1:2016/02/13(土) 19:33:20.696
サトシ「!? ピ、ピカチュウ……お前、今……!」

ピカチュウ「ピカ?」

サトシ「今、喋ったよな!? 『宇宙か……』って!」

ピカチュウ「ピー? ピーカ」

サトシ「凄いじゃないか! ピカチュウ! もう一回喋ってみてくれ!」

セレナ「どうしたの?」

ユリーカ「なにかあったのー?」

サトシ「みんな聞いてくれ! ピカチュウが喋ったんだ!」

シトロン「えぇ!? ピカチュウが喋った!? 本当ですか!?」

セレナ「やだ、サトシったら寝ぼけてたんじゃない? ピカチュウが喋るわけないじゃない」

サトシ「本当なんだって! なあ、ピカチュウ」

ピカチュウ「ピーカ。ピカチュー」


4:2016/02/13(土) 19:35:12.159 ID:FXEox2X/0.net
ピカチュウ「んなわけねーだろ」サトシ「やっぱりそうだよな」
5:2016/02/13(土) 19:35:16.556 ID:dZHPKrE+a.net
ピカチュウ「光宙……」
6:2016/02/13(土) 19:39:10.582
ユリーカ「ユリーカもピカチュウが喋ってるとこ見たーい!」

サトシ「ほら、ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピー……」

セレナ「ピカチュウが困ってるじゃない」

サトシ「でも、本当に喋ったんだって!」

シトロン「ちなみに、ピカチュウはなんと言ったんですか?」

サトシ「オレが『星空が綺麗だなー』って言ったら、ピカチュウが『宇宙か……』って」

シトロン「『宇宙か』……『ウチュウカ』……なるほど、そういうことですか」

サトシ「え? なんだよ、シトロン」

セレナ「なにか分かったの?」

シトロン「サトシ。それは偶然の産物ですよ。ピカチュウは『ピ』『カ』『チュ』『ウ』と発音できるわけですから」

シトロン「これらを組み合わせれば……ほら、『ウ』『チュ』『ウ』『カ』になるでしょう?」

シトロン「ピカチュウは意図せず、『ウチュウカ』と言ってしまっただけなんです。ね、ピカチュウ」

ピカチュウ「ピーカ」
7:2016/02/13(土) 19:45:13.865
サトシ「なんだ、偶然か……びっくりしたよ。急にピカチュウが喋るんだもんなー」

セレナ「びっくりしたのはこっちよ。もう、サトシったら」

サトシ「はは、ごめんごめん」

ユリーカ「ね、ピカチュウ! 『宇宙』って言ってみて!」

ピカチュウ「……チュ、チュウ……?」

ユリーカ「違う違う。宇宙だよ。ウ・チュ・ウ! はい!」

ピカチュウ「ピー……ピーカ……チュウ……ュウ……チュウ」

シトロン「んー。どうやら、『ウ』を単体で発音するのはあまり得意ではないようですね」

サトシ「『チュウ』から『チュ』を取るだけだろ?」

シトロン「発音は単純じゃありませんから。舌や口蓋、唇の細かな動きが様々な発音を可能としているわけですけど」

シトロン「そういった手続き記憶によって身についた動きはそう簡単に変えられるものではありませんよ」

シトロン「きっと、ピカチュウの中では『チュ』と『ウ』は常に親子関係を保つものとしてインプットされてるんです」

サトシ「へぇー……なんだかよくわかんないけど、あの『宇宙か……』は凄く珍しかったってことだな」

シトロン「まあ、そういうことですね」

ユリーカ「いいなー。あたしも聞きたかったー」
8:2016/02/13(土) 19:51:54.487
シトロン「テレパシーなどで意思を伝えるポケモンはいますが、実際に言葉を話すとなると滅多にいません」

ユリーカ「でもお兄ちゃん。ロケット団のニャースは喋ってるよ?」

シトロン「ま、まああれは……特殊な部類だから」

サトシ「ピカチュウと喋れるようになったら楽しいだろうなー! な、ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピッカ!」

