1: 2009/03/16(月) 13:07:10.11 ID:g3RLfw7HO
真紅「あら?もうこんな時間。くんくんが始まってしまうのだわ」

翠星石「ん?本当です、スコーンも焼き上がりますしちょうどいいです」

真紅「雛苺、紅茶を淹れてちょうだい」

雛苺「えー?くんくんはじまっちゃうのー」

真紅「だから早く淹れてくるのよ、くんくんの楽しみが半減してしまうのだわ」

雛苺「むー……」

3: 2009/03/16(月) 13:09:59.83 ID:g3RLfw7HO
雛苺「しんくー、いれてきたのよー」

TV「くんくん探偵にかわりまして春の……」

真紅「………」

翠星石「………」

雛苺「うゆ?」

真紅「……なんて、なんということなのだわ。くんくんが、くんくんが……」

翠星石「なーんだ、結局やらねぇですか」

真紅「あぁ、嘘よ、そんな…くんくん…」

フラフラ

4: 2009/03/16(月) 13:12:51.58 ID:g3RLfw7HO
雛苺「しんく、どこかいくの?紅茶いれたのよ?」

真紅「雛苺…申し訳ないけどいらないわ、私はもう寝るのだわ…」

フラフラ

雛苺「いっちゃったの…」

翠星石「まったく、くんくん位で大げさなヤツですぅ」

翠星石「それにしても、スコーン焼きすぎちまったです…」

雛苺「……」

TV「この時間は、父ちゃんのパインケーキ。をお送りします」

5: 2009/03/16(月) 13:16:00.72 ID:g3RLfw7HO
雛苺「うゆ?パインケーキ!?おいしそうなの!」

カチャ

翠星石「そんなんで釣られるなんて、チビ苺はやっぱりおこちゃまですぅ」

雛苺「むー…、おこちゃまでいいもん!ヒナ、さいねんしょーなんだから!」

翠星石「そ、そんなおこるなです。…しょうがねーですね、翠星石の焼いたスコーンわけてやるです」

翠星石「こ、紅茶だけってのも味気ないですし」

雛苺「……うゆ?本当に?ありがとうなのー翠星石」

翠星石「う、うるせぇです。ほら、始まっちまうですよ」

8: 2009/03/16(月) 13:19:20.32 ID:g3RLfw7HO
チカチカ

TV「お父ちゃん!必ず、必ず戻ってきて!」

TV「あぁ、お前にパインケーキ焼いてやるためにも、俺は必ず戻ってくる」

雛苺「………」

翠星石「クッキーも焼きましたし、スコーンもいっぱい、後は…」

TV「私……本当は、父ちゃんのこと嫌いなんかじゃなかった!」

TV「反抗期だったんだろ?わかってる」

雛苺「………」

ボー

翠星石「これで準備は万端ですぅ。チビ苺、翠星石は蒼星石のところに行ってくるです」

翠星石「一緒にいきたいなら、連れてってやらないこともねぇですが。……チビ苺?」

10: 2009/03/16(月) 13:22:52.88 ID:g3RLfw7HO
TV「」

雛苺「………」

翠星石「ちょっとチビ苺、聞いてるですか!?」

雛苺「……う、うゆ?どうしたの翠星石?」

翠星石「だから、蒼星石のところに行くんですが一緒にくるですか?」

雛苺「……ヒナはいいわ」

翠星石「そうですか、まぁしょうがねーですね。それじゃ、行ってくるです」

雛苺「うゆ、いってらっしゃいなの」

雛苺「………」

雛苺「お父様……」


11: 2009/03/16(月) 13:26:07.62 ID:g3RLfw7HO
ガチャ

雛苺「………」

ジュン「ん?なんだ雛苺、くんくんは終わったのか?」

雛苺「ジュン…」

ギュッ

ジュン「い、いきなりなんだよ」

雛苺「………」

ジュン「…なにか言わないとわからないだろ」

スリスリ

雛苺「…ヒナ、お父様にあいたいの……」


ジュン「っ……!」

12: 2009/03/16(月) 13:30:15.54 ID:g3RLfw7HO

ジュン「……お前達は、そのために姉妹で戦ってるんじゃないのか?」

雛苺「そうなの。でもね、ヒナはお父様にあえないの……」

雛苺「ヒナはもう終わってしまってるの、お父様にあいたいけど、ヒナはあえないの」

ジュン「………」

ジュン(いったい僕はなんて答えればいいんだろうな)

