1:2015/02/15(日) 21:06:04.10
俺「あーあ、二次元から美少女出てこねーかなー」

美少女「」

俺「……!?…え。」

美少女「要望通り、二次元から出てきました!」

美少女「私と付き合ってください!」

俺「………え…」

江戸前エルフ(9) (少年マガジンエッジコミックス)

2:2015/02/15(日) 21:18:40.25
ーーーーー翌日ーーーーー

俺「」とりあえず親には友達って言って理解してもらったけど…

美少女「あの~」

俺「あ、はい!」

美少女「学校…遅れますよ?」

俺「あ、やべ!」

俺「行ってきまーす!」ダッ!
3:2015/02/15(日) 21:19:10.65
俺「あれ?うちの学校のセーラー服?うちの生徒だったの?二次元から来たんじゃ…」

美少女「ちゃんと二次元から来ましたよ!失敬な!でも同じ学校の生徒の方が都合がいいので編入したんです」

俺「すごい御都合主義だな…」

美少女「まぁ、細かいことは気にせず!早く学校に行きましょう!ほら!」

スッ

俺「?この手はなんだ?」

美少女「?手を繋ぐんですよ?恋人同士はこういうことをするものだと聞きました」

俺「付き合うって冗談じゃなかったのか…」

美少女「はい!私はいつでも本気です!」

ギュッ

俺「…ちょっ!」
4:2015/02/15(日) 21:19:38.03
ーーーーー学校ーーーーー

幼馴染「おはよー俺くん」

友「おはよー」

俺「あーおはよー」

幼「あれ?その子は?」

俺「あ、えーと…」

美少女「俺さんの彼女です。…ですよね?」

幼「!!…本当?俺くん?」
7:2015/02/15(日) 21:20:29.75
俺「あー…えーと実は…」

幼「え…俺くん…そんな…俺くんは私を……え、私の勘違いだったの…」

俺「…えーっと」

幼「そ、そんな……俺くんは……私を………」

俺「幼…?」

幼「」ダッ!

俺「幼!!」

美少女「…俺さん早く追いかけて!」

俺「お、おう!」ダッ
9:2015/02/15(日) 21:21:20.86
俺「幼!……こんなところに居たのか…」

ダキッ

俺「!」

幼「俺くん!私!俺くんが好きなの!ずっとずっと前から!」

俺「……え…」

幼「本当なの!ずっとずっと前から…だから私と!」
11:2015/02/15(日) 21:21:52.29
美少女「それはダメです!」

幼「!」

美少女「俺さんは私の彼氏ですから、これから色々なところに連れてってもらうんですから、ねっ?俺さん?」

幼「そんな!」

俺「え、えーっと…」

美少女「そうと決まれば今からショッピングモールで買い物です!買い物!」

俺「えっ!?今から!?学校は!?」

美少女「はい!じゃあ行きますよ!!」

俺「あっ!おい!」

幼「ちょっと…まっ!」

ダダッ!

幼「…行っちゃった……俺くん…………ユルサナイ…」
12:2015/02/15(日) 21:22:04.59 ID:IS2pS45P0.net
電影少女思い出した
13:2015/02/15(日) 21:22:31.42
美少女「ホエー……ここがショッピモールですかー…」

俺「ショッピングモールくらい二次元にもあったんじゃないのか?」

美少女「あ、そうでした、エヘヘ」

俺「変な奴だな…」

美少女「それはそうと!買い物しましょう!買い物!」

スッ

俺「…あーはいはい」

ギュッ

美少女「じゃあ行きましょーー!!」ダッ!

俺「ちょ!そんな急がなくても!!」
14:2015/02/15(日) 21:23:21.93
美少女「こんなにいっぱい買ってもらっちゃいました…エヘヘ」

俺「おかげで俺の財布は空っぽだけどな」

美少女「あ、忘れてた!」

俺「?」

美少女「ちょっと待っててください!あとこれ持っててください!あ、あとお金ください!」

俺「お金?あと五百円しかないな…」

美少女「それでいいです!」

俺「じゃあ」ポイ

美少女「ありがとうございます!」ダッ!

俺「忙しい奴だな~…」
15:2015/02/15(日) 21:24:08.58
美少女「良し、書けたー!」

DQN1「おい、あいつじゃね?」

DQN2「ん?…そうっぽいな」

DQN1「おい、ちょっと来いや」

美少女「はい?」


俺「あいつ遅いなー…って俺ここでいつまで待ってればいいんだ…」

ピロン

俺「友からメールか……動画?…‼︎…なんだよこれッ!」ダッ!
16:2015/02/15(日) 21:24:44.31
美少女「グハッ…やめ…ゴホッ…て…ウッ」

DQN1「ごめんッな!」ドカッ!

