1: 2009/03/08(日) 17:21:33.62 ID:hFvQwo7pO
翠星石「ちび人間、今時間あるです?」

JUM「うん?ああ、あるにはあるけど、どうした?」

翠星石「それじゃあちょっと翠星石とお話するです。PCばっかりやってると体に毒です」

JUM「構わないけど。何について話す?」

翠星石「そうですねぇ。3時のお菓子に、雛苺が翠星石とのお皿で、ケーキ食べたんです」

JUM「?」

翠星石「それでですね、雛苺ったらおっかしいんですよ!翠星石がなんでって聞いたらだって雛ものお皿だもんって」

JUM「ちょっと待つんだ。落ち着いて話せ」

翠星石「落ち着いてるですよ?でね?雛苺がこう、ぴゃーって行った時に、けど、翠星石も…」

JUM「え?」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
2: 2009/03/08(日) 17:26:10.82 ID:hFvQwo7pO
翠星石「何回も聞き返すんじゃねぇです…翠星石の話は面白くないですか?」

JUM「いや、そういう訳じゃないけどわからん」

翠星石「良いですか?お菓子食べてる時で、雛苺が翠星石もお皿じゃないのに、でも雛苺がヒナのって言ったけど」

JUM「すまん…なんだって?」

翠星石「もう!なんでわからんですか!」

JUM「…落ち着いて、ゆっくり、丁寧に話してくれ」

4: 2009/03/08(日) 17:30:06.02 ID:hFvQwo7pO
翠星石「良いですか?耳の穴広げてちゃーんと聞くです」

JUM「よし、聞かせてくれ」

翠星石「えぇっと、どこまで話しましたっけ…?あぁ、そうそう!真紅がくんくん観てる時ですね」

JUM「真紅の話してたっけ?」

翠星石「違ぁうです!もう!これはちょっと前の話です!同時です!」

JUM「え?あ、ごめん…」

翠星石「でね?真紅はまぁ関係ないんですけど、翠星石も雛苺が行くって言うから…」

JUM「関係ないの真紅?」

5: 2009/03/08(日) 17:34:33.81 ID:hFvQwo7pO
翠星石「真紅は違う角度です!」

JUM「角度?…角度…?よしわかった!続けてくれ」

翠星石「だからー、真紅はリビングでくんくん見てたです」

JUM「うん、真紅は別なんだな」

翠星石「翠星石もリビングに居たですけどね」

JUM「雛苺は?」

翠星石「何言ってるですか?一緒に決まってるですぅ」

JUM「だよな。すまん」

翠星石「どこまで話しましたっけ…真紅がテレビで、あ、雛苺がリビングに来たんです」

JUM「\(^O^)/」

7: 2009/03/08(日) 17:40:09.84 ID:hFvQwo7pO
翠星石「でね?リビングでお菓子食べてたら、同時に真紅と雛苺が…あ、これはくんくんが始まる前ですよ?」

