ドイツ美大に留学中のかしい(@kassy_art)です!
ドイツ留学で必要となるコピー認証 (Beglaubigung) / 認証コピー(Beglaubigte Kopie)。
ここでは、日本およびドイツでのコピー認証取得方法を解説します。
- 要約
- そもそもコピー認証(Beglaubigung, Beglaubigte Kopie)って何?
- コピー認証(Beglaubigung, Beglaubigte Kopie)はどこで受けられる?
- コピー認証(Beglaubigung, Beglaubigte Kopie)の値段は?
- ドイツ・ケルンでコピー認証してみた
要約
- ドイツの公的機関に原本ではなくコピーを提出するときに必要になるのがコピー認証
- 日本では東京のドイツ大使館の窓口、大阪のドイツ総領事館の窓口もしくは郵送で申請
- 日本での料金は東京 27,16 ユーロ/部、大阪 1部 24,61ユーロ/部とかなり割高だが、留学目的であることを証明できれば手数料は無料になる!!
- ドイツでは各都市の役所(Bürgeramt, Kundenzentrum)、派出所(Bürgerberatung)で申請
- ドイツでの料金は州により異なるが 1.7ユーロ/ページ と格安
- ドイツ語の文章しかコピー認証できないので注意。外国語は認証翻訳の添付が必要。
- 認証翻訳はデータバンクから公認翻訳士を探して依頼。
そもそもコピー認証(Beglaubigung, Beglaubigte Kopie)って何?
ドイツの大学に入学・留学する際、高校の卒業証明書や語学レベルの証明書の提出を求められます。
このとき、原本を提出してしまうと再発行できない場合があるため、基本はコピーを提出します。
ただ、コピーだとデータ改ざんの可能性がありますよね。
そこで、役所や領事館で「このコピーは原本と同じですよ」とハンコを押してもらうのがコピー認証です。
コピー認証(Beglaubigung, Beglaubigte Kopie)はどこで受けられる?
日本で行う場合は東京・広尾にあるドイツ大使館、大阪のドイツ総領事館の窓口。
また、郵送でも受け付けています。
ドイツで行う場合は各都市の役所(Bürgeramt、Kundenzentrum)の窓口で申請することができます。
州により、派出所(Bürgerberatung)で受け付けている場合もあります。
オンラインでの予約時にBeglaubigungの項目がないため、予約なしの日に役所に行くのが安全です。
コピー認証(Beglaubigung, Beglaubigte Kopie)の値段は?
日本でのコピー認証(Beglaubigung、Beglaubigte Kopie)の値段
日本では東京 27,16 ユーロ/部、大阪 1部 24,61ユーロ/部です。(2023年8月時点)
今後ますます値段が上がることが予想されるので、最新の価格はドイツ大使館の公式ページをご確認ください。
ただし!留学目的の場合は、この手数料を免除してもらうことができます!!!!!!!!
入学願書(Antrag)や入学許可証(Zulassungsbescheinigung)など、留学目的であることを証明できる書類を必ず添付しましょう。
ドイツでのコピー認証(Beglaubigung、Beglaubigte Kopie)の値段
州により違いますが、Northrhein-Westfalen州のケルンでは1.7ユーロ/ページでした。
ドイツではコピー認証という手続きが一般的なため、日本と比べると破格の安さです。
(ただし、大学に提出する場合も手数料は免除になりません。国内なので当然ですね)
ドイツ語の公的文書、もしくは公的機関に提出する文書を認証できます。
書類がドイツ語でない場合は認証翻訳をつける必要があるので注意です。
※認証翻訳とは…
コピーが正しいことを証明するコピー認証のように、翻訳内容が正しいことを証明する必要があります。
野良のDeepL翻訳ではなく、きちんと公認翻訳士・通訳士に翻訳してもらわなければなりません。
ドイツ・ケルンでコピー認証してみた
入学手続きで必要になったため、先日ケルンの役所でゲーテ検定(Goethe-Zertifikat)の語学証明書のコピー認証をしてきました。
コピー認証に必要な持ち物
- 原本
- コピー(現地でコピーしてもらうことも可能)
- パスポート
- 滞在許可証
オンラインで予約ができなかったため予約なしで受付てくれる日に行ったのですが…。
予想外のことの連続でした!
- パスポートを忘れて認証できないと言われるも、
結局滞在許可証だけでも大丈夫と言われる - 原則、全部ドイツ語じゃないとコピー認証できないと言われるも、
一部英語くらいなら結局対応してもらえる - 現地でコピーできますよ(手数料1.7ユーロ)という話だったのに、
原本がカラーだったため現地でカラーコピーすると1部 5ユーロかかると言われ、
「白黒でコピーしたものを後日持ってきて」とその日は追い返される
※ 翌日、DMで1部 0.1ユーロで白黒コピーして持っていきました - 予約なしで行ける日に行ったものの、予約必須の日でもBeglaubigungくらいなら予約なしで来ていいと言われる
一度追い返されるトラブルはありましたが、無事にコピーの裏にハンコをもらってコピー認証してもらえました!
ゲーテ検定の証明書はドイツ語と英語の両方で書かれているため、
「英語の部分は認証していません」という注釈がつくことになりました。
いろいろイレギュラーなことが多いので、もし一ヶ所で「これはコピー認証できません」と言われたとしても、別の担当者の人にも話を聞いてみてください。
あなたのコピー認証が無事に終わることを願っています!