2023年10月02日
形を徹底的に語る
今回はMリーグ解説をお休みして、基本に立ち返り形について徹底的に語らせてもらいます。
@ペンチャン
12や89の3や7が必要な形をペンチャンと呼び、ここに4や6を引いてもカンチャンに変化するだけでリャンメンには二手必要。
受け入れも3や7だけ受け入れ最大4枚しかないので待ちとして弱くなりやすく(相手に持たれたり、場況で変わる)、リャンメン(受け入れ最大8枚)と比べると埋まりにくい。
→→
→→
Aカンチャン
13、24、35、46、57、68、79の1つ飛ばしで2枚がくっついた形。
46以外の偶数カンチャン24、68にくっついて124、689になっても形は良くならず好形変化しにくく、偶数カンチャンは形的に弱い。
リャンメンには1枚引くだけで変化し、特に35、46、57はリャンメン変化の牌が2種類あり変化待ちが有効な場合もある。
端(1と9)に近いカン2、カン8待ちはまあまあ強い。(13、79)
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Bリャンメン
23、34、45、56、67、78の隣り合う2枚がくっついた形。
待ちとしては良い待ちだが、時には牌の偏りや場況によって弱くなるケースもある。
端にかかる1−4待ち、6−9待ちはある程度出アガリ(ロン)しやすい待ち。
C四連形
1234、2345、3456、4567、5678、6789の4枚連続した形。
ここからのくっつきで2メンツ作るのに役立つ形と言える。
ただし端に近い1234と6789は好形変化のパターンが少なくなる。(1234は3と5でリャンメン、6789は5と7でリャンメンと少ない)
にがくっつくとリャンメン以上になる。
D五連形
四連形からの変化の一部で五連形になる。
12345、23456、34567、45678、56789の5種しかなく23456、34567、45678の3種が三面待ち。(受け入れ)
→待ち
→待ち
→待ち
E六連形
123456、234567、345678、456789の4種で2メンツくっついた形。
雀頭がない時にこれにくっつくとノベタン待ちに変化する。
→
→
変化もあり、ピンフが付くケースと付かないケースがある。
F七連形
六連形に一枚くっついた形の一部、1234567、2345678、3456789の3種。
七連形に一枚くっつくと一気通貫や三面待ち(受け入れ)のチャンス。
からの変化
待
ち
Gアンコ+1枚形
アンコ+隣の牌かアンコ+2つ隣の牌の2パターン。
現物のスジでも当たるケースの1つで変則待ちになりやすい。
→待ちで切りならスジが当たる。
→ 待ちで切りならスジが当たる。
Hカンツ+1枚形
同じ4枚をカンしない状態+隣の牌と同じ4枚をカンしない状態+2つ隣の牌の2パターン。
自分にだけ4枚見えているアドバンテージと他家がその周りを使いづらく、待ちとしての強さがある。
また、オリる時にもカンツ周りの牌を切りやすいメリットも。
→待ち(が全部見えているから外側は相手から切られやすい)
Iアンコ+四連形
実践でも出てくる多面張なので押さえておきたい。
+とすると待ち
+ならノベタン待ち
→待ち
Jアンコ+1メンツ+1枚形
アンコに四連形以外の1メンツ+1枚がくっついた形。
→待ち
→待ち
→待ち
→待ち
→待ち
→待ち
Kアンコ+2トイツ形
アンコに隣のトイツか2つ隣のトイツがくっついた形
→待ち
→待ち
L2アンコ+1枚形
アンコの内側(5に近い側)に1枚くっつくのと外側(1と9に近い)にくっつくのとアンコ2つで1枚をサンドした形の3パターン。
→待ち
→待ち
→待ち
→待ち
Mカンツ+トイツ+1枚形
カンツ部分はアンコ+1枚か雀頭+2枚の2パターンの分け方があるので待ちも複数になる。
後はカンツ部分がトイツと1枚のどの位置に来るかで変わる。
→待ち
→待ち
→待ち
Nリャンカン形
カンチャンに1枚引いてカンチャン2つになった形をリャンカン形と呼ぶ。(135、246、357、468、579)
→
→
→
カンチャンの弱さを2つにすることで補う形。
O西ヨーロッパ形
偶数カンチャン2468に付けられた俗称。
偶数カンチャンに1や9がくっついても好形変化しないのと357を引かないとメンツにならないので扱いにくい形。
他家に357が多く持たれている時に出現しやすい。
P二度受け
2356、3467、4578のように同じ牌の受け入れ(1−4と4−7の4など)がかぶっているケース。
同じスジの牌2枚を引くより1ターツ+別ターツの方が受け入れ枚数的に良い。
Qダブルメンツ
二度受けに近いが同じ2ターツある状態。
上の場合ターツ落とししてを出やすくする迷彩がある。
R飛びトイツ
224466などのように一つ飛ばしのトイツ。
もしここから1枚切るなら打でがロスになるがが受け入れになる。
S中ぶくれ形
中ぶくれとは3445、5667など真ん中部分が文字通りふくれている形。
例えばにを引くとリャンメンが残り、を引くと1メンツ1雀頭ができる。
→
と引きで使える。
21:亜リャンメン
2234や5677といったターツ+隣のトイツ形が亜リャンメン。
これが待ちになるとちょっと弱い(自分で待ちを使っているから)ですが変化する牌は多め。
にくっつくのはで
22:リャンメンカンチャン
これも文字通りリャンメン+カンチャンの形。
例えばならカンと受け入れが同時に残っている。
23:ペンカンチャン
12234、67889のペンチャンともカンチャンとも言える形。(123+24か12+234)
これが待ちだと弱いが
例えば
この1シャンテンにを引けば雀頭ができてピンフテンパイ。
24:離れカンチャン
134568のようにカンチャン受け入れが離れている形。
上の場合カンとカン受け入れが残っています。
が不要に見えますがのカンチャン受け入れがあります。(勿論タンヤオなら切り)
今回のまとめ
・2メンツ作りたい時は四連形や中ぶくれ形を大切に
に、引きで2メンツ、引き1メンツ+雀頭。
に、引きで2メンツ、で1メンツ+雀頭。
・二度受けやダブルメンツはターツ落としが受け入れ枚数的にお得
では、受け入れで部分が重複しているので他ターツがあるならそちらを残した方が枚数的にお得。
も同じ理由で落としがお得。
・飛びトイツは真ん中を切る
から1枚切るならロスはだけだから真ん中切り。(受け入れ)
・アンコやカンツにくっつけた待ちは多面張や良い待ちになりやすい
でを切っていればスジが当たり、なら待ち。
は4枚全部使っているので他家はを使いづらい上に出アガリしやすい。
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