1: 2009/04/13(月) 21:40:36.26 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「こぉらぁ!!」
キョン「なんだいきなり…」
ハルヒ「なんだじゃないわよ!あんた何やってんの!!」
キョン「何って…」
ハルヒ「約束通り罰金っ!!」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「とぼけんじゃないわよバカ!あんた言ったじゃない!」
ハルヒ「『お前より早く行ってやるさ』」
ハルヒ「って!」
キョン「…言ったか?」
ハルヒ「確かに聞いたわよ!」
キョン「もし言ってたとしても、それはそういうニュアンスじゃないな。多分」
キョン「しかもなんだ約束の罰金って。いつ約束なんかしたんだよ」
ハルヒ「したわよ!どうせあんたが聞いてないだけでしょ!」
キョン「全く…」
キョン「なんだいきなり…」
ハルヒ「なんだじゃないわよ!あんた何やってんの!!」
キョン「何って…」
ハルヒ「約束通り罰金っ!!」
キョン「はぁ!?」
ハルヒ「とぼけんじゃないわよバカ!あんた言ったじゃない!」
ハルヒ「『お前より早く行ってやるさ』」
ハルヒ「って!」
キョン「…言ったか?」
ハルヒ「確かに聞いたわよ!」
キョン「もし言ってたとしても、それはそういうニュアンスじゃないな。多分」
キョン「しかもなんだ約束の罰金って。いつ約束なんかしたんだよ」
ハルヒ「したわよ!どうせあんたが聞いてないだけでしょ!」
キョン「全く…」
2: 2009/04/13(月) 21:41:57.57 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「全く…じゃないわよ!あんたにはSOS団団員としての自覚が無さすぎるのよ!」
キョン「まあ…入りたくて入った訳じゃないから、それは当たり前だよな」
ハルヒ「むかっ!」
キョン「それ、口に出すなよ…」
ハルヒ「とにかく罰金よ!ジュース一年分ね!」
キョン「馬鹿か。やってらんないね」
古泉「はは。お二人共、とりあえず落ち着いて下さいよ」
ハルヒ「……」
古泉「涼宮さん。ジュースなら、僕がいくらでも奢りますから、彼を許してやって下さい」
ハルヒ「…まあ、古泉君がそう言うなら…」
キョン「…別に俺は何も悪い事してないがな」
長門「……」
古泉「ありがとうございます」
みくる「キョン君、怒らないで下さい…」
キョン「朝比奈さん…、大丈夫ですよ。いつもの事ですから」ニコ
キョン「まあ…入りたくて入った訳じゃないから、それは当たり前だよな」
ハルヒ「むかっ!」
キョン「それ、口に出すなよ…」
ハルヒ「とにかく罰金よ!ジュース一年分ね!」
キョン「馬鹿か。やってらんないね」
古泉「はは。お二人共、とりあえず落ち着いて下さいよ」
ハルヒ「……」
古泉「涼宮さん。ジュースなら、僕がいくらでも奢りますから、彼を許してやって下さい」
ハルヒ「…まあ、古泉君がそう言うなら…」
キョン「…別に俺は何も悪い事してないがな」
長門「……」
古泉「ありがとうございます」
みくる「キョン君、怒らないで下さい…」
キョン「朝比奈さん…、大丈夫ですよ。いつもの事ですから」ニコ
3: 2009/04/13(月) 21:44:02.19 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「何よ!みくるちゃんにはデレデレしちゃって!」
キョン「当たり前だろ。朝比奈さんはお前と違ってかわいらしいからな」
ハルヒ「なっ!」
キョン「お前も、もう少し朝比奈さんを見習ってみたらどうだ? 少しはその捻くれた性格も直るかもな」
ハルヒ「…!」
キョン「一度は、謙虚でか弱いハルヒも拝んでみたいもんだね」
ハルヒ「……」
古泉「困ったものです…」
みくる「ひゃあぁ…」
長門「……」
ハルヒ「…解散」
ハルヒ「あたし帰るわね」
バタン
キョン「……」
キョン「当たり前だろ。朝比奈さんはお前と違ってかわいらしいからな」
ハルヒ「なっ!」
キョン「お前も、もう少し朝比奈さんを見習ってみたらどうだ? 少しはその捻くれた性格も直るかもな」
ハルヒ「…!」
キョン「一度は、謙虚でか弱いハルヒも拝んでみたいもんだね」
ハルヒ「……」
古泉「困ったものです…」
みくる「ひゃあぁ…」
長門「……」
ハルヒ「…解散」
ハルヒ「あたし帰るわね」
バタン
キョン「……」
5: 2009/04/13(月) 21:48:04.50 ID:q1Y6YRZRO
古泉「…やってくれましたね」
キョン「知るかよ。勝手に怒ったんだろ」
古泉「あなたって人は…」
長門「帰る」スッ
みくる「あ、着替えますのでぇ…」
キョン「すいません。今出ますよ」ガタ
古泉「では、僕も帰りますか…」
バタン
キョン「知るかよ。勝手に怒ったんだろ」
古泉「あなたって人は…」
長門「帰る」スッ
みくる「あ、着替えますのでぇ…」
キョン「すいません。今出ますよ」ガタ
古泉「では、僕も帰りますか…」
バタン
8: 2009/04/13(月) 21:52:58.52 ID:q1Y6YRZRO
古泉「…少し話をしませんか?」
キョン「何だ?」
古泉「歩きながらでいいですよ」
テクテク
キョン「……」
古泉「…僕の推測ですが」
古泉「多分、明日涼宮さんは謙虚でか弱くなってる筈です」
キョン「謙虚で、か弱いハルヒ?」
古泉「ええ。今までの経験上、おそらく当たってます」
キョン「…訳がわからん」
古泉「はは。実にあなたらしい」
キョン「お前なあ、もうちょっと分かりやすく話せないのか…」
古泉「すいません。これが僕の限界です」
キョン「…?」
キョン「何だ?」
古泉「歩きながらでいいですよ」
テクテク
キョン「……」
古泉「…僕の推測ですが」
古泉「多分、明日涼宮さんは謙虚でか弱くなってる筈です」
キョン「謙虚で、か弱いハルヒ?」
古泉「ええ。今までの経験上、おそらく当たってます」
キョン「…訳がわからん」
古泉「はは。実にあなたらしい」
キョン「お前なあ、もうちょっと分かりやすく話せないのか…」
古泉「すいません。これが僕の限界です」
キョン「…?」
10: 2009/04/13(月) 21:58:37.49 ID:q1Y6YRZRO
古泉「今回、本当に何かが起こったとしても、全部あなたに任せますよ」
古泉「僕は何もしません」
キョン「言い切ったな」
古泉「ええ。あなたがどうしても、というなら考えますがね」
キョン「……」
古泉「ま、ただの予測ですから、深く考えないで下さい」
キョン「…別に、考えてなんかない」
古泉「そうですか、これは失礼しました」
キョン「やれやれ…」
古泉「…では、僕の携帯が火を噴いているのでそろそろ失礼しますよ」
キョン「閉鎖空間か」
古泉「ええ。ちょっと戦ってきます」ニコ
キョン「…謝らないぞ」
古泉「結構ですよ」
古泉「僕は何もしません」
キョン「言い切ったな」
古泉「ええ。あなたがどうしても、というなら考えますがね」
キョン「……」
古泉「ま、ただの予測ですから、深く考えないで下さい」
キョン「…別に、考えてなんかない」
古泉「そうですか、これは失礼しました」
キョン「やれやれ…」
古泉「…では、僕の携帯が火を噴いているのでそろそろ失礼しますよ」
キョン「閉鎖空間か」
古泉「ええ。ちょっと戦ってきます」ニコ
キョン「…謝らないぞ」
古泉「結構ですよ」
12: 2009/04/13(月) 22:03:43.31 ID:q1Y6YRZRO
翌日
キョン「……」テクテク
キョン(そろそろ、この坂をハルヒに頼んでなんとかしてもらうか…)
キョン(……無理だな)
キョン「!!」
キョン(あ…あれは……ハルヒか!?)
キョン「……」ニヤ
ハルヒ「……」
キョン「よ、ハルヒ!」ポンポン
ハルヒ「!!」ビクウ
キョン「驚いたか?」
ハルヒ「ぅ、ぅわ! キョン君!?」
キョン(キョン君…!!?)
キョン「……」テクテク
キョン(そろそろ、この坂をハルヒに頼んでなんとかしてもらうか…)
キョン(……無理だな)
キョン「!!」
キョン(あ…あれは……ハルヒか!?)
キョン「……」ニヤ
ハルヒ「……」
キョン「よ、ハルヒ!」ポンポン
ハルヒ「!!」ビクウ
キョン「驚いたか?」
ハルヒ「ぅ、ぅわ! キョン君!?」
キョン(キョン君…!!?)
14: 2009/04/13(月) 22:10:18.75 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「び、びっくりしたぁ……」
キョン(まさか…!)
キョン(昨日古泉が言ってたあれか……!?)
ハルヒ「……あの…」
キョン「ぅ、なな何だハルヒ」
ハルヒ「ぁ、あの、」
ハルヒ「…こうしてキョン君と朝会うのって、あんまり無かったなぁ…って思っただけで…」
ハルヒ「…つまんないよね…ごめん…」
キョン「お!俺も今そう言おうとしてたとこさ!奇遇だなぁ!はは…」
ハルヒ「…ごめんね」
キョン(何だこの異常なハルヒは!!)
ハルヒ「ぅ……」
ハルヒ「最近、また寒くなったかな…」
キョン(何だこの庇護欲をそそるハルヒは!!)
ハルヒ「もうちょっと着てくれば良かったかな…」
キョン(正直たまらん!!)
キョン(まさか…!)
キョン(昨日古泉が言ってたあれか……!?)
