1: 2013/01/05(土) 21:39:32.24 ID:/hvgXgL90
涼「何よPさん大きな声出して」

P「大きな声だって出るわ!ゆっくりと腕を上げてその場から離れるんだ!」

涼「やなこった」
ギュー

小梅「………あ、うう」

3: 2013/01/05(土) 21:43:29.60 ID:/hvgXgL90
今日も元気に仕事だと事務所にやってきたんだが


P「まさか小梅を湯たんぽ代わりにしてる奴がいるとは…何て贅沢な!」

涼「いいじゃん別に減るもんじゃないし」

小梅「う、うん」

涼「今日は特に寒いからさー暖房だけじゃ足りないしそこで暖かそうな小梅を見かけたら、そりゃあ、ね?」

小梅「こ、この服…プロデューサーさん、が…ま、前選んでくれたの」

涼「確か山で仕事した時だっけ?」

P「ああそうだ、冬山は寒いだろうと心をこめて選んだ服…正に俺と小梅との思い出の品で」

涼「小梅のドッキリで終始びびりだったっていう情け無いPさんとの思い出の品?」

P「……………」

小梅「た、楽しかったね…あは」

7: 2013/01/05(土) 21:49:28.76 ID:/hvgXgL90
涼「氏体ドッキリの時は本気で泣いたとか何とか」

P「その話は触れないでくれ…それより離れるんだ!けしからん、いや羨ましい!」

涼「言い直した方が問題な事言ってるし」

P「しまったつい本心が」

小梅「プ、プロデューサー、さん…?」

P「そんな目で見るなよ、興奮するじゃあ」

涼「そもそも女子同士のスキンシップに目くじら立てるなっての」

P「し、しかしだな」

涼「第一珍しい事でも無いよコレ」

P「なっ!?」

8: 2013/01/05(土) 21:55:14.81 ID:/hvgXgL90
涼「アタシって小梅と映画見てるときは大体こんな感じだから」

P「っ!?!?!?」

小梅「う、うん…涼さん、いつも私を抱いてる、の」

P「おおお俺ですら隣に座って見るくらいなのに!」

涼「羨ましい?羨ましい?」

P「羨ましい!」

涼「へぇそりゃ良いや」
グリグリ

小梅「………?」

P「(あ、顎で小梅の頭を押して…?!)っが…涼…この野郎ッ!」

9: 2013/01/05(土) 22:00:02.31 ID:/hvgXgL90
涼「アタシは野郎じゃないしー」

P「わざわざ見せ付けるようにしやがって!」

涼「そりゃ見せ付けてるんだから当然よ」
グリグリ

小梅「…?…?」

P「何てイヤらしい真似を…っ(小梅の何してるんだろって顔がまた…ッ!)」

涼「というかいつまでもアタシと遊んでないで仕事でも行って来たら?」

P「ここまで見せられて仕事何か行けるか!」

涼「いや行こうよ」

10: 2013/01/05(土) 22:03:18.24 ID:/hvgXgL90
P「こうなったら…俺だってやってやる…!」

涼「Pさんがやったらセクハラじゃん」

P「ふんっ!小梅はきっと拒まないし同意の上なら合法だ!」

小梅「…!…え、え?」

涼「(早苗さんに連絡しとこう)」
ピポパ

11: 2013/01/05(土) 22:08:06.01 ID:/hvgXgL90
P「さあ涼交代だ!」

涼「はいはいっと」

P「よっし!それじゃ…」

P「(まず隣に座って)」
ポス

小梅「………あ」

P「(次に小梅を抱き寄せ─)」
スッ

小梅「………」
ヒョイ

P「………?」

P「(て…)」
スッ

小梅「………」
ヒョイ

13: 2013/01/05(土) 22:15:50.28 ID:/hvgXgL90
P「えーっと…(避けられてる?)」

小梅「……あ…そ、その」

P「な、何で逃げるのかな?かな?」

小梅「………………」

P「ま、まさか嫌とかそんな事」

小梅「………………」

小梅「………駄目」

P「えっ」

小梅「プロデューサーさんは…涼さん、み、みたいな事…したら…だ、駄目」




P「」

17: 2013/01/05(土) 22:19:24.88 ID:/hvgXgL90
P「」

小梅「あ、あれ…?」

P「」

涼「(うわあPヘッドごとしおれてる)」

小梅「プ、プロデューサー…さん?」

P「」

涼「(アレってどういう素材で出来てんだろ)」

