5: 2009/03/12(木) 14:55:03.99 ID:CSdEow+KO
JUM「ふーん。で、その作り話は誰が考えたんだ?」

翠「し、信じてねえようですね…」

7: 2009/03/12(木) 15:01:17.64 ID:CSdEow+KO
JUM「まあな。」

翠「Nのフィールドをうろついてたら音が聞こえたですぅ。」

JUM「ふんふん…」

翠「音がする場所に行くと蒼星石が人の首に噛み付いてたんですよ。」

JUM「はあ…」

翠「……まだ信じてないようですね…」
ローゼンメイデン 愛蔵版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
9: 2009/03/12(木) 15:05:56.58 ID:CSdEow+KO
翠「仕方ないですぅ…、実際に蒼星石のところへ行って確認するですよ!!」

JUM「え?今から!?まだ通販の商品見終えてないのに…」

翠「グズグズするなですぅ!!早く行くですよ」

JUM「はぁ…、仕方ないか…」


11: 2009/03/12(木) 15:13:00.21 ID:CSdEow+KO
―おじじ家―

翠「蒼星石はいるですか!?」

蒼「やあ、翠星石にJUM君。どうしたの?」

JUM「いや、実は…

翠「見たですよ!!Nのフィールドでひ…、人の血を吸ってるのを!!」

蒼「……」

13: 2009/03/12(木) 15:19:41.53 ID:CSdEow+KO
翠「なんであんなことをしたですか!!」

JUM「ほ……ホントに血を吸ってたのか…」

蒼「……」

翠「なんとかいえですぅ!!」

蒼「クスクス…」

翠「!!」

蒼「やっぱり血を吸ってるように見えたんだね?2人ともひっかかったね!」

J・翠「???」

17: 2009/03/12(木) 15:24:12.54 ID:CSdEow+KO
翠「どーいうことですか?」

蒼「実は………僕、ケチャップが大好きなんだ!」

J・翠「………は?」

蒼「でも、周りからは変な目で見られるでしょ?だから仕方なくNのフィールドで……」

JUM「じゃあ、翠星石が見た『人』は!?」
蒼「マネキンだよ。」

JUM「マネキン?」

19: 2009/03/12(木) 15:32:30.28 ID:CSdEow+KO
蒼「いつも通りNのフィールドでケチャップを吸ってたらマネキンが飛んできて…、それで隠しながらケチャップを吸ってた所を翠星石に見られたようだね。」

