10: 2009/02/26(木) 21:54:49.62 ID:PNArJLH9O
JUM「なぁ、母さん」

金糸雀「ふぇっ!?カ、カナが……ママ?」

JUM(…間違えた…)

翠星石「うっわー、恥ずかしい奴ですねw」

雛苺「先生に母さんならまだしも金糸雀に母さんだなんて自殺モノなのー」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
11: 2009/02/26(木) 22:00:18.09 ID:PNArJLH9O
JUM(……このままバカにされるのは癪だな…、よし)

JUM「いや、間違えたわけじゃない」

JUM「金糸雀は僕の母さんなんだ」

金糸雀「な…」

翠星石「なんですとー!?」

雛苺「でも金糸雀はドールなの、子作りは出来ても子供は産めないのー」
翠星石「そ、そうですぅ!そんなのおかしいですぅ!」

14: 2009/02/26(木) 22:09:51.57 ID:PNArJLH9O
金糸雀「その通りかしら!だいたいカナはJUMを産んだ覚えはないかしら!」

JUM(…真紅は下でくんくんのDVDに夢中だからしばらく来ないだろうし、コイツら三人くらいなら騙すのは容易い…。ちょっと遊ばせて貰うか)

JUM「嘘じゃない!」

翠金雛「!?」

JUM「金糸雀はローゼンメイデンの中で唯一子供を作れる能力があったんだ」

JUM「そしてローゼンはあろうことか金糸雀と創世合体した」

JUM「そうして産まれたのが僕さ」

17: 2009/02/26(木) 22:18:34.02 ID:PNArJLH9O
JUM「でもローゼンは賢者モードになった時に思った」

JUM「倫理的にいろいろダメだ、と」

JUM「そこでローゼンはその後金糸雀の記憶と子供を作れる能力を消したんだ」

JUM「その後ローゼンは再び人形作りに戻った」
JUM「僕はどうなったのかというとローゼンの不思議な能力で遠い世界に転生させられたのさ」

JUM(…とっさの嘘だからムチャクチャだな…こんなのでだませるのかな)

金糸雀「そうだったのかしら…」

翠星石「そ、そんな…」
雛苺「よくわかったのー」

JUM(…全員バカでよかった)

21: 2009/02/26(木) 22:40:42.90 ID:PNArJLH9O
翠星石「嘘ですぅ!嘘ですぅ!そんなの信じないですぅ!」

翠星石「チビカナがジュンのお母さんだなんてPOLYSICSがオリコン一位になって江頭が毎日テレビに出てこち亀が最終回するくらいありえねぇですぅ!」

翠星石「うわぁーん!」ガチャンバタン

雛苺「あ、翠星石待ってなのー!」ガチャンバタン

蒼星石「泣いてる翠星石もかわいいね!写真撮らせてよ!」ガチャンバタン

JUM(蒼星石どこから出てきたんだよ…)

金糸雀(神出鬼没かしら…)

25: 2009/02/26(木) 22:47:46.94 ID:PNArJLH9O
JUM「…二人きりになっちゃったね、母さん」

金糸雀「かかか母さんだなんて…///」

JUM「母さん、甘えてもいいかな」

金糸雀「ふぇ!?///」

JUM「膝枕してよ母さん」

金糸雀「何を言ってるのかしら!は、破廉恥かしら!」

JUM「久しぶりに母さんに甘えたい気分なんだよ」(単純だなぁ、すぐ騙されちゃって)

金糸雀「あ、あぅ…」

27: 2009/02/26(木) 22:59:27.75 ID:PNArJLH9O
一方、一回では

くんくん「僕の推理では犯人は必ずここに現れる!」

真紅(…ドキドキ)

くんくん「警部、注意しといてください。次にドアを開けて入ってきた人が犯人です!」

ねこ警部「あぁ、わかった!」

ガチャン!

翠星石「うわーん!真紅ー!」ガバッ

雛苺「ヒナもー!」ガバッ

真紅「二人とも離しなさい!今いいところなのよ!」

28: 2009/02/26(木) 23:07:48.03 ID:PNArJLH9O
>>27の一行目
一回→一階に脳内変換してね!

