4: 2009/12/19(土) 20:48:16.74 ID:UVYfUFme0
美琴「ああん…黒子ぉ…」

黒子「なんなんですの!お姉さま!気持ち悪い…」

美琴「黒子…大好きぃ…ちゅっちゅ」

黒子「やめ…やめてくださいまし!」

7: 2009/12/19(土) 20:54:10.83 ID:UVYfUFme0
黒子「大体毎日言っているでしょう、わたくしは百合趣味ではございませんと」

美琴「やだやだ…私には黒子しか考えられない」

黒子「はぁ…本当に気持ち悪いですわね」

美琴「黒子は私のこと嫌いなの…?」

黒子「当たり前です、あなたのような方といつも御一緒しているのは
    あなたがあの御方…上条当麻様と仲がよろしいからですわ」

11: 2009/12/19(土) 21:02:24.74 ID:UVYfUFme0
黒子「お姉さまとご一緒していれば上条当麻様とお近づきに…」

美琴「黒子…あんなやつのどこがいいっていうのよ?」

黒子「そうですわね…どなたにでも優しく、そして何よりお強いところですわ」

美琴「で、でも私だってレベル5だし…」

黒子「お姉さまいつも負けてるではありませんか上条当麻様に」

美琴「…」

20: 2009/12/19(土) 21:27:05.23 ID:n5vfyuLX0
美琴「じゃ、じゃあさ、こういうのどうかな」

黒子「なんですの?」

美琴「あいつを倒したら一日だけ私の言うことを聞くっていうのは」

黒子「プッ」

美琴「!」

黒子「お姉さまが?上条当麻様を?」

黒子「挑みに挑んで幾度となく負け通しのお姉さまが勝てるとは思えませんが」

黒子「もし勝てたのならば当麻様の黒焦げになった写メールを送ってきてくださいまし」

美琴「じゃ、じゃあ!」

黒子「期限もつけますわ。いつまでもうだうだとやられていてはこちらも迷惑ですし」

黒子「3日以内」

黒子「3日以降に倒しても無効、それと3日以内に倒せなかったりしたら」

黒子「当麻様にわたくしを紹介して、相部屋も解消していただきますですことよ」

美琴「わ…わかったわよ、3日以内ね…」

黒子「楽しみにしてますわ、お ね え さ ま」

25: 2009/12/19(土) 21:48:32.87 ID:n5vfyuLX0
まじかよ…眠いから途中でたぶんパスね。
あと、違ってたり間違いなんかは修正ヨロ

1日目 AM10:00

美琴「しっかしあいつ一体どこいんのよ」

美琴「早くしないと黒子とのあーんなことやこーんなことが…」

美琴「きゃ~!!」///

美琴「待ってなさい上条当麻!速攻でカタつけてあげるから!」

3時間後 PM1:00

美琴「…とは意気込んだものの、あいつの家もわかんないし」

美琴「困ったわね…」

美琴「…そっか」

美琴「今日は普通に学校か…」

27: 2009/12/19(土) 21:59:48.73 ID:n5vfyuLX0
美琴「あぁんもう!早くしないとリミットきちゃうじゃない!」

美琴「初春さんに頼んであいつの家とか学校とか調べてもらおうかしら」

御坂妹「美琴お姉さま、と御坂は久しぶりに会った感じで話しかけてみます」

美琴「あんたこんなとこで何してんの」

御坂妹「特に何もしていませんが、上条当麻さんのお宅までこの荷物を届けにい行きます」

御坂妹「と、御坂はその荷物を見せながら丁寧に説明してみます」

美琴「なんであんたがそんなこと…いや」

美琴(こいつ、あいつの家知ってるんだ…だったらこのまま案内させて)

美琴「そっか、じゃあ一緒に 御坂妹「彼が犬に追いかけられながら道路に飛び出し車にひかれ、荷物を投げ出した状態で病院へ運ばれたため仕方なく届けに行くところです」

御坂妹「と、御坂は状況を伝えながら事細かに説明します」

美琴「え?轢かれた?」

28: 2009/12/19(土) 22:10:10.39 ID:n5vfyuLX0
上条「ふ…不幸だ…」

蛙「君もしつこい男だねぇ」

蛙「退院したの、昨日だったよね?」

上条「来たくて来たいわけじゃないんですよ」

上条「ほんと、毎日が不幸で不幸で…」

蛙「全身打撲だけだが一応様子見で2日ほど入院してもらうよ」

蛙「それじゃ」バタン

上条「…今日は小萌先生にレポート提出だったな」

上条「しかも期限が昨日までで、ギリギリ今日持っていけば受け取ってもらえるやつ」

上条「…」

上条「不幸だ」シクシク

30: 2009/12/19(土) 22:15:54.71 ID:n5vfyuLX0
美琴「たのもー!」

上条「うわっ!」

上条「なんだビリビリか…脅かすなよ」

美琴「あんたに果たし合いを申し込みに来たわ」

上条「…またか」

美琴「悪いけど、私には時間がないの。ここで一気にケリをつけて…」バチバチ

上条「ちょ…ここはさすがにまずいだろ!」

美琴「問答無用!」バチバチ!

上条「!」バシュ シュ~

上条「とにかく落ち着け!」バシッ

美琴「うるさい!私には時間が…!?」

美琴(…なんで電気が流れないの!?)

