金のおにぎり玩具箱

パパ…スミス…。私を…守って！



今回の玩具レビューはGoodSmileCompany ねんどろいどシリーズより「タカヤノリコ」です。発売日は2024年6月。

「タカヤノリコ」は1988年にガイナックスが制作、発売を行ったOVA『トップをねらえ！』の主人公キャラクターです。
『トップをねらえ！』の世界観、「タカヤノリコ」のキャラクター概要に関しては過去のレビュー記事に掲載していますが、大分古い記事なので今回改めてご紹介したいと思います。

「玩具レビュー　グッとくるフィギュアコレクション タカヤノリコ 」の記事はこちら。

『トップをねらえ！』の世界は人類が宇宙に進出するようになった時代、地球は「宇宙怪獣」と呼ばれる宇宙生命体と戦いを繰り広げていました。人類は宇宙怪獣に対抗するために「マシーン兵器」と呼ばれるロボットを開発。人類を守る精鋭部隊「トップ部隊」を編成し、宇宙怪獣に対する反抗作戦を開始します。中盤には極秘裏に開発されていた決戦兵器「ガンバスター」が登場。最終局面では太陽系全域。そして時間をも超えた壮大な物語となっていきます。キャラクターデザインはマクロスでおなじみの美樹本晴彦先生。監督は新人時代の庵野秀明さんです。
「タカヤノリコ」は明るく元気いっぱいで喜怒哀楽がはっきりした性格の女の子です。趣味はアニメ全般で部屋には『風の谷のナウシカ』のポスターが貼られています。父親は宇宙船「るくしおん号」の提督でしたが宇宙怪獣の襲撃により戦死。ノリコは父の跡を継ぎ宇宙パイロットを志して「沖縄女子宇宙高校」へ入学します。身体能力は抜群に高いですが、マシーン兵器の操縦は全くダメの落ちこぼれ。学校の先輩である薔薇の女王「アマノカズミ」に憧れており、「お姉さま」と呼び慕っていました。しかしある日、コーチであるオオタコウイチロウに「トップ部隊」に選抜され、周囲からえこひいきだと非難の的になってしまいます。精神的に追い詰められたノリコは選抜を辞退したいとコーチに懇願しますが、コーチはノリコを連れ出し、カズミが鉄下駄をはいて鍛錬を行っている様子を見せ、「お前に足りないのは努力と根性だ」と諭します。気持ちを入れ替えたノリコはコーチの特訓を受け、メキメキと実力を身に付けていきました。宇宙に出た後も過去のトラウマや淡い恋心を持っていた男性の死など、数々の困難がノリコを襲いますが、全てを乗り越え大きく成長していきます。搭乗機はマシーン兵器「RX-7 ナウシカ」「バスターマシン1号（ガンバスターメインパイロット）」。


全身図




第4話（ガンバスター搭乗後）～第5話で披露したトップ部隊制服+形見の青いハチマキを巻いた姿での立体化。ハイレグ状の独特な制服デザインが造形と塗装で再現されています。

付属品


付属品はねんどろいど用台座一式、交換用表情パーツ各種、交換用腕パーツ各種、？マークプレート×3、予備ジョイントとなっています。

バストアップ 各種表情






表情パーツは「笑顔」「真剣顔」「なぜなぜ顔」の3種類。明るい笑顔から真面目なバトルシーンまで再現できる2種に加え、ミニコーナーである『トップをねらえ！科学講座』で登場する？顔まで付いてくるのは嬉しいですね。

各部アップ
















全体的にシンプルなデザインの玩具ですが、各部は非常に丁寧に作られています。特に彩色は徹底しており、個人的見所は髪の毛のグラデーション塗装。派手さは無いかもしれませんが、とても美しく仕上げられており気に入っている部分です。もちろん、特徴的なデザインの上着や際どいハイレグ部分もきっちり作り込まれています。

？プレート


付属の？プレートは前髪と後ろ髪の間に挟み込む形で使用します。きっちり前後の髪パーツを合わせればある程度の強さで固定されます。

ねんどろいど台座との接続


専用台座との接続は背中の凹ジョイントを介して行います。

オンライン特典




公式オンラインショップである『GOODSMILE ONLINE SHOP』で購入すると、特典として黄色いハチマキがもらえます。



前髪パーツと左側頭の青い鉢巻パーツを取り外して交換。これで第2話～第4話（中盤まで）の姿を再現できます。こだわる方には嬉しいアイテムですね。

大きさ比較


いつもの1/12ドールと比較するとこのような感じ。ねんどろいど規格なので大きさは約10㎝です。

可動


可動はねんどろいどという事で、基本的に各部の差し替えによってポーズ変更を行います。関節パーツが仕込まれている部分は首のみ。股関節にはダブルボールジョイント式となっており、デザインと可動性の両立が図られています。肩、上腕、手首は交換ポイントを兼ねた軸関節となっています。


以下、写真を何枚か。






行きましょう！お姉さま！





スミス…貴方と一緒に今までの私は死ぬわ。そして、今から生まれ変わる。
もう泣かない。誰にも頼らない。自分の力で最後までやるわ！



現状で10分は動きます！



いざとなれば、ぶつけるまでです！





そんなもので、私達がやられると思って！



えっとぉ…ブラックホールが2つぐるぐる回ってて、真ん中に穴が開いてスターボウが見える…だっけ？



ありがとうガンバスター…さようなら…。


以上、GoodSmileCompany ねんどろいどシリーズより「タカヤノリコ」のレビューでした。
ディフォルメ玩具でありながらも精巧さは失わない、さすがはねんどろいどブランドといった感じです。装飾少なめでシンプルなデザインですが、各部丁寧に作られており好感の持てる出来栄えでした。記事中でもお話ししていますが、鮮やかなグラデーション塗装が施された髪の毛部分が特にお気に入り。特典にはなりますが黄色いハチマキも付属するので、前半の明るい雰囲気を演出できるのも良いですね。科学講座も確か全編黄色いハチマキ仕様だったはずなので、？顔を付けるならディフォルトセットでもよかったのではと思います。
これは是非お姉さまこと「アマノカズミ」も発売して欲しいですね！グッスマさん、よろしくお願いします！

『トップをねらえ！』を初めて見たのは確か小学生の頃だったと思うのですが、SF設定はよく分からないながらも非常に惹きつけられたのを今でも鮮明に覚えています。衛星放送で夏の定番みたいな感じでしたね。当時は女の子が主人公というのもまだまだ斬新な時代で、突発のお色気シーンを恥ずかしがりながらも目が離せなかったのも良い思い出です。思えばタカヤノリコは私の初恋だったのかもしれません(#^^#)
当ブログの七夕企画の定番である『トップをねらえ！』。七夕当日トップ関係でも更新予定です！



コーチの作ったガンバスター…甘く見ないでほしいわ！

デカい、重い、ギミックいっぱいと撮影が大変ですが、努力と根性で頑張ります！

それでは、次回の『金のおにぎり玩具箱』もよろしくお願い致します(￣^￣)ゞ



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