1:2015/05/15(金) 18:50:13.935
ドラえもん「えらいキテレツな格好をしているね。それじゃあまるで20世紀じゃないか。」

のび太「えっ 、ドラえもん?どうしちゃったのさ。」

ドラえもん「セワシくんこそどうしたの?」

のび太「僕はのび太だよ。セワシくんじゃないよ!」

ドラえもん「…?」

のび太「…。」



4:2015/05/15(金) 18:51:03.641 ID:sSOLFvng0.net
キテレツ大百科スレ
6:2015/05/15(金) 18:51:31.056 ID:rK9ezzjp0.net
認知症か
7:2015/05/15(金) 18:53:24.858
のび太「とりあえず僕はもう寝るね。ドラえもんも寝るんだよ。」

ドラえもん「…。」


次の日


ドラえもん「やいのび太!早く起きないと遅刻だぞ!」

のび太「分かったよ~起きるよ~(昨日は一体なんだったんだろう)」
8:2015/05/15(金) 18:53:26.139 ID:3iOj/xMy0.net
ブタゴリラ最低だな
11:2015/05/15(金) 18:58:15.538
先生「え~それでは授業をはじめる。教科書○○ページを開いて~」

のび太「ど、ドラえもん!?なんで校庭にいるんだ!?」

先生「これ野比!静かにしなさい!!」

のび太「でもドラえもんが・・ちょっと校庭行ってきます!」

先生「こら待ちなさい!!」
14:2015/05/15(金) 19:03:22.185
のび太「ドラえもん!なんで学校にいるの!」

ドラえもん「あ、のび太く~ん。今みーちゃんとデート中なんだ。のび太くんも一緒に遊ぶかい?」

のび太「遊ぶ訳無いだろ!なんで学校でデートしてるんだよ~」

低学年ワイワイ「わーなんかたぬきがいる~」

のび太「いったい昨日からどうしちゃったんだよ・・。とりあえず今はすぐに校庭から出ていかないと。」

ドラえもん「僕はたぬきじゃない!猫型ロボットだ!!!そんなことを言う奴はこの地球破壊爆弾で・・・」

のび太「ドラえもん!何やってるんだ!早く辞めるんだ!」
17:2015/05/15(金) 19:06:46.103
のび太「(こうなったらスペアポケットを使って・・)タンマウォッチ~!」ピコ

ドラえもん「」

低学年「」

のび太「いったいどうしたっていうんだ・・。ドラえもんってこんなにキレやすかったかなぁ」

のび太「とりあえず家に帰そう・・。」ドコデモドア~
19:2015/05/15(金) 19:12:12.784
放課後

ジャイアン「おいのび太!野球のメンバーが足りないから入れてやる!こい!」

のび太「・・ちょっとドラえもんが気になるけど・・まぁ大丈夫だよね・・。」

のび太「うん行くよ!」




ジャイアン「のび太のやつまたエラーしやがって・・ギッタギタにしてやる!!!」

のび太「うわ~ん!!!ドラえもん助けて~!!!!」玄関ガチャ

のび太「ドラえも~ん!!!あれ・・ドラえもん?」

のび太「いない・・いつもなら家にいる時間なのに。」

のび太「ママードラえもんまだー??」

ママ「ドラちゃん?どら焼きのセールに行くって行ったっきり戻ってないわね」
20:2015/05/15(金) 19:16:09.776
のび太「どら焼きのセール?セールはたしか一週間後のはず・・。」

のび太「ちょっと迎えに行ってくる。」

のび太ママ「? だいぶん前に出て行ったからもうすぐ帰ってくると思うわよ?」

のび太「でも心配だから行ってくるよ。」

のび太ママ「そういえばあなたこの間のテストはどうだったの!!」

のび太「い、今はその話はいいじゃないか!!とにかくいってくるから!」

のび太ママ「待ちなさい!!!」

のび太「い、いってきま~す!!」バタンパタパタ
22:2015/05/15(金) 19:23:17.085
のび太ママ「困ったわね・・。ドラちゃんもドラちゃんよ。のび太に心配かけてどうするのかしら。」