上条「いいから落ち着け。まずは事情を説明しろ」

64: 2009/12/20(日) 08:54:03.79 ID:/sK4He5s0

上条「…で、俺が負けた写真を撮ればOKってわけなんだな」

美琴「そうよ」

美琴「それにあんたとは決着も付けておきたかったしね」

上条「はぁ…どうでもいいがビリビリ、俺は全身打撲で2日入院だぞ?」

美琴「関係ないわよ、あんたが黒焦げになってくれれば私は黒子と付き合えるんだから」

美琴「一日であーんなことやこーんなことを…」

美琴「ふふふ…」

上条「あのなぁ…」

上条「大体、ハンデのある相手に勝ってお前はうれしいのか?」

美琴「!」

66: 2009/12/20(日) 09:08:23.66 ID:/sK4He5s0
上条「それにその…白井さんだっけ?」

上条「ハンデのある相手に勝ったところで約束は守ってくれるのか?」

上条「白井ってあのジャッジメントの『お姉さま』って言ってる子だよな」

上条「『お姉さまひどいですわ!そんな怪我人相手にビリビリ電気を流すなんて!人としてあり得ませんわ!』」クネクネ

上条「なんて言われちゃって逆に嫌われちゃうんじゃないか?」

上条「あとな、こんな理由で場所も考えずに能力使うか普通」

美琴「こんな理由って何よ!私には一大事なんだからね!」

上条「ハァ…お前ってさ、確かレベル5だろ?そんなやつがこんなところで能力使って大事故でも起きたらどうする気だ?」

上条「ここには俺以外にも患者さんがいっぱいいるんだぞ?」

上条「どう責任取るつもりなんだ?」

上条「中学生だから許されるなんてことないだろ、もうちょっと考えて行動しろよ」

美琴「…そ、そんなに言わなくても…悪かったわよ…」

71: 2009/12/20(日) 09:47:58.06 ID:/sK4He5s0

美琴「…えっと全身打撲なのよね?」

上条「そ。2日入院だ」

美琴「明日退院にならない?」

上条「無理だ」

上条(そんなもん、なんたって女同士の恋愛に俺が協力せねばならんのだ…)

上条(2日後にはとんずらさせてもらうぜ)

美琴「…わかったわ」トコトコ バタン

上条「?」

73: 2009/12/20(日) 10:02:23.77 ID:/sK4He5s0
数分後

蛙「上条君」

上条「あ、なんすか?」

上条「…なんで後ろにビリビリが」

美琴「…」ニヤリ

蛙「様子見程度だから明日には退院できるんだが、どうする?」

上条「打撲で全身が雷に打たれたくらい痛いんです。
   関節痛が千本の針で突かれたくらいすごいんです。
   万力で10トンくらい締め付けられてるくらい頭痛がするんです。
   水虫がすごいんです。
   ハンマーで導線叩くような感じで神経痛がするんです。 
   明後日までしっかり入院させてください」キリッ

蛙「ふむ…そんなにひどいことはないと思うが…」

上条「お願いします~」ウルウル

蛙「…御坂君、こう言っているがどうする?」

美琴「はい!大丈夫です!明日までには治ってますから!」

蛙「それじゃ、明日の様子を見て退院してもらうことにしよう」

74: 2009/12/20(日) 10:10:50.19 ID:/sK4He5s0
キィ バタン

美琴「…」

上条「…」

上条「…おい」

美琴「はい?」

上条「『はい?』じゃねーよ!『はい?』じゃ!」

上条「お前は俺に何のうらみがあるんだ!」

美琴「早く退院できるんだからいいじゃない」

上条「よかねーよ!なんで闘りあうためだけに退院早められなきゃなんねーんだよ!」

美琴「うっさいわねー。男がそんなに騒がないの」

上条「男だろうが女だろうが関係ねーだろ!」

美琴「こっちには時間がないっていってるでしょ…ったく。はい座る」

上条「なんで俺が…」

美琴「うっさい!早く!」

75: 2009/12/20(日) 10:15:53.06 ID:/sK4He5s0
ビビビビビビビビビビビ

上条「こういうことか」ビビビビビビビ

美琴「そういうことよ」ビビビビビビビ

上条「便利だな」ビビビビビビビビ

美琴「早く治んなさいよ。明日にはこれのン万倍の電気浴びせてあげるから」ビビビビビビ

上条「勘弁してくれ」ビビビビビビ

上条「…」ビビビビビビ

上条「一家に一台、ビリビリ中学生」ビビビビビビビビ バチッ

上条「イテッ!」

上条「何すんだよ!」ビビビビビビビビ

美琴「変なこと言わない!」/// ビビビビビビビビ

77: 2009/12/20(日) 10:34:04.59 ID:/sK4He5s0
1時間後

美琴「ふぅ…ちょっと休憩」

美琴「どう?体の具合」

上条「おぉ…痛みもだいぶ引いてきてるぞ」

美琴「そう。…ふぅ」

上条「おつかれさん。まぁ座れよ」

美琴「そうするわ…」トスッ

上条「やっぱ疲れたか?」

美琴「まぁね。普段はこんな風にして使わないからね」

美琴「長い時間力抑えながらやってると疲れるわ」

上条「そうか」

上条「サンキュな」

美琴「べ、別にあんたのためにやってるわけじゃないんだからね」

79: 2009/12/20(日) 10:44:22.15 ID:/sK4He5s0
上条「…なぁ、ホントやめにしないか?」

美琴「駄目よ。あんたには黒焦げになった姿になってもらう義務があるんだから」

上条「…はぁ、不幸だ」

上条「そういやなんでその白井さんにお熱なんだ?」

上条「向こうはあんなに嫌がってるのに」

美琴「そりゃあの子が恥ずかしがり屋なだけよ」

美琴「だからこっちから仕掛けていくしかないのよ」

上条「なんで好きなんだ?」

美琴「あんたばか?」

上条「…は?」

美琴「あの容姿にあの口調、長い髪に透き通るような素肌、
   どこにでも出現できる神出鬼没な能力を持ち合わせ、
   そして何事にも立ち向かう勇敢な姿なかわいい後輩…」

