『怪しい南部鉄器の狐型蚊取線香』
とかく骨董品とは、現代社会の文明機器に比べて、不便で、不潔で、鈍臭く、怪しい物が山積している世界です。写真のいにしえ?の文明機器は、かの東北地方、岩手県南部地方で作られた鉄瓶ではなく(笑)蚊取り線香容器なのであります。通常、私たち昭和世代に有名なのは、陶器製の豚型ですが、これは恐らく大正時代の作品いや生活必需品だったのであります。蚊を抹殺するには、やはり、怪しくて、煙が良く似合うイメージの狐が子供心にもピッタシと想うのですが、そのような、遊び心、当時の童心が浮かび上がってくるのが、骨董品の楽しさなのであります。弊店では、香取線香用ではなく、店内の香りを漂わす時、香炉として転用しています。断捨離、お引越、倉庫整理、遺品整理、古道具、骨董品等などを処分される際は是非いちど、古美術 一休堂までご相談下さい!
2023年07月06日(木)