J・翠「………」

翠「な、なーんだそうだったですか!JUMが様子を見に行こうとか言うから仕方なく来たんですけどね!」

JUM「!?…元はと言えばお前が!!…

翠「さ、心配事もなくなったようですし、帰るですよ!」

JUM「俺に発言権はないのか…」

21: 2009/03/12(木) 15:38:33.57 ID:CSdEow+KO
翠「それじゃあ、お邪魔したですぅ。」

JUM「ごめんな蒼星石、変に疑っちゃって…」

蒼「いや、全然大丈夫だよ。元は僕が悪いんだし。それじゃあね。」

JUM「ああ、バイバイ」

翠「サヨナラですぅ~!」



……

蒼「…………」ニヤリ

26: 2009/03/12(木) 15:44:21.06 ID:CSdEow+KO
―その日の深夜―

ガバッ

JUM「眠れないなあ…、少し水でも飲みに…」



JUM「あれ?奥の部屋が光ってる。」

JUM「そういえば、さっき翠星石の鞄が開いたままだったな。なにしてんだ?」

JUM「仕方ない連れ戻しにいくか…」

29: 2009/03/12(木) 15:51:49.18 ID:CSdEow+KO
―Nのフィールド―

JUM「しかし…、いつ来ても慣れないなここ。」

……ジュル

…ジュルジュル……

JUM「ん?なんか音が…、何かを吸ってるような音だけど。」



JUM「!?」




JUM「な……、何してるんだ…?」

JUM「蒼星石……」

30: 2009/03/12(木) 15:59:14.36 ID:CSdEow+KO
蒼「やあ、JUM君。何って?見てわからない?」

JUM「だ、だってそれ……翠星石じゃ…」

蒼「そうだよ。翠星石には大変な所を見られちゃったからね。今、目撃者を消してるんだ。」

蒼「もっとも人形である翠星石からは血じゃなく、ローザミスティカのエネルギーを吸わせてもらってるけどね。」

JUM「だって…、お前ケチャップが好きとか言…

蒼「嘘に決まってるじゃないか。」

33: 2009/03/12(木) 16:11:29.35 ID:CSdEow+KO
翠「J、JUM……翠星石のことはいいですから…早く逃げるですぅ…」

JUM「翠星石!」

蒼「まだ喋れる元気があったんだね。でももう少しで静かに眠れるよ。」

JUM「やめろぉぉぉ!」ブンッ

サッ

蒼「まさか君みたいな引きこもりがパンチなんかしてくるなんてね…、少しだけびっくりしたよ。後ちょっとだったのに…」

JUM「なんでこんなことを…」

34: 2009/03/12(木) 16:20:30.73 ID:CSdEow+KO
蒼「なんでだって?」

蒼「先ずは僕が血を吸い始めた頃の話からかな?」

蒼「あの日はお婆さんが包丁で指を切った時だったよ。」

蒼「急いで僕は指を口に加えたんだ。」

蒼「そしたらさ、変な感覚に襲われたんだ……血の味が『美味しい』っていう感覚に…」


35: 2009/03/12(木) 16:30:12.74 ID:CSdEow+KO
蒼「その後、お婆さんの血を止めて終わりだったけど、その頃から血に興味を持ち始めたんだ。」

蒼「あのなんとも言えない味が忘れられなくなってね…、ついに一昨日の夜、お婆さんの首に噛み付いてしまったんだ。」

蒼「お婆さんは声を上げる間もなく氏んじゃってね、よっぽどびっくりしたのかな?心臓発作だったよ。」

36: 2009/03/12(木) 16:38:31.95 ID:CSdEow+KO
蒼「とっても美味しかったよ、年老いた体に流れる血でも味はしっかりしてたから。」

蒼「でも、氏んじゃったから直ぐに不味くなってしまったんだ…」

蒼「だからもっと温かいのが欲しいと思ったからさ、昨日はお爺さんのを飲んでみたんだよ。」

JUM「翠星石が見た人はお爺さんだったんだな…」

蒼「そうだよ。氏なないようにゆっくりと噛みついて、少しずつ血を吸わせてもらったよ。」

38: 2009/03/12(木) 16:47:43.93 ID:CSdEow+KO
蒼「まあ、ずっと飲み続けてたからお爺さんも直ぐに氏んじゃったけどね。」

蒼「これからの僕の趣味にするところだったのに…、この女に見られてしまった……。本当に残念だよ…」

JUM「やめろ!翠星石はお前の姉じゃないか!」

蒼「姉だとしても、僕の障害になるようなら氏んでもらうよ。」

42: 2009/03/12(木) 16:56:48.15 ID:CSdEow+KO
蒼「でもその前に……、若い人間の血はどうなのかな?」

JUM「!!」

蒼「今までのは老人ばっかりだったからね。楽しみだなあ。翠星石は大分弱っているようだし、先に君から行かせてもらうよ」

JUM「く…来るな…!やめろ!!」

蒼「抵抗しないでよ…、口元が狂ったら即氏だよ?」

44: 2009/03/12(木) 17:07:36.91 ID:CSdEow+KO
蒼「だからさ、動かないで…」

JUM「くっ、……」


蒼「頂きまぁぁぁす!!!」


ブシュッ!!






……



蒼「……あ、あれ?なんで…お腹から……如雨露…が?」

蒼「翠星石?…なんで…僕を刺すの?」

翠「ごめんなさいです…蒼星石…」

47: 2009/03/12(木) 17:22:13.36 ID:CSdEow+KO
JUM「翠星石!!」

蒼「う……動けないはずじゃあ…」

翠「JUMの力から補給したです。JUMを殺そうとする蒼星石を翠星石は許すわけにはいかんです!」

ブシュ!!

グサッ!!