美琴「これで惚れないほうがおかしいでしょ」

上条「そ…そうか」

82: 2009/12/20(日) 10:50:04.51 ID:/sK4He5s0

美琴「さて、休憩終わり!張り切って治ってもらうわよ!」

上条「む…まぁよろしく頼む」

美琴「あら、ずいぶん素直ね」

上条「まぁ理由はどうであれ逃げられそうにないしな」

上条「どうせなら早く治って早く終わらせようと思ってな」

上条(早く治らせてこいつが帰ったらとんずらだな)

美琴「そ。じゃ、やるわよ」ビビビビビビ

99: 2009/12/20(日) 14:29:26.74 ID:/sK4He5s0


上条「っ…んっ」

上条「…」

上条「…寝ちまってたのか」

美琴「スーッ…スーッ…」

上条「…」スッ パサッ

上条「風邪引くなよ」

美琴「スーッ スーッ」

103: 2009/12/20(日) 14:34:30.89 ID:/sK4He5s0
翌日

上条「よし、調子はばっちりだ」

美琴「じゃ、早く仕度しなさい」

上条「そんな急ぐなって。病み上がりなんだからちっとは優しくしろよ」

美琴「うっさいわね。こっちだってつきっきりで治療してて疲れてるんだからね」

上条「なら体力回復させて明日にでも…」バチッ ボムッ

美琴「…何のためにここまでしてきたと思ってんのよ」

上条「お…おぉ…」

上条(枕が…黒焦げに…)

104: 2009/12/20(日) 14:41:25.74 ID:/sK4He5s0
河原

美琴「ここでいいわね」

上条「は~…わかったよ」

美琴「それじゃ…」バチバチ

上条「…」スッ

美琴「しっ…」バチバチ

美琴「ねぇ!!!」バリバリー

上条「いぃ!?」バリバリ

タタタッ

美琴「遅い!」チーン

上条「んなっ…コイン!?」

106: 2009/12/20(日) 14:47:25.28 ID:/sK4He5s0
美琴(これだけの至近距離ならもう無理でしょ…)

美琴「これで終わりよ!」

上条「っ!」ガシッ

美琴「っ(右手をつかまれた!?)」

美琴「甘い!(左手で…はじく!)」ピン

上条「いてっ」ペチッ

美琴「なっ…」

上条「あっけなかったな。おしまいだ」

美琴「なんなのよ!」

107: 2009/12/20(日) 14:50:15.61 ID:oA2Xsri4P
インうんたら「ビーム☆なんだよ!!」

AIMうんちゃら「」

美琴「凄い…あれが魔術……」

イry「あ、短髪いたの?あんまり弱いから、尻尾まいてどっか消えてたのかと思ってたんだよ」

美琴「……後ろの原発ごと…………」

ry「原発?なんなのかなそれは?科学のことなんか知らないし、どうでもいいんだよ」

めでたしめでたし

こんなの書いてみたんだよ!
どうかな!?

108: 2009/12/20(日) 14:56:44.32 ID:/sK4He5s0
美琴「っ」バッ ズサッ

美琴「まだまだぁ!」バリバリ

上条「…どうすりゃいいんだ」バチバチ

上条「ったくよぉ!」バッ ダッ

美琴「!」

美琴(今度は突っ込んで!?)

上条「でぇい!」ガッ 

美琴「きゃっ!」ドサッ

上条「これで本当におしまいだ。負けを認めろ、ビリビリ」

上条(…馬乗り状態だ。さすがに恥ずかしいぞ、これは)

