宍喰の「民宿ぬしま」
- 2018/11/30
- 20:43
2018年、真夏の○月○日。朝、日和佐の海辺の宿をゆっくり出て、薬王寺までの坂道を上り、そこから宍喰の宿まで山道の無い34.4kmの行程を歩くと決めた日です。気温は、9時前に30℃を超えていました。途中の日和佐トンネルの中が涼しくて助かりました。牟岐駅前お昼近く、JR牟岐(むぎ)駅の附近を通り過ぎます。左側に「あずま」という屋号の宿があります。《YHさんがこの宿の話をしてたな。素泊まり専用だと言ってた。もう一軒の「民宿...
「黛まどか」は東京新聞に遍路記事を書く契約で「自称歩き遍路」に出たのだった
- 2018/11/29
- 22:22
東京新聞文化部発信のツイート東京新聞文化部が2017年5月1日付で発信したツイートがあります。全文を引用します。太字は、F爺が勝手に施しました。*****俳人の黛まどかさんが四国八十八カ所のお遍路に挑戦しています。後日文化面で連載していただくこともあって、弊紙記者が3日間一緒に歩く同行ルポを敢行しました。日ごろろくに運動していないへなちょこ記者は、果たしてちゃんと歩けたのか。詳しくは本日夕刊をごらんください。...
矛盾だらけの「黛まどか」
- 2018/11/28
- 20:37
(記事の末尾にアンケートのお願いがあります)H. septentrionalisさんからのコメントでのご報告を受けて、「黛まどか」の文章に頻出する重大な日本語の誤用の指摘を続けます。前篇では〈「黛まどか」が「メタファ/メタファー(= 暗喩/隠喩)」と「暗示」を同じことだと思い込んでいる〉 という由々しい事実を述べました。この記事では、以前にも何度か記事にしたことですが、〈「黛まどか」が「通し打ち」という言葉を組織的に誤用し...
「メタファー(= 暗喩/隠喩)」と「暗示」が同義だと思い込んでいる「黛まどか」
- 2018/11/27
- 19:57
H. septentrionalisさん「黛まどか」の著書『奇跡の四国遍路』の巻末の「対談」に現われる重大な日本語の誤用二例のご報告、ありがとうございます。お寄せくださったコメントの主要部を、この記事と次の記事と二回に分けて、引用します。今日は、末尾近くのごく短い部分だけの引用に留(とど)めます。*****「黛まどか」は、[西垣通氏との]問答のP240-241 で、メタファと暗示を同義と思い込む発言をしており、「てに[を]は」の誤用だ...
日本語・音韻論(3)「ん」(中)
- 2018/11/26
- 20:37
日本語の特殊な音素「ん、ン」の異音は、鼻母音である場合も多々あります。[1b] 異音が鼻母音である場合 異音[ã] 「お父さん」「さっちゃん」などの語を単独で「呼びかけ」の言葉として発音する場合や「そこの空き缶」のように文末に「だ」「です」「よ」「ね」などを付けずに言い切る場合、「ん」は、直前の母音[a]と融合して、二拍分かもっと長い鼻母音[ã:]となって実現するのが普通です。直前の母音は、一拍の長さの間に「非鼻...
ブログを始めた動機(3)「正しい」だけでは聞いてもらえなかったのが・・・
- 2018/11/25
- 19:40
1986年にトルコ政府から「国外自主退去勧告」を受けた後、数年間は、トルコ以外の国々を歴訪しました。インドやネパールにも何度も行き、長期滞在をしました。原稿作成1988年の夏、雨季の(*)ヒマラヤ・トレッキングの最中に《長年トルコで見て来た「世の人の知らないこと」を日本語で本に書こう》という抗しがたい想いが湧き起り、僅か十日間で、憑(つ)かれたように手書きの原稿を作成しました。(*) ヒマラヤ・トレッキングの絶好...
田中全さんからご返信が無い : アンケートの纏めと最新情報
- 2018/11/24
- 20:17
(記事の末尾近く、「H. septentrionalisさんからのコメント」の項に追記があります)(最初の追記のすぐ下に、二つ目の追記があります)ブログ記事〈田中全さんからご返信が無い〉でお願いしたアンケートの纏めをします。コメントで質問にお答えくださったチョルスさん、「106」さん、「みやゆふ」さん、メールでご意見をお知らせくださった皆様、そしてアンケートへの直接のご応答ではありませんが、田中全さんのブログに関する情報...
日和佐から宍喰まで
- 2018/11/23
- 21:55
「遍路日記2018」を続けます。2018年、真夏の○月○日。朝食日和佐の「うみがめ荘」での朝食は、甘くない、まともな物でした。不幸中の幸いです。「夕食は無し。朝食だけ付けてもらう」という泊まり方も、選択肢として考えて良いかもしれません。朝風呂をもう一回まともな朝食を摂ることが出来て機嫌が良くなったところで、この宿の大浴場に取って返すことにしました。宍喰(ししくい)に今晩の宿を予約したのですが、薬王寺から山道無...
「標本M/E」が特に「黛まどか」を擁護するのはなぜ?
- 2018/11/22
- 20:22
(記事の末尾にアンケートのお願いがあります)ブログ記事〈「○山寝言世」と「標本M」の共通点〉に2018年10月24日に届いたチョルスさんからの三通目のコメントでのお知らせによると、「標本E」は、「標本M」と「黛まどか」のことを次のように特筆しているそうです。*****「標本M」や「黛まどか」を批判するF爺さんに対して、「誰かが忠告をしないといけない、と思うようになりました」とあります*****自分がF爺に当初から「最悪・最...
ロシア民謡「トロイカ」(〽雪の白樺並木・・・)の元の歌詞と旋律
- 2018/11/21
- 20:47
日本語では「トロイカ」という題名と〽雪の白樺並木・・・という歌詞で有名になっているロシア民謡「Вот мчится тройка почтовая」は、ロシアでも、勿論、みんな知っています。ところが、日本で流布している歌詞は、トロイカが出て来ることを除けば、原曲とは似ても似つかないのです。ロシア民謡が好きでロシア語を習ったことのある人なら誰でも知っているはずです。そして、旋律にも、一部ですが、重要な違いがあります。歌詞が換...