のび太「お~い!ドラえも~ん!!!ドラえも~ん!!」

のび太「どら焼き屋にもいなかったし・・どこにいるってんだ・・。」

のび太「もう完全に夜になったじゃないか・・。」

のび太「ドラえも~ん!ドラえも~ん!!」

ドラえもん「あ、のび太くん。」

のび太くん「ドラえもん!のび太くんじゃないよ!今何時だと思ってるんだ!!」

ドラえもん「ごめん、ちょっと迷子になっててさ。」

のび太「迷子!?なんで駅前のどら焼き屋に行くだけなのに迷子になるんだ!!」

ドラえもん「」

のび太「本当はどこ行ってたんだよ!なんでそんなに泥だらけなんだよ!!」

ドラえもん「・・駅前に行くだけなのに迷子・・僕ってそんなポンコツかな・・」

のび太「ドラえもん?そこまでは行ってないだろ」

ドラえもん「そっか・・。」トボトボ
24:2015/05/15(金) 19:27:19.607
のび太ママ「こら!!あなたたち一体どこほっつき歩いてたの!!!」

のび太「ご、ごめんママ!」

のび太ママ「ドラちゃんはなんでそんな泥まみれなのかしら!?」

ドラえもん「僕が泥まみれだって!?そんなわけあるか!!」

のび太「ど、ドラえもん!なんでママに怒ってるの!それにドラえもんが泥まみれなのは事実でしょ!!」

ドラえもん「もういい!僕は今日は寝る!!」スタスタ

のび太「ど、ドラえもん?待ってよドラえもん!」

のび太ママ「こら二人共!夕食はどうするの!」

のび太「ドラえもんがいらないなら僕もいらない!!!」
25:2015/05/15(金) 19:33:26.017
のび太ママ「まったく・・ドラちゃんはロボットだからいいけどのび太は成長期の小学生なのよ。」

のび太パパ「まぁまぁ今日くらいいいじゃないか。二人にしかわからないこともあるんだろうし、あとでおにぎりでも作ってあげなよ。」

ママ「そうは言いますけどね、最近こういうことが多いのよ・・。」

パパ「のび太がドラちゃんに振り回されてるってことかい?」

ママ「ええ。前はもう少しドラちゃん頼りになったと思うのだけれど。」

パパ「う~んたしかに。最近のドラちゃんは少し横暴になったとこはあるね。」

ママ「のび太に悪影響を与えている気がするわ。」

パパ「そんな決めつけはよくないよ。」

ママ「あなたは昼間のドラちゃんを知らないからそう言えるのよ!この間だってどら焼きをバカみたいに買ってきたのに、今日もまた買いに行ったみたいだし、昼間に猫をたくさん読んでくることもあるのよ!?」