JUM「なんだか僕の頭が悪いような気がしてきた…」

翠星石「で、お皿の話です」

JUM「お皿がどうしたんだ?」

翠星石「つまり、翠星石のお皿があるでしょ?でお皿は丸いから、左右関係ない訳です」

JUM「…」

翠星石「だから、けど、雛苺がケーキが少ないけど、翠星石のケーキも大きくないけど、のりに言ったんです」

12: 2009/03/08(日) 17:44:32.98 ID:hFvQwo7pO
JUM「待て!接続詞がおかしい」

翠星石「どこがですか!」ぷんすか

JUM「翠星石、お前実は頭悪かったんだな…」

翠星石「なんで翠星石が頭悪いです?!もうちび人間なんて知らんです!」ぷいっ

JUM「…待て、僕が悪かった」

翠星石「翠星石の事バカにして!もう知らんです!」ぷんぷん

JUM「ごめんって…ちゃんと聞くからもう一回説明してくれないか」

翠星石「しょうがないですねぇ…良いです?ケーキがね?半分しかなくてね?」

JUM「そうなんだ…」

14: 2009/03/08(日) 17:47:12.25 ID:hFvQwo7pO
翠星石「ここで問題になるのがお皿です」

JUM「半分のケーキ、翠星石、雛苺…真紅はテレビ…キーワードはお皿」

翠星石「でね?ちゃんと聞くですよ?翠星石がぁ、雛苺が、ケーキが少ないから、けど翠星石は少なくないから我慢しろって言ったです」

JUM「なんだと…?」

19: 2009/03/08(日) 17:50:38.79 ID:hFvQwo7pO
翠星石「だけど、真紅がくんくんを観てたですけど、のりが、雛苺に言ったです」

JUM「待て、くんくんが始まる前の話じゃないのか?」

翠星石「だから!もう!それは同時!同時なんです!」

JUM「ダメだ、どうしてもわからんぞ」

翠星石「もう…!で、だからね?翠星石が大人だから、雛苺に我慢してって言ったけど、のりは聞かなかったです」

24: 2009/03/08(日) 17:54:35.49 ID:hFvQwo7pO
翠星石「ちょっとはわかったですか?」

JUM「わからん」

翠星石「…むぅぅ!」ぷんぷん

JUM「ごめん、怒らないで聞いてくれ」

翠星石「怒ってないですもん」ぷいっ

JUM「翠星石は、雛苺を宥めた。そうだな?」

翠星石「…?だから違うです。悪いのは真紅なんですっ!」

JUM「真紅なの!?」

翠星石「悪いって程もないかも知れんですけど、小さい問題です」

30: 2009/03/08(日) 18:00:21.55 ID:hFvQwo7pO
翠星石「で、お皿の話に戻しますよ?」

JUM「あ、ああ、お皿ね。キーワードだな」

翠星石「キーワードなのはお皿じゃなくて、お皿に乗るケーキがです」

JUM「…」

翠星石「半分しかないケーキを分けるですよ?しかも半分こじゃないんです」

JUM「そうか、うん」

翠星石「それをお皿に乗せるでしょう?」

JUM「うん」

翠星石「あ、ここで言うお皿はさっきのお皿じゃないですよ」

JUM「もう挫折しそうだ…」

翠星石「このお皿はおっきくなくってー、雛苺が小さいって言ったけど、丸いんです。左右対象!」

36: 2009/03/08(日) 18:04:01.08 ID:hFvQwo7pO
JUM「左右対象だな、よしオーケーだ」

翠星石「そのお皿が違うから問題なんですね」

JUM「さっきの皿とは違う。オーケー」

翠星石「それから、こう右を持つでしょ?あ、右ってのは本人じゃなくて、対象ですよ?」

JUM「oh…」

41: 2009/03/08(日) 18:08:52.14 ID:hFvQwo7pO
翠星石「で、右を持ちます。この時雛苺から見れば右、真紅も右なんです」

JUM「翠星石からは?」

翠星石「右です」

JUM「ウェイト…。じゃあさっきの本人じゃないってのは…?」

翠星石「だーかーら、ケーキが乗るお皿があるでしょ?それとは違うお皿な訳ですよ」

JUM「…ふむん?」

翠星石「ですから、右は対象から見ると左になるでしょ?で、翠星石から見ても右になるでしょ?」

JUM「そうだな。そうしておこう」

翠星石「だけど、ケーキを乗せるとJUMはどうなりますか?」

JUM「僕がどうなるの!?」

43: 2009/03/08(日) 18:11:44.65 ID:hFvQwo7pO
翠星石「JUMと翠星石が対面にいるから悪いんです。ちょっと抱っこです」

JUM「抱っこだな。よし、おいで」

翠星石「よいしょ…んしょ…」

よじよじ

ぽふっ

JUM「…」なでなで

翠星石「…?なんで頭撫でるですか?哀れむような目で」

JUM「いや、良いんだ。説明を続けて」

45: 2009/03/08(日) 18:15:21.63 ID:hFvQwo7pO
翠星石「つまりですよ?こうお皿がありますね?」

JUM「うん」

翠星石「この右を持ちます」

JUM「よし、大丈夫だ」

翠星石「でもお皿は左右対象だから、こう前にくるってなっても変わらん訳ですよ」

JUM「大丈夫、まだなんとか食いついてる」

翠星石「それなのに、でも、回してからだと左なんです。前に持って来ても!これはわかるでしょ?」

JUM「頑張れ…!頑張れ…!」

51: 2009/03/08(日) 18:19:27.52 ID:hFvQwo7pO
翠星石「それからね?同時に真紅も座るんです、雛苺の前に」

JUM「よしよし、大丈夫だ」

翠星石「真紅はここで言ったんです、来週はケーキじゃないって」

JUM「飛んだなー…」

翠星石「うにゅーじゃないのにケーキでもないのに、雛苺は違うのに、翠星石が怒られたです」

JUM「…くっそぉぉお!!」

57: 2009/03/08(日) 18:23:44.48 ID:hFvQwo7pO
翠星石「だって翠星石は雛苺のケーキよりないんですよ?」

JUM「つまり?」

翠星石「つまり、翠星石が1番ケーキ食べてないんです。真紅は一口はおっきいのに」

JUM「…雛苺は?」

翠星石「最初に言った通りです。雛苺のなくて翠星石とのお皿なのに、翠星石もリビングのケーキ食べたって」

JUM「もう一息!もう一息なんだ!」

61: 2009/03/08(日) 18:27:22.87 ID:hFvQwo7pO
JUM「よし、話を整理しよう。落ち着いてな、ゆっくりで良いんだ」

翠星石「もう!なんでわからないですか!このおバカ!」

JUM「僕がバカなのだろうか」

翠星石「まずですね?真紅がテレビ見てます。くんくんが始まりません。良いですね?角度は違うんです」

JUM「くんくんやってなかったのか」

翠星石「翠星石はケーキを用意しますけど、ケーキは半分で、でも半分こじゃなくて、まぁこれは翠星石もです」

73: 2009/03/08(日) 18:48:11.97 ID:hFvQwo7pO
翠星石「雛苺はね、翠星石のお皿だけど、お皿は左右対象だけど、雛苺のは違うんです」