―――――
真紅「…ま、まさか!」

真紅「翠星石、あなたが犯人だったのね!?」

翠星石「何を言ってやがるですか…」

雛苺「翠星石逮捕なのー!」

翠星石「チビ苺は黙ってやがれですぅ!」

真紅「で、何があったの?」


翠星石「実は…」

30: 2009/02/26(木) 23:19:35.34 ID:PNArJLH9O
真紅(JUM…下らない嘘をついたわね…)

真紅(でも面白そうだから乗っておきましょう)

真紅「ジュンの言うとおり、金糸雀はジュンのお母さんよ。知らなかったの?」

翠星石「し、真紅は知ってたですか!?」

真紅「えぇ。ジュンと契約した時に聴いたの」

翠星石「そんな…本当だったなんて…」グスン

翠星石(それじゃあチビカナとジュンは本当の家族って事じゃねーですか……)







雛苺「苺わだち!」ビシッ雛苺「蒼星石、これでいいのー?」

蒼星石「スゴくいいよ雛苺!出来ればもっとキツく縛ってくれないかな?」

雛苺「えい!」ギシッ

蒼星石「はぅっ!もっとだよ雛苺!」

35: 2009/02/26(木) 23:40:03.88 ID:PNArJLH9O
真紅「まぁ二人が親子でも関係ないじゃない。気にする事では無いわ」

翠星石「それはそうかもしれねーですが…」

蒼星石「真紅、それは違うよ。キミの意見は大間違いだね。」




蒼星石「近親相Oかどうかは興奮する上での非常に大きなの要素の一つじゃないか!」

真紅「雛苺、ガムテープを持ってきて頂戴」

雛苺「はいなのー!」

蒼星石「禁断の愛!なんてやらしい響きなんだ!」

36: 2009/02/26(木) 23:49:44.75 ID:PNArJLH9O
蒼星石「んーっ!んーっ!」

真紅「しばらくそこでそうしていなさい」

蒼星石「んっ…んっ…」ビクビク

真紅「…」

翠星石「ジュンの様子が気になるです、ちょっとみてくるですぅ」

雛苺「ヒナもいくー!」

真紅「私も見に行こうかしら」

37: 2009/02/26(木) 23:56:55.29 ID:PNArJLH9O
二階、JUMの部屋の前

翠星石「都合がいいです、少し扉が開いてるですぅ」

翠星石「バレないように静かに見るですよ」コソコソ
雛苺「はーいなの…」コソコソ


―――――
JUM「ありがとう母さん…。わがまま言ってごめんね」

金糸雀「ど、どういたしましてかしら…///」

―――――
雛苺「膝枕なのー、ジュン甘えん坊なのー…はっ」

真紅「………」

翠星石「………」

雛苺(二人とも顔が怖いの……鬼の顔なの…)

41: 2009/02/27(金) 00:02:49.53 ID:odbQ4gMEO
真紅「翠星石」

翠星石「はいですぅ?」

真紅「下に行って二人をどうするか話し合いましょうか」

翠星石「いいですよ、とりあえず金糸雀だけは許さんです…」

真紅「奇遇ね、私も金糸雀は許せないわ…」

雛苺「ひ、ヒナはここに残るの…」(下に行ったら殺されるの…)

44: 2009/02/27(金) 00:09:08.01 ID:odbQ4gMEO
―JUMの部屋―

JUM「母さん」

金糸雀「は、はい!?」
JUM「なんだか眠たくなってきたから僕はベッドで眠るよ」

金糸雀「そ、そう…カナもそれがいいと思うかしら」

JUM「それでさ…、僕が眠るまで添い寝してくれないかな?」

金糸雀「え、えぇー!?///」

JUM(うわー、金糸雀で遊ぶのおもしれーwww)

金糸雀「そんなのダメかしら!破廉恥かしら!!」

JUM「頼むよ、母さん…」

金糸雀「…ししし、仕方ないかしら!その代わり変なことしたら承知しないかしら!!///」

45: 2009/02/27(金) 00:15:05.63 ID:odbQ4gMEO
JUM(さて、どうしてやろうかな)

JUM(とりあえず様子見っと…)

ギュッ

金糸雀「ふぇ!?ジュン!?何をしているのかしら!///」

JUM「何って…少し抱きついただけじゃないか。ダメだった?」

金糸雀「だ…ダメじゃないけど…」

JUM(ところでなんで人形なのにあったかいんだろ?まぁいいか…)

金糸雀(あぁぁぁあ!ヤバいかしら!恥ずかしすぎるかしら!!ジュンの体温が伝わってくるかしらぁ!!)