パパ「そんなことが・・。たしかにすこし考えないといけないかもしれないな。」
28:2015/05/15(金) 19:40:31.052
数日後

のび太「ドラえもん?僕は学校に行ってくるからね。外うろうろすると危ないからね!家でおとなしくしておくんだよ!」

ドラえもん「のび太く~ん。大げさだなぁ。大丈夫だよ、いってらっしゃい。」

のび太「今日は普通だ。」ホッ

のび太「いってきま~す。」


学校

しずか「のび太さん、今日私の家で皆さんとお茶しようって話があるんだけれどのび太さんもどう?」

のび太「行きたいけど早く家に帰らないといけないからごめん!!」

しずか「あらそうなの?残念だわ。」

のび太「じゃあ僕は帰るよ」スタスタ

スネ夫「なんだアイツ。」

ジャイアン「最近野球にも全く来ないし。俺がもっと鍛え上げないといけないのに。」
29:2015/05/15(金) 19:44:02.529
ドラえもん「」

ドラえもん「」

のび太「ドラえもんただいま!」

ドラえもん「」

のび太「ドラえもん!?」

ドラえもん「あ、セワシくんじゃないか。」

のび太「またか・・。僕はセワシじゃないよ!セワシのひぃひぃひぃひぃおじいちゃん!!」

のび太「ここは20世紀だよ!!!!」

ドラえもん「セワシくん一体なにを言ってるんだい?」

のび太「・・・もういいよ。」
30:2015/05/15(金) 19:48:23.923
のび太「ドラミちゃんにでも相談してみるか・・。」

ドラミ「あらのび太さんじゃないどうしたの?」ツクエパカー

のび太「ドラミちゃん、最近ドラえもんがおかしいんだ。」

ドラミ「おにいちゃんがおかしいのはいつものことじゃない!」

のび太「いやこうカクカクシカジカで。」

ドラミ「う~ん、それはロボット認知症かもしれないわね・・。」

のび太「ロボット認知症?なにそれ」

ドラミ「人間にも認知症ってあるわよね?ロボットにもあるのよ。」

のび太「ドラえもんが認知症!?ボケてるってこと?そんなわけあるか~」

ドラミ「のび太さんの話を聞く限りそれしか考えられないわ。」
47:2015/05/15(金) 20:17:44.195
のび太「それで認知症はどうやって治すんだい?」

ドラミ「残念だけれど22世紀の科学をもってしても治すすべはないの。」

ドラミ「定期的に修理をして進行を遅らせることくらいしか出来ないわ。

のび太「なんだって!?修理をすればいいんじゃないのかい?」

ドラミ「脳回路のパーツが少しずつダメになっている状態よ。」

ドラミ「脳基盤を全て取り替えれば治るけれど、そうすればもうお兄ちゃんの人格はなくなってしまうわ。」

のび太「そんな・・。」

ドラミ「データとしての記憶を引き継ぐことはできても、それはあくまで引き継げるだけ。人格を引き継ぐことはできないの。」

ドラミ「こればかりはどうしようもないわ。認知症にかかった大抵のロボットはスクラップにされるの。」

ドラミ「体も古い製品だし、脳基盤を入れ替えてまで古いものを遣う必要はないからね。」
48:2015/05/15(金) 20:23:13.431
のび太「嘘だ・・ドラえもんがスクラップなんて・・。」

ドラミ「とりあえず修理は頼んでみるけど、どれくらいお兄ちゃんがもつかわからないわ。」

ドラミ「お兄ちゃんはもともとネジが一つないから他の部品にかなり負担をかけてたのよ。無理もないわ。」

のび太「本当にスクラップにするしかないのか!?」

ドラミ「22世紀でもお金持ちの中には介護ロボットを買ってスクラップにせずにそばに置いておくひとはいるわ。」

ドラミ「でもその介護ロボットは馬鹿にならないくらい高いのよ。」

ドラミ「それにどれだけ尽くしても、遠くない将来完全にショートしてしまうのは確かよ。」

のび太「そんな・・ドラえもん・・・。」

ドラミ「私もできるだけ調べたりしてみるけど、のび太さんも覚悟をしておいた方がいいわ。」
50:2015/05/15(金) 20:28:53.289
のび太「ドラえもんにはなんて言おう。」

ドラミ「自分でもう気づいてるかもしれないけれど、やっぱりお医者さんカバンでちゃんと調べて私とセワシくんとのび太さんから告げるのがいいわね。」

のび太「うん・・。」

ドラミ「近いうちにもう一度くるからそれまでのび太さんで面倒見れる?」

のび太「大丈夫だよ!普通なときは普通だし!」

ドラミ「のび太さん疲れてるみたいだけれど大丈夫?」

のび太「大丈夫だよ!僕とドラえもんは親友だよ、これくらいなんともないさ。」

ドラミ「あまり無理をしないようにね。私からこんなことを言うのはおかしいけれど、今ののび太さんの生活の方がお兄ちゃんよりも大切よ。お兄ちゃんも私も所詮ロボットだもの。」

