カスタード「っっ！あれはいちかちゃんが忘れ物をしたから取りに戻る間置いてただけです！！」ｹﾞｼｯ

ジェラート「あんな綺麗な箱に入れてて捨ててあるわけないだろッッ！！」ﾊﾞｷｯ

ホイップ「それによく見たらあなたの身なり、汚いし臭くて禿げてる！人間とは思えないっ！！」ﾎﾞｺｯ

ﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷｯ...!!

俺「かッッッ……！？ ごほっ！やめて……氏ぬっ……！！」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ

ホイップ「ひっ、血を吐いた……？」ｻｧｧ

俺「あっ……」ﾊﾞﾀﾝ

俺「…………」

葵「どういうことだよ……？いちか……」

ひまり「いちかちゃん、あの男の人は絶対敵だって……」

いちか「だって……あの見た目じゃ誰だって普通の人間だとはわからないよ！……それに、2人だっていっしょに殴ったり蹴ったりしてたじゃん！共犯だよ！！」

葵「っっ……けどさぁ！！」

ゆかり「あらあら、3人揃ってどうしたの……？」

あきら「何か言い争いをしていたみたいだけど……」

いちか「ゆかりさん！あきらさん！」

あきら「なるほど。それで間違ってその男の人を頃しちゃったんだね？」

いちか「はい……ただの人間だとは思わなくて、あんな攻撃で氏んじゃうなんて……」ｸﾞｽｯ

ゆかり「泣くことないわ……貴女は悪くないもの。悪いのは勝手に私たちのスイーツを食べたその浮浪者よ」

葵「そ、そうだそうだ！そうだよいちか。なんで私たちがあんなおっさんのために喧嘩したり嫌な思いをしないといけないんだ！」

ひまり「そうです！泣いてるなんていちかちゃんらしくないです！元気出しましょう！」

いちか「みんな……うん、そうだよね！悪いのはあのおっさんだよ！！元気出てきた！みんなありがとう！」ﾆｺｯ

あきら「いちかちゃんが元気を出してくれてよかったよ。でも……これどうしようか……」

ゆかり「まったく……氏んでからも迷惑をかけるなんてとんだゴミクズね」

ひまり「うーん。今はキラパティに隠してますから大丈夫ですけど……」

葵「飲食店でずっとこんな生ゴミを放っておくわけにもいかねーもんなー」

俺「…………」

いちか「うーん。うーん……この氏体を片付けるには……うーん」

いちか「あっ……！キラっとひらめいた☆」

葵「んしょっ……と。いちか、こいつを厨房に運んでどうするつもりだ？」ｶﾞｼｯ

いちか「決まってるよ！このおっさんをスイーツに加工しちゃうんだよ！！」

ひまり「え、えー！？そんなこと出来るんですか！？」

いちか「普通なら出来ないかもね！だけど私たちには……」


ゆかり「いちか、巨大ミキサーに巨大ナイフ……出来たわよ？」ｷﾗｷﾗ

あきら「ふふっ、キラキラルで人間も加工できるくらいの巨大な調理器具を作るなんて……考えたね！」ｷﾗｷﾗ

いちか「みんながいる！ 1人じゃ出来ないこともみんなとなら、きっと乗り越えられるよ！！」

ゆかり「まったく……貴女といると退屈しないわね」ｸｽｯ

あきら「らしくなってきたね！」

ひまり「いちかちゃん……///」

葵「へへへ……/// いちかの言う通りだな！！ さっ、作ろうぜ！おっさんに食われたスイーツ以上の、最高のスイーツを！！」

いちか「うんっ！！それじゃあみんなで、レッツらクッキング♪」

ベリベリー、大好きっ♪ みんなに 届けたいっ☆

キラキラを詰め込んだ♪ この気持ち、召し上がれ☆

いちか「とは言ったものの……人間をスイーツにするなんて初めて！」

葵「こんなときは、ひまり！頼んだぜ！！」

ひまり「えぇ！？ そ、そうですね……まずは新鮮さを保つために血抜きしましょう！！」

あきら「よしきた！」

ゆかり「猫の爪って案外危ないのよ？」

ｸﾞｼｭｸﾞｼｭ

俺「ぎあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛★！！？？！痛゛っ、何！？何゛が起゛ぎでる？！！！」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝｯ

