行ったようですね」

321: 2009/01/25(日) 20:02:39.38 ID:RNCIfXBR0
翠星石「さて、もう少しだけ探してみるです。もしかしたらクジがあるかも知れないです」

翠星石「・・・机、怪しいですね」

ゴソゴソゴソ・・・

翠星石「ん?何もないじゃないですか」

カチ

翠星石「え?」

バッシャア!

翠星石「ギャア!何ですかこれ・・・しょっぱい」

翠星石「・・・食塩水?」

324: 2009/01/25(日) 20:08:23.38 ID:RNCIfXBR0
翠星石「なんでこんなものが・・・翠星石をなめんじゃねえです」

翠星石「おらおらー!無いなら無いと・・・!!」

翠星石「・・・あったです!まごう事なき切れ端ですぅ!!」

オメデスィーン!ゴングラッチュレースィーン!

翠星石「照れるじゃねえですか・・・///」

クジの切れ端 残り1枚

翠星石「さて、蒼星石の所に戻るですぅ!」

グィィ!

翠星石「え?キャアアァ!!!」

329: 2009/01/25(日) 20:14:11.56 ID:RNCIfXBR0
ドサッ!

翠星石「いたた・・・なんですかこの紐は!」

翠星石「・・・ワイヤー?」

翠星石「食塩水・・・ワイヤー・・・!!まさか!!!」

翠星石「『電流』!それも高圧電流の可能性が!!!!」

ピッ、ピッ、ピッ・・・

翠星石「この電子音!何ですか!?スィドリーム!!」

ピカッ!ピカッ!

翠星石「机の下・・・!タイマー!15秒!?」

翠星石「スィドリィィーーーム!止めるですッ!!」

331: 2009/01/25(日) 20:16:21.34 ID:RNCIfXBR0
ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・

翠星石「10秒きった!」

スィーン、スィーン・・・

翠星石「ダメですか!?」

ムリクサイスィーン・・・

翠星石「うおおおおおおお!!!!」

3

2

1

翠星石「蒼星石ィィィーーーーー!!!!」

0!

336: 2009/01/25(日) 20:21:45.15 ID:RNCIfXBR0
バリバリバリバリバリバリ!!

翠星石「ああああああああああああああああああ!!!」

蒼星石「庭師の鋏!切断するッ!」

ブチィ!

翠星石「あ、あ、あ・・・」ブスブス・・・

蒼星石「間に合った・・・大丈夫かい?翠星石」

翠星石「これが大丈夫に見えるですか?」

蒼星石「食塩水をかぶったのか・・・それでもドールだから電流を流しにくかったんだろうね」

翠星石「不幸中の幸いですね・・・いてて」

蒼星石「動けるのかい!?無理はしないほうが・・・」

340: 2009/01/25(日) 20:28:09.50 ID:RNCIfXBR0
翠星石「なんとか動けるです。それよりほら・・・」

蒼星石「これはクジ!2枚集まったね!」

翠星石「ええ、これであと1枚です・・・」

蒼星石「1枚?2枚じゃないの?」

翠星石「水銀燈と金糸雀がクジを持っていたです。まだ見つかってないのは1枚です」

蒼星石「そうか・・・じゃあ別の場所を探そうか」

翠星石「はい。・・・あれ、そういやドアノブはどうやってひっぺがしたんですか??」

蒼星石「ああ、ドアノブごと切断した。ほら、手のひらにまだついてるじゃないか・・・ドアノブ」

翠星石「・・・だっせぇです」


翠星石・蒼星石ペア成立!

342: 2009/01/25(日) 20:34:12.87 ID:RNCIfXBR0
JUM「ないな、クジ・・・」

真紅「私のカバンにレンピカ、翠星石のカバンは何も無し・・・」

JUM「おーい、雛苺?開けていいか」

雛苺「うゆー?」

カパッ

真紅「!?」

グイッ!

JUM「おわっ!?」

ヒュン!

