家に溜まりがちなペットボトル、意外な回収場所に「心強い」 提供:株式会社セブン&アイ・ホールディングス By - grape編集部 公開:2024-06-26 更新:2024-07-01 みんなで考えるSDGsコンビニセブンイレブンペットボトルリサイクル Share Post LINE はてな 私たちが普段、何気なく購入しているペットボトル。中身が空になったら資源として回収されています。 リサイクルに出す際には、中身をすすぎ、キャップやラベルを外して分別するのが基本。 では、キャップの下にあるリングの部分も取り外すべきか、悩んだことはないでしょうか。 ペットボトルをはじめとした、プラスチック対策に取り組んでいる、株式会社セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイグループ)、サステナビリティ推進部の小野真義さんにお話をうかがいました。 インタビュアーはフリーアナウンサーの平井理央さんです。 セブン&アイグループは、『セブン‐イレブン』や『イトーヨーカドー』などの店舗に、『ペットボトル回収機』を設置しています。 2ℓまでのペットボトルを投入すると、その場でペットボトルを圧縮し、容量を減少させてくれるので、効率のよい回収が可能になるリサイクルシステムです。 ペットボトル回収機で集められたペットボトルは、『ボトル to ボトル』という取り組みに使われているといいます。 ペットボトル回収機 平井さん セブン&アイグループが取り組む、『ボトル to ボトル』について教えてください。 小野さん 店頭などで回収したペットボトルを、リサイクルしてペットボトルに戻し、再び商品として販売する取り組みです。「リサイクルに協力した結果、また商品として手に取れるようになった」ということをお客様に実感していただくため、2019年6月からはオリジナル商品『一(はじめ)』シリーズ※1を販売開始しました。 『一(はじめ)』シリーズ 『一(はじめ)』シリーズには、セブン&アイグループのペットボトル回収機で集められたペットボトルだけを原材料にした『完全循環型ペットボトル※2』が使われています。 一般的な石油由来の素材と比べて、1本あたりのCO2排出量を約60%削減※3できる、環境にやさしいペットボトルです。 平井さん 確かに、自分がリサイクルに出した場所で、またそこから生まれたペットボトルを商品として買うことができれば「自分がリサイクルしたぞ!」という実感が生まれそうですね! 小野さん はい!回収にご協力いただくモチベーションにもつながると考えています。 平井さん 私が住んでいる地域だと、ペットボトルの回収が週に1回しかないので、気が付いたら家に溜まってしまうことがあります…。このように回収してくれる拠点が近くにあると、非常に心強いです! 小野さん 我々はお客様の役に立てるような資源回収の拠点作りを目指していますが、企業だけでこの取り組みを行うのは難しいと思っています。例えば、ペットボトル回収機では、中身が残っていたり、汚れていたりするものは回収できません。 そのため、お客様には、キャップとラベルを外して、中身をすすぐというひと手間をかけていただいています。 このようなお客様の協力を得て、初めて実現するものですし、地域自治体や各メーカーの皆様の想いが、1つにならないとできない取り組みです。私たちはその一助を担えればと思っています。 2012年から店舗に設置され始め、年々台数を増やしているペットボトル回収機。 2023年度の時点で4187台※4が設置され、年間約5億本※5のリサイクルにつながったといいます。 ペットボトルのキャップやラベルを外し、中身をすすがなければ、回収ができないということもポイントの1つ。 きれいにペットボトルを再生させるためには、私たち一人ひとりの協力が必要になるのです。 キャップ下のリングについてうかがったところ、「リングの部分はリサイクルの過程で分離できるため、そのままでも問題なく回収できる」とのことでした。 リングまで取り外そうと思うと、かなりの手間が掛かるため、そのまま回収に出せるのは助かりますね。 回収機で集められたペットボトル また、セブン&アイグループは『ボトル to ボトル』の取り組み以外にも、あらゆる資源を無駄なく循環させる『サーキュラーエコノミー』を推進しています。 