F爺・小島剛一のブログ

「鴨の湯」を出て・・・

2019年の真夏。遍路道は炎暑でしたが、市営温泉「鴨の湯」にゆったり浸かって来たので、足がだるくはなっていますが、疲労困憊ではありません。

湯上りの散歩という感じでゆるゆると歩いてJR鴨島駅を目指します。今夜の宿「三笠屋旅館」は、駅前商店街にあるのです。

「三笠屋旅館」に到着

午後五時ちょうどに「三笠屋旅館」の食堂棟に到着すると、御亭主も女将さんも、ぱっと満面の笑みを浮かべました。
〈遠いフランスからやって来て毎年泊まってくれる遍路客が今年は相棒を連れて来た〉
のが嬉しかったようです。

この旅館は、食堂の建物と宿泊施設の建物が別になっていて、少し離れています。御亭主の案内で、「宿泊棟」に行きます。

玄関を開けると沓脱(くつぬぎ)。目の前にやや急な階段。そこを上って二階の寝室に落ち着きます。この旅館には和室も洋室もあるのですが、この時の二人室(ふたりべや)は、広い和室でした。浴衣(ゆかた)に着替えて、すぐにお風呂に入ります。

市営温泉「鴨の湯」に浸かって来ていますが、暑い中を3kmも歩くと、またまた結構な量の汗を掻いています。ここでは、石鹸をたっぷり使って、ごしごし洗います。

一頻(ひとしき)り寝室で休んでから外に出て、食堂棟へ。午後6時の夕食に間に合わせます。

夕食

今夜の客は、洛北孫子亭さんとF爺の二人だけのようでした。

夕食の献立は、いつものように、豪勢です。品数が多く、彩(いろど)りも好く、一品一品の分量も結構あり、栄養たっぷりの上、それぞれに心の籠った調理で美味しいのです。言うこと無し。

# 鮪(まぐろ)の刺身
# 豚カツにキャベツ
# 海老(えび)
# 天麩羅盛り合わせ
# 鶏の唐揚げに生野菜のサラダ
# しし唐
# ポテト・サラダ
# 冷奴
# すぐき
# ゴーヤと豆腐を和えた物
#(もう一品あったのですが、記憶が曖昧です)
# 漬物
# ご飯とお吸い物

ビールを大瓶で注文し、まずはコップを一杯にします。
「乾杯」
「乾杯」

今日の一日を振り返って楽しくお喋りしながら盛り沢山の料理に舌鼓を打ちます。幸せなひと時です。

二人とも、一日中歩いて来て、食欲旺盛でした。二本目のビールを頼み、全品綺麗に平らげて、満足し、
「御馳走様でした」

明日の朝食は、6時30分です。

食堂棟の外に出て、少しだけそぞろ歩き。客室棟に着いて、階段を上り、寝室に落ち着きます。

就寝

洛北孫子亭さんとのお喋りを更に楽しみ・・・就寝は、21時30分でした。ぐっすり眠りました。