1: 2009/03/26(木) 16:58:22.92 ID:WlGgjRih0
翠星石「と、当然ですよ!この翠星石の妹ですよ?!」

JUM「本当に本当なのか?」

翠星石「し、しつけえです!本当ったら本当ですよ!」

JUM(・・・この慌て方、何か隠しているな)

JUM「そうか、変なこと聞いて悪かったな」

翠星石「ホッ・・・分かればいいんですよ」

JUM「・・・」
人形師

2: 2009/03/26(木) 17:01:04.62 ID:WlGgjRih0
翠星石「ちょ、ちょっと蒼星石のところに遊びにいってくるですよ!」

JUM「おい、夕食までには帰るんだぞー」

翠星石「わかったです」

バタン

JUM「・・・ますます怪しいな」

真紅「確かに怪しいのだわ」

JUM「わっ・・・お前いつからここにいるんだよ!」

真紅「どうでもいいでしょ、それより後をつけましょ」

5: 2009/03/26(木) 17:03:59.07 ID:WlGgjRih0
真紅「・・・ドアの開く音がしなかったから玄関から出てった線は薄いわね」

JUM「どうでもいいけど・・・なんでくんくんの格好なんだ?」

真紅「あら、追跡といったら探偵なのだわ」

JUM「・・・じゃあ翠星石はどこから出て行ったんだよ」

真紅「私の探偵としての勘によるとnのフィールドから行くつもりなのだわ、ふふん」

JUM(ちょっと考えればわかることを誇らしげに・・・)

真紅「さぁ追うのだわ」

10: 2009/03/26(木) 17:06:58.86 ID:WlGgjRih0
翠星石「蒼星石ぃ!蒼星石はどこですかぁ!」



JUM「あ、いた」

真紅「しっ!聞こえたらどうするのだわ!」

JUM「・・・ごめんなさい」

真紅「わかればいいのだわ・・・」

JUM「お、あの扉に入ったみたいだな」

真紅「あそこは・・・たぶん蒼星石の家なのだわ!」

JUM「いや、知ってるよ?」

11: 2009/03/26(木) 17:10:03.10 ID:WlGgjRih0
翠星石「蒼星石ぃ!いるですか!」

蒼星石「どうしたんだい翠星石、騒々しいよ」

翠星石「どうしたもこうしたもねえです!今すぐ脱ぎやがれです!」

蒼星石「え・・・いや・・・え?」

翠星石「ムキーッ!さっさと脱ぎやがれです!」

蒼星石「うわ、やめ!」

JUM「何かあいつすごい無茶をいってるぞ」

真紅「まったく・・・はしたないのだわ」

13: 2009/03/26(木) 17:12:59.31 ID:WlGgjRih0
蒼星石「ハァハァ・・・ちょ、ちょっと待ってよ翠星石!」

翠星石「どうしたです!自分で脱ぐ気になったですか?!」

蒼星石「一体どうしたんだい翠星石、いきなり脱げだなんて・・・」

翠星石「話の分からん奴です!蒼星石が弟か妹のどっちなのか調べにきたです!」

蒼星石「いや、僕は妹だよ・・・?」

翠星石「証拠を見れば翠星石も堂々と言い張れるです!さぁ・・・観念するですよ!」

JUM「ごくり・・・」

蒼星石(あ、あれは―――、JUM君が見てる!?)

16: 2009/03/26(木) 17:16:00.38 ID:WlGgjRih0
蒼星石「や、やめるんだ翠星石!JUM君が見てるよ!」

JUM「やべ、隠れろ」ササッ

翠星石「ちら・・・」

翠星石「JUMなんていねえです!観念して証拠を見せるです!」

蒼星石「JUM君も見てないで助けてよ!」

JUM「・・・興奮してきた」

真紅「最低ね、JUM」

20: 2009/03/26(木) 17:19:07.22 ID:WlGgjRih0
翠星石「ヒッヒッヒ・・・覚悟するですよ?」

蒼星石「や、やめてよ・・・翠星石?」

JUM「ズキューンッ!」

真紅「声が大きいのだわ!・・・一体どうしたの?」

JUM「涙目の蒼星石・・・ど真ん中だ」

真紅「・・・」

翠星石「イーッヒッヒッヒ・・・」

蒼星石(もう・・・ダメっ・・・)

22: 2009/03/26(木) 17:22:05.10 ID:WlGgjRih0
JUM「とうっ!」

翠星石「じ、JUM!いつからここに!?」

JUM「そんなことはどうでもいいッ!」

翠星石「ビクッ・・・」

JUM「蒼星石、僕がきたからには安心しなさい」

蒼星石「JUM君・・・」

真紅「・・・あのバカ」

25: 2009/03/26(木) 17:25:01.09 ID:WlGgjRih0
JUM「何故(なにゆえ)こんなに可愛い蒼星石をいじめるのだッ!」

翠星石「ほ、本当に妹なのか確認しようと思っただけです!いじめてなんていねえですよ!」

JUM「お黙りッ!」

JUM「見ろ翠星石・・・、蒼星石はこんなに怖がっているじゃないか」

蒼星石「・・・」

JUM「お前がやっていることはいじめだ!」

JUM「・・・」チラッ

蒼星石「?」

29: 2009/03/26(木) 17:28:00.13 ID:WlGgjRih0
翠星石「じゃ、じゃあ逆に聞くですけど・・・どうしてここにJUMがいるです?」

JUM「うっ・・・それは・・・」

翠星石「さぁ、どうしてです?」

真紅「その質問には私が答えるわ」

JUM「し、真紅!」

JUM(思い出せ僕・・・ 後をつけようっていったのは真紅じゃないか!)

JUM(・・・ソースは>真紅「どうでもいいでしょ、それより後をつけましょ」)

真紅「それは・・・」

32: 2009/03/26(木) 17:31:01.85 ID:WlGgjRih0
真紅「JUMが翠星石を着ければいいものが見れると思ったからなのだわ!」

JUM「え?」

翠星石「・・・さすがはくんくんです、翠星石もそう思ったところです」

蒼星石「で、でもどうして着ければいいものが見れると思ったんだい?」

JUM(やはり蒼星石・・・可愛いは正義!勝利の女神は僕にありッ!)

真紅「それもこのくんくんが答えるのだわ」

JUM「いや、お前はだまってr」

真紅「推理中にうるさいのだわ!」

JUM「・・・すいません」

35: 2009/03/26(木) 17:34:02.05 ID:WlGgjRih0
真紅「それは、翠星石に蒼星石が男か女か調べて来いって言ったからなのだわ!ふふん!」

JUM「ち、ちがっ!」

翠星石「それは違うですよ真紅・・・いや、くんくん」

JUM「!!」

翠星石「こいつは・・・、調べて来いなんて言ってねえですよ」

JUM「うん!うん!」

翠星石「こいつは翠星石の性格から調べに行くってことをこいつは分かっていやがったです」

JUM「・・・え?」

翠星石「つまりこれは計画的な犯行です!」

37: 2009/03/26(木) 17:36:59.12 ID:WlGgjRih0
真紅「・・・さすがだわ翠星石」

翠星石「伊達にくんくん見てねえですよ!ふふん」

蒼星石「詳しく説明してもらいたいな、JUM君」ニコ

翠星石「イッヒッヒ・・・覚悟はいいですかぁ?」

JUM「いや・・・えっ?」

JUM「真紅ぅうううう!」

真紅「今日もくんくんの推理によって悪は滅びたのだわ、めでたしめでたしなのだわ」

名探偵くんくん 人形に欲情した男 ―完―

引用: JUM「蒼星石って本当に・・・、女の子なのか?」