19: 2013/01/05(土) 22:23:17.70 ID:/hvgXgL90
P「しにたい」

小梅「え、ええっ!?」

涼「大げさだっての」

P「小梅に嫌われたもん…」

涼「(駄目な大人)」

P「Earth to earth, ashes to ashes, dust to dust」

涼「葬式にもお金かかるから止めろよな」

小梅「う…う…プロデューサーさん、そ、その言葉…私…っ」

涼「ほら小梅がダメージ受けてるから止めて、それに灰になったら小梅の大好きなゾンビにもなれないよ?」

P「…っ!」

21: 2013/01/05(土) 22:32:14.14 ID:/hvgXgL90
P「(そうかその手が…)」

涼「むしろ氏んでもゾンビになれば好かれるかも」

小梅「(プロデューサーさん…ゾンビ………あは)」

P「よし晶葉にウィルスを注文だ!」

涼「それは流石に専門外じゃないかな」

P「しにたい」

涼「Amen」

小梅「あ…う…」

涼「あ、ごめん」

23: 2013/01/05(土) 22:41:01.30 ID:/hvgXgL90
P「はぁ…………………」

涼「ったく、いつまでうだってんのさ情けない」

P「…じゃあお前は小梅に嫌われてこうならないのか?」

涼「それは…なるかも」

P「だろ?ああもう駄目だ…スタミナも攻コスも0だ…」

涼「(流石に気の毒になってきた)」

涼「あっほらスタミナ切れたならスタドリでもおごってあげるからさ、元気だしなって」

P「今の俺じゃどんだけ飲んでも回復しなさそうだよ…」

涼「それはそれでちひろさんが喜びそうだね」

小梅「………………」

24: 2013/01/05(土) 22:44:54.45 ID:/hvgXgL90
小梅「あ、あ、あの…」

P「………ぁ……ぅ?」

涼「どうしたの小梅?(Pさんが本格的にゾンビみたいになってる)」

小梅「え、えっと…プロデューサーさん」

P「ぁぃ」

小梅「さっき…ああ、言ったけど…そ、その…」

小梅「プロデューサーさんが…どうしても…その…し、したい、なら…」

P「イイヨイイヨイヤナンダロ?」

涼「そうそう、無理しなくてもいいって」

涼「下手に情けかける方が可哀想だしね」

P「ぁぃ」

小梅「………ち、違う、んです」

27: 2013/01/05(土) 22:51:01.83 ID:/hvgXgL90
涼「違うって?」

小梅「…だから、ね」
チラッ

P「うん?」

小梅「…えっと…プ、プロデューサーさんは、嫌じゃない、んです、本当は」

P「えっ!」

小梅「…で、でも、プロデューサーさんは…駄目、なの」

P「………ぁ、ぅ」

涼「…(もしかして)」

30: 2013/01/05(土) 22:57:41.21 ID:/hvgXgL90
小梅「…ああして、だ、抱かれるの…涼さんは、嫌じゃないし…」

小梅「プ、プロデューサーさんも…嫌…じゃない…んです」

P「じゃあどうして逃げるんだよ…」

小梅「………………」

小梅「…プロデューサーさん…だ、だと」

小梅「………………」

P「俺だと?」

小梅「…ぷプロデューサーさんにされると思うと……ば、ばく…」

P「ばく?」

小梅「ば、爆発、しそう…な、なの…!」

涼「あっ」

35: 2013/01/05(土) 23:04:41.14 ID:/hvgXgL90
小梅「か、顔熱…くなる、し」

小梅「鼓動…みゃ、脈拍、も早くて」

小梅「だ、駄目なの…い、いやじゃないけど…その、駄目…なん、です」

P「あ…つ、つまり、その」

小梅「あ、あ、うう…やっぱり、かお…顔熱い…ばく、爆発…」

小梅「恥ずかし…い、お家、か、か、帰りたい…」

P「あ、その、何かごめん、いやあのその」

小梅「ち、違う…プロデューサーさんは…」

P「いや俺が…」


涼「ふーん」

37: 2013/01/05(土) 23:11:33.60 ID:/hvgXgL90
小梅「う、ううん、プ、プロデューサーさん…わ、悪くない」

P「そ、そうか…だがそれでもごめん、変な事言わせて」

小梅「え、えっと私も、さっき誤解…さ、させちゃって」

P「いやいいっていいってだって本当は………」

小梅「………あ…う…」