ハルヒ「……あの…」
キョン「ぅ、なな何だハルヒ」
ハルヒ「ぁ、あの、」
ハルヒ「…こうしてキョン君と朝会うのって、あんまり無かったなぁ…って思っただけで…」
ハルヒ「…つまんないよね…ごめん…」
キョン「お!俺も今そう言おうとしてたとこさ!奇遇だなぁ!はは…」
ハルヒ「…ごめんね」
キョン(何だこの異常なハルヒは!!)
ハルヒ「ぅ……」
ハルヒ「最近、また寒くなったかな…」
キョン(何だこの庇護欲をそそるハルヒは!!)
ハルヒ「もうちょっと着てくれば良かったかな…」
キョン(正直たまらん!!)
20: 2009/04/13(月) 22:16:53.57 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「……」スリスリ
キョン「な、なんだハルヒ、寒いのか?」
ハルヒ「え?いや、その…」
キョン「…俺の上着貸すか?」ゴソゴソ
ハルヒ「ぃ、いや!いいよ!キョン君が着ててよ!」
キョン「ほら、いいからいいから」パサ
ハルヒ「ダメだよ!風邪引いちゃうよ!」
キョン「震えてるお前を見てらんないんだよ。 …いいから着とけ」
ハルヒ「あ、あたしの事なんかいいのに…」
キョン「……」
ハルヒ「ごめんね…」
キョン「いちいち謝るなよ。…俺が悪いみたいじゃんか」
ハルヒ「…ごめん」
キョン「……」
キョン「な、なんだハルヒ、寒いのか?」
ハルヒ「え?いや、その…」
キョン「…俺の上着貸すか?」ゴソゴソ
ハルヒ「ぃ、いや!いいよ!キョン君が着ててよ!」
キョン「ほら、いいからいいから」パサ
ハルヒ「ダメだよ!風邪引いちゃうよ!」
キョン「震えてるお前を見てらんないんだよ。 …いいから着とけ」
ハルヒ「あ、あたしの事なんかいいのに…」
キョン「……」
ハルヒ「ごめんね…」
キョン「いちいち謝るなよ。…俺が悪いみたいじゃんか」
ハルヒ「…ごめん」
キョン「……」
23: 2009/04/13(月) 22:20:26.98 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「…あったかい」ヌクヌク
キョン「だろ?安物の癖になかなかいいんだよな、それ」
ハルヒ「……そ、そういう意味じゃなくてね」
キョン「へ?」
ハルヒ「あの、あったかいのは多分、キョン君が着てたからで、」
ハルヒ「あ!あの…、服自体もあったかいと思うんだけど、」
ハルヒ「キョン君の温もりっていうか…」
キョン「……」
ハルヒ「あれ…?な、何言ってるんだろあたし…」
キョン「…ありがとなハルヒ」
ハルヒ「えっ!?な、ぅ、ぁ、」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ど、どういたしまして……」
キョン「……」ニヤ
キョン(駄目だ!ついニヤけちまう!)バッ
キョン「だろ?安物の癖になかなかいいんだよな、それ」
ハルヒ「……そ、そういう意味じゃなくてね」
キョン「へ?」
ハルヒ「あの、あったかいのは多分、キョン君が着てたからで、」
ハルヒ「あ!あの…、服自体もあったかいと思うんだけど、」
ハルヒ「キョン君の温もりっていうか…」
キョン「……」
ハルヒ「あれ…?な、何言ってるんだろあたし…」
キョン「…ありがとなハルヒ」
ハルヒ「えっ!?な、ぅ、ぁ、」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ど、どういたしまして……」
キョン「……」ニヤ
キョン(駄目だ!ついニヤけちまう!)バッ
26: 2009/04/13(月) 22:26:13.57 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「…?」
キョン「い、いや何でもないんだ!気にするな!」
ハルヒ「…うん」
キョン(素直だ!)
ハルヒ「……」
キョン「なぁハルヒぃ!?」
ハルヒ「ど、どうしたの?」
キョン(しまった、声が裏返った……)
ハルヒ「…?」
キョン「お、お前、いつもそんな感じだっけ?」
ハルヒ「えっ?」
ハルヒ(キョン君、怒ってるのかな…)
キョン「いや、やっぱり何でもない…」
ハルヒ「ぁ、その、ごめん…」
キョン「……」
キョン(なんだこのどうにも煮え切らない感じは…)
キョン「い、いや何でもないんだ!気にするな!」
ハルヒ「…うん」
キョン(素直だ!)
ハルヒ「……」
キョン「なぁハルヒぃ!?」
ハルヒ「ど、どうしたの?」
キョン(しまった、声が裏返った……)
ハルヒ「…?」
キョン「お、お前、いつもそんな感じだっけ?」
ハルヒ「えっ?」
ハルヒ(キョン君、怒ってるのかな…)
キョン「いや、やっぱり何でもない…」
ハルヒ「ぁ、その、ごめん…」
キョン「……」
キョン(なんだこのどうにも煮え切らない感じは…)
28: 2009/04/13(月) 22:32:23.17 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「……」
キョン「……あ、そうだ」
ハルヒ「な、何…?」
キョン「俺の事は呼び捨てでいいからな? その、君付けで呼ばれるとだな…」
ハルヒ「あ!ご、ごめん!ごめんなさい!」
キョン「いや、別にいいんだけどさ」
キョン「…だから顔上げろって」
ハルヒ「……ごめんね、いつも俯いてばかりで…」
キョン「ぅぐ……」
ハルヒ「……」
キョン(一体、どうしたものか…)
キョン「……あ、そうだ」
ハルヒ「な、何…?」
キョン「俺の事は呼び捨てでいいからな? その、君付けで呼ばれるとだな…」
ハルヒ「あ!ご、ごめん!ごめんなさい!」
キョン「いや、別にいいんだけどさ」
キョン「…だから顔上げろって」
ハルヒ「……ごめんね、いつも俯いてばかりで…」
キョン「ぅぐ……」
ハルヒ「……」
キョン(一体、どうしたものか…)
34: 2009/04/13(月) 22:39:25.88 ID:q1Y6YRZRO
教室
ガラ
ハルヒ「…ぉ、ぉはょぅ…」
キョン「…!」
キョン(ハルヒの周りに人が集まって…!)
ハルヒ「あ、あはは…」
キョン「……」
キョン(性格が変わったからか……?)
ハルヒ「…ごめんね、そろそろいいかな…?」
キョン(じゃあSOS団はどうなる?このハルヒがやるとは思えんが…)
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン君?座らないの?」
ガラ
ハルヒ「…ぉ、ぉはょぅ…」
キョン「…!」
キョン(ハルヒの周りに人が集まって…!)
ハルヒ「あ、あはは…」
キョン「……」
キョン(性格が変わったからか……?)
ハルヒ「…ごめんね、そろそろいいかな…?」
キョン(じゃあSOS団はどうなる?このハルヒがやるとは思えんが…)
ハルヒ「……」
ハルヒ「…キョン君?座らないの?」
38: 2009/04/13(月) 22:45:12.41 ID:q1Y6YRZRO
キョン「そ…そうだな」ガタ
キョン(さっき君付けで呼んだのには…つっこんでやらん事にするか)
ハルヒ「…?」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…なあ」
ハルヒ「は!はい!?」
キョン「……」
キョン「変な事質問していいか?」
ハルヒ「えっ?」
ハルヒ「…ぅ…うん」
キョン「ハルヒはさ、学校楽しいか?」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「た、楽しいよ!?」
キョン「…そうか」
キョン(さっき君付けで呼んだのには…つっこんでやらん事にするか)
ハルヒ「…?」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「…なあ」
ハルヒ「は!はい!?」
キョン「……」
キョン「変な事質問していいか?」
ハルヒ「えっ?」
ハルヒ「…ぅ…うん」
キョン「ハルヒはさ、学校楽しいか?」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「た、楽しいよ!?」
キョン「…そうか」
42: 2009/04/13(月) 22:51:51.65 ID:q1Y6YRZRO
ハルヒ「ほら、ぁ、あたし、人と話すのあんまり得意じゃないからさ」
ハルヒ「みんなから話しかけてくれて、うれしかったんだ…」
キョン「……」
ハルヒ「……時々、ちょっと恐い人もいるけど…」
キョン「…!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あの時はありがとね、キョン君」
キョン「!?」
キョン(一体、俺は何をした事になってるんだ!?)
キョン「いっ!いや、別にいいんだよそんな事!」
ハルヒ「…ありがとう」ニコ
キョン「ま、またいつでも力になってやるからな!」
ハルヒ「うん!」
ハルヒ「みんなから話しかけてくれて、うれしかったんだ…」
キョン「……」
ハルヒ「……時々、ちょっと恐い人もいるけど…」
キョン「…!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…あの時はありがとね、キョン君」
キョン「!?」
キョン(一体、俺は何をした事になってるんだ!?)