蒼「グハッ!!……ハァ…ハァ…」

蒼「クソ…こんなところで…こんなところで氏ぬわけには…まだ、JUMの血も…、のりの血も飲んでいないのに…」

翠「さようなら蒼星石…、せめて姉の手で…」

蒼「ちく…しょう!ちくしょおぉぉぉ!!!」

グサッ…



蒼「」パタ…

53: 2009/03/12(木) 17:37:12.19 ID:CSdEow+KO
パアン…

JUM「そ、蒼星石のローザミスティカが翠星石の中に…」

翠「うっ……」シュウゥゥ…



JUM「翠星石……」

翠「仕方なかったですよ…、蒼星石がこんな…こんな姿になりさえしなければ…グス…」

JUM「もう…何も言うな…」

翠「でも、翠星石は蒼星石を…!」

JUM「もういいんだ翠星石…仕方なかったんだよ…」ギュッ

翠「J、JUM……。う…、うわあぁぁぁぁぁぁん」

57: 2009/03/12(木) 17:46:19.17 ID:CSdEow+KO


……

…………

JUM「落ち着いたか…?、もう帰ろう翠星石……」

翠「はいですぅ…。JUMには迷惑かけました…グス…」

JUM「……帰って休もう…」


JUMは抜け殻になった蒼星石の体を抱え、翠星石とともに家へ戻った…

64: 2009/03/12(木) 17:56:30.59 ID:CSdEow+KO
―次の日―

JUM「はぁ…翠星石は1日鞄にこもってるか…、さすがに昨日あんな事があったからな…」

紅「JUM?どうしたの俯いたりなんかして、早く紅茶を入れなさい。」

JUM「はいはい。」

雛「雛はうにゅーがほしいの!」

JUM「のりが冷蔵庫に入れてる筈だから取れよ。」

65: 2009/03/12(木) 18:04:26.24 ID:CSdEow+KO
JUM「………」

紅「………」

紅「JUM。」

JUM「ん?なんだよ?」

紅「翠星石は何で鞄の中にずっといるの?」

JUM「……知らないよ。」

紅「ということは知っているのね…。」

JUM「………」

雛「うゅ?翠星石がどうかしたの~?」

紅「話すのだわ。何が起こったのか。」

JUM「………実は…」

67: 2009/03/12(木) 18:10:19.49 ID:CSdEow+KO
………

紅「そんなことが…」

雛「蒼星石…」

紅「夜になっても鞄から出て来ない理由はそれだったのね。」

JUM「ああ…」

雛「翠星石もつらかったと思うのよ…」

JUM「ああ…」

71: 2009/03/12(木) 18:18:29.27 ID:CSdEow+KO
トコトコ…

雛「あ、翠星石なのー。」

紅「遅いわよ翠星石…、早く晩御飯を食べなさい。」

翠「J、JUM……」

JUM「ん?どうした翠星石。」

翠「…に……、」

JUM「に?」

翠「逃げるですぅ!」

ブシュッ!!

76: 2009/03/12(木) 18:29:50.89 ID:CSdEow+KO
JUM「うわっ!!」

紅・雛「JUM!!」

翠「あーあ…失敗した…。後少しでJUM君の喉を喰いちぎれる所だったのになあ…少し血が出ただけか。」ペロッ

JUM「翠星石!?」

翠?「翠星石ぃ?違うよ。僕だよ僕、蒼星石だよ!」

JUM「蒼星石!?だって蒼星石は!」

翠?「体は抜け殻になってるよねえ…、でもここにちゃんといるよ。」

79: 2009/03/12(木) 18:55:20.36 ID:CSdEow+KO
翠?「どうやら僕の血への欲求が翠星石の自我を抑えてしまったみたいなんだよ。」