ひまり「いちかちゃん！？この人まだ生きてますよ！」

葵「それだけ新鮮ってことだよ！気にせずやっちまおう！！」

焦げても、めげずに☆ ホイップ・ステップ・ジャンプ♪

ひまり「それじゃあ……次は、部位ごとに分けたいです……四肢を切り取ってください！！」

いちか「うぅ、これちょっと骨が折れるかも……」

葵「プリキュアに変身するぞ！！」

ｷﾗｷﾗｷﾗ

マカロン「ハァァ……マカロンジュリエンヌ！！」

ショコラ「ショコラアロマーゼ！！」

俺「あ゛がッ……ぅあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛★！？？！お゛前゛ら何じやがる゛！！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ホイップ「暴れないでッ！！」ﾄﾞｺﾞｯ

俺「お゛ぉッ……♡？？」

美味しいねって笑顔が☆ 見たいから頑張れる♪

カスタード「ええっと、次は、次は……全部ミキサーにかけちゃいましょう！！」

俺「えっ……？嫌だ！！あんなのに放り込まれたら……あ゛あ゛ァァ！！氏にたくない！助けてくれ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ジェラート「暴れるな！！ハァァ……！！ジェラートシェイクッ！！」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝｯｯ

カスタード「カスタードイリュージョン！！」ﾋｭﾝﾋｭﾝﾋｭﾝｯｯ

俺「あ゛～～～～～ッッ/// お゛、お゛ぉっ……♡ 嫌だやめて氏にたく……」

しょんぼり、スポンジも♪ ご愛嬌で♡

マカロン「今よホイップ！！」

ショコラ「行け！！いちかちゃん！！！」

クリームたっぷり～ デコレーション♪

ホイップ「ハァァァァ！！！ホイップ！デコレーションッッッ！！！！」

俺「おぁ……？？」ﾄﾞｻｯ

ｶﾞｺﾝｯ ﾊﾞﾘﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯｯｯ

俺「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛★氏ぬ血が！！お゛っ？？♡ いがッ！？？？があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛！！！！！！！ぁっ……ぉぅっ……♡」ｸﾞｨｨﾝﾝﾝｯ

ベリベリー♪ 大好きっ♡ みんなに、届けたい♪

俺「…………♡ ……♡」ﾊﾞｷﾊﾞﾘｸﾞﾁｮ

俺「…………」ﾄﾞﾛﾄﾞﾛ

いちか「あとはこれを使って……♪」

いちか「よし、出来上がり♡ これはおっさんをぐちゃぐちゃにしたペーストを生地に挟んだショートケーキ！」

葵「こっちはそのペーストを使ってジェラートにしたぞ！」

ひまり「私はプリンを♪葵ちゃんのジェラートと組み合わせてパフェも作りました！」

あきら「ボクはチョコとクッキーを」

ゆかり「私はもちろんマカロンね」ｸｽｸｽ

いちか「それじゃあみんなで……」

「「「「「いただきまーす！」」」」」

いちか「う～ん/// あおちゃんのジェラートおいし～♡」

葵「それを言うなら、いちかのケーキも最高だぜ！」

ひまり「あきらさんのチョコクッキー美味しいです～///」

ゆかり「ほら、プリン食べさせてあげるわ」

あきら「いや、ボクはゆかりのマカロン食べてるから……///」

長老「ほっほっほ、仲良きことは美しきことかなジャバ～！」

ペコリン「やっぱりスイーツ作りは最高ペコ～♡」

おしまい♡

違和感なく読める不思議