キョン「いっ!いや、別にいいんだよそんな事!」
ハルヒ「…ありがとう」ニコ
キョン「ま、またいつでも力になってやるからな!」
ハルヒ「うん!」
47: 2009/04/13(月) 23:15:19.45 ID:q1Y6YRZRO
放課後
ハルヒ「じゃあね、キョン君」
キョン(結局、君付けは直ってないか…)
キョン「『君』、要らないぞ」
ハルヒ「あっ…!ごめん!」
キョン「いちいち謝るなって…」
ハルヒ「ごめん…」
キョン「……」
ハルヒ「あっ…!」
キョン「……じゃあなハルヒ。また明日」
ハルヒ「う、うん」
ハルヒ「…あれ?」
ハルヒ「じゃあね、キョン君」
キョン(結局、君付けは直ってないか…)
キョン「『君』、要らないぞ」
ハルヒ「あっ…!ごめん!」
キョン「いちいち謝るなって…」
ハルヒ「ごめん…」
キョン「……」
ハルヒ「あっ…!」
キョン「……じゃあなハルヒ。また明日」
ハルヒ「う、うん」
ハルヒ「…あれ?」
50: 2009/04/13(月) 23:30:22.23 ID:q1Y6YRZRO
キョン(ハルヒがそのまま帰るって事は…)
キョン(やっぱりSOS団は無くなってるのか…)
ハルヒ「あの、キョンくん…じゃなくて、きょ、キョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「明日行けば、学校って休みだよね…?」
キョン「……あ」
キョン(明後日はもう土曜日か…)
ハルヒ「……」
キョン「まぁ…そうだな」
ハルヒ「……じゃあね」
キョン「ん? …おう。またな」
キョン「……」
キョン(…ま、このままが平和で1番いいだろ)
キョン(きっとそうさ。そうに違いない…)
キョン(やっぱりSOS団は無くなってるのか…)
ハルヒ「あの、キョンくん…じゃなくて、きょ、キョン?」
キョン「ん?」
ハルヒ「明日行けば、学校って休みだよね…?」
キョン「……あ」
キョン(明後日はもう土曜日か…)
ハルヒ「……」
キョン「まぁ…そうだな」
ハルヒ「……じゃあね」
キョン「ん? …おう。またな」
キョン「……」
キョン(…ま、このままが平和で1番いいだろ)
キョン(きっとそうさ。そうに違いない…)
51: 2009/04/13(月) 23:35:29.63 ID:q1Y6YRZRO
キョン(確かに、SOS団での活動……と言っても特に何もしてなかったが、それが楽しく無かったわけじゃない)
キョン(だが、今のハルヒの力の有無は別にして、前のハルヒより危険性はなくなるだろう)
キョン(今のハルヒが、つまんないからって世界を変えたりするとは、到底思えないからな)
キョン(…懸案事項と言えば、朝比奈さんや長門、ついでに古泉…にもう会えなくなってしまったのかって事だな)
キョン「……」
キョン「……帰るか」スッ
キョン「…あれは…!」
キョン「古泉か…!?」
キョン(だが、今のハルヒの力の有無は別にして、前のハルヒより危険性はなくなるだろう)
キョン(今のハルヒが、つまんないからって世界を変えたりするとは、到底思えないからな)
キョン(…懸案事項と言えば、朝比奈さんや長門、ついでに古泉…にもう会えなくなってしまったのかって事だな)
キョン「……」
キョン「……帰るか」スッ
キョン「…あれは…!」
キョン「古泉か…!?」
52: 2009/04/13(月) 23:39:44.40 ID:q1Y6YRZRO
キョン「おい古泉!」ガシ
古泉「…なんでしょう?」
キョン「とぼけるな。もうわかってんだろ? 調度お前と話がしたかったんだ」
古泉「……人違いじゃないですか?」
キョン「は?」
古泉「何故僕の名前を知ってるんです?あなたは誰ですか」
古泉「それに…初対面の人に、その接し方はどうかと思います」
キョン「!!」
キョン「古泉、冗談はやめろ。そんな事やってる場合かよ」
古泉「……僕、用事があるのでこれで失礼します」クル
キョン「あ!おい!」
キョン「……」
キョン(マジかよ……)
古泉「はは、すいません。冗談ですよ」
キョン「!!」
古泉「…なんでしょう?」
キョン「とぼけるな。もうわかってんだろ? 調度お前と話がしたかったんだ」
古泉「……人違いじゃないですか?」
キョン「は?」
古泉「何故僕の名前を知ってるんです?あなたは誰ですか」
古泉「それに…初対面の人に、その接し方はどうかと思います」
キョン「!!」
キョン「古泉、冗談はやめろ。そんな事やってる場合かよ」
古泉「……僕、用事があるのでこれで失礼します」クル
キョン「あ!おい!」
キョン「……」
キョン(マジかよ……)
古泉「はは、すいません。冗談ですよ」
キョン「!!」
57: 2009/04/13(月) 23:43:03.47 ID:q1Y6YRZRO
キョン「……」イライラ
古泉「どうです?僕の演技力も、なかなか上がったでしょう?」
キョン「黙りやがれ。芝居の練習なら一人でやるんだな」
古泉「ただの冗談ですよ。そんなに怒らないで下さい」
古泉「なんなら、あなたの本名でも言ってさしあげましょうか?」
キョン「もう分かったからやめろ気持ち悪い…」
古泉「はは…」
キョン「……」
古泉「…で?僕に何の用ですか?」
キョン「分かってるくせに聞くな。めんどくさい奴だ」
古泉「これはこれは、どうもすいません」
古泉「…僕が今知っている事なら、お教えしましょう。 どうぞ、質問して来て下さい?」
古泉「どうです?僕の演技力も、なかなか上がったでしょう?」
キョン「黙りやがれ。芝居の練習なら一人でやるんだな」
古泉「ただの冗談ですよ。そんなに怒らないで下さい」
古泉「なんなら、あなたの本名でも言ってさしあげましょうか?」
キョン「もう分かったからやめろ気持ち悪い…」
古泉「はは…」
キョン「……」
古泉「…で?僕に何の用ですか?」
キョン「分かってるくせに聞くな。めんどくさい奴だ」
古泉「これはこれは、どうもすいません」
古泉「…僕が今知っている事なら、お教えしましょう。 どうぞ、質問して来て下さい?」
61: 2009/04/13(月) 23:50:52.53 ID:q1Y6YRZRO
キョン「一体、どこが変わったんだ?」
古泉「ずいぶんと突飛ですね。変わった、といいますと?」
キョン「どんぐらいの規模で世界が変わったか、って事だよ」
古泉「ああ、それなら安心して下さい。改変されたのはこの学校ぐらいですから」
キョン「SOS団はどうなった?」
古泉「…あなたは、どう思いますか?」
キョン「勿体振るな。早く言え」
古泉「そう急かさないで下さいよ。あなたの予想通りだと思いますよ?」
キョン「…無いのか」
古泉「はい。今は文芸部しかありません」
キョン「……」
古泉「さて、どうしたものでしょうね」
キョン「まるで人事だな」
古泉「ええ。僕は知りません」
キョン「…?」
古泉「ずいぶんと突飛ですね。変わった、といいますと?」
キョン「どんぐらいの規模で世界が変わったか、って事だよ」
古泉「ああ、それなら安心して下さい。改変されたのはこの学校ぐらいですから」
キョン「SOS団はどうなった?」
古泉「…あなたは、どう思いますか?」
キョン「勿体振るな。早く言え」
古泉「そう急かさないで下さいよ。あなたの予想通りだと思いますよ?」
キョン「…無いのか」
古泉「はい。今は文芸部しかありません」
キョン「……」
古泉「さて、どうしたものでしょうね」
キョン「まるで人事だな」
古泉「ええ。僕は知りません」
キョン「…?」
64: 2009/04/13(月) 23:55:02.02 ID:q1Y6YRZRO
古泉「まあせいぜいよろしくやって下さい」
キョン「なんだ、なんだかお前らしくないな」
古泉「前言った通りですよ。僕は手伝いません」
キョン「……」
キョン(そんな事言ったか…?)
古泉「では。そろそろ失礼しますよ」
キョン「あ、ああ…」
古泉「あ、最後に一つよろしいですか?」
キョン「…何だ」
古泉「長門さんも、朝比奈さんもちゃんと居ますよ」
古泉「…これだけです」
キョン「…そうか」
キョン「……」
キョン「なんだ、なんだかお前らしくないな」
古泉「前言った通りですよ。僕は手伝いません」
キョン「……」
キョン(そんな事言ったか…?)
古泉「では。そろそろ失礼しますよ」
キョン「あ、ああ…」
古泉「あ、最後に一つよろしいですか?」
キョン「…何だ」
古泉「長門さんも、朝比奈さんもちゃんと居ますよ」
古泉「…これだけです」
キョン「…そうか」
キョン「……」
68: 2009/04/14(火) 00:02:33.87 ID:3w9NthCWO
翌日 放課後
キョン「あーあ、終わった終わった…」
ハルヒ「……」
キョン「よし。これで明日学校行けばもう休みだな」
キョン「しかも三連休だぞ」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒは、三連休に何か予定あるのか?」
ハルヒ「え!? い、いや、そ、そんな、」
キョン「?」
ハルヒ「あ、あの、ずっと暇なんだけど…」
キョン「お?俺と同じだな」
ハルヒ「きょ、キョンも予定無いの?」
キョン「ああ。見事に何も無いな」
ハルヒ「そ、そっかぁ…」
キョン「あーあ、終わった終わった…」
ハルヒ「……」
キョン「よし。これで明日学校行けばもう休みだな」
キョン「しかも三連休だぞ」
ハルヒ「……」
キョン「…ハルヒは、三連休に何か予定あるのか?」
ハルヒ「え!? い、いや、そ、そんな、」
キョン「?」
ハルヒ「あ、あの、ずっと暇なんだけど…」
キョン「お?俺と同じだな」
ハルヒ「きょ、キョンも予定無いの?」
キョン「ああ。見事に何も無いな」
ハルヒ「そ、そっかぁ…」
71: 2009/04/14(火) 00:09:15.54 ID:3w9NthCWO
キョン「なんだ、なら俺とどっか行くか?」
ハルヒ「!!」
キョン「どうせお互い暇なんだろ?じゃあいいんじゃないか?」
ハルヒ「えっ、えと、あの…」
ハルヒ「…キョンがいいんだったら…、その…」
キョン「……」
ハルヒ「あ、あたしなんかでいいんなら…」
ハルヒ「……ぃ、いくよ」
キョン「ああ。とりあえず土曜でいいか?」
ハルヒ「ぅ、うん」
キョン(…俺はこういう高校生活を望んでいたんだ…!)