美琴「私はまだ負けてない!」

美琴「あんたを黒焦げにしないと」

美琴「黒子を手篭めにできないのよ!」

112: 2009/12/20(日) 15:05:05.45 ID:/sK4He5s0
上条「あのなぁ…」

「きゃー!女の子が襲われてる!」

上条「ん?」

「変質者だ!あいつを捕えろ!」

上条「ち、ちが…」アセアセ

美琴「!」バチバチッ

美琴「あぁぁあぁぁぁ!!」バチバチバチ

上条「おおおぉおぉぉぉ」ビリビリビリビリ

バチィ! プスンプスン…

上条「…ふ…不幸だ…」

美琴「か…勝った…」

美琴「勝ったよ黒子!見て!こいつ黒焦げだよ!あははっ!」パシャパシャ

美琴「よーしこれで約束は…ん?」

113: 2009/12/20(日) 15:12:14.85 ID:/sK4He5s0
美琴「あれ?画像が…」

美琴「…」

美琴「携帯…こわれた?」

上条「」プスプス

美琴「うそぉ!!こんな時に!?なんで!?」

美琴「だれか!だれかカメラを!携帯をかしてくださーい!」

114: 2009/12/20(日) 15:15:33.14 ID:/sK4He5s0
ファーストフード店

上条「不幸だ」

美琴「不幸ね」

美琴「結局写真はとれずじまい…あんたはすぐに回復するし…」

上条「無駄に黒焦げになっちまった…」

上条「おまけに変質者扱い…」

上条「
      はぁ…
美琴          」

116: 2009/12/20(日) 15:20:32.57 ID:/sK4He5s0
上条「で、どうすんだ?」

美琴「どうって…あんたを倒した証拠を残しとかないと黒子に何言っても聞いてもらえないじゃない」

上条「とりあえず俺が負けたってことだけでも言いにいくか?俺も説明してやるから」

美琴「聞いてもらえないでしょうねー…はぁ…」

上条「これ以上黒焦げにされんのだけはごめんだからな…」

117: 2009/12/20(日) 15:28:28.75 ID:/sK4He5s0
黒子「…で、お姉さまが勝ったと」

上条「そうなんだ。おまけに変質者扱いだ…」

美琴「証拠の写真はないんだけど、本人もこう言ってるんだし、認めてくれてもいいんじゃない?」

黒子「ふむ…事情はわかりましたですの」

黒子「それはいったん置いておきましょう。お姉さま…」

美琴「な、何?」

黒子「昨日お姉さまが帰らなかったことで、この寮の掃除を任されましたの」

美琴「あ…」

黒子「当然、連帯責任で私も…」

黒子「こちらについてはどう責任を取るつもりですの?」

120: 2009/12/20(日) 15:57:07.75 ID:/sK4He5s0
美琴「うぅ…ごめんね黒子…」

黒子「当然、上条当麻様には掃除を手伝っていただきますわ!」ダキッ

上条「なっ」
美琴「なっ」

上条「何だって俺が!俺は被害者だぞ!」

黒子「あなたの治療のためにお姉さまは帰ってこなかったんですよ?」

黒子「それでも手伝わないおつもりですか?」

上条「それは……うぅっ…」

上条「…わかったよ」

121: 2009/12/20(日) 16:02:29.54 ID:/sK4He5s0
上条(不幸だ…闘り合うためだけに治され、あげく変質者扱いのうえ掃除まで…)

黒子(やりましたわ!まさかこんなに早く上条当麻様と一緒に過ごせる時間が来るとは…)グッ

上条「あと白井さん、俺のことは当麻でいいから」

黒子「それじゃあ当麻様、私のことも黒子とお呼びくださいまし」ギュッ

上条「じゃあ黒子だな。よろしく」

黒子「こちらこそ、よろしくですの」

黒子(きゃ~!黒子だなんてそんな…)

上条「…それはいんだが黒子」

上条「いい加減離さないか?」

黒子「はぁい」パッ

美琴「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ… パチッパチッ

上条(背中からどす黒いオーラを感じる)

123: 2009/12/20(日) 16:27:16.44 ID:/sK4He5s0
ゴシゴシ

黒子「でですわね、そこは壊れやすいので優しく拭いてくださいまし」

上条「わかった」

美琴(なにいちゃいちゃしてんのよ…)

美琴(黒子は私のものなのよ?あいつがどうこうしていいわけ…ハッ)

美琴(まさかこれも計算のうち!?)

美琴(黒子…恐ろしい子!)

美琴(…さすが私の後輩ね…そういった計算高いところも含めて大好きなのよね~)

美琴(そうねぇ…)

美琴(今夜、隙をみて襲うか…)バチッ

124: 2009/12/20(日) 16:31:30.11 ID:/sK4He5s0
黒子「そうそうお姉さま」

美琴「はいぃ!?」ドキッ

黒子「…どうしましたですこと?」

美琴「い、いや別にぃ。あははは…」

黒子「?」

黒子「今回のことなんですが写真はないということと私に多大な迷惑をかけたこと、そこから判断してあの約束はなかったことにしていただきますわ」

美琴「そ、そう?あははは…」

美琴「…え?」

126: 2009/12/20(日) 16:40:44.10 ID:/sK4He5s0
美琴「ちょっとまってよ!」

美琴「まだ1日半あるでしょ!」

黒子「迷惑をかけた点については?」

美琴「それはこいつが体で払ってくれてるじゃない!」

上条「oh...」

黒子「当麻様に迷惑をかけてることもわかってないのですね」

美琴「え?」

黒子「勝手に治して、病み上がりの当麻様を無理やり戦わせて、あげく掃除までさせる…」

黒子「普通に考えたら当麻様はすごく迷惑されているということ…わからないんですの?」

127: 2009/12/20(日) 16:42:58.60 ID:/sK4He5s0
黒子「ほんと、呆れてものも言えませんわ」

美琴「そ…それは…」

当麻「いや黒子…俺に掃除を命じたのはおま黒子「なのに『こいつが体で』というのは少し無責任だとおもいませんこと?」

黒子「相部屋解消の話はなしにしようと思ってはいましたが…それもなしですわ」

黒子「明日、寮長に連絡を取って別の部屋にしていただきます」

黒子「では」ヒュッ

美琴「ちょっと!黒子!」ダッ バタン

上条「…oh...」

128: 2009/12/20(日) 16:52:37.59 ID:/sK4He5s0
街中

美琴「ハァハァ…バカ黒子…どこいっちゃったのよ…」

美琴「確かに私にも悪いところはあったけど…」

美琴「…悪いところしかなかったのかもしれないけど」

美琴「…」じわっ

美琴「バカ黒子ぉ…」ぐすっ


寮・美琴と黒子の部屋

黒子(当麻様を『こいつ』呼ばわり…いったい何さまのつもりですの)つめつめ

黒子(でもまぁこれでお姉さまとの関係も解消できますし)