雛苺「うぅ…ジュン」

ギュツ

ジュン(…ローゼン、僕にはあなたの考えがわからない。姉妹で戦わせることも、その戦いにこんなに幼い雛苺まで加えるだなんて)

14: 2009/03/16(月) 13:33:02.59 ID:g3RLfw7HO

ジュン「少しは落ち着いたか?」

雛苺「大丈夫なの、ジュンありがとなの!」

ジュン「べ、別に僕は何もしてないだろ」

雛苺「えへへー、そんなことないのよー」

ジュン「ふんっ」

雛苺「ねーえジュン、だっこして?」

ジュン「…別にそのくらい、っていうか勝手に抱っこされてるだろお前」

雛苺「ちがうの、ジュンのうでをまわしてほしいの」

ジュン「しょうがないな。……これでいいか?」

雛苺「ふふっ、ジュンありがとなの」


15: 2009/03/16(月) 13:36:46.68 ID:g3RLfw7HO
雛苺「……ねぇ、ジュンのお父様ってどんな人だったの?」

ジュン「うーん、僕の父さんか……。……あれ?」

ジュン(…なんだよ。もう記憶が色褪せてきてるじゃないか)

雛苺「うゆ?」

ジュン「いや、なんでもない、ちょっと待ってろ」

ジュン(何か、何かないか)

ジュン「あっ!思い出した。そうだ、僕の父さんは……」

18: 2009/03/16(月) 13:40:08.09 ID:g3RLfw7HO

ジュン「パパみてよ!ぼく、てすとで100てんとったよ!」

??「どれどれ……。おぉ偉いぞジュン!流石はパパの子だ」

ナデナデ

ジュン「へへ、えらいでしょ?おいわいにミニカーかってよパパー」

??「100点取られちゃしょうがないな、ママには内緒だぞ?」

ジュン「いいの!?」

??「もちろんだとも。ほら、おんぶしてあげるからおいで」

トテトテ

ジュン「わーい、パパだいすきー」

20: 2009/03/16(月) 13:42:52.00 ID:g3RLfw7HO
雛苺「…とってもやさしいお父様なのね」

ジュン「……そう、だな。僕にはもったいない位にいい父親だな」

ジュン(背中と掌の温もりしか、顔さえも思い出せない僕なんかにはもったいない位の……)

雛苺「……ジュン、どこかいたいの?」

ジュン「いや、大丈夫。なんでもない、なんでも」

ジュン(僕には弱音を吐く資格なんかない。こいつらの方が何倍も辛いんだ)

雛苺「………」

21: 2009/03/16(月) 13:46:25.92 ID:g3RLfw7HO
雛苺「…ねぇ、ジュン。ヒナね、もう一つお願いがあるの」

ジュン「ん、まだなんかあるのか?」

雛苺「あのね、今日だけでいいの、ヒナのお父様になってほしいのよ」

ジュン「……なんだそれ、僕にはよくわからないんだが」

雛苺「だから、今日はジュンがヒナのお父様なの!」

ジュン「えっと、今日だけ僕がローゼンの代わりになればいいのか?」

雛苺「うゆ、違うの、ジュンがお父様になるの!」

ジュン「…ようするに家族ごっこってことか?」

雛苺「そうよ、それでヒナが女の子でジュンがお父様なの」

雛苺(ジュン、ヒナがげんきにしてあげるの!)