P「…………あーうん」

小梅「……………」

P「……………」



涼「コーヒーでも飲もうかなーブラックでー」

39: 2013/01/05(土) 23:15:50.83 ID:/hvgXgL90
小梅「プロデューサーさん…わ、私」

P「…あ、あははははは!」

小梅「!」

P「じゃ、じゃあ今からさっきのやり直すか!うん!」
ボスン

P「ソファーに座ったし準備OKだ!さあ小梅!カムオン!」

小梅「……………う、うん」

涼「(ヘタレが)」

40: 2013/01/05(土) 23:20:37.63 ID:/hvgXgL90
小梅「……………」
ポスン

P「…………」

小梅「ど、どう…?」

P「最高」
ギュー

小梅「わ…っ」

P「……………生きてて良かった」

小梅「あ…あはは…嬉しい、です」

41: 2013/01/05(土) 23:25:58.60 ID:/hvgXgL90
P「よしそれじゃ」
スポン

P「これがおれの本体のハンサム顔だ」

小梅「っ!?」

涼「あ、外すんだソレ(プロデューサーの嗜みとか言って滅多に外さないのに珍しい)」

小梅「び、びっくり…した」

P「せっかく小梅のつむじをぐりぐりできるんだ…外さないのが失礼だろ?」

小梅「…う、うう」

涼「(あっ本気で危ないかもこの人)」

43: 2013/01/05(土) 23:31:19.22 ID:/hvgXgL90
小梅「…あ、あの─」

P「何心配するな、痛い真似は絶対にしないし─」

涼「やれやれ…見てらんないな」
スタスタ



ガチャ
涼「(アタシはお邪魔してるか、外の空気でも吸ってよう…ん?)」

アッイタイターハーイリョウチャン

涼「あっ」

アタシニチョッパヤデキテホシイッテナンノヨウジデ─

涼「(ごめんPさん)」

44: 2013/01/05(土) 23:34:43.80 ID:/hvgXgL90
P「じゃあいくぞ」

小梅「…は、はい」

P「そんな震えるなって、嫌じゃないんだろ?」

小梅「で、でも…き、緊張…やっぱり、ば、爆発…」

P「しても構わない、というより今更逃がさないぜフヒヒ」
トントン

P「優しくするからお前は心配しなくて…」
トントン

P「今から小梅を…」
トントン


P「だああもう!涼っ!今いい所なんだ!!空気読んで、く」
クルッ

早苗「ニッコリ」

P「」

51: 2013/01/05(土) 23:40:38.71 ID:/hvgXgL90
………
……



ガチャ
雪美「……………………」


涼「おっ雪美か、おはよう」

小梅「お、おはよう雪美ちゃん」

雪美「……涼……小梅………おはよう………」

雪美「……?………あれ?………?」

雪美「…………?………?………」
キョロキョロ


雪美「………P………いない……?」

53: 2013/01/05(土) 23:46:30.16 ID:/hvgXgL90
雪美「………何処………何処………」

涼「だ、大丈夫だって!Pさんなら野暮用でちょっと早苗さんにシメられ…お話してるだけだよ」

雪美「………早苗の……『お話』………ハード…………」

雪美「………P………心配……………」

小梅「う、うん…心配」

雪美「………小梅……何か……知ってるの?…」

55: 2013/01/05(土) 23:49:27.00 ID:/hvgXgL90
小梅「え、えっとね、プロデューサーさん…わ、私に」

涼「あ、小梅その話は」

雪美「………涼………」

涼「ごめんなさい」

小梅「…?」

雪美「………いいから……続き………」

小梅「う、うん」

57: 2013/01/05(土) 23:57:04.69 ID:/hvgXgL90
~説明しました~


小梅「…そ、それで、早苗さんに、連れられちゃったの」

雪美「………………そう………………」

涼「(心なしか雪美が…何か…)」

小梅「ゆ、雪美ちゃん…?」

雪美「………………………………」

雪美「………………………………」

雪美「………………………………」

雪美「………P………っ………」

小梅「?」

涼「(怖っ)」

58: 2013/01/06(日) 00:00:28.81 ID:MGE4jkdK0
雪美「……P………早く………帰ってきて………」