黒子(毎日うっとうしいキスを回避しなくてもすみますわ)

黒子(そして今日からめくるめく私と当麻様の愛の物語が…)

黒子「うふふふ…」

132: 2009/12/20(日) 17:12:15.17 ID:/sK4He5s0
一方の上条当麻さん

上条「ふっふふん♪ふっふふん♪ふっふっふ~♪」ゴシゴシ

上条「よし、窓は完ぺきだ」ピカーッ

上条「神々しい…まるで天使が入ってきそうな窓だ…」

上条「次は床みがきだな!」ギュッ

上条「ふっふふん♪ふっふふん♪ふっふっ…」ゴシゴシ

「あなた」

上条「ふ?…んぬらば!!!」ゴッ! ドシャッ!

寮長「変質者め。ここは男子禁制寮。ここに男子がいるということは…」

上条「な…」ムンズ ガシッ

寮長「きなさい」ズシズシ

上条「ふっ…不幸だあああぁぁぁ!!」

135: 2009/12/20(日) 17:21:59.89 ID:/sK4He5s0


美琴「…ただい」ガチャッ

美琴「…ベッドが…机も」

美琴「…ははっ、明日っていってたじゃない」ドサッ

美琴「…」ギュッ

美琴「…」

美琴「…」ギュ…

139: 2009/12/20(日) 17:34:39.29 ID:/sK4He5s0
次の日の夜

黒子「ふ~、今日も疲れましたわね~」

女「お疲れ~」

黒子「いや~やっぱり仕事上がりにこうやってベッドで身を投げ出すときは最高ですわね~」

女「何それ~(笑)」

黒子「お姉さまといたときは毎日毎日朝も昼も…夜が一番危なかったんですが、大変でしたのよ」

女「御坂さん…だっけ?うちのエースの。ずいぶん白井さんにお熱だったのね」

黒子「そうですの。毎日襲われないように対応するのが大変で…」

女「でもなんか大変みたいですね、御坂さん」

黒子「そうですの?」

女「昨日の夜に出かけてから帰ってないんですって」

黒子「え?」

142: 2009/12/20(日) 17:43:44.59 ID:/sK4He5s0
女「寮長カンカンで怒ってましたけど、白井さんのあとに入る人の手続きで忙しいらしくて手が回らないらしいんですよ」

黒子「そ、そうですの」

女「あ、それと昨日変質者がこの寮にきたんだって、怖いよね」

黒子「そうですわね…」

女「その人、留置所にいたらしいんですけど、脱走したって。なんかまた来ないか心配だよ」

黒子「そうですわね」

女「…白井さん?」

黒子「…」

女「12世紀に誕生した中国の王朝は?」

黒子「そうですわね」

女「元ですよ」

143: 2009/12/20(日) 17:50:20.31 ID:/sK4He5s0
翌日

黒子「ジャッジメントですの」

男「へっへぇ、レベルアッパーで能力を得た俺にたてつく気か?」

男「見ろ!これがレベル1の…」バキッ ズシャッ

黒子「能力もったくらいでそんなに騒ぐなんて、呆れてものも言えませんわ」

黒子「…」

黒子(あ~もう!お姉さまは今日も帰ってないって言ってましたし…いったいどこをほっつき歩いてますの?)