真紅「矢・・・危なかったのだわ」

JUM「おい雛苺!!・・・って、いない?」

345: 2009/01/25(日) 20:41:42.02 ID:RNCIfXBR0
真紅「JUM!これ・・・!!」

JUM「ん?クジじゃないみたいだな」

コマネチ 
     雛苺

JUM「なんだそりゃーーーー!!」

真紅「ヒナの特別ヒントなの、クジの一つはJUMの熟女モノの中にはいってるの。
そして他のクジうわおまえなにをs  雛苺」

真紅「・・・と書いてあるのだわ」

JUM「ホントかよ・・・」

真紅「JUMKUJO、さっきの熟女モノを」

348: 2009/01/25(日) 20:48:36.92 ID:RNCIfXBR0
JUM「くそ・・・そのあだ名はやめろ!」

真紅「あったのだわ!」

JUM「いよっしゃあああああああ!!」

クジの切れ端 残り0枚

JUM「他のやつらはどうなったんだろうな・・・」

真紅「1回リビングに戻る?」

JUM「姉ちゃんの部屋を探したほうが・・・」


うああああああああああああああ!!

JUM「姉ちゃんの部屋から・・・!」

真紅「翠星石の声だわ!!」

352: 2009/01/25(日) 20:53:39.69 ID:RNCIfXBR0
翠星石「さ、次はJUMの部屋を探すです」

蒼星石「そうだね」

JUM「翠星石!」

真紅「大丈夫!?」

翠星石「JUM!」

蒼星石「真紅も!どうしたんだい?」

真紅「今の悲鳴を聞けば飛んでくるに決まってるじゃない!」

翠星石「JUM、真紅・・・ありがとうです」

蒼星石「翠星石、来てくれたのは嬉しいけど今はライバル・・・」

355: 2009/01/25(日) 20:57:26.20 ID:RNCIfXBR0
翠星石「蒼星石、なんか下らないことで翠星石達喧嘩してるですね」

JUM「冷静になったら・・・以外と下らないな」

真紅「ホントね、ここまで痛い目見て・・・」

蒼星石「そう考えたら無性に腹が立ってきた・・・」

JUM「リビングにいくぞ!あいつらに聞いてやる。何でここまでやってくれたのかをなぁ・・・!」

翠星石「敵はリビングにあり!ですぅ!!」

真紅・JUM・翠星石・蒼星石 合流!

359: 2009/01/25(日) 21:01:39.89 ID:RNCIfXBR0
ドタドタドタドタ・・・

水銀燈「アンタ達!手を組んだのねぇ・・・」

JUM「ああ。リビングに乗り込んでガツンといってやる!」

真紅「私たちをここまで踊らせて・・・!」

水銀燈「奇遇ねぇ、私たちもよ。金糸雀?」

金糸雀「そうかしら。・・・でも」

蒼星石「でも?」

金糸雀「妙かしら。リビングから音波が返ってくるのだけど・・・」

水銀燈「何かわかったの?」

金糸雀「もぬけの空かしら」

翠星石「・・・まさか」

367: 2009/01/25(日) 21:20:53.87 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「ええい、ままよ!」

JUM「突撃だ!!」

翠星石「スィドリーム!」

蒼星石「レンピカ!」

金糸雀「いいかしら?私はナビをするかしら。音波で何か見つけたら教えるかしら」

真紅「わかったわ。じゃあ行くわよ・・・」

・・・GO!

369: 2009/01/25(日) 21:23:54.32 ID:RNCIfXBR0
バタン!!

水銀燈「・・・」

蒼星石「・・・」

シィィーーン・・・

翠星石「金糸雀」

金糸雀「反応なしかしら」

JUM「妙だ・・・あいつらどこに行ったんだ??」

んー、んー・・・!

真紅「誰!?」

雛苺「んーーー!!」

蒼星石「雛苺!?」

371: 2009/01/25(日) 21:27:10.90 ID:RNCIfXBR0
蒼星石「大丈夫かい!?猿ぐつわにされて・・・」

雛苺「プハッ!みんな・・・、ダメなの!早く出るの!!」

真紅「どうしたの雛苺?落ち着いて」

JUM「何があったんだ?」

雛苺「巴だけど巴じゃないの!巴じゃなかったの!!」

翠星石「はぁ?頭がパープリンになっちまったですか?」

金糸雀「・・・!!ドアが消えたかしら!!!」

373: 2009/01/25(日) 21:31:18.21 ID:RNCIfXBR0
JUM「おい・・・窓もないぞ!」

真紅「この部屋自体が罠・・・」

金糸雀「天井に何か出てきたかしら!」

翠星石「え?」

蒼星石「な・・・ナイフの雨!」

真紅「降ってくるぞぉぉぉーーーーー!!」

水銀燈「大丈夫、私の羽で弾くわぁ!!」

ドシュドシュドシュドシュウ!!