のび太「ロボットだろうがなんだろうが友達なことに変わりはない!!」

ドラミ「それならいいけれど・・。じゃあ明日ね。」
51:2015/05/15(金) 20:32:14.622
のび太「はぁ・・そんな・・信じられないよ・・。」

ドラえもん「どうしたののび太くん。」

のび太「ドラえもん・・。ううんなんでもないよ。」

ドラえもん「元気ないよ。あ!またジャイアンにいじめられたんだな!」

のび太「ハハ違うよ。」

ドラえもん「だったらどうしたんだい。どら焼き食べるかい?」

のび太「あ、もらうよ。ありがとう。」

ドラえもん「何があったか知らないけどどら焼き食べて元気出すんだよ。」

のび太「うん。」グスングスン

ドラえもん「しょうがないなぁのび太くんは」ニコニコ
52:2015/05/15(金) 20:35:50.984
次の日
ドラミ「お医者さんカバンで調べた結果やっぱり認知症だったわ。」

のび太「そうか・・。」

セワシ「なんかごめんねおじいちゃん。」

のび太「セワシくんは悪くないよ。」

ドラミ「じゃあお兄ちゃんに言いましょうか。」

のび太「そうだね。」
53:2015/05/15(金) 20:39:57.358
ドラえもん「ただいま~、どうしたんだい、みんな揃って。」

ドラミ「あのねお兄ちゃん、最近自分が調子悪いって感じない?」

ドラえもん「・・・。」

ドラミ「のび太さんから聴いて、ちゃんとお医者さんカバンで調べたの。」

ドラえもん「・・・。」

ドラミ「そしたらね、お兄ちゃんロボット認知症だったの。」

ドラえもん「僕がボケてるって言いたいのかい!?」

ドラミ「そんな言い方はしてないわ!ただのび太さんやそのご家族に迷惑をかけているのは事実よ!」

ドラえもん「僕が認知症なわけないじゃないか!」
54:2015/05/15(金) 20:45:25.463
のび太「ドラえもん!!ちゃんと話を聞いて!」

のび太「ドラえもんは気づいてないかもしれないけれど、最近ドラえもんやっぱりおかしいよ!」

ドラえもん「のび太くんまで」

のび太「ちゃんと修理してもらおうよ!それに僕はドラえもんをスクラップにするなんてことできないよ!」

のび太「ドラえもんの面倒は僕が見るよ!セワシくんが介護ロボットを買えないくらい貧乏なのも、全ては僕のせいだ!」

のび太「そのせいでドラえもんがスクラップになるなんて耐えられない!」

セワシ「おじいちゃん・・。」

のび太「だから、ドラえもんはちゃんと修理をしてくれよ!」

ドラえもん「のび太くん・・わかったよ・・。」
56:2015/05/15(金) 20:56:55.453
のび太「~なわけでドラえもんは認知症なんだ。だから僕が必要なところは面倒見ようと思う。」

ママ「のび太、私は反対です。」

のび太「どうして!?ドラえもんは家族じゃないの!?」

パパ「学校に行っている間はどうするんだい」

のび太「学校にいる間はママに様子を・・。」

ママ「私は嫌よ、のび太。」

のび太「えっそんな」

ママ「壊れたロボットの面倒なんか見たくないわ。のび太の気持ちはわかるけれど私にもやらなきゃいけないことがたくさんあるわ。」

のび太「ひどいよママ・・ドラえもんは家族じゃなかったの・・?」

ママ「家族でも、最近ドラちゃんにご飯が不味いだのなんだの言われることが多くなったわ。付き合ってられません。」

のび太「それはドラえもんが言っちゃいけないって分からなくなってるだけで・・。」

ママ「でもそう思ってるってことでしょう?そんな風に思われてまで他人を介護したくありません。」

パパ「あのな、のび太、認知症の介護ってのは大変なんだ。のび太は辛いかもしれないがドラミさんが言うようにスクラップに・・。」

のび太「いやだ!!!!分かったよ!!ドラえもんの面倒は僕一人でみる!パパとママには迷惑かけない!!!」
57:2015/05/15(金) 20:58:45.660 ID:ZQ7YlT650.net
なんか一時期流行った最終回の話を思い出すな
58:2015/05/15(金) 21:03:05.519
その日からのび太はタイムマシンを駆使して一日中付きっきりでドラえもんと過ごし始めた。