黒子「あ」

上条「あ」

上条「くっ!」ダッ

黒子「当麻様!?」

147: 2009/12/20(日) 17:57:48.90 ID:/sK4He5s0

上条「俺は!俺は無実だ!信じてくれ!」

黒子「落ち着いて!わかってますわ!」

上条「うぅ…さむい…臭い飯はいやだ…」

黒子「そうとう大変な目にあったのですわね…いったい何をしたんですか…」

上条「」ブルブル

黒子「まぁいいですわ。当麻様、お姉さまがどこにいるかしりませんこと?」

上条「…ビリビリ?」

149: 2009/12/20(日) 18:15:12.11 ID:/sK4He5s0
上条「ビリビリ、帰ってないのか」

黒子「そうですの」

黒子「まったく。せっかく離れられて清々しているというのに、目を離すとすぐに人さまに迷惑をかけるんですの」

黒子「ホント、迷惑ですのよ」

上条「…心配なんだな」

黒子「当り前ですわ。これでも数カ月、一緒の部屋で過ごした仲ですもの」

上条「そうか」

上条「今はどこに行ったかはしらないが、昨日の夜は橋の上にいたぞ」

151: 2009/12/20(日) 18:36:45.70 ID:/sK4He5s0
上条『夜っつーか夕方かな。海に向かってレールガン撃ってたぞ?』

黒子「お姉さま…何してるんですの…」ヒュッ


橋の上

黒子「…さすがに今日はいませんか」

黒子「はぁ…とんだ無駄足でしたわね…」

男「ジャッジメント…白井黒子だな」

男「探したぜぇ?お前見つけた時は最高にHIGHになっちまったぜぇ」

黒子「…来客千番ですわね」

160: 2009/12/20(日) 19:11:14.95 ID:/sK4He5s0
男「お前に捕まった時ゃ…本当世話んなったよなぁ…」

黒子「はて?どなたでしたかね?」

黒子「あなたのような方はたくさんいらして覚えてませんの…」

男「…おもしろくねぇなぁ」

男「くくくぅ~、夢の中まで俺に出会えるよう…」

男「忘れらんねぇくらい痛めつけてやんぜ!」バッ

黒子「そんな単純な攻撃が当たるとで」ヒュッ

パッ ゴッ

黒子「なっ…」

男「」ニヤァ

161: 2009/12/20(日) 19:17:51.22 ID:/sK4He5s0
黒子(移動先を読まれた?)ヒュッ

パッ

男「おせぇ!!ひゃーはっ!」ゴシャッ

黒子「なん…」バキッ

男「俺の能力教えてやろーか」

黒子「…言わなくてもわかりますわ…私の移動先に即座に出てくる」

黒子「空間移動能力者(テレポーター)」

男「ご名答」

162: 2009/12/20(日) 19:21:17.46 ID:/sK4He5s0
黒子「やれやれ…またレベルアッパーですの…」

男「まぁな。だがお前を泣かすには…十分すぎる能力だ!!」バッ

黒子「くっ…」ヒュッ

男「だから無理だっつってんだろ」バキッ

黒子「またっ…」ミシミシッ

黒子(どうして先読みができますの?)

黒子(まさかとは思いますが…)