サトシ「今のままでも、オレとピカチュウの絆はばっちりだけどさ。会話ができたらもっとバトルの幅が広がると思うんだ」

セレナ「私もテールナーたちとお喋りしてみたいなー」

シトロン「ふっふっふ……そんな少年少女たちの夢を叶えるスペシャルな装置があるんですよ」

サトシ「ほんとかよ! シトロン!」

シトロン「シトロニックギア! オン! これぞ人々とポケモンの絆を強固なものとする僕の発明品!」

シトロン「『ポケモン語翻訳機』です!」

サトシ「科学の力ってすげー!」

セレナ「それでポケモンとお喋りできるの!?」

シトロン「もちろん。そのための装置なわけですから」
9:2016/02/13(土) 19:57:03.177
ユリーカ「すごーい! そのまんまのネーミングだけどすごいよ! お兄ちゃん!」

シトロン「この首輪を、喋らせたいポケモンの首につけて……ホルビー、ちょっとごめんよ」

ホルビー「ホッビ」

シトロン「よし、スイッチオン! これでホルビーの鳴き声を言葉に翻訳し、発音してくれるはずです!」

ホルビー「………………」

サトシ「なあ、ホルビー! 喋ってみてくれよ!」

ホルビー「ホッビ。ホッビホビ」

翻訳機『ここからだとセレナのパンツ見放題でよ、背が低いポケモンの特権つってな』

セレナ「うそっ! やだ、もう!」

サトシ「すっげー!」

シトロン「ホ、ホルビー! お前、なんてことを! そ、装置の故障かなぁ……? あはは」

ユリーカ「お兄ちゃん……」
12:2016/02/13(土) 20:03:17.167
シトロン「ホルビー、ほら装置を外すよ」

ホルビー「ホッビ! ホッビ!」

翻訳機『待てよ、その前にセレナのスリーサイズを聞きてえよ』

シトロン「ホルビー! 大人しくして!」

翻訳機『ガガ、ピー』シュウウウウ

セレナ「ね、ねえ。機械から煙が出てるけど……大丈夫なの?」

ユリーカ「これって……」

シトロン「まずい!」

ドカーン

サトシ「またか……」

ユリーカ「もう! お兄ちゃんの発明はいつも爆発する!」

ホルビー「」

セレナ「ホ、ホルビーが!」

シトロン「まずい……! 首に傷が! ポケモンセンターへ連れて行かないと!」
15:2016/02/13(土) 20:09:32.121
ジョーイ「はい、お預かりします」

シトロン「ふぅ……ひとまず一安心です」

サトシ「ちょっとだけだったけど、ホルビーと話せたのは楽しかったな。ますますピカチュウと話してみたくなったぜ!」

ユリーカ「デデンネもお喋りできないかなー」

デデンネ「デデネー」

シトロン「あの自信作が爆発してしまった今となっては、自分のポケモンとの会話は夢のまた夢ですね」

セレナ「いいじゃない。言葉が話せなくても、みんなとは仲良しだもの」

サトシ「それもそうだな」

ピカチュウ「ピーカ」

サトシ「でもなー。少しでいいから、ピカチュウと話してみたかったなー……」
18:2016/02/13(土) 20:15:35.814
~翌日~

ウィィィィン ガシッ

ピカチュウ「ピー!」

セレナ「あっ! ピカチュウが!」

シトロン「なんだあのロボットアームは!?」

サトシ「誰だ!」

ムサシ「『誰だ!』と聞かれたら」

コジロウ「答えてあげるが世の情け」

ムサシ「世界の破壊を防ぐため」

コジロウ「世界の平和を守るため」

ムサシ「愛と真実の悪を貫く!」

サトシ「おい! ニャース!」

コジロウ「ラブr……なんだよジャリボーイ! 口上の邪魔をするんじゃない!」

ムサシ「ちょっと! 礼儀知らずにもほどがあるんじゃない!?」

サトシ「うるさい! オレはニャースに話があるんだ!」

ニャース「ニャーに話?」

サトシ「言葉を喋るようになるにはどうすればいいのか、教えてくれ!」
21:2016/02/13(土) 20:21:48.400
ムサシ「言葉を喋る? なによ、アンタ普通に喋ってるじゃない」