キョン「よし、帰るか」
ハルヒ「そうだね…」
キョン「途中まで一緒に行かないか?」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「!!」
キョン「どうせお互い暇なんだろ?じゃあいいんじゃないか?」
ハルヒ「えっ、えと、あの…」
ハルヒ「…キョンがいいんだったら…、その…」
キョン「……」
ハルヒ「あ、あたしなんかでいいんなら…」
ハルヒ「……ぃ、いくよ」
キョン「ああ。とりあえず土曜でいいか?」
ハルヒ「ぅ、うん」
キョン(…俺はこういう高校生活を望んでいたんだ…!)
キョン「よし、帰るか」
ハルヒ「そうだね…」
キョン「途中まで一緒に行かないか?」
ハルヒ「!!」
77: 2009/04/14(火) 00:14:12.14 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「……」
キョン「……」
テクテク
ハルヒ「……」
キョン「…今日は、いつもより下向いてるんだな」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「だ、だって…」
キョン「…何かあったのか?」
ハルヒ「は、恥ずかしいもん…」
キョン「…? 何がだ?」
ハルヒ「な! 何でもない!」
キョン「何でもない訳ないだろ。俺でいいなら力になるからさ」
ハルヒ「ごめん…本当に何でもないよ」
キョン「……そうか」
ハルヒ「…ごめん」
キョン「……」
テクテク
ハルヒ「……」
キョン「…今日は、いつもより下向いてるんだな」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「だ、だって…」
キョン「…何かあったのか?」
ハルヒ「は、恥ずかしいもん…」
キョン「…? 何がだ?」
ハルヒ「な! 何でもない!」
キョン「何でもない訳ないだろ。俺でいいなら力になるからさ」
ハルヒ「ごめん…本当に何でもないよ」
キョン「……そうか」
ハルヒ「…ごめん」
79: 2009/04/14(火) 00:21:29.69 ID:3w9NthCWO
キョン「下らん事でいちいち謝るなって言っただろ?」
ハルヒ「ぁ…」
キョン「あとな。もうちょっと自分に自信を持て。俺が言うのもどうかと思うがな」
ハルヒ「……で、でも…」
ハルヒ「あたしなんか…」
キョン「そういう事だ。俺は、ハルヒの良いところ、たくさんあると思うぞ?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「た…例えば?」
キョン「…!」
キョン(しまった…。このハルヒとはまだ付き合いが短いから、聞かれてもすぐに出て来ない…)
ハルヒ「……」
キョン(前のハルヒの良いところならすぐ…)
キョン(…って、俺は一体何を考えてるんだろうね。今更前のハルヒなんか……)
キョン「……」
ハルヒ「……」
ハルヒ「ぁ…」
キョン「あとな。もうちょっと自分に自信を持て。俺が言うのもどうかと思うがな」
ハルヒ「……で、でも…」
ハルヒ「あたしなんか…」
キョン「そういう事だ。俺は、ハルヒの良いところ、たくさんあると思うぞ?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「た…例えば?」
キョン「…!」
キョン(しまった…。このハルヒとはまだ付き合いが短いから、聞かれてもすぐに出て来ない…)
ハルヒ「……」
キョン(前のハルヒの良いところならすぐ…)
キョン(…って、俺は一体何を考えてるんだろうね。今更前のハルヒなんか……)
キョン「……」
ハルヒ「……」
81: 2009/04/14(火) 00:25:48.66 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「…ごめん」
キョン「……え?」
ハルヒ「…あたしの良いとこなんか…無いよね」
キョン「お、おいハルヒ」
ハルヒ「…変な事聞いてごめんね」
キョン「ぁ、違うんだハルヒ、誤解だ」
キョン(……駄目だ、言い逃れ出来そうにない)
ハルヒ「……さ、先に帰るね…!」
キョン「あ……」
キョン「……」
キョン「……え?」
ハルヒ「…あたしの良いとこなんか…無いよね」
キョン「お、おいハルヒ」
ハルヒ「…変な事聞いてごめんね」
キョン「ぁ、違うんだハルヒ、誤解だ」
キョン(……駄目だ、言い逃れ出来そうにない)
ハルヒ「……さ、先に帰るね…!」
キョン「あ……」
キョン「……」
83: 2009/04/14(火) 00:29:13.16 ID:3w9NthCWO
翌日
キョン(結局、あの事が気掛かりなって眠れなかった…)ガラ
キョン「……」
キョン「…よ、ハルヒ」
ハルヒ「ぉ、おはよう」
キョン「……昨日はさ…ごめんな?」
ハルヒ「…いいの」
ハルヒ「……」
キョン「言い訳になるかもしれんが…」
ハルヒ「いいって!!」
キョン「!!」
ハルヒ「ぁ…」
ハルヒ「…ごめんなさい」
キョン「……」
キョン(結局、あの事が気掛かりなって眠れなかった…)ガラ
キョン「……」
キョン「…よ、ハルヒ」
ハルヒ「ぉ、おはよう」
キョン「……昨日はさ…ごめんな?」
ハルヒ「…いいの」
ハルヒ「……」
キョン「言い訳になるかもしれんが…」
ハルヒ「いいって!!」
キョン「!!」
ハルヒ「ぁ…」
ハルヒ「…ごめんなさい」
キョン「……」
86: 2009/04/14(火) 00:34:52.03 ID:3w9NthCWO
キョン「……ハルヒ」
ハルヒ「……」
キョン「…俺のいいところってあるのか?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…いっぱいあるよ」
キョン「な、なら、ちょっと言ってみてくれないか?」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「ぇ…、あ、」
キョン「……」
ハルヒ「……こ、これは違うの、キョンにいいとこが無いとかじゃなくて…!」
キョン「……」
ハルヒ「ぁの…その…」
ハルヒ「………ぃ、言うのが恥ずかしいっていうか…」
キョン「…?」
ハルヒ「……」
キョン「…俺のいいところってあるのか?」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…いっぱいあるよ」
キョン「な、なら、ちょっと言ってみてくれないか?」
ハルヒ「…!」
ハルヒ「ぇ…、あ、」
キョン「……」
ハルヒ「……こ、これは違うの、キョンにいいとこが無いとかじゃなくて…!」
キョン「……」
ハルヒ「ぁの…その…」
ハルヒ「………ぃ、言うのが恥ずかしいっていうか…」
キョン「…?」
89: 2009/04/14(火) 00:44:00.51 ID:3w9NthCWO
キョン「恥ずかしい?」
ハルヒ「ぁ、ぅ……」
キョン(俺の良いとこで恥ずかしい事って……?)
ハルヒ「そ、その…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「ま、無理に言わなくていいぞ」
キョン(…とりあえず合わせておくか)
キョン「俺が昨日黙ったのも、今のハルヒと同じ理由だからな」
ハルヒ「…え!?そ、それって…!?」
キョン「ん?」
ハルヒ「ぅ…」プイ
キョン「…」
キョン(なんかまずい事言ったか…?)
ハルヒ「ぁ、ぅ……」
キョン(俺の良いとこで恥ずかしい事って……?)
ハルヒ「そ、その…」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「ま、無理に言わなくていいぞ」
キョン(…とりあえず合わせておくか)
キョン「俺が昨日黙ったのも、今のハルヒと同じ理由だからな」
ハルヒ「…え!?そ、それって…!?」
キョン「ん?」
ハルヒ「ぅ…」プイ
キョン「…」
キョン(なんかまずい事言ったか…?)