紅「蒼星石!早く翠星石に体を返すのだわ!アナタは負けたのよ!」

翠?「確かに…僕は負けたよ。でも、もうアリスゲームなんてどうだっていいんだ。」

翠?「血を吸いたい!血が欲しいから僕は動いているんだよ!」

JUM「コイツ…」

翠?「でも、流石双子だね。体は違うから動きにくいと思っていたんだ…でもこの体は、」


翠?「馴染む……、実に馴染むよ!!」

84: 2009/03/12(木) 19:02:48.78 ID:CSdEow+KO
雛「蒼星石ひどいのよ…」

JUM「そうまでしてお前は!」

翠?「さあ、あの続きを始めよう!今度は翠星石もいないしね。」

紅「JUM!ローズ……

翠?「おっと、動かないでね真紅…。僕とJUM君の距離からすれば、君の攻撃が届く前に僕が噛みつく方が早いよ。」

紅「くっ!!」

翠?「さあ、続きを始めようか?」

86: 2009/03/12(木) 19:09:55.18 ID:CSdEow+KO
紅「JUM逃げるのだわ!」

翠?「無駄なのは真紅も分かってるよね?人間じゃ僕からは逃げられない。」

JUM「もう……駄目か…」

(J……、JU…M…!…)

JUM(どこからか声が!?)

88: 2009/03/12(木) 19:19:58.87 ID:CSdEow+KO
(JUM!!)

JUM(この声は翠星石!)

翠(やっと気付いてもらえたですか…今、指輪を通してJUMに直接話してるですぅ。)

翠(言うことは1つ、蒼星石に血を吸わせるです!)

JUM(何言ってるんだお前!?そんな事したらアイツの思う壷じゃないか!)

翠(良いから素直に言うことを聞くですぅ!それしか方法がないんですよ!)

JUM(…………分かった…、お前に任せる…)

翠(了解ですよ。)

91: 2009/03/12(木) 19:31:51.77 ID:CSdEow+KO
翠?「先ずは首の横からだよね~。」

翠?「頂きまぁぁぁす!」

ガブッ!!

JUM「うっ!」

ジュル…

ジュルジュル……

ジュルジュルジュル……

JUM「吸われるスピードが…、い…意識が……」

ヌチャ…

翠?「美味しいよJUM君!やっぱり若い人間のはいいね。」

翠?「でも…、まだまだ吸いとってあげるよ!!」

95: 2009/03/12(木) 19:38:53.44 ID:CSdEow+KO
翠?「あれ?もうダメとかはないよねぇ?まだ少ししか飲んでないんだから!」

JUM「……ハア…ハア……」

紅「蒼星石!これ以上は!」バッ

翠?「だから近づいちゃ駄目だって。次攻撃の素振りを見せたら、間違って喉に歯が食い込むかもしれないよ?」

紅「くっ!!」

雛「JUM……」

翠?「じゃあ、続きを……

翠(もうやめるです!蒼星石!)

99: 2009/03/12(木) 19:48:30.15 ID:CSdEow+KO
翠?「!?」

翠(もう、これ以上JUMを苦しめるのはやめるですぅ!)

翠?「翠星石!?この体はもう僕の物なんだ!今更!」

JUM「!」

紅・雛「?」

翠(ふざけるなです!この体は翠星石の物!返してもらうですよ!)

翠?「!!!、頭が…………痛いぃぃぃ!!」

102: 2009/03/12(木) 19:57:34.24 ID:CSdEow+KO
翠?「やっと…JUM君の…血を沢山飲めると思ってい…たのに。」

翠?「ま、また君に邪魔…されるのか?」

翠?「嫌だ!また吸えなくなるのは嫌だ!」

翠?「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」バタン



……

………

翠「」パチッ

翠「か…、勝ったですぅ…」

109: 2009/03/12(木) 20:05:54.19 ID:CSdEow+KO
JUM「翠星石!」

紅・雛「翠星石!」

翠「…大丈夫ですよ…、蒼星石は眠っているですぅ…」

翠「JUM…、ごめんなさいですぅ…。痕がくっきりと残ってしまって…」

JUM「お前のせいじゃないよ。それに助けてくれたのはお前の方だから…。ところでどうやって蒼星石を抑えこんだんだ?」

110: 2009/03/12(木) 20:14:47.92 ID:CSdEow+KO
翠「簡単ですよ。翠星石の意識を抑え込んでいたのは蒼星石の欲求ですぅ。つまり、その欲求を少しでも満たしてやれば抑え込む力が弱まり翠星石が出れるってことですよ。」