サトシ「オレじゃなくて、ピカチュウだよ! ピカチュウに喋ってほしいんだ!」

コジロウ「だってよ。ニャース」

ニャース「おミャーら、言葉を喋るようにと簡単に言ってるけど、それはそう簡単なことじゃないのニャ」

ニャース「ニャーが言葉の練習をしたときは相当な労力を要したニャ。まさに血反吐を吐くような努力だニャ」

ニャース「おかげでもう新しい技を覚えれない身体になったのニャ……。ピカチュウにはそれだけの覚悟があるのニャ?」

ピカチュウ「ピッカ! ピカッチュ!」

ニャース「ほう……」

セレナ「ピカチュウは何て言ったの?」

ニャース「ジャリボーイのために人間の言葉を喋れるようになりたいと言っているのニャ」

サトシ「ピカチュウ、おまえ……! よーし! 聞いたぜ、お前の覚悟! おいニャース!」

ニャース「ニャ?」

サトシ「ピカチュウが人間の言葉を喋れるように、特訓してやってくれ! 頼む!」

ピカチュウ「ピッカ! ピカッチュ!!!」
22:2016/02/13(土) 20:27:29.096
ニャース「……わかった。おミャーらの覚悟、ニャーが受け取ったニャ」

ニャース「ピカチュウはニャーが預かるのニャ。立派に言葉を話せるようになったら、返しにくるニャ」

ムサシ「はぁ!? ちょっとニャース、何言ってんの!? せっかく奪ったのに、返しちゃったら意味ないじゃない!」

ニャース「今回ばかりは、ムサシとコジロウにも手出しはさせないのニャ。ピカチュウとニャーのふたりきりで特訓ニャ」

ムサシ「駄目にきまってんでしょ! ほら、馬鹿言ってないで本部に帰るわよ」

コジロウ「いや、ムサシ。ここは俺たちが退こう」

ムサシ「ちょっとちょっと、コジロウまで何言ってんのよ!」

コジロウ「ニャースはピカチュウの人語を話したいという熱意を汲んで、同じく熱意で応えようとしているんだ」

コジロウ「それを邪魔したら、野暮ってもんだろう。これはこいつらの問題だ。一歩退いて、見守ってやろうじゃないか」

ムサシ「……ったく、わかったわよ……。ほら、言葉の勉強するならとっととやってきなさい」

ニャース「感謝するのニャ。さあ、ピカチュウ! 出発ニャ!!!」

ピカチュウ「ピッカ!」

サトシ「ピカチュウ! 頑張れよ!」

ユリーカ「お勉強頑張ってねー!」

シトロン「ファイトです!」

セレナ「応援してるわー!」
24:2016/02/13(土) 20:30:40.929 ID:aThDIvQP0.net
イイハナシダナー
25:2016/02/13(土) 20:34:34.230
~数か月後~