真紅「『ローズテイル』!」

蒼星石「『庭師の鋏』!」

374: 2009/01/25(日) 21:32:22.88 ID:RNCIfXBR0
×真紅「降ってくるぞぉぉぉーーーーー!!」
○JUM「降ってくるぞぉぉぉーーーーー!!」


377: 2009/01/25(日) 21:34:49.36 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「あら、アンタ達は黙っててもいいのに・・・」

蒼星石「ちがうんだ!触られたんだ!!」

真紅「私もだわ・・・顔を触られた」

JUM「触られた?翠星石じゃないのか?」

翠星石「ふざけんなです!ムキーーー!!」

ヒタ・・・

JUM「!?!?!?」

JUM(い・・・居る!誰かが居る!!)

380: 2009/01/25(日) 21:39:35.67 ID:RNCIfXBR0
JUM「金糸雀!ホントに何も居ないんだよな!?」

金糸雀「いない筈かしら・・・でも、カナも誰かの手が・・」

翠星石「ヒィィ!誰ですかぁ!?」

蒼星石「翠星石!?」

水銀燈「恐怖とはこういうことねぇ・・・」

真紅「金糸雀!音波を飛ばして全方向に攻撃だわ!!」

金糸雀「了解かしら!」

 ・ ・ ・ 

JUM「おい、早くしろよ・・・!」

翠星石「金糸雀?」





金糸雀「カナの腕・・・何処かしら!?どこおおぉぉぉぉぉぉーーーーー!?!?!?!?」

385: 2009/01/25(日) 21:43:31.27 ID:RNCIfXBR0
巴「昔の人もそうやったように・・・」

JUM「柏葉!?」

真紅「翠星石、金糸雀を守って!」

翠星石「伏せるです、金糸雀!!」

金糸雀「ううううぅぅぅぅううぅ・・・痛い、痛いかしらぁぁぁぁ・・・!」

巴「レーダーを潰す。これが重要なのよ、桜田くん」

雛苺「『苺わだち』!」

巴「雛苺、大人しくしなきゃダメじゃない・・・」

スッ

雛苺「あれ?」

真紅「当たらない!?」

388: 2009/01/25(日) 21:47:30.99 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「羽を全方向に撒き散らす!」

バサァァァ!!

巴「・・・」

スゥゥ

真紅「水銀燈!」

水銀燈「この羽はある程度操れるわ。あの人間が近づいてくれば羽が何かしら動きを見せるハズ!」

蒼星石「簡易レーダーってことだね」

金糸雀「くぅ・・・それじゃ、ダメかしら・・・」

翠星石「喋っちゃダメです!」

金糸雀「いきなりかしら。いきなりカナの目の前に・・・!」

399: 2009/01/25(日) 21:55:08.00 ID:RNCIfXBR0
巴「それじゃダメなのよ・・・」

JUM「え」

バキィィィィン!

JUM「うおおおおおお!?!?」

水銀燈「え?」

真紅「JUM!?」

蒼星石「羽は動いてない!僕は見てたはずだ!!」

金糸雀「・・・なんとなく、分かってきたかしら」

翠星石「ホントですか!?」

金糸雀「耳をかすかしら、翠星石・・・」

401: 2009/01/25(日) 21:58:17.29 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「かくかくしかじか」

翠星石「まるまるうしうし・・・ええ!?」

金糸雀「それくらいしか考えられないかしら・・・」

翠星石「でも、金糸雀は痛くないんんですか!?」

金糸雀「そりゃ痛いかしら・・・翠星石、頼んだかしら」

翠星石「分かったです!」

翠星石「スィドリーム!『庭師の如雨露』!」

雛苺「翠星石?」


金糸雀「この部屋は『幻覚』かしら、恐らくはッ!」

409: 2009/01/25(日) 22:02:44.59 ID:RNCIfXBR0
翠星石「おりゃりゃー!!!」

真紅「何やってるの!?」

蒼星石「夢の世界じゃないんだから世界樹は出ないよ!?」

翠星石「出るんですねぇ、これが!!」

ドゴォォォン!!