164: 2009/12/20(日) 19:26:38.08 ID:/sK4He5s0
黒子「あなた…もしやもう一つ能力をお持ちでは?」

男「…」

男「はっ!よくわかったな!」

黒子「多重能力(デュアルスキル)…」

男「そんなのしらねぇが、レベルアッパー使い始めてから能力の強化以外にもう一つの能力の存在に気付いたわけだ…」

男「俺は人間観察が趣味でなぁ…癖やしぐさから大体の予測がたっちまう…それでこの能力が加われば最強ってわけよ」

男「それがこの…」

黒子「」ヒュッ

男「読心能力(サイコメトリー) だ」パッ バキッ

165: 2009/12/20(日) 19:36:53.84 ID:/sK4He5s0
黒子「っ、このっ…」バッ スカッ

男「ひゃーっはっは!!おせぇ遅ぇ!!」バキッ

黒子「くっ!!」

男「そらそら!」バキッドカッ

黒子「くそっ!」

男「ん”ん”ん”ん”ぎもっぢい”い”い”い”ぃぃぃぃいいい!!!」

バシッ

男「っつ…誰だテメェ?」

上条「やめろ、馬鹿野郎…」ガシッ

174: 2009/12/20(日) 20:44:08.25 ID:/sK4He5s0
上条「何女の子殴ってんだよ」

上条「男の拳ってぇのはな…」

上条「女の子を守ってやるもんだろうが!」バキッ

男「くっ!」

男「!?」

男「テレポートできねぇ!?」

男「くっ…なんだてめぇ!!思考も読めねぇだと!?」

上条「うっせぇ馬鹿野郎!」バキッ

177: 2009/12/20(日) 20:49:05.62 ID:/sK4He5s0
男「」

上条「クソ野郎…ハァ…ハァ…」

黒子「当麻様!大丈夫ですの!?」

上条「まぁな…」

上条「ったく、女の子を殴るなんて最低な野郎だ…」

黒子「…あの」

上条「ん?」

黒子「…ありがとう…ですの」

上条「あぁ、気にすんな。俺ら友達だろ」

黒子「え…えぇ…」

上条「…なにしけた顔してんだよ」ガシガシッ

黒子「ちょ…おやめになって…」/// わっちゃわっちゃ

183: 2009/12/20(日) 21:28:24.78 ID:kQpT2WeS0
とりあえず投下してく

上条「で、ビリビリは見つかったのか?」

黒子「…いえ、それがまだ」

上条「ったく…どこいきやがったんだ…後輩こんなに心配させやがって…」

黒子「まったくですわ…」

上条「…あのな、これ内緒にしてくれって言われてたんだが」

上条「実は一昨日のあの夜な、ビリビリのやつ、俺に勝負しかけてきたんだよ」

黒子「え?」

185: 2009/12/20(日) 21:31:31.97 ID:kQpT2WeS0
上条「まぁ内緒にしててくれって言われたんだが」

上条「心配させてる罰かな」

上条「あの日、俺は不幸にも留置所にいたわけだ」

黒子「どうしてそんなことに…」

上条「そこで夜中だったんだが、ビリビリが来たわけだ」

上条「留置所のカメラブッ壊して停電にしてくれて助けてくれた」

黒子「お姉さま…なんてことを…」

186: 2009/12/20(日) 21:35:10.29 ID:kQpT2WeS0
回想

公園

上条「サンキュー…助かった…」

美琴「ねぇ…私…どうしよう…」ポロポロ

上条「んなっ…」

美琴「黒子が出てっちゃった…出てっちゃったよぅ…」ポロポロ…

上条「えっと、とりあえず落ち着けって!」アセアセ

美琴「…」クスン…

上条「ちょっと待ってろ、ジュース買ってきてやっから…」

美琴「…」

188: 2009/12/20(日) 21:38:51.02 ID:kQpT2WeS0
自販機

上条「助けてもらったはいいが、もとはと言えばあいつらのせいじゃねぇか」ウィー

上条「…だが、困ってるやつ目の前にしてほっとけねぇよなぁ…」ピッ

上条「…不幸だ」

上条「ん?」

上条「!!なんだこいつ!金呑み込んでボタンおしても出てこねぇ!!」

上条「うおおおぉぉ!!」


上条「とまぁ、このときの金はなけなしの靴底に入ってた1000円なんだがな」

黒子「続けてくださいな」

上条「おぉ。まぁ不幸にも金をのみこまれ、ジュースも買えなかった俺はしくしくとビリビリの元に帰ったわけだ」

189: 2009/12/20(日) 21:47:15.34 ID:kQpT2WeS0
上条「すまん、金呑み込まれた…」

美琴「…どうしたらいいの?私…」

上条「…とりあえず、どうしてほしいんだ?」

美琴「…黒子に戻ってきてほしい…今はそれだけでいい」

上条「ふむ…俺はそれに対して何もしてやれんな」

美琴「…」

美琴「私、思ったのよ。あんたの写真が撮れなかったのがやっぱり駄目だったんじゃないかって」バチバチ

上条「へ?」

美琴「だからあんたの黒焦げの写真を撮ってくれば黒子も認めてくれると思うんだ」バリバリ

上条「い、いや、そんなこ美琴「…でも、実際はそんなことないのよ」フッ

美琴「私…どうしたらいいのかなぁ…」

193: 2009/12/20(日) 21:55:28.62 ID:kQpT2WeS0
上条「俺にはなんて言っていいかわかんねぇけど、いったん距離を置くっていうのもいいんじゃねぇか?」

美琴「距離を置く?」

上条「近すぎてみえなかったものも、距離を置いてわかることもある」

上条「そんなこともあるんじゃねぇか?」

美琴「…無理…かな」

上条「なんでだ?」

美琴「黒子なしじゃ考えられない…」

上条「…こりゃ重症だ」

194: 2009/12/20(日) 22:01:22.17 ID:kQpT2WeS0
上条「できるかどうかは置いておいて、やるだけやってみりゃいいんじゃねぇか」

上条「やらずにあきらめるのは結局結果がでてこないことなんだからな」

美琴「…黒子ぉ」

上条「…」ポリポリ

美琴「…」  スッ

美琴「!」ポフッ

上条「ま、人それぞれだと思うが」

上条「考えてても始まらないぜ?」

上条「やってみようぜ」

美琴「…うん」///


黒子「当麻様…お姉さまをだきし…だきしめ…」

上条「落ち着け、ここからがひどいんだ」

黒子「…聞きましょう」

195: 2009/12/20(日) 22:04:38.08 ID:kQpT2WeS0
美琴「あー、なんかすっきりしちゃった」

上条「そうか」

美琴「…ってあんたねぇ、いきなり抱き締めないでよ。びっくりするじゃない」

上条「す、すまん…」

美琴「それじゃとりあえず、黒焦げの写真から…」バチバチ

上条「へ?」

美琴「とらせてもらうわ!!」ビリビリー

上条「落ち着けって!」バシッ

美琴「…ホント、あんたにはなんで効かないのかなぁ」ピピッ

上条「?どこに電話を…美琴「あ、ジャッジメントですか?さっき脱獄したやつが公園にいるんです。いきなり抱き締められてびっくりしました、捕まえてください。今も腕つかまれてます」

上条「んなっ!?」


黒子「それで逃げたと…」

上条「あ、当たり前だろ!俺は無実なんだからな!」

196: 2009/12/20(日) 22:06:07.95 ID:kQpT2WeS0
黒子「しかし、これで元凶はわかりましたわ」

上条「…すまん」

黒子「ふぅ…まぁいいですわ。そういうことが理由ならすぐに帰ってくるでしょうし」

上条「だな…ってうぉっ!!??」

黒子「なに…きゃっ!」ガシッ

男「馬鹿が!!俺がくたばってたと思ってんのか!?」

黒子「…迂闊でしたわ」

上条「てめぇ!」

男「おっと動くな。動くとこの女の秘密をばらすぞ?」

上条「な…」

上条(それは少し聞いてみたい気がするが…)

198: 2009/12/20(日) 22:09:02.90 ID:kQpT2WeS0
男「くくっ…なるほど…口ではあんなこと言ってるが、本心は全然違うみたいじゃねぇか」

黒子「!?」

上条「何?」

男「百合か?かーっ、あまずっぺぇなぁ!かなわない恋だからわざと距離を置いて接していますとか馬鹿かってーの!」

黒子「やめ…やめなさい!」

男「えーと?本心は…うわっこりゃいえねぇくれぇ恥ずかしいなぁ!おい!」

男「きめー!超きめぇぜ!」

黒子「やめなさい!!」

男「なになに?御坂美琴がいなくなって心配で夜も眠れなかった?すっげぇなww不眠労働乙ww」

黒子「ほんと…やめ…」

上条「てめぇ!それ以上いうな!」わっちゃわっちゃ

黒子「うぉい!!テメェが動いてっからだろうが!!」

199: 2009/12/20(日) 22:11:09.74 ID:kQpT2WeS0
男「人間ってな、質問されたことに対して無意識にその答えを思い浮かべちまうんだよな」

男「じゃ、聞いてやるよ」

黒子「…やめなさ」

男「いろいろ秘密があるらしいが、一番知られたくないことは?」

黒子「なっ…」

黒子「やめてぇ!!」

上条「な…外道が!!」わっちゃわっちゃ

男「…なるほど。そんなことか」

男「しかし、さっきの聞いてたらわかっちまう内容だな」

上条「…何なんだ!?」わっちゃわっちゃ

男「くくくっ、それじゃ教えてやんよ、耳かっぽじってよく聞きやがれ」

男「『わたくし白井黒子は』」

男「『御坂美琴を…』」

チーン ゴッ ギュアッ!