シトロン「ピカチュウが特訓へ旅立ってから、もうだいぶ経ちますね」

ユリーカ「まだ帰ってこないのー?」

セレナ「ピカチュウ、大丈夫かしら……」

サトシ「あいつなら大丈夫さ! 立派になって帰ってくる!」


<お~い!wwwwwwみんな~!wwwwwwwwww


シトロン「あれ、外に誰かいるみたいですね」

セレナ「もしかして、私たちを呼んでるのかしら」

ユリーカ「誰だろう」

サトシ「行ってみよう」
26:2016/02/13(土) 20:39:57.200
ピカチュウ「いや~www久しぶりですね~wwwサトシくんwwwwwwww」

サトシ「ピカチュウ!?」

ユリーカ「すごーい! 本当に言葉を喋ってるー!」

セレナ「うそっ……信じられない!」

シトロン「これは驚きました……! まさか本当に……!」

サトシ「ピ、ピカチュウなのか……!?」

ピカチュウ「嫌ですねーサトシくんwww僕の顔を忘れちゃったんですか?wwwwwww」

ピカチュウ「どこからどう見ても、僕でしょう! ピカチュウですよ!wwwwwwもー嫌ですねーwwwwww」

サトシ「すっげー! ペラペラじゃないか!」

ピカチュウ「ニャースくんのおかげですよーwwwwニャースくーんwwwwww」

ニャース「久しぶりだニャ、ジャリボーイにジャリガール。たしかに、ピカチュウは返したニャ」

サトシ「ありがとう! ニャース! オレ、すっごく嬉しいよ! ピカチュウと会話できるなんて!」

ニャース「いいってこと。でも、次会う時は敵同士なのニャ!」

ピカチュウ「望むところです!wwwwwww負けませんよ~wwwwwww」
27:2016/02/13(土) 20:43:48.797 ID:gXnv/jyw0.net
28:2016/02/13(土) 20:46:09.048
サトシ「ピカチュウ! 元気にしてたか!?」

ピカチュウ「いや~wwwwwwもう山籠もりはこりごりですよ~wwwwwww夜は寒くて昼は暑くてもうwwwwww」

ピカチュウ「セレナちゃんの手料理が恋しくて恋しくてwwwwwww」

セレナ「そうだ! ピカチュウが帰ってきたときに食べさせてあげようと思って……ほらっ。特製のマカロンをつくったの」

ピカチュウ「ハハー! これは嬉しい! 嬉しいですねーwwwwwwwどれ、ひとくちwwwwwwwんんwwwww」

ピカチュウ「いやー、しかしこれ、美味しいですねーwwwwwwwこれさえあればもう何もいりませんよーwwwwwwwwwww」

ユリーカ「ねえ。ピカチュウってこんなに明るかったっけ?」

シトロン「声質やトーン自体は以前と変わってないように思えますけど……言葉を喋るだけで印象が違ってくるのでしょうか」

ピカチュウ「嫌ですねーwwwwユリーカちゃんwwwwwシトロンくんまでwwwww僕は何も変わってませんよーwwwwww」

サトシ「そうだ! なあピカチュウ! シトロン! さっそく、ポケモンバトルやってみないか?」

ピカチュウ「おっwwwwwwwいいですねーwwwwww」

シトロン「ええ、是非!」
29:2016/02/13(土) 20:51:19.871
ユリーカ「頑張ってピカチュウ! お兄ちゃんも!」

ピカチュウ「熱い声援ありがとうございますwwwwwwww頑張りますよーwwwwwwwwww」

セレナ「相性ピッタリなふたりが会話できるようになったんだもの、きっと凄いコンビネーションが見られるはずだわ……!」

シトロン「僕も負けていられません! 頼みます! ホルビー!」

ホルビー「ホッビ!」

ピカチュウ「お久しぶりですホルビーくんwwwwww首の傷は大丈夫ですか?wwwwwww」

ホルビ「ホビ」

サトシ「よーっし! バトル開始だぜ!」

シトロン「お願いします!」

サトシ「ピカチュウ! 先制攻撃だ! でんこうせっか!」

ピカチュウ「了解です!wwwwwwww ええい!wwwwwwwww ハッ! ハッ!wwwwwwwwwww」

シュッ シュッ シュッ

ピカチュウ「どうですー?wwwwwwwwww目で追えきれますかー?wwwwwwwwwハッ!wwwwwwwwwww」

シトロン「やりすごしましょう! ホルビー! あなをほる!」

ホルビー「ホッビィ!」

ザッザッザッ

ピカチュウ「おやー?wwwwwwwwwどこですかー?wwwwwwwwwwwどこだー?wwwwwwwwwあれー?wwwwwww」

キョロキョロ
30:2016/02/13(土) 20:52:48.943 ID:46SFg4fY0.net
ワロタ
31:2016/02/13(土) 20:55:19.197 ID:D/F7alryp.net
可愛くない
32:2016/02/13(土) 20:58:05.266
サトシ「ピカチュウ! 眼で追うんじゃない! ホルビーの居場所を身体全体で感じ取るんだ!」