DQN2「こっちも仕事だからなッ!」ドコッ!

美少女「…ウッ!」

幼「フフフ…どう?痛い?私はもっと痛い…俺くんは俺くんはッ‼︎…私の‼︎」

美少女「…俺さんは…私の…です」

幼「‼︎…ッ!」ドカッ!

美少女「ウッ!」

DQN1「どうする?まだやるのか?」

幼「よろしく」

DQN2「もう少し我慢してなッ!」
17:2015/02/15(日) 21:25:24.60
俺「美少女!」

美少女「…俺…さん…」

DQN1「ん?」

俺「どういうことだ幼!」

幼「お、俺くん!?…な、なんで?」

俺「偶然友が撮ってたんだ…どういうことだよ‼︎」

幼「ち、違うの…これは…」

俺「何が違うんだよ‼︎お前がDQN達を従えて美少女を殴らせるのがバッチリ映ってんだろが!」
19:2015/02/15(日) 21:26:38.69
DQN2「こいつもやるのか?」

幼「俺くんには手を出さないで!」

DQN2「あ、あぁ…まだやるのか?」

幼「もういいわ…帰って 」

DQN1「おう…じゃあ報酬を」

幼「お金なんてないわ」

DQN1「は?」

幼「だから!お金は最初からないの!」

ドカッ!

幼「ウッ!」

俺「幼!」

DQN1「金がないとかふざけんなよ!このあま!」

ドカッ!

DQN1「いてーな…何しやがる!」

俺「殴るなら俺を殴れ!」
21:2015/02/15(日) 21:27:20.04
美少女「俺さん!大丈夫ですか!俺さん!」

幼「俺!大丈夫!俺!」

俺「ん…痛ッ……」

美少女「俺さん!」

幼「俺!」

俺「美少女…幼」

幼「本当ごめん!…俺…」

俺「謝るのは俺にじゃないだろ…」
22:2015/02/15(日) 21:28:06.74
幼「…」

幼「美少女ちゃん…ごめんなさい…」

美少女「…少し痛かったですけど…貴重な経験でした!」

幼「…許してくれるの?」

美少女「はい!」

幼「ごめん…ごめんね……私、帰るね…またね」

俺「あぁじゃあな」

美少女「幼さんじゃあね!」

ダッ!
24:2015/02/15(日) 21:28:46.77
俺「それじゃ…俺たちも帰るか……あ、そういえば何買いに行ってたんだ?」

美少女「これです」

スッ

俺「チョコ?…」

美少女「はい…1日遅れですけど…バレンタインチョコです…まぁ俺さんのお金で買ったんですけどね」エヘヘ

俺「美少女…」

美少女「俺さん毎年バレンタインになるとパソコンの画面に向かって悲しそうな顔してるじゃないですか…だから…画面から出てきちゃいました」

俺「…美少女…ありがとう…今、食べてもいいか?」

美少女「ダメです!家に帰ってから食べてください」

俺「あ、あぁ…」
26:2015/02/15(日) 21:30:33.76
美少女「それじゃあ…そろそろお別れです」

美少女「俺さん、さよなら…」

サァー…

俺「そんな!…美少女!…消えるなよ!美少女!!」

ダキッ!

俺「消えるなよ!…美少女!」

美少女「俺さん…仕方ないんです…私は所詮二次元ですから…立体になるべきではないんです……」

俺「そんな…」

美少女「俺さん…1日でしたけど…楽しかったです…ありがとうございました……」チュッ

サァー…

俺「美少女……」
27:2015/02/15(日) 21:31:02.63
俺「ただいま…」

俺「あ…チョコ……」

パカッ

俺「…なんだこれ…メッセージカード?……」

美少女『俺さんへ
私は本当に俺さんのことが大好きです。
パソコンの画面の中からいつも俺さんのことを見ていました。俺さんは画面の中の私を、俺さんと会話できない私を愛してくれて、私はそんな俺さんが大好きです。
チョコはお金持ってないので俺さんのお金で買った市販のチョコですけど……。
1日、本当に楽しかったです
美少女より」

俺「美少女……ウッ…ウゥ…」ポロポロ

俺「ありがとう…美少女……」

俺「例え美少女と俺の住んでる次元が違っても俺たちは恋人同士だ…ホワイトデー楽しみにしとけよ」


~おわり~
44:2015/02/15(日) 21:52:51.40 ID:bW5u0ckq0.net
51:2015/02/15(日) 22:06:38.21 ID:f53f8bNs0.net
続きはよ