ジュン(と言われても父親の気持ちなんてわかるわけ……)

雛苺「おねがいなの、おとうさま……」

ジュン「うっ……。べ、別にやってもいいけど、どうすればいいんだ」

雛苺「うゆ?ジュンの、おとうさまの好きにしていいのよ?」

ジュン(……なんとなく父親の気持ちがわかる気がしてきた)

22: 2009/03/16(月) 13:48:58.01 ID:g3RLfw7HO

ジュン「父親の役ったって、何かして欲しいこと無いのか?」

雛苺「あ、そうなの!さっきヒナがみてたテレビでやってたの!」

雛苺「あいしてるなら、ちゅーするらしいの!」

ジュン「ぶっ!……な、なんだって?」

雛苺「うゆ?あいしあってるおやこは、ちゅーするらしいのよ」

ジュン「いや、確かにキスは挨拶なんて国はあるけど……」

雛苺「おとうさま…ダメ、なの…?」

ジュン(こ、こんなに目を輝かせやがって!断れるわけないだろ!)

25: 2009/03/16(月) 13:52:52.73 ID:g3RLfw7HO
ジュン「し、しょうがないな。ち、ちゃんと目をつむれよな!」

雛苺「わかったの!ちゃんとおめめつむるのよ」

雛苺「うゆ、いつでもいいのよー」

ジュン「そ、それじゃするからな」

ジュン(僕は口リコンじゃない、僕は……)

ブチュ

雛苺「むぅ?」

ジュン「……ほら、これでいいだろ」

雛苺「うーん……。ねぇおとうさま、ちゅーってお口にするものなの?」

ジュン「えっ……?」

雛苺「ヒナがみたテレビではほっぺにしてたのー」

ジュン「」

26: 2009/03/16(月) 13:57:36.85 ID:g3RLfw7HO
雛苺「もうおめめあけてもいい?」

ジュン「」

雛苺「うー、まだあけちゃダメなのー?」

ジュン「ん、あ、あぁ、もう開けてもいいぞ」

雛苺「うゆ、おとうさま、ちゅーしてくれてありがとなの!」

ジュン「……悪い雛苺、僕をお父様と呼ばないでくれ」

雛苺「いやーなのよ、ジュンは今日はおとうさま、なの」

ジュン「………」

28: 2009/03/16(月) 14:01:35.55 ID:g3RLfw7HO
ジュン「……紅茶淹れてくる」

雛苺「あー!ちょっとまってなの!」

ジュン「こ、今度はなんだよ」

雛苺「紅茶はヒナがいれてあげるの!おとうさまはまっててほしいの」

ジュン「…一人でやると危ないだろ」

雛苺「大丈夫よ、ヒナできるわ」

ジュン「…あまり無理するんじゃないぞ、ドアは開けておいてやるから」

雛苺「わかったの!それじゃ、まっててなのー」

ダダダダ


29: 2009/03/16(月) 14:04:26.98 ID:g3RLfw7HO
雛苺(ふふーん、これでジュンにほめてもらうのよー)

ジュン「………」


ジュン(あいつ本気で家族ごっこをしようとしてるじゃんか。……っていうか)

スッ

ジュン(雛苺と本気でキスしちまったぁぁぁぁぁ)


雛苺「んしょ、んしょ」

カチャカチャ

雛苺「ふーんふーん、おいしい紅茶をいれましょーなのー」

トポポポ

30: 2009/03/16(月) 14:08:28.96 ID:g3RLfw7HO
雛苺「はいっ、おとうさま!ヒナがいれた紅茶なの」

ジュン「あ、あぁ、ありがと」

雛苺「ねーねー、ヒナえらい?」

ジュン(……なるほど、そういうことか)

ジュン「おう、偉いぞ!」

ナデナデ

雛苺「ふぇ……?」

雛苺「…えへへーありがとなのー」

32: 2009/03/16(月) 14:14:01.86 ID:g3RLfw7HO
ジュン「ズズ……」

ジュン(……僕は他に何してやればいいんだろ)

雛苺「ヒナの紅茶おいしい?」

ニコニコ

ジュン「あぁ、うまいぞ」

ジュン(めちゃくちゃ期待してるもんな)

??「ははっ、ほーらジュン高いだろー」

ジュン(…そういば高い高いとかよくされたな)

43: 2009/03/16(月) 14:37:54.67 ID:g3RLfw7HO

ジュン「よし、雛苺ちょっとこっちこい」

雛苺「うゆ?わかったの」

ジュン「ジュン登りしてみろよ」

雛苺「いいの!?うー、ヒナはりきっちゃうのよ」

雛苺「ジュン登ーりなのー」

ダダダダ

ガシッ

雛苺「へへー、ジュン登りしたのよ?」

ジュン「……よっと」

45: 2009/03/16(月) 14:45:44.67 ID:g3RLfw7HO
>>42
お前おんぶスレにいただろ?