巴「!」

スゥ・・・

雛苺「また消えたの!」

水銀燈「次はもうやられるわよぉ!!」

翠星石「金糸雀の仮説は正しかったようですね!さすがはドールズ1の頭脳派です!」

412: 2009/01/25(日) 22:06:32.63 ID:RNCIfXBR0
いいかしら、この部屋は幻覚かしら。
あの巴って娘もおそらく幻覚、カナの腕が切られたのはまだ分からないけど・・・
張本人はまだ部屋の中にいるはずかしら。
音波のレーダーにも引っかからないってことは外にはいない。
つまり、それなりの大きさがある障害物に何らかの方法で潜んでるかしら。
えぇ、まだ分からないかしら?
恐らく張本人は・・・




翠星石「『ソファーの中』ですぅ!喰らいやがれですぅぅーーーーー!!!」

414: 2009/01/25(日) 22:11:31.49 ID:RNCIfXBR0
バキバキバキバキィィィ!!!!

みっちゃん「ぐあああぁぁぁッ!」

金糸雀「・・・やっぱり、信じたくは無かったけど・・・」

真紅「みっちゃんさん!?」

みっちゃん「『ティナー・サックス』!!」

水銀燈「え!?」

ガキィィィン!!

みっちゃん「『ティナー・サックス』大盾の幻覚を作り出した・・・」

JUM「な・・・何を言ってるんですか!?」

蒼星石「犯人は金糸雀のマスター!?」

420: 2009/01/25(日) 22:16:12.38 ID:RNCIfXBR0
金糸雀「この部屋も幻覚・・・そうよね、みっちゃん?」

みっちゃん「流石ね、私の可愛いカナ・・・」

翠星石「どういう理屈かは分からないけど、幻覚で金糸雀の腕を切断した・・・ですね?」

水銀燈「・・・幻覚で腕を?」

蒼星石「幻覚は幻覚じゃないの?」

みっちゃん「そうやって無理やり決め付けるのは良くないんじゃない?」

金糸雀「・・・チラッ」

JUM「・・・なんでこんなことを??」

423: 2009/01/25(日) 22:19:59.56 ID:RNCIfXBR0
みっちゃん「それがね・・・分からないの。不思議でしょう?」

JUM「100万円争奪の企画も全てこの為に?」

みっちゃん「そんなこと無いわよ。始めはみんなのためにやってあげるつもりだったけど・・・」

翠星石「けど?」

みっちゃん「なんかいきなり欲しくなってね・・・100万円。みんなを頃すつもりで幻覚を仕掛けたんだけど」

水銀燈「何て事・・・!?」

蒼星石「全ては幻覚だったの!?!?」

真紅「痛みを伴う幻覚・・・これほど危険な能力は無いのだわ」


JUM(あれ、じゃあなんで僕の熟女モノはばれたんだ?)

432: 2009/01/25(日) 22:25:43.49 ID:RNCIfXBR0
みっちゃん「感情のコントロールが聞かないっていうか・・・よくわかんない」

JUM「・・・真紅」

真紅「分かってるのだわ。放っておくのは危険すぎる」

水銀燈「でも目の前に出てくるって事は万策尽きたって事じゃないのぉ?」

蒼星石「おとなしくしてれば乱暴にはしません」

みっちゃん「あら、私は何もしないわよ・・・私はね」

雛苺「ガッ!?!?!?!?」

巴「 ・ ・ ・ 」

JUM「うおおおおおおおおおおおおお!?!?」

真紅「『ローズテイル』!!」

みっちゃん「アナタたちはスデに『ティナー・サックス』の射程内にいる・・・!」

434: 2009/01/25(日) 22:30:26.68 ID:RNCIfXBR0
ビシィィィィ!!

みっちゃん「ぐぅぅ・・・!!」

真紅「早くそのティナーサックスとやらを解除するのだわ!!」

蒼星石「まずい、巴さんの幻覚が!」

巴「ウケケケケケケココケコケコ!!」

ドスッ!

蒼星石「・・・!!」

翠星石「そ・・・蒼星石ぃぃぃーーーー!?!?」

みっちゃん「ええ?いやよぉ・・・ウフフ」

436: 2009/01/25(日) 22:34:30.71 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「真紅ぅ!早く!このままじゃ全滅よぉ!!!」

真紅「みっちゃんさん!」

みっちゃん「ウフフウフフ・・・」

JUM「・・・!!」

翠星石「JUM!しっかりするですぅ!!!!!」

JUM「逃、げ、ろ・・・」

巴「無駄だって・・・言ってるのに。あれ、言ってないっけ??」

ドスッ!