ピカチュウ「そうしましょうwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ピカチュウ「んー?wwwwwwwwww どこだー?wwwwwwwwww んー?wwwwwwwww」

シトロン「今です! ホルビー!」

ズドッ

ピカチュウ「うわああぁぁぁあああぁぁあぁあ!?!!?!?!?! びっくりしたぁぁぁぁああああああああああwwwwwwwwwwww」

シトロン「おうふくビンタ!!!」

ホルビー「ホッビ!!!!」

バチンバチン

ピカチュウ「いたっ!!!!!!!!!! いったいよぉ!!!!!!!!!! ああぁああああああああああwwwwwwwwwww」

ゴロゴロゴロ

ピカチュウ「ほっぺた腫れましたねwwwwwwwwwwww赤くなってる? サトシくーんwwwwwwwwww」

ピカチュウ「僕のほっぺた赤くなってませんか―? って元々赤いかwwwwwwwwwwははー!wwwwwwwwww」

シトロン「畳みかけましょう! マッドショット!!!!!!」

ホルビー「ホッビ!!!!!」

ベチャ

ピカチュウ「ぷわっwwwwwwwwww泥かけられましたーwwwwwwww口にwwwwwwwww入りましたよーwwwwwwペッペwwwwww」
33:2016/02/13(土) 20:58:52.299 ID:N6clyH2e0.net
ペロ…これは…光彦!?
34:2016/02/13(土) 21:04:01.776
サトシ「大丈夫か!? ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「大丈夫か大丈夫でないかと聞かれたら大丈夫と言いたいところですがそう答えるとそれは嘘になりますねーwwwwwww」

サトシ「ど、どっちなんだ!?」

ピカチュウ「素早さがさがりましたーwwwwwwサトシくーんwwwwwwでんこうせっかちょっと遅くなりますよーwwwwwww」

サトシ「距離をとるんだ! 体勢を立て直せ!」

ピカチュウ「正解だと思いますwwwwwwwwwwwww」

ヒョイッ

シトロン「距離をとられましたか……! 今のピカチュウは動きが鈍くなっています、撹乱しましょう!」

シトロン「かげぶんしん!!!」

ホルビー「ホビビ!」

ビシュシュシュシュシュ

ピカチュウ「ややっwwwwwwwwwwwwこれは困りましたよーwwwwwwwwwwwwwwサトシくーんwwwwwwwwww」

サトシ「10万ボルト! かたっぱしから吹っ飛ばせ!」

ピカチュウ「力押しですねー?wwwwwwwサトシくんのそのスタイルは嫌いじゃないですよーwwwwwwwwwwwwwww」

ピカチュウ「ィィィィィヤアアアアアァァァァァァァァァァァァァwwwwwwwwwwwwwwwンヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwww」

ビリリリリリリリ
35:2016/02/13(土) 21:07:54.418 ID:p+TjJi4Sa.net
ピカチュウ「必然力でカバーですぞwww」
36:2016/02/13(土) 21:09:33.336
サトシ「ピ、ピカチュウ……!?」

セレナ「す、凄い声……」

ユリーカ「うるさ~いっ!」

ピカチュウ「んああああああああああああああああっwwwwwwwwwwwwwああんっwwwwwwwンやんっ!wwwwwww」

ビリリリリリリリ

ホルビー「ほびっ」

サトシ「ほ、本物をとらえた!」

シトロン「しまった!」

サトシ「ピカチュウ! エレキボール!!!」

ピカチュウ「ァンハ!!!!!!! ぬえぁんっ!!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwww」