雛苺「うゆ?なにするの?」

ジュン「今から立ち上がるから、目を閉じて動かないようにな?」

雛苺「わかったのー、まかせて、おとうさま」

ギュッ

雛苺「おめめつむったのよー」

ジュン「僕の目まで閉じなくていいからな、眼鏡から手を退かせなさい」

雛苺「うゆ?あ、ごめんなさいなの」

ジュン「……よいしょっと、ほら、目を開けてみろよ。どうだ高いだろ?」

雛苺「……ふ、ふぇぇぇ!?すごいの、たっかいのー」

46: 2009/03/16(月) 14:53:42.18 ID:g3RLfw7HO
雛苺「ひやぁぁ、すごいのー、棚のうえがみえるのー」

ジュン「だぁー燥ぐな、落ちるし困る」

ジュン(首辺りの感触が特に困る)
雛苺「ねぇおとうさま、ほかのへやもみたいの、いい?」

ジュン「んー、そうだな……。雛苺があまり燥がなければ、行ってもいいぞ。いい子にできるか?」
雛苺「もちろんなの!ヒナいい子にしてるの、だから、いい?」

ジュン「あぁ、しっかり捕まってろよ」

76: 2009/03/16(月) 16:58:00.42 ID:g3RLfw7HO
雛苺「うにゅー、くんくんのお人形があんなにちっちゃいのー」

ジュン(ほんっとに何でも喜ぶな、こいつ)

ジュン「とりあえず家の中は全部回ったぞ、そろそろ降りるか?」

雛苺「やーよ、もっともっとー」

ジュン「降りたくないのか?」

雛苺「ヒナまだおとうさまにのってたいのー」


ジュン「ふーん、降りればもっと面白いのがあるんだけどなー…」

雛苺「うゆ?もっとおもしろいの?

78: 2009/03/16(月) 17:04:59.10 ID:g3RLfw7HO
もう仕事終わるからちょくちょく投下してくぜフヒヒwww

ジュン「あぁ、とびっきりのヤツがあるんだけど、雛苺が嫌ならやらないよ」

雛苺「…う、うそなの、おりるの。さっきのはうそなのよ」

ジュン「へー、雛苺はお父様に嘘ついたんだ?だったら尚更悩むなー…」

雛苺「ふぇ…おとうさま、ごめんなさいなの」

ジュン「……ほら、降ろすよ?」

雛苺「うゆ…」

ジュン「ちゃんと謝れたね、いい子だ」

ナデナデ

雛苺「ヒナいい子?…ふへへ」

スリスリ

ジュン(少しからかっただけなのに、まったく可愛いや……いやいや、僕は口リコンじゃ……)

雛苺「ねーぇ、おとうさま、次はなにしてくれるの?」

ジュン「あ、あぁ、次はだな……」

82: 2009/03/16(月) 17:11:01.97 ID:g3RLfw7HO
ジュン「どうだ!次はこれだ!」

雛苺「これ、なぁに?」

ジュン「大きなタオルの片側をどこかに固定してハンモック状になったところに子供が入ってもう片側を僕が揺らす。という遊びだ」

雛苺「ヒナ、よくわからないの……」

ジュン「まぁ、お楽しみってやつだ。…よっと」

フカフカ

雛苺「……なんだが雲さんのうえにのってるみたいなの」

ジュン「よーし、それじゃ揺らし始めるからな」

雛苺「うゆ、なんかドキドキするのよ」

ブランブラン

雛苺「うひゃぁぁぁこれすっごいのぉぉ」

ジュン「まだまだこんなものじゃないからな」

グワングワン

雛苺「ほぇぇぇ、こんどは雲さんにつつまれてるみたいなのー」

84: 2009/03/16(月) 17:19:04.19 ID:g3RLfw7HO
ジュン「ふぅ、どうだ中々だったろ?」

雛苺「あれすっごいの、ヒナういてるみたいだったの!」

ジュン「ならよかった。僕も小さい頃にやってもらって楽しかったんだ」

雛苺「あとでまたやってほしいの!」

ジュン「そうだな、また後でな。今日は疲れたから無理」

雛苺「ふふ、本当に!?おとうさまだーいすき!」

ジュン(あぁ、もう駄目だ。やっぱり僕は口リコンだったのか……)

