【特別企画】

【今日はなんの日?】マンガで振り返るゲーム業界:バンダイとナムコが経営統合を発表(2005年5月2日)

 2005年5月2日、バンダイとナムコは株主総会などでの手続きにより、共同持株会社のバンダイナムコホールディクスを9月29日を期日として設立し、経営統合すると発表された。

 両社は、当時のプレスリリースで「統合新会社は、バンダイの強みであるキャラクターマーチャンダイジングとナムコの強みであるゲームコンテンツとゲーム開発力、広範なアミューズメント施設網とを融合・相互補完し、エンターテインメント事業における相乗効果を発揮してまいります。中長期的には、グローバル競争を勝ち抜いていける新たなビジネスモデルの構築を目指します」とのビジョンを示し、設立後の連結売上高は、平成18年3月期で4千6百億円などの業績見通しを示した。

 実は本発表以前に、ナムコはセガに合併を申し入れていたことが、2003年4月17日に日本経済新聞でスクープされたことがある(※後に交渉不成立を発表)。またバンダイも、1997年1月23日にセガと合併して、同年10月に新会社「セガバンダイ」を設立することを発表したが、同5月27日に合併解消を発表した。

 両社のほか、2000年代はスクウェアとエニックス(2003年)、コーエーとテクモ(2009年)など、有名メーカーの経営統合、合併が相次いだことが思い出されます。これらのメーカーがかつては別会社だったことを、特に20代以下の読者の皆さんは少なからず驚いたことでしょう。

「今日は何の日?」とは

 不定期に過去に起きたゲーム業界に関する出来事をマンガでふりかえるコーナーです。

絵:橘 梓乃

 すでにライターデビューから30年が経ちましたが、自身初となるマンガ企画を当GAME Watchにて担当させていただくことになりました。今後もゲーム業界の歴史をユル~く、かつ真面目にご覧いただけるネタをいろいろご用意したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

 ゲーム歴40年超のフリーライター。主な著書・共著は「ファミダス ファミコン裏技編」、「ゲーム職人第1集」、「デジタルゲームの教科書」、「ビジネスを変える『ゲームニクス』」、「ナムコはいかにして世界を変えたのか ゲーム音楽の誕生」など。2014年より日本デジタルゲーム学会ゲームメディアSIG代表も務める。

テキスト:鴫原 盛之(フリーライター)