翠星石「!・・・ぁ、ああぁぁぁ・・・」

金糸雀「真紅、気絶させるのかしら!早く!」

440: 2009/01/25(日) 22:37:49.68 ID:RNCIfXBR0
みっちゃん「とめられるの?ねぇ??」

水銀燈「うるっさぁぁぁぁぁい!!!」

真紅「ゴメンなさい・・・少し黙って頂戴!!」

水銀燈「無駄ァ!!」

真紅「だわだわだわぁ!!」

みっちゃん「グフゥゥ!!!」

紅・銀「そのまま黙れ!」

ドガァ!!

巴「     」

スゥゥゥ・・・

金糸雀「幻覚が消えていくかしら・・・!」

445: 2009/01/25(日) 22:40:55.06 ID:RNCIfXBR0
JUM「・・・お?」

翠星石「痛くないですぅ!」

蒼星石「僕もだ・・・」

金糸雀「カナの腕があるかしらー!!おーいおいおいおい・・・」

雛苺「ふおおおお!!だいじょーぶだぁー!」

真紅「ホントに幻覚だったとは・・・」

水銀燈「『ティナー・サックス』恐ろしい敵だったわねぇ」


447: 2009/01/25(日) 22:45:01.64 ID:RNCIfXBR0
真紅「!みっちゃんさんの頭から・・・!」

水銀燈「え、何これぇ・・・」

JUM「CDか?なんか微妙に・・・」

翠星石「なんて書いてあるですぅ?」

JUM「・・・『ティナー・サックス』!」

金糸雀「!?」

真紅「もしかしてこれがみっちゃんさんの中に!?」




ブラボォ!素晴らしい!!

JUM「・・・その声は!てめぇ!!」

449: 2009/01/25(日) 22:48:23.33 ID:RNCIfXBR0
ラプラス「素晴らしい舞台!感涙を禁じえません!!」

真紅「また貴方の仕業ね・・・」

蒼星石「のこのことよく出てこれるねぇ」

水銀燈「さすがに今回は許されないんじゃない?」

JUM「・・・そもそもあのディスクは何なんだ?答えろ」

ラプラス「ふむ、お礼としてお教えしましょう」

真紅「・・・」

金糸雀「何がお礼かしら、癇に障るかしら・・・」

454: 2009/01/25(日) 22:52:32.04 ID:RNCIfXBR0
ラプラス「ドールズがこの世に存在する用に、スタンドも存在する」

JUM「スタンド?」

ラプラス「超能力と思っていただければ結構」

水銀燈「で、そのディスクは?」

ラプラス「そのスタンドを封じ込めたものです。別の時間軸で拾ったモノですが、如何せん兎には興味がありません。
兎は気ままに生きるのが似合うものです。」

真紅「ふん・・・どうせその気紛れとやらでみっちゃんさんに使ったってとこね?」

ラプラス「ご名答。恐れ入ります」

457: 2009/01/25(日) 22:57:53.44 ID:RNCIfXBR0
ラプラス「しかし・・・そのスタンドは闘争心が無い物だと使いこなせないようで、その媒体は暴走してしまった」

金糸雀「感情の暴走・・・さっきのみっちゃんに当てはまるのだわ」

ラプラス「面白いモノが観れました。そのディスクは差し上げましょう」

JUM「ほう、くれるのか。気前がいいな」

ラプラス「では、兎は観客席から退場することにいたしましょう」

翠星石「はぁ!?これだけやっといて帰るつもりですか!?!?」

ラプラス「それでは、ご機嫌よう・・・」






水銀燈「誰が逃すか!!『ティナー・サックス』!!」

461: 2009/01/25(日) 23:03:53.99 ID:RNCIfXBR0
ガキィィィン!!