87: 2009/03/16(月) 17:33:57.67 ID:g3RLfw7HO
タイムカードきりましたフヒヒwww

雛苺「ねぇおとうさま、疲れたの?」

ジュン「うん、あぁ少しは疲れたかな」

雛苺「ならヒナがマッサージしてあげるの!」

ジュン「マッサージ?お前できるのか?」

雛苺「うゆ、大丈夫なの、ヒナがいやしてあげるの!」

ジュン「ん、じゃあお願いしようかな。うつぶせになればいいか?」

雛苺「……うちゅぶせ?えっと、わかんない…」

88: 2009/03/16(月) 17:36:55.90 ID:g3RLfw7HO
ジュン「あぁ、悪かった。僕は横に寝ればいいのか?」

雛苺「うゆ、下むいてねてほしいの」

ジュン「……はい、下むいて寝たぞ」

雛苺「おとうさま、しつれいします、なの」

トテトテ

雛苺「ヒナがんばっちゃうんだから」

ジュン「ん」

雛苺「んしょ、んしょ、んしょ」
ギュッ ギュッ ギュッ

雛苺「おとうさま、きもちいい?」

ジュン「凄くいいよ、疲れもぶっ飛びそうだ」

雛苺「えへへ、よかったのー」

ジュン(押す力が弱くてまったくマッサージになってないけど、なんだかすごい気持ちいい……)