JUM(さて、次行くか)

47: 2009/02/27(金) 00:18:45.11 ID:odbQ4gMEO
金糸雀「ひゃあう!」

金糸雀「ジュ、ジュン…耳に息をかけないで欲しいかしら…」

JUM「あぁ、ごめんね」

金糸雀(謝ってるのにどうして動かないのかしら!くすぐったいかしら!)

JUM(なかなかいいリアクションじゃないか…もうちょっと楽しませてもらおうかな)

49: 2009/02/27(金) 00:27:40.85 ID:odbQ4gMEO
雛苺「これはヤバいの…ジュンと金糸雀が一つのベッドで寝てるの…」

蒼星石「ついにベッドインしたね!禁断の愛がいよいよ!」

蒼星石「さて、ジュン君は夜の技術もマエストロ級なのかな!?」

雛苺「………」

50: 2009/02/27(金) 00:35:06.19 ID:odbQ4gMEO
金糸雀(よく考えたら…思春期の男とベッドに入ってるってヤバいかしら!)

金糸雀(はっ!もしやジュンは初めからカナの体が目当てであんな嘘を?)

金糸雀(だとしたらすべて納得がいくかしら!このままじゃカナの純潔が奪われてしまうのかしら!)

金糸雀(は、早く脱出しないとぉー!)

JUM「………」ギュッ

金糸雀(ひぃー!脱出不可能かしら!助けてみっちゃーん!)

51: 2009/02/27(金) 00:42:06.71 ID:odbQ4gMEO
JUM(さて、次は何をしてやろうかな…)

JUM(それにしてもこいついい匂いだな…本当に眠たく…なって…きた…)


JUM「………」

金糸雀「ジュ、ジュン?」

JUM「スゥ………スゥ………」

金糸雀「寝ちゃったかしら…」

JUM「………」

金糸雀「ふふ、かわいい寝顔かしら…」

53: 2009/02/27(金) 00:43:38.94 ID:odbQ4gMEO
金糸雀「さて、今の隙に脱出するかしら」

JUM「………」

金糸雀「……でももう少しだけこうしといてあげるかしら…」

54: 2009/02/27(金) 00:48:01.65 ID:odbQ4gMEO
ガッシャーン!

金糸雀「!」

水銀燈「こんにちは~。あらぁ?誰かと思えば金糸雀じゃなぁい」

金糸雀「…水銀燈」

水銀燈「真紅のミーディアムと仲良くお昼寝?幸せそうねぇ」

水銀燈「でもその幸せももうおしまい」

水銀燈「私がここでジャンクにしてあげるわ」

56: 2009/02/27(金) 01:00:23.70 ID:odbQ4gMEO
金糸雀「くっ…野薔薇のプレリュード!」

水銀燈「あら、そんな攻撃じゃ当たらないわよぉ?」

JUM「うーん…」

金糸雀「ジュン、起きるかしら!早く逃げるかしらぁ!」

JUM「なっ、水銀燈!?」

水銀燈「あら、あなたのバイオリンがうるさすぎて起きちゃったじゃなぁい」

水銀燈「せっかく眠ったまま頃してあげようと思ったのにぃ」

金糸雀「黙るかしら!」

58: 2009/02/27(金) 01:05:41.90 ID:odbQ4gMEO
水銀燈「あらあら、怖ぁーい」

金糸雀「攻撃のワルツ!」

ドォーン!