先生「これ野比!また居眠りか!廊下にたっとれ!!」

のび太「今・・昼か・・今日の昼のドラえもんの様子は昨日の夜の僕が見てるから安心で・・。」

のび太「明日の昼はドラミちゃんが来てくれる日だから今日の夜は寝れる・・。でも夜にどこか行くかもしれないから常に気をつけてないといけないけど・・。」

のび太「ふわぁぁ~」カクン


放課後
先生「野比、介護が大変なのは分かるがね、授業に集中しなさい。」

のび太「はい・・。」

先生「第一施設に預けるなり、もう少しほかの人に見てもらうなりできないのかね。」

のび太「できません・・。」

先生「とにかく、これ以上成績が下がるようなら宿題を倍に増やすからな。」

のび太「はい・・。」
59:2015/05/15(金) 21:05:53.857 ID:RP8hPBcNa.net
なんかリアルで怖い
60:2015/05/15(金) 21:06:51.220 ID:jaCjlCHu0.net
生々しい
62:2015/05/15(金) 21:12:55.590
スネ夫「今日はパパにもらった新しいラジコンが家にあるんだ。みんな家に来ないかい?」

しずか「あら、いいわね。行かせてもらおうかしら。」

スネ夫「しずかちゃんにも見せたいおもちゃがたくさん入ったんだ。」

しずか「のび太さんはどう?」

のび太「え・・僕は・・。」

スネ夫「のび太もくるかい?でも青ボケたぬきを連れてくるのはやめてくれよww」

ジャイアン「ドラえもんボケすぎてやばいんだろwww最近夜に化け青たぬきが出るって噂になってるぞwww」

のび太「ドラえもんを馬鹿にするな!!!!ドラえもんはボケた青狸なんかじゃない!!!」ムナグラガシー

ジャイアン「お、おいどうしたんだよ。」

スネ夫「そうだぞ冗談じゃないか。」

しずか「のび太さん、気持ちはわかるけれどそんなに怒ることないんじゃないかしら?ドラちゃんが噂になってるのは事実なんだし」

のび太「・・・もういい!!!僕は帰る。」スタスタ
63:2015/05/15(金) 21:17:41.637
ジャイアン「大丈夫かアイツ。」

スネ夫「まぁいいじゃないか。じゃあみんなまたあとで。」

しずか「そうね。わたし昨日焼いたお菓子持って行くわ。」


のび太家

のび太「ただいまドラえもん。」

ドラえもん「おや、君は誰だい?冴えない顔をしているね。」

のび太「誰のせいだと思ってるんだよ・・。」

ドラえもん「君不細工だなぁ。それで暗い顔をしていたら女の子にモテないぞ~」

ドラえもん「明るい顔でもモテてなさそうだけどなwwハハハwww」

のび太「・・・。」
67:2015/05/15(金) 21:22:45.600
~深夜~

カラカラバタン

のび太「・・・ドラえもんが出て行った。でも僕は眠いんだ。今日は寝てやる。」

のび太「・・・Zzz」


~朝~

ドラミ「のび太さんおはよう。今日の昼は私がお兄ちゃんと一緒にいるわ。ってお兄ちゃんは?」

のび太「知らない。夜の間に出かけたんだと思う。」

ドラミ「ちょっと!のび太さん!お兄ちゃんが危険な目にあってたらどうするの!」

ドラミ「大変なのは分かるけどのび太さんがしっかりしないといけないのよ!」

のび太「うるさい!!!自分の都合のいいときだけにくる君に何がわかるって言うんだ!!」

のび太「探してこればいいんだろ!どうせその辺をヘラヘラしながら歩きまわってるよ!!」
69:2015/05/15(金) 21:32:10.484
のび太「結局昨日もちゃんと眠れなかったし・・」