JUM「待て、雛苺のなんなんだ?」

翠星石「もー!お皿に決まってんです!」

JUM「ご、ごめん」

翠星石「だけど、ケーキを食べようとしたけど、真紅が、翠星石が、ケーキ食べようとしたのに、翠星石がって言うんです」

翠星石「だってケーキは半分こじゃないのに、半分なのに、はじめからなのに、半分こじゃないって言うんです、雛苺も」

80: 2009/03/08(日) 18:54:24.56 ID:hFvQwo7pO
翠星石「わかったです?もうめっちゃかみ砕いて整理したです」

JUM「わかった。つまり、ケーキの大きさで雛苺と喧嘩したんだな?」

翠星石「全っ然!もう全っっ然違うです!バカ人間!」

JUM「もうダメだ。哀れみを通り越して愛おしくなってきた」

翠星石「バカにして…嫌いですっ!」

JUM「待てよ、翠星石…」

翠星石「嫌い!」ぷいっ

85: 2009/03/08(日) 18:59:47.82 ID:hFvQwo7pO
JUM「膝の上で拗ねられてもなぁ…まぁ確かにほほえましいけど」

翠星石「…ちび人間のくせに翠星石をバカにして…」うる…

JUM「お、おい…泣くなよ…」

翠星石「なんで翠星石の話をちゃんと聞かないです?嫌いですか?」ぽろ

JUM「嫌いじゃないさ」

翠星石「もう良いです…もう一生喋らないですもん」ぽろぽろ

ガチャ

蒼星石「お困りのようだね!」

93: 2009/03/08(日) 19:05:41.60 ID:hFvQwo7pO
蒼星石「翠星石専用翻訳機、蒼星石だよー。やっほ」ふりふり

翠星石「あ、蒼星石。JUMが翠星石をバカにして遊ぶです…」

JUM「いや、違うんだ蒼星石…」

蒼星石「皆まで言わずともわかっているさ!大変だったねJUM君」

JUM「大変だった…」

蒼星石「ごめんねJUM君、翠星石は少しだけ考えを言語化するのは苦手なんだ。ちゃんと理解はしてるんだよ」

JUM「そうなんだ…」

蒼星石「よし、翻訳しよう。翠星石、僕に話してくれるかい?」

翠星石「わかったですぅ。実は…」

97: 2009/03/08(日) 19:12:02.28 ID:hFvQwo7pO




翠星石「…っていう訳ですよ」

蒼星石「ふむふむ。なるほどねぇ」

JUM「僕が受けた説明とほとんど同じだったけど、理解できたのか?」

蒼星石「うん、なんとかね」

JUM「じゃあ通訳してくれ。結局翠星石の言いたい事は?」

蒼星石「ケーキが最初からなかった、って事かな」

JUM「…」

104: 2009/03/08(日) 19:15:30.57 ID:hFvQwo7pO
JUM「僕か?僕が狂ってるのか?狂ってるのは僕か?世界か?」

蒼星石「あはは、嘘うそ。ちゃんと理解したよ」

JUM「なんだ嘘か…」

蒼星石「まず、今日のおやつはケーキだった。オーケー?」

JUM「ああ、そこまではオーケーだ」

蒼星石「次に、ケーキは3人で分けるのに、最初から半ホールしかなかった」

JUM「そういう意味だったのか…」

110: 2009/03/08(日) 19:21:52.56 ID:hFvQwo7pO
蒼星石「次に、ケーキを分けるお皿。困った事に、大小1つずつしかない」

JUM「あ、なんか嵌まった。つっかえてたものが取れた」

蒼星石「そこで翠星石は大のお皿に2/3に切ったケーキを、小のお皿に1/3に切ったケーキを分けたんだ」

JUM「なるほどぉぉ!!」

蒼星石「そして大のケーキを雛苺と翠星石で食べたらしいよ」

JUM「あぁ…頭の中のシナプスが複雑に絡み合って延びていく」

蒼星石「そこでお皿(大)に問題が。なんと雛苺は、先にガツガツ食べてお皿を回転させたんだ」