ラプラス「あ、あら?」

JUM「なるほどなるほど、闘争心の塊なら使いこなせるんだな」

水銀燈「これは便利ねぇ・・・限界まで小さくした鉄獄を作り出した!」

真紅「いい気味だわ。兎にはお似合いよ」

ラプラス(予想外・・・)

水銀燈「金糸雀、アンタはどうしたいの?」

金糸雀「そりゃあみんなで考えるかしら」

翠星石「キィィーーーヒッヒッヒ!!!」

雛苺「Sの血が目覚めるの・・・」

蒼星石「僕もだよ・・・この兎、どう捌こうか・・・ね??」

465: 2009/01/25(日) 23:08:03.12 ID:RNCIfXBR0
ラプラス「あ、あの・・・許して下さい。出来心というか、暇つぶしというか・・・」

水銀燈「許すかどうかは」

真紅「心の中を」

JUM「読んでみりゃ」

翠星石「いーんじゃねですか??」

蒼星石「NO!NO!NO!」

雛苺「NO!NO!NO!」






うわあああああああああああああああああああああああああ!!!

468: 2009/01/25(日) 23:12:28.25 ID:RNCIfXBR0
のり「ただいまー!」

巴「おじゃまします」

JUM「あれ、姉ちゃん!?」

雛苺「巴・・・なの・・・?」

巴「何言ってるの?あけましておめでとう、雛苺」

雛苺「トゥモエーーーーーー!なのーーー!!!」

のり「人形屋さんの帰りに偶然会っちゃったの」

JUM「本物だよな・・・??」

巴「?」

471: 2009/01/25(日) 23:15:48.94 ID:RNCIfXBR0
キィィィィィィン・・・

真紅「はい、元に戻ったわ」

水銀燈「ありがとう・・・やっぱり当たってるわぁ!」

翠星石「これで幻覚だったら氏ぬ所の話じゃねぇです・・・」

蒼星石「で、使い道は?」

金糸雀「100万、100万・・・!」

真紅「金糸雀」

金糸雀「冗談かしら・・・」


479: 2009/01/25(日) 23:19:18.43 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「使い道・・・って、アンタ達、ホントにいいのぉ??」

蒼星石「水銀燈が当てたんだからね」

真紅「好きに使いなさい」

翠星石「ほらほら、教えるですぅ!」

金糸雀「ヤクルト一生分かしらー?」

JUM「気になるな・・・」



水銀燈「そうね、ぱぁーっと使おうかしらねぇ」

481: 2009/01/25(日) 23:23:03.79 ID:RNCIfXBR0
真紅「ぱぁーっと?」

金糸雀「やっぱりヤクルト?」

蒼星石「ヤクルトから離れれば?」

水銀燈「せっかくの100万円、みんなで温泉旅行なんかどぉ?」

翠星石「マジですか!?」

JUM「太っ腹ぁぁぁ!!」

蒼星石(腹は無いけどね)

真紅「でもだいぶ余るんじゃない?」

487: 2009/01/25(日) 23:26:59.33 ID:RNCIfXBR0
水銀燈「だからそれぞれのマスター達も連れていけばいいじゃない」

真紅「ホントにいいの?」

水銀燈「いいじゃない、たまには!」

蒼星石「マスターとおばあちゃんも?」

金糸雀「みっちゃんも?」

雛苺「巴も!?」

JUM「姉ちゃんもいいのか?」

水銀燈「いいわぁ、まとめて連れてってあげるわぁ!」

一同「よっしゃあああああ!!」



水銀燈「イヤッホォォォォォォォ!!」



※兎はこの後美味しくいただきました

おしまい

488: 2009/01/25(日) 23:27:38.39 ID:0z7xzzvj0

502: 2009/01/25(日) 23:29:50.38 ID:RNCIfXBR0
ひゃー終わったwwwwwwww
正直スタンド出すつもりなかったのにwwwwww

あと今更だけど>>362
その通りです。翠星石がディアボロシリーズも宜しく

518: 2009/01/25(日) 23:35:44.94 ID:RNCIfXBR0
ROM専多いなwwwwwwwwww
ローゼンとジョジョって絡めても意外と違和感なかった。いいなこれ

521: 2009/01/25(日) 23:38:21.35 ID:RNCIfXBR0
>>519
ないんじゃあないか・・・

529: 2009/01/25(日) 23:50:33.91 ID:RNCIfXBR0
言うの忘れてた。分かりにくかったとこの解説
ティナー・サックスの幻覚は>>192位から。
雛苺はカバンにはいってたからもちろん電話なんかしてない。
つまりきらきーも幻覚。ばらしーはガチ

531: 2009/01/25(日) 23:55:42.71 ID:RNCIfXBR0
>>530
大迷宮素潜り
試練低層
までやった。しかも試練は昨日

引用: 水銀燈「イヤッホォォォォォォォ!!」