89: 2009/03/16(月) 17:47:38.94 ID:g3RLfw7HO
ジュン「ふぅ、ありがとな雛苺」

雛苺「どういたしましてなの!」

ジュン「それじゃ、そろそろ上に戻るか。勉強しないと」

雛苺「うぃ、わかったの。……えっと、まだおとうさまってよんでいい?」

ジュン「あぁ、いいに決まってる。今日僕はお父様なんだろ?」

ヒョイ

ジュン「ほら、しっかりと捕まってるんだ」

雛苺「……うゆ、おとうさまやさしいの」

スリスリ

ジュン「……あと、肩車してるときにスリスリしないように」

90: 2009/03/16(月) 17:55:42.92 ID:g3RLfw7HO
真紅「……どうやら少し寝すぎてしまったみたいね」

ムク

真紅「……ジュン、いないの?」
真紅「雛苺もいない、下かしら」
カチャ

雛苺「うゆー、なんでスリスリしちゃダメなのー?」

ジュン「それは……、えっとだな、首の感触が気になってだな……」

ジュン「ん?真紅起きたのか」

雛苺「あーしんくー、おはようなのー

真紅「えぇ、おはよう。それにしても随分と睦まじいのではないかしら?」

100: 2009/03/16(月) 18:20:59.08 ID:g3RLfw7HO
雛苺「ふふ、今日はいろいろしたのよねー、おとうさま」

ジュン「あぁ、色々したな」

真紅「……ちょっと待つのだわ。雛苺、今なんて言ったのかしら?」

雛苺「うゆ?今日はいろいろしたのよ」

真紅「いえ、そこではなくて、ジュンのことを何て呼んだのかしら?」

雛苺「違うのよ、今日ジュンはおとうさまなの」

真紅「……聞き間違えてはなかったのね。ジュン、これはどういうことかしら?」

ジュン「ちょっとあって、今日僕はローゼンではないお父様らしい」

102: 2009/03/16(月) 18:26:51.78 ID:g3RLfw7HO
真紅「…でも、なぜあなたはその呼び方を甘受しているのかしら?」

雛苺「かんじゅ?おとうさま、かんじゅってなぁに?」

ジュン「えっと、甘受っていうのはな、受け入れるってことだ」

雛苺「むー…、やっぱりわからないの」

ジュン「ははっ、難しい言葉だからしょうがないさ」

ナデナデ

真紅「ちょっとジュン、私を無視しないで欲しいのだわ」

ジュン「あぁ、悪い。それで何だっけ?」

真紅「……何故あなたがお父様という呼び方を受け入れているか聞いたのだわ」

ジュン「んーまぁ、色々あったし、何より言われてみると悪い気がしないんだよこれが」


106: 2009/03/16(月) 18:36:34.74 ID:g3RLfw7HO
真紅「ジュン、なぜあなたは万更でもない顔をしているのかしら?納得いかないわ」

ジュン「へへっ、やめろよ照れるだろ」

真紅「照れないでもらえるかしら、私は真面目なのだわ」

雛苺「うゆ?なら真紅もおとうさまをおとうさまってよべばいいのよ」

真紅「………」

雛苺「それに、あいしあうおやこはいろいろできるのよ」

真紅「…愛し合う親子?」

雛苺「そうなの。あいしあうおやこ、なの」

111: 2009/03/16(月) 18:44:39.52 ID:g3RLfw7HO
真紅「それで何ができるのかしら?」

雛苺「えっと、ちゅーでしょ、たかいたかいでしょ、ぶらぶらでしょ」

真紅「……ちゅー?」

ジュン(えっと、これはもしかしてマズい事態か?)

雛苺「そう、おめめとじてぶちゅーってするの」

真紅「ぶちゅ?ほっぺではないの?」

雛苺「ヒナもほっぺかとおもったんだけど、ちがったの、こうするのよ」

雛苺「んしょ、んしょ。おとうさま、おめめとじて?」

114: 2009/03/16(月) 18:49:09.23 ID:g3RLfw7HO
ジュン(やばいやばいやばいやばい……けど、雛苺可愛いなぁー)

ジュン「ん、どうぞ」

雛苺「んむぅー」

ジュン「んむぅー」

真紅「」

雛苺「むぅー」

ジュン「むー」

雛苺「ぷはっ。真紅、いまのがちゅーなのよ、おとうさまをおとうさまってよべばできるのよ?」

真紅「……ジュン、ちょっといいかしら?」

117: 2009/03/16(月) 18:57:39.19 ID:g3RLfw7HO
ジュン?「ず、ずみまぜんでじだ」

真紅「あなたがそんな人間だとは思わなかったのだわ」

トテトテ

真紅「……でもそうね、一度くらいは言ってみてもいいかもしれないわね」

ジュン「は?」

真紅「だ、だから…一度くらいは呼んであげてもいいわよ。そ、そのかわり……いえ」

真紅「そ、それじゃ一度だけ、一度だけ言ってあげるわ ……お、おとうさま」

ジュン「はぁ…?」

真紅「んむぅー」

ジュン「うわ真紅なにをするやめ……んむ」

121: 2009/03/16(月) 19:04:49.92 ID:g3RLfw7HO

雛苺(ヒナ本当は知ってるの、あのちゅーは好きな人どうしがするものなのよ)

雛苺(真紅も素直じゃないの)

雛苺(でも、ヒナも素直じゃないの。ねぇ、ジュン、ヒナはね明日も愛し合う親子でいたいわ。だって……)

雛苺「あーしんく、ずるいーヒナもヒナもー」

雛苺「おとうさま、だーいすきー。んむぅー」

122: 2009/03/16(月) 19:06:06.44 ID:g3RLfw7HO
お父様……、は終わりです

これが噂のジュンキスマークだらけEND

124: 2009/03/16(月) 19:07:38.88 ID:2bltGkIqP

127: 2009/03/16(月) 19:12:48.98 ID:g3RLfw7HO
雛苺が俺の娘だったらどれだけいいか……
24時間働いちゃうぜwww

個人的に世の中のお父様方向けだと自負してる

179: 2009/03/16(月) 21:30:52.49 ID:g3RLfw7HO
>>158
いけるだろ、以前おっOいについて原稿用紙12枚書けたし

引用: 雛苺「お父様……」