93: 2009/04/14(火) 00:51:38.05 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「ぁ、あのっ」
キョン「どうした?」
ハルヒ「あ、ぁりがとぅ…」ボソボソ
キョン「…ん?下向いてちゃ聞こえんだろ、こっち見ろよハルヒ」
ハルヒ「…なんでもない」
キョン「……」
キョン(どうも変な感じがするな…)
キョン(いつも使ってた枕が、急に新しい枕に変わった時の寝心地の悪さ…)
キョン(例えるなら、そんな感じのビミョーな違和感が……)
ハルヒ「……」
キョン「どうした?」
ハルヒ「あ、ぁりがとぅ…」ボソボソ
キョン「…ん?下向いてちゃ聞こえんだろ、こっち見ろよハルヒ」
ハルヒ「…なんでもない」
キョン「……」
キョン(どうも変な感じがするな…)
キョン(いつも使ってた枕が、急に新しい枕に変わった時の寝心地の悪さ…)
キョン(例えるなら、そんな感じのビミョーな違和感が……)
ハルヒ「……」
97: 2009/04/14(火) 00:56:26.95 ID:3w9NthCWO
キョン(俺は、今のハルヒよりも……)
キョン(って、何を考えてるんだ俺は…)
ハルヒ「……」
キョン(ハルヒにこういうふうになって欲しかったのは事実だし、ハルヒも今は学校が楽しいと言ってたじゃないか)
キョン(世界崩壊の危機にさらされる機会も減るだろうし、何より土日も普通に休める)
ハルヒ「…?」
キョン(これは、ハルヒにとっても俺にとっても全く非の無い高校生活の筈だ…)
キョン(なのに…)
ハルヒ「…キョン?」
キョン「……」
キョン(って、何を考えてるんだ俺は…)
ハルヒ「……」
キョン(ハルヒにこういうふうになって欲しかったのは事実だし、ハルヒも今は学校が楽しいと言ってたじゃないか)
キョン(世界崩壊の危機にさらされる機会も減るだろうし、何より土日も普通に休める)
ハルヒ「…?」
キョン(これは、ハルヒにとっても俺にとっても全く非の無い高校生活の筈だ…)
キョン(なのに…)
ハルヒ「…キョン?」
キョン「……」
103: 2009/04/14(火) 01:03:34.51 ID:3w9NthCWO
放課後
ガチャ
キョン「SOS団が無くても、お前はここでこうしてるんだな」
長門「たまたま」
キョン「…ありがとよ」
長門「…?」
キョン「そうだ長門、いつも頼んでばっかで悪いんだけどさ」
長門「あなたがわたしを頼ったのはこれが初めて」
キョン「へ?」
長門「…そういう事になっている」
キョン「あ……ああ、そういう事か」
長門「そう」
キョン「それでだ、頼み事なんだが、聞いてくれ」
長門「……」
ガチャ
キョン「SOS団が無くても、お前はここでこうしてるんだな」
長門「たまたま」
キョン「…ありがとよ」
長門「…?」
キョン「そうだ長門、いつも頼んでばっかで悪いんだけどさ」
長門「あなたがわたしを頼ったのはこれが初めて」
キョン「へ?」
長門「…そういう事になっている」
キョン「あ……ああ、そういう事か」
長門「そう」
キョン「それでだ、頼み事なんだが、聞いてくれ」
長門「……」
105: 2009/04/14(火) 01:14:25.46 ID:3w9NthCWO
キョン「…前のハルヒに戻してくれないか?」
長門「……わたしには不可能」
キョン「な、なんだって?」
長門「あなたの言った『前のハルヒ』」
長門「わたしはこれを、数日前の活発な涼宮ハルヒと判断した」
キョン「…?」
長門「今わたしが言った事が正しいなら、あなたの頼みは実行出来ない」
長門「そう言った」
キョン「…あ……いや…、そういう意味の『なんだって』じゃなくてだな…」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……ま、まあいいかそんな事!」
長門「そう」
長門「……わたしには不可能」
キョン「な、なんだって?」
長門「あなたの言った『前のハルヒ』」
長門「わたしはこれを、数日前の活発な涼宮ハルヒと判断した」
キョン「…?」
長門「今わたしが言った事が正しいなら、あなたの頼みは実行出来ない」
長門「そう言った」
キョン「…あ……いや…、そういう意味の『なんだって』じゃなくてだな…」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……ま、まあいいかそんな事!」
長門「そう」
110: 2009/04/14(火) 01:19:50.58 ID:3w9NthCWO
キョン「な、長門が無理な事なんてあるんだな…」
長門「わたしにもある」
長門「…たくさん」
キョン「…!」
キョン「…すまん」
長門「でも安心してほしい」
キョン「?」
長門「涼宮ハルヒの改竄による影響は今日で終わると思われる」
キョン「!!」
長門「あなたは涼宮ハルヒに大人しくなるように言った」
キョン「…否定はしないが」
長門「涼宮ハルヒはあなたの言う通りにすることで、あなたがどんな反応をするのか知りたかった」
長門「いわば」
長門「体験期間」
キョン「!!」
長門「わたしにもある」
長門「…たくさん」
キョン「…!」
キョン「…すまん」
長門「でも安心してほしい」
キョン「?」
長門「涼宮ハルヒの改竄による影響は今日で終わると思われる」
キョン「!!」
長門「あなたは涼宮ハルヒに大人しくなるように言った」
キョン「…否定はしないが」
長門「涼宮ハルヒはあなたの言う通りにすることで、あなたがどんな反応をするのか知りたかった」
長門「いわば」
長門「体験期間」
キョン「!!」
113: 2009/04/14(火) 01:23:28.03 ID:3w9NthCWO
長門「それも今日で終わり」
キョン「そうなのか…」
長門「そう」
長門「わたしの出る幕は無い」
キョン「…成る程」
長門「……」
キョン「とりあえず安心していい…のか?」
長門「たぶん」
キョン「そ、そうか…」
長門「……」
キョン「……」
キョン(なんか一気に疲れた…)
キョン「そうなのか…」
長門「そう」
長門「わたしの出る幕は無い」
キョン「…成る程」
長門「……」
キョン「とりあえず安心していい…のか?」
長門「たぶん」
キョン「そ、そうか…」
長門「……」
キョン「……」
キョン(なんか一気に疲れた…)
161: 2009/04/14(火) 07:11:42.07 ID:3w9NthCWO
テクテク
キョン(ま、今回はそんなに厄介な事にならなかったし、よしとするか)
キョン「……」
キョン(…まさか、古泉の奴、最初から知っててあんな態度を?)
キョン(だとしたら許せん…。 特に理由は無いが…)
キョン「…あ」
キョン「そういえば…」
キョン「明日、ハルヒと遊ぶ約束してたんだっけ…」
キョン(でも、元に戻るのも明日なんだよな…)
キョン(……まぁどうせあいつ、忘れるよな)
キョン「……」
キョン(ま、今回はそんなに厄介な事にならなかったし、よしとするか)
キョン「……」
キョン(…まさか、古泉の奴、最初から知っててあんな態度を?)
キョン(だとしたら許せん…。 特に理由は無いが…)
キョン「…あ」
キョン「そういえば…」
キョン「明日、ハルヒと遊ぶ約束してたんだっけ…」
キョン(でも、元に戻るのも明日なんだよな…)
キョン(……まぁどうせあいつ、忘れるよな)
キョン「……」
167: 2009/04/14(火) 07:38:57.08 ID:3w9NthCWO
翌日
ヴヴヴヴヴ…
キョン「……ん…?」
キョン「なんだなんだ、朝っぱらから…」
ピ
着信:27件
新着メール:36通
キョン「はぁ!?」
キョン(全部ハルヒからだ…!)
キョン「何かあったのか!?」
ピッピッ
キョン「もしもしハルh」
ハルヒ『何やってんのよバカァ!!!』
キョン「ぅお…!」キーン
ハルヒ『あんた何してんの!?何で来ないのよ!!今日誘ったのはあんたでしょ!!?』
キョン「ちょ、ちょっと落ち着けよ…」
ヴヴヴヴヴ…
キョン「……ん…?」
キョン「なんだなんだ、朝っぱらから…」
ピ
着信:27件
新着メール:36通
キョン「はぁ!?」
キョン(全部ハルヒからだ…!)
キョン「何かあったのか!?」
ピッピッ
キョン「もしもしハルh」
ハルヒ『何やってんのよバカァ!!!』
キョン「ぅお…!」キーン
ハルヒ『あんた何してんの!?何で来ないのよ!!今日誘ったのはあんたでしょ!!?』
キョン「ちょ、ちょっと落ち着けよ…」
170: 2009/04/14(火) 07:45:19.79 ID:3w9NthCWO
ハルヒ『落ち着けですって!?あんた何様のつもりよ!!このあたしを2時間も待たせるなんてホントいい度胸してるわ!!』
キョン(こ、鼓膜が破れそうだ…!)
ハルヒ『あたし心配したんだからね!! 何回も電話掛けたのに、あんた出ないんだもん…!』
キョン「わ、悪かった!すまん!今すぐ行くから…!」
ハルヒ『…10分で来なさいよ!じゃなきゃいつもの10倍奢ってもらうからっ!』
ブツリ
キョン「き…切りやがった…」
キョン「しかも10分てなんだよ」
キョン(…元のハルヒに戻っただけでも、良しとするか)
キョン「……」
キョン(それにしてもあいつ、今日の事覚えたまんま元に戻ったのか…)
キョン「……とりあえず、行くか」スッ
キョン(こ、鼓膜が破れそうだ…!)
ハルヒ『あたし心配したんだからね!! 何回も電話掛けたのに、あんた出ないんだもん…!』
キョン「わ、悪かった!すまん!今すぐ行くから…!」
ハルヒ『…10分で来なさいよ!じゃなきゃいつもの10倍奢ってもらうからっ!』
ブツリ
キョン「き…切りやがった…」
キョン「しかも10分てなんだよ」
キョン(…元のハルヒに戻っただけでも、良しとするか)
キョン「……」
キョン(それにしてもあいつ、今日の事覚えたまんま元に戻ったのか…)
キョン「……とりあえず、行くか」スッ
176: 2009/04/14(火) 07:53:29.58 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「キョン!こっちよー!」ピョンピョン
キョン「…!」
キョン(あんまり怒ってない…?)
ハルヒ「ようやく来たわね、バカキョン!」
ハルヒ「罰金!!」ビシ
キョン(わけないか……)
ハルヒ「何よ、会って早々そんな顔しないでよ…失礼な奴ね」
キョン「いや、これから軽くなるであろう俺の財布の事を考えると、憂鬱になってしまってな…」
ハルヒ「いい気味だわ!自業自得よ!」
キョン「…はぁ」
ハルヒ「ってのは嘘で、」
ハルヒ「別に奢んなくていいわよ?ただ早く来て欲しかっただけだから…」
キョン「え?」
ハルヒ「ほ、ほら!変な顔してないで早くいきましょ!」グイ
キョン「あ、ああ…」
キョン「…!」
キョン(あんまり怒ってない…?)