のび太「大体昨日の夜ドラえもんが出て行かなかったら今頃はドラミちゃんに任せてぐっすり眠れていたのに・・。」

のび太「いつまでこんな生活が続くんだろう・・。」

のび太「はやく・・終わらないかな・・・。」

のび太「ドラえもんなんてさっさと・・」

のび太「いや・・こんなこと考えちゃ・・・」

のび太「ううん・・でも・・ドラえもんなんてさっさとショートしてしまえばいいんだ。」
71:2015/05/15(金) 21:36:26.401
女子高生1「ギャハハwwってかさっきのたぬきやばくなーい?」

女子高生2「マジでそれ~。パンツ除くたぬきとかキモすぎ~www」


のび太(・・・ドラえもんのことか)

のび太「あの・・すみません。そのたぬきってどこにいましたか?」

女子高生1「なんだこの冴えないガキww」

女子高生2「なんか猫連れて裏山のほういったよギャハハww」

のび太「裏山・・。ありがとうございます」ペコ
74:2015/05/15(金) 21:40:58.070
のび太「お~いドラえも~ん!ドラえも~ん!」

のび太(こうやってドラえもん探すのも何回目だろうな・・。)

のび太「どらえも~ん!!」

のび太「ドラえもん!?ドラえもん!!しっかり!!」

のび太「・・まさかあの上から落ちたんじゃ。」

のび太「ドラえもん!ドラえもん!!」

ドラえもん「ん・・君は誰だい?」

のび太「ドラえもん!!よかった!大丈夫か!?痛いところはないか!?」

ドラえもん「大丈夫だよ・・それよりこのどら焼きおいしいよ」ネズミダラーン

のび太「ドラえもん・・それはネズミだよ・・そんなの食べちゃダメだよ・・ドラえもん・・。」

のび太「ごめんね・・さぁ家に帰ろう・・。」
77:2015/05/15(金) 21:51:11.215
ドラえもん「あったまてっかてーか~さーえてぴっかぴ~か♪」

ドラえもん「そ~れがどぉし~た♪」

ドラえもん「ぼくドラえ~も~ん~♪」

ドラえもん「のび太くんも一緒に歌おうよ」

のび太「そうだね。(名前呼んでくれた。いつぶりだろう・・。)」

のび太「き~そうてんがいまかふしぎ~」

ドラえもん「ししゃごにゅぅ~♪」ニコニコ
82:2015/05/15(金) 21:58:16.350
ドラミ「のび太さん!」

のび太「ドラミちゃん、さっきはごめんね。」

ドラミ「私こそごめんなさい。お兄ちゃん怪我してるの?」

のび太「そうみたい。お医者さんカバンでなおすよ。」

ドラえもん「~♪」ニコニコ

のび太「ドラえもん・・危ない目に合わせてごめんね・・ドラえもん。」

のび太「もう徘徊させたりしないからね。」

ドラえもん「?」

ドラミ「のび太さん、わたしももっと協力するわ。最近発売されたこのひみつ道具を使えばね・・」

のび太「助かるよドラミちゃん」
84:2015/05/15(金) 22:06:32.424
ジャイアン「お~い!のび太!ドラえもん!野球しようぜ!!」

スネ夫「のび太!付き合い悪いぞ!!」

のび太「でもドラえもん・・

ジャイアン「何言ってんだ!ドラえもんも一緒にやるぞ!!」

のび太「!!」

ジャイアン「俺たち心の友だろ!一緒にやるぞ!!俺が鍛え直してやる!!!」

のび太「うん・・!ドラえもん野球しに行こう!」

ドラえもん「する~。」
88:2015/05/15(金) 22:12:51.827
ジャイアン「おらのび太!エラーばっかしてるんじゃないぞ!!」

のび太「もう無理だよ~」

ドラえもん「頑張れ~。」ニコニコ

しずか「のび太さん頑張って~」

のび太「ようし・・!!」
92:2015/05/15(金) 22:24:29.478
~夕方~
のび・ドラ「ただいま~」

ママ「あらおかえりなさい。今日もまた泥んこじゃない!!今度は何したの!!」

ドラえもん「野球だよ~」

のび太「ジャイアンとスネ夫が野球に誘ってくれてやってたんだ!ドラえもんも一緒に!」

ママ「あらそうなの?迷惑かけなかった?」

のび太「迷惑かけたかもしれない・・でもみんな楽しんでくれたよ!」

ママ(のび太・・こんなに笑ってるのはいつぶりかしら・・。)

