大山祇神社の本社への参道には、6体の道祖神が在ります。
しかし、本社に一番近い場所にある道祖神は、直ぐには見つからないかもしれませんが、是非現地にて探してみて下さい。
会津野沢大山参道・道祖神 素朴とロマンとの触れ合い
昔、道祖神は村のはずれの道ばたに立って外から入ってくる悪霊や疫病を防いでくれる神様でした。それがのちには道中安全の神、夫婦和合の神、男女縁結びの神、そして子どもと仲良しの神となってたいへん親しまれるようになりました。
しかしながら、現代は車社会となって歩く機会が失われ、この路傍の神を拝むことはもとより、観ることさえもなくなって参りました。そこで私共は、歩くしかない大山御本社への参道の要所にこの道の神六体をお祀りし、4キロの山路、ご参拝の皆様の目と心を和ませながら安全を、お守りするようお立ていたしました。
お立てした六体は、やすらぎの道祖神、うるおいの道祖神、出合いの道祖神、ぬくもり道祖神、まどろみの道祖神、よろこびの道祖神でございます。どうぞ、昔ながらの素朴とロマンの神の心に触れて、豊かなご利益の大山参拝を果たされるようお祈り申し上げます。
昭和60年11月吉日 西会津町商工会むらおこし実行委員会