小梅「そ、そうだね…」

雪美「…………P……………」

涼「(何処でPさんはこういう子達拾ってくるんだろう)」

ガチャ

小梅「あ…」

雪美「…………P!…」

涼「…帰ってきたか(またヤバそうだけど)」

60: 2013/01/06(日) 00:04:36.05 ID:MGE4jkdK0
P「や、やっと解放された」

早苗「次同じ真似したらシメるじゃすまさないわよー」

P「笑顔で怖い事言わないで下さい…あんなのただのスキンシップじゃ」

早苗「もう一本逝っとく?」

P「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

小梅「お、おかえりなさい」

涼「Pさんおかえりー」

雪美「…………おかえり…」

P「ただいま…って雪美もいたのか、おはよ…?」

雪美「……P……」
スタスタ

61: 2013/01/06(日) 00:09:19.47 ID:MGE4jkdK0
雪美「…………………」
ジー

P「ん?どうした?上目使い何かしちゃってさ」

P「ちなみに今俺は身も心も傷だらけだからら優しい言葉をかけてくれると嬉しいぞ」

雪美「………うん………」

早苗「自業自得でしょうが、それで雪美ちゃんもこの変Oに何の用事?」

P「だから俺の何処が変Oですか!こんな好青年は滅多にいませんって!」

雪美「………P………」

P「お、丁度いい今ここで早苗さんにかけられてる疑惑を払拭してやろう、で、どうした──」



雪美「…………抱いて…………」

65: 2013/01/06(日) 00:13:58.49 ID:MGE4jkdK0
P「」

早苗「」

雪美「小梅……Pに抱いて……貰ったって…」

早苗「あはははは」

P「いや、ちが」

雪美「……凄く…………嬉しそう………に話してた……」

小梅「あ、あ…あう…雪美ちゃ…ば、爆発しちゃいそう…」

雪美「…………ずるい………私だって………」

早苗「あはははは」

P「」

涼「(駄目かなもう)」

66: 2013/01/06(日) 00:16:19.81 ID:MGE4jkdK0
早苗「いやーもう笑うしかないわねーお姉さんびっくりよ」

P「雪美、前々から言いたかったけれどな、お前には言葉が足りてない」

雪美「…でも……P……解ってくれる……」

P「うん俺は解るさ、けどな今とっても危ないんだ」

早苗「さ、P君、最後の言葉くらい聞いてあげるわよ」
ポキポキ

P「さ、雪美、お前に俺の命運がかかってるぞ」

雪美「………?……うん……頑張る……」

68: 2013/01/06(日) 00:21:28.08 ID:MGE4jkdK0
雪美「………早苗………聞いて………」

早苗「おっけー☆」

雪美「…………………………」

雪美「私とP……体だけじゃない……」

雪美「…………心で……繋がってる…………」

雪美「…………特別………大丈夫…………」

P「嬉しいなあコンチクショウ」

小梅「っ…わ、私も…!」
ギュウ

P「おおっとここで倍プッシュとは」

69: 2013/01/06(日) 00:23:59.54 ID:MGE4jkdK0
早苗「うんっ情状酌量の余地なしね☆」

P「………………」
ピポパ

早苗「─じゃ、覚悟はいいかしら?」

P「おー晶葉?Tウィルス、いやGウィルスを俺に作って欲しいかなーって」
コキャッ


おしまい

72: 2013/01/06(日) 00:26:32.78 ID:NHc9R/1G0
乙乙乙

73: 2013/01/06(日) 00:26:58.33 ID:lU8oyEEF0
早苗さんはオチ担当であるという風潮

76: 2013/01/06(日) 00:30:03.69 ID:MGE4jkdK0
小梅「ねえ…プ、プラーガは…駄目?」
ドキドキ

P「スプラッタ系は流石に嫌だなあ、乗っ取られそうだし」

雪美「……どんなPでも……平気……」

早苗「ま、誤解だったし、無理やりじゃないし、今日はこれくらいにしてあげるわね」

涼「(…明らかに首折れてるのに何で平気何だろ)」






支援ありがとうございました
小梅と雪美に取り合いされる夢のような日々

引用: モバP「涼っ!お前小梅に何してる!」