ハルヒ「ようやく来たわね、バカキョン!」
ハルヒ「罰金!!」ビシ
キョン(わけないか……)
ハルヒ「何よ、会って早々そんな顔しないでよ…失礼な奴ね」
キョン「いや、これから軽くなるであろう俺の財布の事を考えると、憂鬱になってしまってな…」
ハルヒ「いい気味だわ!自業自得よ!」
キョン「…はぁ」
ハルヒ「ってのは嘘で、」
ハルヒ「別に奢んなくていいわよ?ただ早く来て欲しかっただけだから…」
キョン「え?」
ハルヒ「ほ、ほら!変な顔してないで早くいきましょ!」グイ
キョン「あ、ああ…」
181: 2009/04/14(火) 08:00:09.79 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「新しい服が欲しいのよね…」
キョン「…そういえばハルヒ、今日の市内不思議探索はどうなってるんだ?」
ハルヒ「…へ?」
ハルヒ「あんた…、頭大丈夫…?」
キョン「?」
ハルヒ「おととい、あんたが言ったんじゃない…」
キョン「な、何て?」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「……えっと、確か、あたしがあんたに土日にいつも通り不思議探索するって言ったら」
キョン「言ったら…?」
ハルヒ「あ、あんたが『たまには二人だけでどっか行かないか』…みたいな事を言ったじゃない!」
キョン「マジかよ…」
ハルヒ「なんか、息抜きがどうとか言ってたわ!」
ハルヒ「……覚えてないの?」
キョン「…すまん、ちょっと寝ぼけてただけだ」(全く、奇妙に世界を変えてきやがるな…この団長さんはよ…)
キョン「…そういえばハルヒ、今日の市内不思議探索はどうなってるんだ?」
ハルヒ「…へ?」
ハルヒ「あんた…、頭大丈夫…?」
キョン「?」
ハルヒ「おととい、あんたが言ったんじゃない…」
キョン「な、何て?」
ハルヒ「…?」
ハルヒ「……えっと、確か、あたしがあんたに土日にいつも通り不思議探索するって言ったら」
キョン「言ったら…?」
ハルヒ「あ、あんたが『たまには二人だけでどっか行かないか』…みたいな事を言ったじゃない!」
キョン「マジかよ…」
ハルヒ「なんか、息抜きがどうとか言ってたわ!」
ハルヒ「……覚えてないの?」
キョン「…すまん、ちょっと寝ぼけてただけだ」(全く、奇妙に世界を変えてきやがるな…この団長さんはよ…)
183: 2009/04/14(火) 08:04:31.70 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「あ!ほら、見て見てキョン!」クル
キョン「ん?」
ハルヒ「あんたの大好きなポニーテールにしてきてやったわよ!」ピコピコ
キョン「…言われなくても、気付いてたぞ」
ハルヒ「え!」
ハルヒ「何よ、なら一言ぐらい…」
キョン「まあ、あれだ、かなり似合ってるぞ」
ハルヒ「ぁ…ぅゃ……ぁ、あったり前じゃない!」
キョン「確かに、ハルヒはたいてい何でも似合うからな…」
ハルヒ「……」
キョン「……あ、そういえば、何で俺がポニーテール好きだって知ってたんだ?」
ハルヒ「何でって、夢に出て来たあんたが……」
ハルヒ「あっ!?」
ハルヒ「違くて!そ、そそそれは、あ、あの…」
キョン「…?」
キョン「ん?」
ハルヒ「あんたの大好きなポニーテールにしてきてやったわよ!」ピコピコ
キョン「…言われなくても、気付いてたぞ」
ハルヒ「え!」
ハルヒ「何よ、なら一言ぐらい…」
キョン「まあ、あれだ、かなり似合ってるぞ」
ハルヒ「ぁ…ぅゃ……ぁ、あったり前じゃない!」
キョン「確かに、ハルヒはたいてい何でも似合うからな…」
ハルヒ「……」
キョン「……あ、そういえば、何で俺がポニーテール好きだって知ってたんだ?」
ハルヒ「何でって、夢に出て来たあんたが……」
ハルヒ「あっ!?」
ハルヒ「違くて!そ、そそそれは、あ、あの…」
キョン「…?」
280: 2009/04/14(火) 18:34:34.39 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「あー!もう何でもいいの!」
キョン「まあな」
ハルヒ「で?最初はどっから行くの?」
キョン「なんだ、その言い方だと俺が既に決めて来たみたいな言い方だな」
ハルヒ「はぁ?あんた予定決めて来て無いの!?あんたから誘ったくせに!?」
キョン「おいおい。まさか、お前が今日の約束覚えた状態で戻るとは誰も思わないだろ」
ハルヒ「…戻る?」
キョン「う、あー、何でもないぞ。すまん」
ハルヒ「……」プイ
キョン「まあ、そう怒るなよ…」
ハルヒ「…怒ってないわよ?」
キョン「!!」
ハルヒ「ふふん、あたし、もうくだらない事で怒らないって決めたから!」
キョン(こ、これは一体…!)
キョン「まあな」
ハルヒ「で?最初はどっから行くの?」
キョン「なんだ、その言い方だと俺が既に決めて来たみたいな言い方だな」
ハルヒ「はぁ?あんた予定決めて来て無いの!?あんたから誘ったくせに!?」
キョン「おいおい。まさか、お前が今日の約束覚えた状態で戻るとは誰も思わないだろ」
ハルヒ「…戻る?」
キョン「う、あー、何でもないぞ。すまん」
ハルヒ「……」プイ
キョン「まあ、そう怒るなよ…」
ハルヒ「…怒ってないわよ?」
キョン「!!」
ハルヒ「ふふん、あたし、もうくだらない事で怒らないって決めたから!」
キョン(こ、これは一体…!)
282: 2009/04/14(火) 18:40:13.77 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「あたし気付いたのよ」
ハルヒ「あんたって、おしとやかで謙虚でかわいらしい子に対して、すごく優しく接するのよね!」
キョン(前のハルヒと絶妙にリンクしてやがる……)
キョン「…男なら誰でもそうだろ」
ハルヒ「だから、有希とかみくるちゃんにはいっつも優しいんでしょ?」
キョン「そういう問題じゃない。それにお前にだって……」
ハルヒ「団長たるこのあたしが、ただの団員その1に素っ気ない態度しかとられないってのは、いただけない事だと思うわ!」
キョン「違うぞハルヒ。俺はだな…」
ハルヒ「あんたは言ったってどうせ直んないだろうから、あたしが自らおしとやかになってやろうって話よ!」
キョン「…人の話も聞かないで、勝手にべらべら喋る奴のどこがおしとやかなんだ」
ハルヒ「感謝しなさいよキョン!」
キョン「……はぁ」
ハルヒ「あんたって、おしとやかで謙虚でかわいらしい子に対して、すごく優しく接するのよね!」
キョン(前のハルヒと絶妙にリンクしてやがる……)
キョン「…男なら誰でもそうだろ」
ハルヒ「だから、有希とかみくるちゃんにはいっつも優しいんでしょ?」
キョン「そういう問題じゃない。それにお前にだって……」
ハルヒ「団長たるこのあたしが、ただの団員その1に素っ気ない態度しかとられないってのは、いただけない事だと思うわ!」
キョン「違うぞハルヒ。俺はだな…」
ハルヒ「あんたは言ったってどうせ直んないだろうから、あたしが自らおしとやかになってやろうって話よ!」
キョン「…人の話も聞かないで、勝手にべらべら喋る奴のどこがおしとやかなんだ」
ハルヒ「感謝しなさいよキョン!」
キョン「……はぁ」
286: 2009/04/14(火) 18:46:08.14 ID:3w9NthCWO
レストラン
ハルヒ「これ、おいしそうね」
キョン「確かにうまそうだが……」
キョン「お前、一人でこれ食えるのか…?」
ハルヒ「余裕よっ!」
ハルヒ「あの、すいませーん!」
キョン「…太るぞ」
ハルヒ「んな!」
古泉(バイト)「んふ、ご注文をどうぞ」
ハルヒ「ふ、太んないわよ!あんた失礼過ぎ!」
キョン「これは一人で食う量じゃないだろ、確実にカ口リー多いな」
古泉(バイト)「……あのー…」
ハルヒ「そ、そうかな…」
キョン「お前が太ったら、全くいいとこ無くなるしな」
ハルヒ「!?」
古泉(バイト)(まずい! このままではバイトが二重に入ってしまう…!)
ハルヒ「これ、おいしそうね」
キョン「確かにうまそうだが……」
キョン「お前、一人でこれ食えるのか…?」
ハルヒ「余裕よっ!」
ハルヒ「あの、すいませーん!」
キョン「…太るぞ」
ハルヒ「んな!」
古泉(バイト)「んふ、ご注文をどうぞ」
ハルヒ「ふ、太んないわよ!あんた失礼過ぎ!」
キョン「これは一人で食う量じゃないだろ、確実にカ口リー多いな」
古泉(バイト)「……あのー…」
ハルヒ「そ、そうかな…」
キョン「お前が太ったら、全くいいとこ無くなるしな」
ハルヒ「!?」
古泉(バイト)(まずい! このままではバイトが二重に入ってしまう…!)