ママ(私ももう少し・・。)

ママ「じゃあ明日はパパもおやすみだし4人で庭の草むしりでもしましょうか」

のび太「えぇ~やだよぉ~」

パパ「せっかくの休みなのに勘弁してくれよ~」

ドラえもん「草むしりやる~」

ママ「ドラちゃんもこういってることだし決まりね!」

のび太(ママ・・!)
93:2015/05/15(金) 22:26:19.448
数ヵ月後

のび太「おはようドラえもん、今日は学校休みだから昼から二人で散歩にでも行こうか。」

ドラえもん「・・・」

のび太「隣町に新しいどら焼き屋ができたみたいだからそこまで・・・ドラえもん?」

ドラえもん「・・・・」

のび太「おーい」

ドラえもん「・・・・・」

ドラえもん「・・・・・・・・」

のび太「・・・ドラえもん。」
97:2015/05/15(金) 22:40:29.030
~数時間後~

ドラミ「お兄ちゃん・・完全にショートしてるわ。」

のび太「うん。」

セワシ「ドラえもんの体どうする?」

セワシ「ドラえもんの体の部品は比較的新しいから、ほかの体がダメになったロボットに回すこともできるけど・・。」

セワシ「やっぱりおじいちゃん一緒にいたいかな?」

のび太「他のダメになりそうなロボットがいるのなら、そのロボットにあげてくれ。僕はもう十分一緒にすごしたよ。」

ドラミ「のび太さん・・それでいいの?」

のび太「うん。ドラえもんの部品が他のロボットのもとで役にたつなら嬉しいよ。」

のび太「僕が持ってても置物になるだけだし、そんなんじゃドラえもんに申し訳がないしね。」

ドラミ「わかったわ。私もそれに賛成よ。お兄ちゃんの部品結構高価なものあるしね。」
98:2015/05/15(金) 22:45:20.198
ドラミ「じゃあお兄ちゃん・・持って帰るわ。」

のび太「いろいろありがとうドラえもん。新しいロボットの部品として頑張るんだよ。」

ドラえもん「・・・。」

のび太「バイバイドラえもん」

ドラえもん「・・・・。」

ドラミ「あ、そうだわ、これはもう壊れてるから・・。」

のび太「?」
101:2015/05/15(金) 22:51:27.089
~20年後~

男の子「パパ~ずっと飾ってあるこれなに~」

??「これは猫を呼ぶための鈴なんだ。」

女の子「へぇ~すごい!使いたい!」

??「でも、壊れてるから使えないんだけどな。」

男の子「えぇ~じゃあなんであるの~。」

??「壊れてるから僕が持ってるんだよ。」

女の子「どういうこと!?」

男の子「パパはロボット発明家でしょ!じゃあ治せるんじゃないの!?」

??「う~ん、パパよりもっとすごい技術を持った人が作ったものだからなぁ。」

??「それにこれはお守りみたいなものだからこのままでいいんだよ。」


           おしり。
102:2015/05/15(金) 22:52:37.584 ID:1o+eDVeM0.net
乙!
104:2015/05/15(金) 22:54:24.081 ID:og4kVHfu0.net
全俺が泣いた
106:2015/05/15(金) 22:59:37.651 ID:RP8hPBcNa.net

面白かった
80:2015/05/15(金) 21:56:11.169 ID:mB1D7OwPa.net
タイム風呂敷でドラえもんが認知症かかる前の状態に戻せばよくね