熊野神社・鹿島神社には、いい感じの2対の狛犬が在ります。
そして、大きな杉が2本あり、それぞれ熊野すぎ・鹿島すぎと書かれてありました。
田村市指定無形民俗文化財 石沢の三匹獅子舞
所在地 福島県田村市船引町石沢字東宮久保
指定年月日 平成17年4月18日
由来等
熊野神社の勧請は、延暦年間(782~805) と元永年間(1118~1120)の二説があり、いずれも紀伊国(現・和歌山県)からとしています。また鹿島神社の勧請は、大同2(807)年に常陸国(現・茨城県)からといい、もとは石沢字宮ノ脇に祀られていましたが、明治初期に現在地に遷され、熊野・鹿島神社として並祀されるようになりました。
参道の二本の大スギは、慶長元(1596)年の本殿建替えの際に植樹されたものと伝えられ、福島県緑の文化財に登録されています。また本殿裏の榧は御神木として崇められています。
石沢の三匹獅子舞は、熊野・鹿島神社の秋季例大祭で奉納されています。伝承時期等は不詳ですが、江戸時代後期に杉沢(現・二本松市岩代町杉沢)から習い受けたといわれています。舞は、「通りの舞」、「宿入りの舞」、「そぞろきの舞」、「花すいの舞」、「歌の切りの舞」、「しまいの舞」の六舞があります。獅子舞の管理と運営は、石沢三匹獅子舞保存会が行い、地区をあげて芸能継承に熱心に取り組んでいます。
田村市教育委員会