288: 2009/04/14(火) 18:50:32.84 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「……」
キョン「あ、俺はこれとこれで」スッ
古泉(バイト)「了解です。んふ、他には何かありますか?」
キョン「お、お前…その喋り方…!」
古泉(バイト)「!?」
ハルヒ「あら、よく見たら古泉君じゃない。服が似合いすぎて気付かなかったわ」
キョン「!!」
古泉「!!」
ハルヒ「それにしても…、こんなところでバイトしてたんだね…」
キョン(服が似合いすぎて気付かない、ってどういう事だよ…)
古泉「はは、バレてしまいましたか」
ハルヒ「やっぱり、古泉君カッコイイわよね……」
キョン「!!」
古泉「!!」
キョン「あ、俺はこれとこれで」スッ
古泉(バイト)「了解です。んふ、他には何かありますか?」
キョン「お、お前…その喋り方…!」
古泉(バイト)「!?」
ハルヒ「あら、よく見たら古泉君じゃない。服が似合いすぎて気付かなかったわ」
キョン「!!」
古泉「!!」
ハルヒ「それにしても…、こんなところでバイトしてたんだね…」
キョン(服が似合いすぎて気付かない、ってどういう事だよ…)
古泉「はは、バレてしまいましたか」
ハルヒ「やっぱり、古泉君カッコイイわよね……」
キョン「!!」
古泉「!!」
293: 2009/04/14(火) 19:02:26.60 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「あんたも少しは古泉君を見習いなさいよ。そんなんじゃ、いつまでたってもモテないわよ」
キョン「っ!」
キョン「…うるさい黙りやがれ。俺だって好きでこんな顔に生まれた訳じゃないんだよ」
キョン(お父さんにお母さん、ごめんなさい……)
ハルヒ「あら?あたし、顔の事なんて一言も言ってないわよ?」
キョン「!!」
古泉「す、涼宮さんは何食べるんです?」
ハルヒ「いらないわ。太るからね」
キョン「こ…こいつ…」
ハルヒ「……」ニヤ
キョン「っ!」
キョン「…うるさい黙りやがれ。俺だって好きでこんな顔に生まれた訳じゃないんだよ」
キョン(お父さんにお母さん、ごめんなさい……)
ハルヒ「あら?あたし、顔の事なんて一言も言ってないわよ?」
キョン「!!」
古泉「す、涼宮さんは何食べるんです?」
ハルヒ「いらないわ。太るからね」
キョン「こ…こいつ…」
ハルヒ「……」ニヤ
295: 2009/04/14(火) 19:06:45.58 ID:3w9NthCWO
古泉「あ、そうだ、今お二人はデートの真っ最中なんですよね?」
ハルヒ「!!」
キョン「!!」
古泉「調度良かった。ここには、カップル限定のメニューがあるんですよ。 一つ、どうです?」
ハルヒ「な!なななに言って! ちょ、ちょっと古泉君!」
キョン「古泉、それ頼む」キラーン
ハルヒ「!?」
古泉「…わかりました。今持って来ますね」ニコ
ハルヒ「き!キョン!」
キョン「……」ニヤ
キョン(ハルヒめ、仕返ししてやるぞ……)
キョン「どうだハルヒ、ルックスも性格も駄目な俺とカップルになれて悔しいだろ」ニヤニヤ
ハルヒ「んな!なな!」
キョン(せいぜい、羞恥で顔を赤くしてるんだなバカハルヒめ!)ニヤ
ハルヒ「!!」
キョン「!!」
古泉「調度良かった。ここには、カップル限定のメニューがあるんですよ。 一つ、どうです?」
ハルヒ「な!なななに言って! ちょ、ちょっと古泉君!」
キョン「古泉、それ頼む」キラーン
ハルヒ「!?」
古泉「…わかりました。今持って来ますね」ニコ
ハルヒ「き!キョン!」
キョン「……」ニヤ
キョン(ハルヒめ、仕返ししてやるぞ……)
キョン「どうだハルヒ、ルックスも性格も駄目な俺とカップルになれて悔しいだろ」ニヤニヤ
ハルヒ「んな!なな!」
キョン(せいぜい、羞恥で顔を赤くしてるんだなバカハルヒめ!)ニヤ
299: 2009/04/14(火) 19:11:57.57 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「……」
キョン「おいどうしたハルヒ。そんなに俯いて」ニヤ
バンッ!
キョン「!!」
ハルヒ「氏ねバカキョン!!」
タタタ…
キョン「ぁ、おい!」
バタン
キョン「……」
キョン(周りの目線が……)
古泉「お待たせしました……って、あれ?涼宮さんはどうしたんです?」
キョン「……」
古泉「……逃げられたんですか?」
キョン「……」
古泉「…ならいっそ僕とこれを」
キョン「ふざけるな」
キョン「おいどうしたハルヒ。そんなに俯いて」ニヤ
バンッ!
キョン「!!」
ハルヒ「氏ねバカキョン!!」
タタタ…
キョン「ぁ、おい!」
バタン
キョン「……」
キョン(周りの目線が……)
古泉「お待たせしました……って、あれ?涼宮さんはどうしたんです?」
キョン「……」
古泉「……逃げられたんですか?」
キョン「……」
古泉「…ならいっそ僕とこれを」
キョン「ふざけるな」
301: 2009/04/14(火) 19:22:16.92 ID:3w9NthCWO
キョン「おーいハルヒーどこ行ったー」テクテク
ハルヒ「ここよ」
キョン「うお!」ビク
ハルヒ「……」
キョン「いたのかよ…」
ハルヒ「……」
キョン「どうしたんだ?急に出てったりして」
ハルヒ「どうしたもこうしたも無いわよ。あんたって本当にバカね」
キョン「口の悪さは変えようとは思わないのかよ…」
ハルヒ「関係無いじゃない!」
キョン(十分あるだろ…)
ハルヒ「ま、あんたがバカなのは今に始まった事じゃないし、別にいいわ!」
キョン「…そうか?」
ハルヒ「あたしは今、謙虚でか弱いのよ!」
キョン「はぁ…そうですか…」
ハルヒ「ここよ」
キョン「うお!」ビク
ハルヒ「……」
キョン「いたのかよ…」
ハルヒ「……」
キョン「どうしたんだ?急に出てったりして」
ハルヒ「どうしたもこうしたも無いわよ。あんたって本当にバカね」
キョン「口の悪さは変えようとは思わないのかよ…」
ハルヒ「関係無いじゃない!」
キョン(十分あるだろ…)
ハルヒ「ま、あんたがバカなのは今に始まった事じゃないし、別にいいわ!」
キョン「…そうか?」
ハルヒ「あたしは今、謙虚でか弱いのよ!」
キョン「はぁ…そうですか…」
303: 2009/04/14(火) 19:28:10.23 ID:3w9NthCWO
服屋
キョン「まだ決まんないのか」
ハルヒ「うるさいわね、服ぐらいゆっくり選ばせなさいよ!」
キョン「ゆっくりって言ってもな、3時間も選んでるのはどうかと思うぞ」
ハルヒ「こんぐらいが普通なのよ」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「そうなの!」
キョン「……」
キョン(暇だ……)
シャッ
ハルヒ「ほいっ!どうよキョン?」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン(何故俺に見せるんだ…)
キョン「まだ決まんないのか」
ハルヒ「うるさいわね、服ぐらいゆっくり選ばせなさいよ!」
キョン「ゆっくりって言ってもな、3時間も選んでるのはどうかと思うぞ」
ハルヒ「こんぐらいが普通なのよ」
キョン「そうなのか?」
ハルヒ「そうなの!」
キョン「……」
キョン(暇だ……)
シャッ
ハルヒ「ほいっ!どうよキョン?」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン(何故俺に見せるんだ…)
331: 2009/04/14(火) 20:52:12.40 ID:3w9NthCWO
ごめん用事があった
キョン「しかもなんなんだそれは」
ハルヒ「ふふん、色っぽいでしょー!」
キョン「全然色っぽくないし、艶やかでもない。風邪引くから早くマシな服を着なさい」
ハルヒ「!!」イラッ
ハルヒ「…いいですよーだ!どうせあたしは子供ですよ!」シャッ
キョン「やれやれ…」
ハルヒ「……」ゴソゴソ
キョン「…いきなり全裸で出て来るなよ?」
ハルヒ「誰がそんな事するのよ!!」
キョン「…冗談だよ」
ハルヒ「最低…」ゴソゴソ
キョン「……」
キョン「しかもなんなんだそれは」
ハルヒ「ふふん、色っぽいでしょー!」
キョン「全然色っぽくないし、艶やかでもない。風邪引くから早くマシな服を着なさい」
ハルヒ「!!」イラッ
ハルヒ「…いいですよーだ!どうせあたしは子供ですよ!」シャッ
キョン「やれやれ…」
ハルヒ「……」ゴソゴソ
キョン「…いきなり全裸で出て来るなよ?」
ハルヒ「誰がそんな事するのよ!!」
キョン「…冗談だよ」
ハルヒ「最低…」ゴソゴソ
キョン「……」
334: 2009/04/14(火) 20:56:32.13 ID:3w9NthCWO
シャッ
ハルヒ「もういい!さっさと次行くわよ!」
キョン「おいおい、3時間も悩んで結局何も買わないのか?」
ハルヒ「興ざめしたの!」
キョン「……」
キョン「…怒ってんのか?」
ハルヒ「怒ってない!」
キョン「…あのな、色っぽくないっつーのはな…」
ハルヒ「……」
キョン「お前の性格が、なんかだな…」
ハルヒ「子供っぽい性格って言いたいの?」
キョン「そう!それだよ!」
ハルヒ「……」イライラ
キョン「うっ…」
キョン(完全に怒らせちまったな…)
ハルヒ「もういい!さっさと次行くわよ!」
キョン「おいおい、3時間も悩んで結局何も買わないのか?」
ハルヒ「興ざめしたの!」
キョン「……」
キョン「…怒ってんのか?」
ハルヒ「怒ってない!」
キョン「…あのな、色っぽくないっつーのはな…」
ハルヒ「……」
キョン「お前の性格が、なんかだな…」
ハルヒ「子供っぽい性格って言いたいの?」
キョン「そう!それだよ!」
ハルヒ「……」イライラ
キョン「うっ…」
キョン(完全に怒らせちまったな…)
335: 2009/04/14(火) 21:01:02.06 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「……」
キョン「ま、まぁお前が色っぽくなっても、なんか変なだけだろ」
キョン「…逆に見てみたい気もするが」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ふーん」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「すまん…」