バシュッ

ズドーン

ホルビー「ホッビ~……」

シトロン「ホルビー! ま、負けました……!」
37:2016/02/13(土) 21:15:48.590
サトシ「ピ、ピカチュウ……なんか、すごかったな」

ピカチュウ「いやーwwwwサトシくんと一緒にバトルに挑むのは久しぶりでwwwwwwはりきっちゃいましたよーwwww」

サトシ「そっか……あはは」

ピカチュウ「やですよーwwwwwちょっと年甲斐も無くはしゃいじゃったじゃないですかーwwwwwwwwww」

ウィィィィン

ガシッ

ピカチュウ「あっwwwwwwwあっwwwwwwなんだぁ????wwwwwwwwwwなんだこれはwwwwwwww」

シトロン「こ、このロボットアームは……!」

サトシ「またロケット団だな!?」

ムサシ「『またロケット団だな!?』と言われたら」

コジロウ「『そうです。またロケット団です』と答えてあげるが世の情け」

ムサシ「世界の破壊をふs」

ピカチュウ「いやあアアアアはなしてぇwwwwwwwwwwww助けて下さーいwwwwwwwwwwwあああああああああああwwwww」

ピカチュウ「サトシくーん!!!wwwwwwwwwwセレナちゃーん!!!wwwwwwwwシトロンくーん!!!wwwwwwww」

ピカチュウ「ユリーカちゃーん!!!wwwwwww助けてくださーい!!!wwwwwwwwwwwwwwwいやああああああああwwww」
39:2016/02/13(土) 21:22:00.798
サトシ「ピ、ピカチュウ! 10万ボルトだ!」

ピカチュウ「ィィィィィヤアアアアアァァァァァァァァァァァァァwwwwwwwwwwwwwwwンヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwww」

ビリリリリリ

ピカチュウ「電撃がききませーんwwwwwwwwwwこれは本格的にまずいですよーwwwwwwwwwwww」

ピカチュウ「でも諦めませんよーwwwwwwンアアアアアアアン!!!!!!!!! ヌゥウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!wwwwww」

ビリリリリリ

ピカチュウ「はなせー!wwwwwwwwwwwwwwwwんあああああああああああああっwwwwwwwwwwwww」

ピカチュウ「せいやああああああああああああああああああああああああああああああああああっwwwwwwwwwwwwww」

ムサシ「うるさい!!!!!」

コジロウ「なんだよこれ! おいニャース! お前のせいでピカチュウが喧しくなったぞ!」

ニャース「ニャーのせいじゃないのニャ。ピカチュウは元からあんな感じだニャ」

ニャース「ピカチュウが言葉を喋れるようになって、みんなもそれを理解できるようになっただけなのニャ」

ムサシ「こんなやかましいポケモン、サカキ様に渡せるわけないじゃない……ポイしちゃって」

ニャース「にゃ~!? 苦労したのに…………しかたないニャ」

パッ

ピカチュウ「あっ!!!!!!!!!! 落ちる~wwwwwwww 誰か~wwwwwwwwサトシく~んwwwwwwwwww」
40:2016/02/13(土) 21:28:42.467
ガシッ

ピカチュウ「さすがサトシくんですーwwwwwwwwwwナイスキャッチwwwwwwwwwwいやー、僕たち絶妙なコンビですねーwwwwwww」

サトシ「なあ、ピカチュウ」

ピカチュウ「なんですかーwwwwwwwwwwwwwww」

サトシ「やっぱりさ……言葉は喋らないでくれないか」

ピカチュウ「…………えっ! サ、サトシくん……?w 急に、何を……!www」

サトシ「頼む……」

ピカチュウ「……………………ピカ。……ピーカ。ピカチュウ」

サトシ「ごめんな……ピカチュウ……オレが喋ってくれなんて言ったのにさ……ごめん……だけどオレ……」

ピカチュウ「ピーカ。ピカッチュー。ピー」

セレナ「い、今までの事は、無かったことにしましょう! ね?」

ユリーカ「うん! ユリーカも喋らないピカチュウのほうが好きー!」

シトロン「や、やっぱり、ポケモンとは言葉での意思疎通ができないぐらいがちょうどいいんですよ」

ナレーター『ピカチュウが喋り出すと思っていた以上にウザイことを知ったサトシたち』

ナレーター『相棒との絆に僅かな不安を感じつつ、エイセツシティを目指して旅を続けるのであった』

To Be Continued
41:2016/02/13(土) 21:30:02.209 ID:aThDIvQP0.net
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