翠「まあ、一か八かでしたけど…」

JUM「凄いこと思いつくなお前…」

紅「根性ね」

雛「根性なのー」

118: 2009/03/12(木) 20:22:18.98 ID:CSdEow+KO
翠「根性、根性言うなですぅ!」

JUM「でもまあ…、」

翠「?」

JUM「お前が無事で、本当によかった…」ギュッ

翠「!?」///






紅「雛苺」
雛「うゆ?」
紅「JUMの部屋に行くわよ。」
雛「はいなの。」

124: 2009/03/12(木) 20:35:59.42 ID:CSdEow+KO
―――――

翠「JUM……」ギュッ

翠「大事な事を話しておかないといけないですぅ」

JUM「ん?」

翠「蒼星石はまた出てくるかもしれんですぅ…」

JUM「!!」

翠「でも、大丈夫なんですよ?ただ…、抑え込んでおく方法は一つ………」

JUM「血が要るんだな?」

翠「………コクリ」

127: 2009/03/12(木) 20:43:26.15 ID:CSdEow+KO
JUM「………」

翠「………」

JUM「頻度は?」

翠「朝と晩に一回ずつ飲ませてもらえれば大丈夫ですぅ…。ただ、JUMが嫌なら無理にとは言わな…

JUM「いいよ。」

翠「!!」

JUM「当たり前だろ?俺も最初から居たんだから。それに、翠星石だけに背負わすような事はさせないよ。」

翠「……グスッ……かっこつけんなですぅ…」

139: 2009/03/12(木) 20:56:06.67 ID:CSdEow+KO
JUM「べ、別にカッコつけてるわけじゃあ…///」

翠「JUM…」

JUM「ん?」

翠「ありがとですぅ…」

JUM「……ありがとう、翠星石。」



JUM「さて、一段落付いたし、ご飯にするか?翠星石はまだ食べてないだろ?」
翠「真紅達は食べたですか?」

JUM「みんな食べたよ。のりが今日友達の家に泊まるらしいから早めに晩御飯食べたんだ。翠星石の分もちゃんと残してあるから今から温めるよ」

翠「JUM…」

JUM「何だ?」

翠「………ボソボソ」

142: 2009/03/12(木) 21:06:10.52 ID:CSdEow+KO
JUM「え?」

翠「一回で聞き取れですぅ…。晩御飯の前に血を吸わせて欲しいですぅ…///」

JUM「でも、さっき大量に吸っ…

翠「そ、蒼星石と入れ代わるときに使ったですぅ!い、今吸わないとまた出てくるかもですぅ!」

JUM「わかった、わかった。」

JUM「ほら……///」

翠「……///」

ガブッ

146: 2009/03/12(木) 21:22:34.34 ID:CSdEow+KO
JUM「んっ!」

翠「…ジュル、ジュルジュル……んふぅ…JUMの血…美味しいですぅ…ジュル」

JUM「これは慣れ…るのか?結構疲れるし…」

翠「JUMの血は濃いですから、…ジュル…量自体は少なくて…ジュルジュル…済みそうですよ。」

翠「ただ…ジュル、まだまだ吸うですから、普段からしっかりと精の…ジュル…付くものをとっておくといいですぅ。」

JUM「倒れないよう、努力はします…」

ジュルジュル……

151: 2009/03/12(木) 21:37:27.44 ID:CSdEow+KO
―数日後―

のり「みんなー、ご飯よー!」

雛「わーいなのー!」

紅「雛苺、廊下は歩きなさい。レディーとしてはしたないのだわ。」

のり「あれ?JUM君と翠星石ちゃんは?」

紅「2人ともまだ部屋なのだわ。」

のり「なるほどぅ、2人とも毎日お盛んねぇ。」

紅「見てるこっちが恥ずかしくなるのだわ」


―JUMの部屋―

翠「じゃあ、いくですよ?」ギュッ

JUM「ああ……///」ギュッ

翠「いただきまーすですぅ…///」

ガブッ



END

154: 2009/03/12(木) 21:40:41.75 ID:g9ZaYpnD0
乙!

引用: 翠星石「蒼星石が……人の血を吸ってたですぅ……」