例えば『イトーヨーカドー』では、家庭の使用済み食用油を回収し、『アカチャンホンポ』では、使われなくなった哺乳瓶を回収して、リサイクルにつなげているのだそうです。 全国各地にある店舗の一つひとつがリサイクルの拠点となることで『お客様と一緒に取り組むこと』を重要視しているといいます。 日々多くの消費者と接点を持っている同社だからこその取り組みといえますね! 平井さん 最後に、今後の展望について教えてください。 小野さん 私たちセブン&アイグループが、企業として解決すべき課題の1つに『お客様とあらゆる接点を通じて地域・コミュニティとともに住みやすい社会を実現する』があります。これからも店舗や商品、サービスを通じてお客様と一緒に持続可能な社会を作るための取り組みを目指していきたいと考えております。 ペットボトル回収機の利用や、『一(はじめ)』シリーズなどの環境にやさしい商品を手に取ってもらうことで『お客様参加型』のリサイクルを推進している、セブン&アイグループ。 サーキュラーエコノミーの取り組みは、これからもさらに広がっていくことでしょう。 限りある資源をリサイクルすることは、私たちにとっても日々の暮らしの中で、社会のためにできることの1つです。 まずは、飲み終わったペットボトル容器を、お近くの回収機まで持って行ってみてはいかがでしょうか。 『サーキュラーエコノミー』について詳しく知りたい! FNNプライムオンラインの記事はこちら ESSEOnlineの記事はこちら ※1 セブン&アイグループと日本コカ・コーラ株式会社の共同企画商品です。「一」と「はじめ」は The Coca-Cola Company の登録商標です。 ※2 本製品のペットボトルの原材料として、セブン&アイグループの店頭で回収された使用済みペットボトルをリサイクルしたPET樹脂のみを、100%使用していることを表します。 ※3 原料採掘からプリフォーム(PETボトルの原型となる中間製品)製造の工程における削減率。一般的な石油由来のPET素材から100%リサイクルPET素材に切り替えた場合。日本コカ・コーラ社調べ。 ※4 ペットボトル回収機は、一部店舗に設置しています。 ※5 セブン&アイグループ2023年度実績。 [文・構成/grape編集部] Share Post LINE はてな
私たちが普段、何気なく購入しているペットボトル。中身が空になったら資源として回収されています。
リサイクルに出す際には、中身をすすぎ、キャップやラベルを外して分別するのが基本。
では、キャップの下にあるリングの部分も取り外すべきか、悩んだことはないでしょうか。
ペットボトルをはじめとした、プラスチック対策に取り組んでいる、株式会社セブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイグループ)、サステナビリティ推進部の小野真義さんにお話をうかがいました。
インタビュアーはフリーアナウンサーの平井理央さんです。
セブン&アイグループは、『セブン‐イレブン』や『イトーヨーカドー』などの店舗に、『ペットボトル回収機』を設置しています。
2ℓまでのペットボトルを投入すると、その場でペットボトルを圧縮し、容量を減少させてくれるので、効率のよい回収が可能になるリサイクルシステムです。
ペットボトル回収機で集められたペットボトルは、『ボトル to ボトル』という取り組みに使われているといいます。
ペットボトル回収機
セブン&アイグループが取り組む、『ボトル to ボトル』について教えてください。
店頭などで回収したペットボトルを、リサイクルしてペットボトルに戻し、再び商品として販売する取り組みです。
「リサイクルに協力した結果、また商品として手に取れるようになった」ということをお客様に実感していただくため、2019年6月からはオリジナル商品『一(はじめ)』シリーズ※1を販売開始しました。
『一(はじめ)』シリーズ
『一(はじめ)』シリーズには、セブン&アイグループのペットボトル回収機で集められたペットボトルだけを原材料にした『完全循環型ペットボトル※2』が使われています。
一般的な石油由来の素材と比べて、1本あたりのCO2排出量を約60%削減※3できる、環境にやさしいペットボトルです。
確かに、自分がリサイクルに出した場所で、またそこから生まれたペットボトルを商品として買うことができれば「自分がリサイクルしたぞ!」という実感が生まれそうですね!