男「『あ…』」グシャッ

200: 2009/12/20(日) 22:12:45.67 ID:kQpT2WeS0
男「ぎゃああああぁぁぁぁああああ!!!腕が!!折れオレ…」ぶらーん

「安心しなさい。ものすごく手加減しておいたから…」

男「て…テメェ…」

「私の後輩になーに手ぇ出してんのよ」

黒子「お、お姉さま!!」

上条「ビリビリ!」

美琴「これ以上おいたするようなら」

美琴「次は頭がなくなるわよ」

205: 2009/12/20(日) 22:14:34.23 ID:kQpT2WeS0
男「クソ…女ぁ!!!」ヒュッ

パッ

男「喰らえ!!!」

美琴「あぁぁぁぁあああ!!」バリバリバリ

男「けぴぃー!」バリバリバリバリ

ドサッ

男「」ピクッピクッ

美琴「ふぅ…」

美琴「大丈夫だった?黒子」ニコッ

黒子「お姉さま…」

黒子「お姉さまぁ!!」ダッ

206: 2009/12/20(日) 22:16:24.83 ID:kQpT2WeS0
黒子「お姉さま!お姉さま!!」ダキッ

黒子「どこ行ってたんですか!?黒子は…黒子は~」グシャグシャ

美琴「ほらっ、鼻水出てるわよ」スッ

黒子「ズムビーッ」

黒子「おでぇざばー…」ダキッ

美琴「はいはい」トントン

215: 2009/12/20(日) 22:45:37.18 ID:kQpT2WeS0
美琴「…私ね、離れて思ったんだ」

美琴「やっぱり近すぎたんだなって」

美琴「だから、もう少しこのままでいいかなって」

美琴「そう思い始めたんだ」

黒子「そんな…お姉さま…」

黒子「黒子はそんな風には…」

美琴「あいつには感謝しなくちゃね…」チラッ


上条「おい、起きろテメェ!ぼこぼこにしてやるよ!」ガクガク

黒子「…」

218: 2009/12/20(日) 22:49:21.89 ID:kQpT2WeS0
黒子「お姉さま、ちょっと失礼しますの」

美琴「ん?」

黒子「あの、上条さん?」

上条「ん?何だ黒子!?」ボッコボッコ 男「うっ…うぅ…」

黒子「そいつを置いといてこっちに来てくださいな」

上条「…」

トコトコ

上条「えー、橋の縁に立たせて何をなさるおつもりですか?」

黒子「」ニコニコ

黒子「いっぺん氏んでこい!!」ガッ

上条「やっぱしーー!!」ヒューッ ザッパーン

220: 2009/12/20(日) 22:53:25.97 ID:kQpT2WeS0
黒子「…お姉さま」

美琴「何?」

黒子「さっきのコイツの言葉、聞いてました?」チラッ

男「」

美琴「…うん」

黒子「…ばれてしまったようですわね」

黒子「一番の秘密も途中まで…」

美琴「…」

黒子「…」

美琴「私ね…実はもっと前から助けられる位置にいたんだよ」

黒子「え?」

222: 2009/12/20(日) 22:56:19.82 ID:kQpT2WeS0
美琴「始めはすぐに行こうと思ったけど」

美琴「男がしゃべり始めてちょっと聞いてたんだ」

黒子「…」

美琴「どうしてあそこで助けたのかわかる?」

黒子「…どうしてですの?」

美琴「最後の言葉は」

美琴「黒子の口から聞きたかったんだ」

美琴「あんなやつからじゃなくてね」

黒子「…お姉さま」じわっ

黒子「黒子は…黒子はぁ…」ヒック…

223: 2009/12/20(日) 22:57:28.06 ID:kQpT2WeS0
「黒子は…」

黒子「あっひゃあああぁぁ!!お姉さまぁ!!お姉さまぁ!!!!」ゴロンゴロン

黒子「お ね え さ ま あ あ ぁ ぁ あ あ ! !」グルグル

黒子「ハァハァがんばるのよ黒子!ハァハァお姉さまとハァ私はやはり結ばれるべきハァ運命なのよ!!」カキカキ

黒子「さぁ…ラスト…」ハァハァ

美琴「ただいま」ガチャッ ヒュパッ

美琴「…?」

美琴「今何か飛ばさなかった?」

黒子「気のせいでございますわ、ほほほほっ」

美琴「…?」

机の中

「黒子の秘密のノート」


END

224: 2009/12/20(日) 22:58:34.30 ID:DN2vZpIP0
黒子さんお疲れ様でした

225: 2009/12/20(日) 22:59:57.27 ID:2OHV3ByLO
なかなか乙

引用: 美琴「ああぁんん!黒子おぉ♪」 黒子「近いですの!お姉さま!」