水銀燈「当たらないって言ってるじゃなぁい」

金糸雀「そ…そんな…」

水銀燈「突然だけど、さよなら真紅のミーディアム」

JUM「なっ…」

水銀燈「あなた邪魔なの。氏んで頂戴」

59: 2009/02/27(金) 01:10:13.78 ID:odbQ4gMEO
雛苺「ジュン、今行くの!」

ガシッ

雛苺「蒼星石!?離してなの!早く助けないとジュンが殺されちゃうの!」

蒼星石「ダメだよ雛苺。よく見ててごらん…必ず最後に愛は勝つんだよ」

雛苺「蒼星石、歌詞の引用はジャスラックが来ちゃうの!ダメなの!」

61: 2009/02/27(金) 01:14:16.43 ID:odbQ4gMEO
水銀燈「私の剣で氏ねる事を光栄に思いなさぁい」

金糸雀「何をやっているのかしら!早く逃げるかしら!」

JUM「こ…腰が抜けて…」

水銀燈「さよーならぁ♪」

ドスッ

62: 2009/02/27(金) 01:23:01.54 ID:odbQ4gMEO
金糸雀「くっ…」

JUM「金糸雀!?」

金糸雀「ジュンは…カナが守るかしら!」

水銀燈「あら…邪魔されちゃったぁ」

水銀燈「つまんなぁい、なんかしらけちゃったわぁ」

水銀燈「ばぃばぁい…また遊んであげるわぁ…」

金糸雀「ま…まだかしら…!まだ…勝負は…!」

JUM「おい、動くな!」

金糸雀「で、でも…」

JUM「いいから動くな!」

金糸雀「…わかったかしら」

66: 2009/02/27(金) 01:31:21.07 ID:odbQ4gMEO
三十分後



JUM「よし、ドレスは直ったぞ」

金糸雀「あ、ありがとう…かしら」

JUM「で、その…右肩は大丈夫なのか?」

金糸雀「大丈夫かしら。多分1ヶ月もすれば治るかしら!」

JUM「よかった…」

翠星石「よくねぇです」

真紅「そうよ」

JUM「な、何が?」

真紅「くだらない嘘をついた事は許してあげる」

翠星石「でも…膝枕と添い寝をしてた事実は許さんです!」

67: 2009/02/27(金) 01:32:44.96 ID:odbQ4gMEO
真紅「その通りよ。でも金糸雀の働きに免じて…」

翠星石「私達にも同じ事をすれば許してあげるですぅ!」

JUM「な…」

真紅「拒否権は無いわよ、ジュン」

雛苺「ヒナもヒナもー!」

JUM「わ…わかったよ…」

70: 2009/02/27(金) 01:36:11.73 ID:odbQ4gMEO
金糸雀「ジュン、ちょっといいかしら」

JUM「ん?」

金糸雀「カナが怪我したのはびびって逃げれなかったジュンのせいかしら」

金糸雀「だから責任をとって欲しいかしら!」

72: 2009/02/27(金) 01:40:20.66 ID:odbQ4gMEO
JUM「…僕にどうしろって言うんだ?」

金糸雀「簡単な話かしら。カナは右肩を貫かれたせいで右手がうまく使えないかしら」

JUM「つまり?」

金糸雀「つまり、カナの怪我が治るまでみっちゃんがお仕事に行ってる間の」

金糸雀「日常生活の補助をして欲しいかしら」

JUM「な、なんだってー!」

金糸雀「当然かしら!!」

73: 2009/02/27(金) 01:45:00.04 ID:odbQ4gMEO
金糸雀「早速働いてもらうかしら!カナの荷物にお弁当が入ってるから持って来て欲しいかしら!」

JUM「はいはい、持ってきたぞ」

金糸雀「カナは卵焼きが食べたいかしら!」

JUM「えー…」

金糸雀「むー…」ジーッ

JUM「わかったよ、やればいいんだろ!」

金糸雀「それでいいのかしら!」

JUM「ほら、あーん」

金糸雀「あーん♪」パクッ

金糸雀(ふふ、なんだか新婚の夫婦みたいかしら///)


終わり

75: 2009/02/27(金) 01:46:39.80 ID:awa8FvbI0
乙!
ニヤニヤできてよかったよ

引用: 金糸雀「ふぇっ!?カ、カナが……ママ?」