JUM「!!」

113: 2009/03/08(日) 19:27:22.65 ID:hFvQwo7pO
蒼星石「すると、より多く減った雛苺の分のケーキと翠星石の分のケーキが左右入れ替わるよね」

JUM「翠星石がお皿は左右対象だけど回したらそうじゃないってのはこれか…」

蒼星石「当然翠星石は怒る。それを見てたのりが翠星石を怒ったんだ」

JUM「翠星石なんにも悪くないのにな」

蒼星石「だけど、言葉にするのが苦手な翠星石…」

JUM「かわいそうに…言い訳も出来なかったんだな」

蒼星石「どや顔の雛苺が目に浮かぶね」

120: 2009/03/08(日) 19:31:51.24 ID:hFvQwo7pO
蒼星石「最後の一欠けらしか残されなかったケーキを、翠星石が口に運ぼうとすると…」

JUM「…真紅さん登場ですね」

蒼星石「ご名答。多分…」

蒼星石『あなた達のケーキは大きいのだわ。一口よこしなさい』ひょいぱく

蒼星石「って感じじゃないかな」

JUM「真紅の一口が大きい、翠星石は1番ケーキを食べていない…か。なるほど」

蒼星石「以上!翻訳機でした」ぺこり

JUM「ブラボー」

130: 2009/03/08(日) 19:35:59.05 ID:hFvQwo7pO
JUM「翠星石めちゃくちゃかわいそうじゃないか」

蒼星石「だね。涙目でのりに必氏に言い訳する翠星石…」

蒼星石「泣く泣く、最後の一口だけでも味わおうとする翠星石…」

蒼星石「真紅に横取りされてさらに涙目で絶望の翠星石…」

蒼星石「それを必氏にJUM君に話しても理解されない翠星石…」

蒼星石「うふふ……えへへへ、濡れちゃうなぁ」くねくね

142: 2009/03/08(日) 19:41:41.68 ID:hFvQwo7pO
JUM「ありがとう蒼星石。助かったよ」

蒼星石「うん、どういたしまして!よかったね翠星石、JUM君にわかってもらえて」ニコ

翠星石「まったく!ちび人間はやぁっとわかったですか!」ぽかぽか

JUM「ずっと膝の上に居たくせに叩くなよ」

蒼星石「それじゃあ僕はこれで!」

JUM「帰るのか?」

蒼星石「うん。やらなくちゃいけない事があるからね。じゃあ、アデュー!」ふりふり

翠星石「ばいばぁいです、蒼星石!」ふりふり

JUM「またなー」

153: 2009/03/08(日) 19:51:25.24 ID:hFvQwo7pO
JUM「さて…あいつらには後でお仕置きしなきゃな」

翠星石「別にもう構わんですけどね」

JUM「さっきはごめんな、理解できなくて」なでなで

翠星石「う……ま、まったくです」ぷいっ

翠星石「罰として、ちび人間は毎日真紅もだけど、雛苺とは違うですけど、翠星石とも真紅とも同じにするです」

JUM「…え?」

翠星石「だからね?翠星石とは普段違くて、雛苺は違うでしょう?真紅は違うけど」

JUM「……蒼星石、ちょっと待って!蒼星石ぃーー!!」



おわり

159: 2009/03/08(日) 19:53:31.97 ID:hFvQwo7pO
保守・支援thxでした。
思い付きで書いたらしょーもなすぎワロタww
ありがとうございました!

160: 2009/03/08(日) 19:53:52.06 ID:C/2AYTGa0
乙!
最後がどういう意味か説明してくれw

162: 2009/03/08(日) 19:54:20.10 ID:PCyH/DVz0

171: 2009/03/08(日) 20:02:01.65 ID:hFvQwo7pO
>>168
モスバーガーのコピペ見て思い付いただけですw

引用: 翠星石「もう!なんでわからないですか!このおバカ!」