キョン(何で謝ってんだ俺…)
ハルヒ「…帰る」
キョン「!!」
ハルヒ「今日は最高につまんない一日だったわ。じゃあね、キョン」クル
キョン「……」
ハルヒ「……」テクテク
キョン(……俺も帰るかな…)
キョン「ま、まぁお前が色っぽくなっても、なんか変なだけだろ」
キョン「…逆に見てみたい気もするが」
ハルヒ「……」
ハルヒ「…ふーん」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「すまん…」
キョン(何で謝ってんだ俺…)
ハルヒ「…帰る」
キョン「!!」
ハルヒ「今日は最高につまんない一日だったわ。じゃあね、キョン」クル
キョン「……」
ハルヒ「……」テクテク
キョン(……俺も帰るかな…)
339: 2009/04/14(火) 21:05:17.72 ID:3w9NthCWO
キョン宅
キョン「あー……」ドサ
キョン(何故かどっと疲れた…)
キョン「……」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「…古泉からか」
ピ
キョン「何だ」
古泉『またやってくれましたね』
キョン「主語を言え主語を」
古泉『主語と言うのは、話し相手が言わなくても分かると思われる場合は言わなくてもいいんですよ』
キョン「……」
キョン「あー……」ドサ
キョン(何故かどっと疲れた…)
キョン「……」
ヴヴヴヴヴヴ
キョン「…古泉からか」
ピ
キョン「何だ」
古泉『またやってくれましたね』
キョン「主語を言え主語を」
古泉『主語と言うのは、話し相手が言わなくても分かると思われる場合は言わなくてもいいんですよ』
キョン「……」
344: 2009/04/14(火) 21:09:39.18 ID:3w9NthCWO
古泉『例えば』
古泉『あなたは、目の前でスパゲッティを食べている友人に、』
古泉『「スパゲッティおいしいか?」と聞きますか?』
キョン「……」
古泉『ただ単に「おいしいか?」となら、よく言いますよね』
キョン「…あのなぁ」
古泉『冗談ですよ。ちょっとした遊びです』
キョン「俺はお前の遊び相手になったつもりは無いぞ」
古泉『失礼しました。本題に戻ります』
キョン「……」
古泉『閉鎖空間が発生しました』
キョン「だろうな」
古泉『…もうちょっと労ってくれてもいいんじゃ…』
キョン「悪いが、野郎を心配するほど俺は優しくないんでな」
古泉『あなたは、目の前でスパゲッティを食べている友人に、』
古泉『「スパゲッティおいしいか?」と聞きますか?』
キョン「……」
古泉『ただ単に「おいしいか?」となら、よく言いますよね』
キョン「…あのなぁ」
古泉『冗談ですよ。ちょっとした遊びです』
キョン「俺はお前の遊び相手になったつもりは無いぞ」
古泉『失礼しました。本題に戻ります』
キョン「……」
古泉『閉鎖空間が発生しました』
キョン「だろうな」
古泉『…もうちょっと労ってくれてもいいんじゃ…』
キョン「悪いが、野郎を心配するほど俺は優しくないんでな」
347: 2009/04/14(火) 21:16:05.09 ID:3w9NthCWO
古泉『……』
キョン「…話はそれだけか?」
古泉『…いえ。ところが、閉鎖空間が先程消滅したんですよ』
古泉『これは、涼宮さんの力が働いたからだと機関は判断しました』
キョン「…またかよ」
古泉『誰のせいですか』
キョン「誰のせいなんだ?」
古泉『……』
キョン「……」
古泉『……』
キョン「……」
キョン「…話はそれだけか?」
古泉『…いえ。ところが、閉鎖空間が先程消滅したんですよ』
古泉『これは、涼宮さんの力が働いたからだと機関は判断しました』
キョン「…またかよ」
古泉『誰のせいですか』
キョン「誰のせいなんだ?」
古泉『……』
キョン「……」
古泉『……』
キョン「……」
355: 2009/04/14(火) 21:32:11.37 ID:3w9NthCWO
月曜日
キョン「よう」
ハルヒ「あら、キョンじゃない」
キョン「…?」
ハルヒ「ふふ」ニコ
キョン「お、お前…」
キョン「…どうしたんだ」
ハルヒ「ふふ」ニコニコ
キョン「なんかスカート短いし…」
キョン「なんか制服が全体的にぶかぶかだし…」
ハルヒ「これしかなかったのよ」
キョン(いろんな意味でぎりぎりだ…!)
ハルヒ「ふふ、どこ見てんのよキョン?」ニコ
キョン「うっ…!」
キョン「よう」
ハルヒ「あら、キョンじゃない」
キョン「…?」
ハルヒ「ふふ」ニコ
キョン「お、お前…」
キョン「…どうしたんだ」
ハルヒ「ふふ」ニコニコ
キョン「なんかスカート短いし…」
キョン「なんか制服が全体的にぶかぶかだし…」
ハルヒ「これしかなかったのよ」
キョン(いろんな意味でぎりぎりだ…!)
ハルヒ「ふふ、どこ見てんのよキョン?」ニコ
キョン「うっ…!」
358: 2009/04/14(火) 21:36:54.90 ID:3w9NthCWO
ハルヒ「…もっと見たいの?」
キョン(う、上目使い…)
ハルヒ「それとも…」
ハルヒ「触ってみる…?」チラ
キョン「!!?」
ハルヒ「……」
キョン「は、ははハルヒ!ダメだダメだダメだ!」ブンブン
ハルヒ「…ふふっ」スッ
ハルヒ「嘘よ…。キョンってば、そんなに焦っちゃって…」
キョン「ち、近いぞハルヒ!」
ハルヒ「首に…」
ペロ
ハルヒ「汗…、かいてるわよ?」
キョン「!!?」
キョン(う、上目使い…)
ハルヒ「それとも…」
ハルヒ「触ってみる…?」チラ
キョン「!!?」
ハルヒ「……」
キョン「は、ははハルヒ!ダメだダメだダメだ!」ブンブン
ハルヒ「…ふふっ」スッ
ハルヒ「嘘よ…。キョンってば、そんなに焦っちゃって…」
キョン「ち、近いぞハルヒ!」
ハルヒ「首に…」
ペロ
ハルヒ「汗…、かいてるわよ?」
キョン「!!?」
365: 2009/04/14(火) 21:43:12.04 ID:3w9NthCWO
キョン「お、お前な!」ガタガタ
ハルヒ「…?」
キョン「ダメだ!いけません!高校生の癖に、そんな…」
キョン「そんな…!」
ハルヒ「……」
キョン「…か、軽い女だと思われたくなかったらな、もうちょっとガードは固めにしとけ!」
ハルヒ「ガード…固め…」
キョン「少なくとも俺は、お前見たいなハルヒは嫌だ!」
ハルヒ「…何言ってんのよキョン?」
キョン(自分でも何言ってるか分からんっつーの!)
ハルヒ「…?」
キョン「ダメだ!いけません!高校生の癖に、そんな…」
キョン「そんな…!」
ハルヒ「……」
キョン「…か、軽い女だと思われたくなかったらな、もうちょっとガードは固めにしとけ!」
ハルヒ「ガード…固め…」
キョン「少なくとも俺は、お前見たいなハルヒは嫌だ!」
ハルヒ「…何言ってんのよキョン?」
キョン(自分でも何言ってるか分からんっつーの!)
373: 2009/04/14(火) 21:47:07.10 ID:3w9NthCWO
翌日
キョン「よう」
ハルヒ「そ、それ以上近づかないでぇ!」
キョン「!?」
ハルヒ「きょ、キョン!これ以上あたしに近付いたら氏刑だからね…」
キョン「…ガードが…」
キョン「固い…」
キョン(教室でジャンバー羽織ってるし…)
ハルヒ「……こっち見るなぁ!」
キョン「あ、あのなぁハルヒ、それはやり過ぎだ…」
ハルヒ「な、何がよ!」
キョン「もうちょっとフレンドリーになぁ…」
ハルヒ「ふ、フレンドリーに…」
キョン「よう」
ハルヒ「そ、それ以上近づかないでぇ!」
キョン「!?」
ハルヒ「きょ、キョン!これ以上あたしに近付いたら氏刑だからね…」
キョン「…ガードが…」
キョン「固い…」
キョン(教室でジャンバー羽織ってるし…)
ハルヒ「……こっち見るなぁ!」
キョン「あ、あのなぁハルヒ、それはやり過ぎだ…」
ハルヒ「な、何がよ!」
キョン「もうちょっとフレンドリーになぁ…」
ハルヒ「ふ、フレンドリーに…」
387: 2009/04/14(火) 21:53:57.38 ID:3w9NthCWO
翌日
キョン「よう」
ハルヒ「おや、なんだキョンか!」
キョン「!?」
ハルヒ「今日も一日よろしくね!」スッ
キョン「お、おう…」
ガバァ
キョン「!!」
ハルヒ「握手だと思ったでしょー! 残念でした!」ギュー
キョン「は、ハルヒ、く、苦しい…!」
ハルヒ「細かい事はいいじゃんいいじゃんっ!」
キョン(お、お前はいつも度が過ぎてんだよ…)
ハルヒ「なんなら、授業始まるまでこうしてよっか!」
キョン「ぅ…」
キョン「よう」
ハルヒ「おや、なんだキョンか!」
キョン「!?」
ハルヒ「今日も一日よろしくね!」スッ
キョン「お、おう…」
ガバァ
キョン「!!」
ハルヒ「握手だと思ったでしょー! 残念でした!」ギュー
キョン「は、ハルヒ、く、苦しい…!」
ハルヒ「細かい事はいいじゃんいいじゃんっ!」
キョン(お、お前はいつも度が過ぎてんだよ…)
ハルヒ「なんなら、授業始まるまでこうしてよっか!」
キョン「ぅ…」
395: 2009/04/14(火) 21:57:54.75 ID:3w9NthCWO
キョン「待て待てハルヒ!」
ハルヒ「んー?」
キョン「お、俺は…」
キョン「俺は……」
キョン「いつものハルヒが1番好きなんだよぉ!!」
長門「計画通り」
古泉「素晴らしいですね」
みくる「なんで最後まで私空気なんですかぁ!?」
終わり
ハルヒ「んー?」
キョン「お、俺は…」
キョン「俺は……」
キョン「いつものハルヒが1番好きなんだよぉ!!」
長門「計画通り」
古泉「素晴らしいですね」
みくる「なんで最後まで私空気なんですかぁ!?」
終わり
396: 2009/04/14(火) 21:58:30.34 ID:TnOpw6Zd0
乙
397: 2009/04/14(火) 21:58:32.22 ID:C2Fn5GYe0
乙ww
終わりかよw
終わりかよw
415: 2009/04/14(火) 22:02:07.92 ID:3w9NthCWO
とりあえず終わりです
まぁたまにはこんなのもいいんじゃない?
みたいなノリで書きましたごめんなさい
まぁたまにはこんなのもいいんじゃない?
みたいなノリで書きましたごめんなさい
引用: キョン「謙虚で、か弱いハルヒ?」
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