蔚山現代戦(ACL GL #6)から中2日。
先発は蔚山戦から全員変わり、仙台戦(J1 #8)に戻した形。
仙台戦からは腎臓損傷の大島が外れて、ネットが入った。
小宮山尊信。 |
試合前には、2017シーズンで引退した小宮山尊信があいさつ。
川崎には2010から2016まで、7シーズンに渡って在籍した。
鹿島はJ1リーグでは、3勝2分3敗の8位。
ACLは2位でGLを突破している。
■1st half
川崎が面白いように攻撃を続ける。
鹿島は荒いプレーで止めようとするが、ファウルをとられた。
5分、谷口からの縦パスを受けた家長が右からクロス。
GKとDFの間を狙い、三竿健斗(20)のオウンゴールで先制する。
20分あたりから、鹿島のロングボールが前線に届く。
鈴木優磨(9)と金崎夢生(10)が個人技で単独でも競り勝ち、PAに迫った。
レフェリングの基準が不明確となり、ストレスがたまる展開となる。
川崎は間合いを詰められて、余裕がなくなった。
落ち着いてボールを回したかったが、慌てて前に入れては奪われた。
■2nd half
早々に追加点が生まれる。
47分、ネットがダッシュを仕掛け、阿部がスルーパスを届ける。
ネットは冷静に切り返し、スライディングに来た小田逸稀(23)をかわしてゴール。
2点差となって、川崎にはゆとりが生まれた。
鹿島はロングボールを入れ続けるが、チャンスにはならない。
そんな中、投入されたばかりの永木亮太(6)がFKを壁に当ててゴール。
1点差に迫られたが、その1分後に小田がGKへのバックパスをミス。
GKの前で中村がさらって、ワンタッチでゴールを決めた。
77分には大久保がファウルを誘い、昌子源(3)が2枚目のイエロー。
昌子は知念をうまく押さえていたが、決定機を2度阻止して退場となった。
■summary
危なげなく試合を支配して快勝。
永木のゴールで少しだけ嫌な雰囲気にはなった。
しかし、鹿島の致命的なミスでリードを広げることができ、余裕を取り戻した。
ACLで勝ち残っている鹿島とは、コンディションの差が大きかった。
川崎はGL最後の2試合が消化試合となり、主力が休養をとった。
しかし、鹿島は三竿、昌子、鈴木などが4日前のACLから連戦となっている。
本調子ではない相手とはいえ、勝ち点3を重ねることができた。
ここまでの川崎はゴールが決まらず、勝ち点が少ない状況が続いていた。
ACLでも悪くない内容を続けていても、勝てなかった。
J1リーグ首位の広島とは勝ち点10差。独走を許している。
今後ともきちっと勝ち点を積み上げて、広島を追いかけたい。
■goal
5OwnGoal 47ネット(21) 65中村憲剛(14) 81大久保嘉人(4)
64永木亮太(6)
■judge
ソンリョン(1) 6.0 1失点は仕方ない。安定したキャッチングでゴールを守った。
エウシーニョ(18) 6.0 ゴールには直結しなかったが、右サイドを鋭く攻略した。
奈良竜樹(3) 5.5 鈴木と激しくやりあって感情的になる。ゴールは許さなかった。
谷口彰悟(5) 6.0 金崎の手を使ったチャージに苦しむ。90+5分、ゴールライン上でクリア。
車屋紳太郎(7) 6.0 スピードを生かして左サイドを進む。57分、家長へクロスを入れる。
守田英正(25) 6.5 バランス良くポジションを保つ。ミスパスもなく強い守備でも貢献。
ネット(21) 6.0 落ち着いたプレーを披露。47分、縦パスを追いかけて技巧的な1ゴール。
家長昭博(41) 7.0 相対する小田を完璧に制圧した。先制OGを誘うクロスと1アシスト。
中村憲剛(14) 6.0 失点してすぐ小田のミスを突いてゴール。試合を決めた。
阿部浩之(8) 6.0 86分に2本、90分と終盤にシュートラッシュを見せた。1アシスト。
知念慶(20) 5.5 昌子とマッチアップして戦い続けた。7分、20分にシュート。
■sub
75(20)大久保嘉人(4) 6.5 昌子を退場に追い込み、貫禄の1ゴールを挙げる。
84(41)齋藤学(37) 5.5 87分、シュートでCKを獲得。90+3分、ファウルをもらう。
89(14)武岡優斗(17) 5.5 右SBで試合を終わらせる。90+1分、鈴木に抜かれた。
■bench
新井章太(30) エドゥアルド(23) 森谷賢太郎(19) 長谷川竜也(16)
■coach
鬼木達 6.5 ターンオーバーの効果を十分に発揮して、結果を出した。
■referee
荒木友輔 5.0 判断基準が分かりにくく、選手に混乱を与えていた。