はい!回収にご協力いただくモチベーションにもつながると考えています。
私が住んでいる地域だと、ペットボトルの回収が週に1回しかないので、気が付いたら家に溜まってしまうことがあります…。
このように回収してくれる拠点が近くにあると、非常に心強いです!
我々はお客様の役に立てるような資源回収の拠点作りを目指していますが、企業だけでこの取り組みを行うのは難しいと思っています。
例えば、ペットボトル回収機では、中身が残っていたり、汚れていたりするものは回収できません。
そのため、お客様には、キャップとラベルを外して、中身をすすぐというひと手間をかけていただいています。
このようなお客様の協力を得て、初めて実現するものですし、地域自治体や各メーカーの皆様の想いが、1つにならないとできない取り組みです。私たちはその一助を担えればと思っています。
2012年から店舗に設置され始め、年々台数を増やしているペットボトル回収機。
2023年度の時点で4187台※4が設置され、年間約5億本※5のリサイクルにつながったといいます。
ペットボトルのキャップやラベルを外し、中身をすすがなければ、回収ができないということもポイントの1つ。
きれいにペットボトルを再生させるためには、私たち一人ひとりの協力が必要になるのです。
キャップ下のリングについてうかがったところ、「リングの部分はリサイクルの過程で分離できるため、そのままでも問題なく回収できる」とのことでした。
リングまで取り外そうと思うと、かなりの手間が掛かるため、そのまま回収に出せるのは助かりますね。
回収機で集められたペットボトル
また、セブン&アイグループは『ボトル to ボトル』の取り組み以外にも、あらゆる資源を無駄なく循環させる『サーキュラーエコノミー』を推進しています。
例えば『イトーヨーカドー』では、家庭の使用済み食用油を回収し、『アカチャンホンポ』では、使われなくなった哺乳瓶を回収して、リサイクルにつなげているのだそうです。
全国各地にある店舗の一つひとつがリサイクルの拠点となることで『お客様と一緒に取り組むこと』を重要視しているといいます。
日々多くの消費者と接点を持っている同社だからこその取り組みといえますね!
最後に、今後の展望について教えてください。
私たちセブン&アイグループが、企業として解決すべき課題の1つに『お客様とあらゆる接点を通じて地域・コミュニティとともに住みやすい社会を実現する』があります。
これからも店舗や商品、サービスを通じてお客様と一緒に持続可能な社会を作るための取り組みを目指していきたいと考えております。
ペットボトル回収機の利用や、『一(はじめ)』シリーズなどの環境にやさしい商品を手に取ってもらうことで『お客様参加型』のリサイクルを推進している、セブン&アイグループ。
サーキュラーエコノミーの取り組みは、これからもさらに広がっていくことでしょう。
限りある資源をリサイクルすることは、私たちにとっても日々の暮らしの中で、社会のためにできることの1つです。
まずは、飲み終わったペットボトル容器を、お近くの回収機まで持って行ってみてはいかがでしょうか。
『サーキュラーエコノミー』について詳しく知りたい!
FNNプライムオンラインの記事はこちら
ESSEOnlineの記事はこちら
※1 セブン&アイグループと日本コカ・コーラ株式会社の共同企画商品です。「一」と「はじめ」は The Coca-Cola Company の登録商標です。
※2 本製品のペットボトルの原材料として、セブン&アイグループの店頭で回収された使用済みペットボトルをリサイクルしたPET樹脂のみを、100%使用していることを表します。
※3 原料採掘からプリフォーム(PETボトルの原型となる中間製品)製造の工程における削減率。一般的な石油由来のPET素材から100%リサイクルPET素材に切り替えた場合。日本コカ・コーラ社調べ。
※4 ペットボトル回収機は、一部店舗に設置しています。
※5 セブン&アイグループ2023年度実績。
[文・構成/grape編集部]