欠勤の約18倍! 『無理して働くこと』の損失額に驚きの声 提供:ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会 By - grape編集部 公開:2025-03-19 更新:2025-03-24 わたしたちのヘルシー出産動画妊娠生理 Share Post LINE はてな 月経(生理)、妊娠、出産、更年期など、年代やライフステージごとの健康課題に悩む女性は多くいます。 時代とともに、世の中に浸透してきてはいますが、まだまだ理解されていない点も多くあるでしょう。 専門医「女性の人生は…」 女性の健康推進の必要性と課題について考える、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー 〜⼼とからだの話をはじめよう in Mar.2025』が、2025年3月7日より配信。 『女性の健康週間(3月1~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催された、同イベントでは、女性の心と身体の健康に寄り添う医療ヘルスケアの専門家とゲストが、さまざまなテーマに関する悩みとその解消法について話し合いました! 【ギフトセットがもらえる、プレゼントキャンペーンを実施!】 今回のイベントでは、プレゼントキャンペーンを実施しています。 動画を見て下記のアンケートに回答すると、抽選で100名様に『わたしたちのヘルシーギフトBOX』をプレゼントします! 興味のある人は、下記リンクからぜひ参加してみてください! アンケートに回答する 本イベントの締めくくりとなるクロージングトークセッションでは『女性の一生は波乗りの連続!これだけは覚えて欲しいキーワード3選』をテーマに、『ウィメンズ・ヘルス・アクション』の共同代表を務める、産婦人科医の大須賀穣先生と対馬ルリ子先生が登壇。 ゲストにはフリーアナウンサー・タレントの阿部華也子さんが参加し、MCを谷岡慎一アナウンサーが務めました。 写真左から、大須賀穣医師、対馬ルリ子医師、阿部華也子さん、谷岡慎一アナ ここまで、さまざまなテーマでトークセッションが繰り広げられてきた、同イベント。 初の開催から数えて9年目を迎えましたが、大須賀先生は「同じテーマでも毎年新たな情報が出てくるため、医学が日進月歩だということがよく分かる」と話します。 対馬先生も、「最初は100人くらいのディスカッションから始まったイベントだったが、今や何万人、何十万人の目に触れる規模のコンテンツになっていて感慨深い」とコメント。 印象に残ったテーマを聞かれた阿部さんは「私の年代にも必要な知識が詰まっていて、特に女性ホルモンの情報などは知ることができてよかった」と回答していました。 【トークセッションのテーマ一覧】 ・『女性だけでなく男性も知っておきたい!SRHRとライフプランニング』 ・『更年期を迎えるお母さんにできる娘や周囲の心づかい!リアル相談2選』 ・『フェムゾーンケアと腟内フローラ』 ・『気になる!女性が抱える汗の悩み!リアル相談2選』 ・『冷え症&肌トラブル…原因は⾎流にあり?リアル相談2選』 ・『みんな気になる、女性の更年期!リアル相談3選』 ・『あなたの可能性を広げる!「婦人科」ってこんなところ』 ・『しっておきたい 妊活のキホン!リアル相談3選』 大須賀先生は、さらに理解を進めるためには、まず『女性の人生は波乗りの連続』と知る必要があると話します。 生理による波、妊娠や出産の際に訪れる大きな波、そして更年期による急降下など、ホルモンの変動を波に例え、さまざまな波を乗り越えなければならないと語りました。 ホルモンの変動について常に意識することで、いくつも波を超えて『きれいな景色』が見られるのだといいます。 『波乗り』の話を聞いた阿部さんは「生理があることで1か月という短い期間の中でも、体調や機嫌に波はある」と話しますが、やはり周囲にはいいづらいようです。 対馬先生は、「男女ともにお互いの健康特性について知りながら、カバーし合えるとよいのではないかと思う」とコメント。 男性に理解をうながしながらも、女性にも『上手な波乗りスキル』を身に付けてほしいと話しました。 大須賀先生によれば、女性の健康を推進する上で、特に重要な3つのキーワードがあるといいます。 それぞれ、どんな意味が込められているのか、1つずつ見ていきましょう。 ヘルスリテラシー 1つ目のキーワードは『ヘルスリテラシー』。健康に関するさまざまな情報を入手し、理解し、活用する能力のことです。 巷に情報があふれている中、正しい情報を選び、自らの生活に取り入れていくことが大事だと、大須賀先生は話します。 ヘルスリテラシーが高い人のほうが、月経困難症※1の時、もしくは更年期※2の時のいずれも、仕事のパフォーマンスが高いという調査結果もあるのだとか。 話を聞いた阿部さんは、「確かに、何か症状が出た時にネットで調べると、膨大な情報が出てきて、結局なんの病気かが分からないことがある」と話します。 体調面で気になることがあったら、しっかりと専門医に相談するのが大切ですね。 プレゼンティーイズム 2つ目のワードは『プレゼンティーイズム』。心身の健康問題によって、仕事のパフォーマンスが低下している状態のことです。 また、病気や体調不良によって仕事を休業、欠勤している状態は『アブセンティーイズム』といいます。 女性の社会進出が進んだ現代、生理痛や更年期などによる不調を抱えていても、会社に来て仕事をする女性は多くいます。 しかし、健康課題が原因でベストパフォーマンスを発揮できない状態が、まさにプレゼンティーイズムです。 アブセンティーズムに比べ、プレゼンティーイズムの問題は可視化しづらく、社会全体の課題として注目を集めています。 厚生労働省によると、このプレゼンティーイズムによる経済的損失は、欠勤の約18倍ともいわれており非常に大きな問題なのだとか。 大須賀先生によれば、「社会、特に企業が従業員の健康をどのように考えるかで対策は変わる」といいます。 しっかり休んでもらったほうがいい場合もあれば、その人が仕事をしやすい状況を作るほうがよいケースもあるでしょう。 プレゼンティーイズムによる損失を減らすには、その人がより働きやすい環境を整えることが大事といえそうです。 具体的な対策の1つとして、会社で義務付けられている年次の健康診断の際、月経困難症、月経前症候群(PMS)※3、更年期といった女性特有の健康課題と、それが仕事に悪影響を及ぼしていないかという問診を追加する方向で動いているのだそうです。 阿部さんは「やはり、痛みや体調に対する配慮があると、働きやすくなると思う」とコメント。 対馬先生も、なんとなく調子が悪かったという人も「私の不調はPMSによるものだったのか」など、健康課題の自覚につながるといいます。 ウェルビーイング 3つ目のキーワードは『ウェルビーイング』。こちらも近年非常に注目をされているワードで、個人や社会が経験するポジティブな状態のことを指し、『幸福度』と近しいものだといいます。 大須賀先生は、ウェルビーイングを高めるためには『個人の努力』だけでなく『社会の支援』も必要だと解説しました。 個人では、知識を付けて行動を起こすことが重要。 社会においては、例えば産婦人科を受診しやすくなるような環境作りや、企業内を働きやすくしていくことが、大切だといいます。 対馬先生は、女性の身体の変化と、それにともなう『ゆらぎ』に言及し、ライフステージごとに自身の状態を把握して、まずは身体のウェルビーイングを実現することが、自分らしい生き方の選択をするという心のウェルビーイングにもつながると話します。 社会において、求められる、必要とされるということも立派なウェルビーイングであり、SDGsと同様に世界中で取り組んでいきたい大事なワードだと語りました。 クロージングトークセッションを終え、イベントの感想を聞かれた阿部さんは、「今回のイベントが多くの人に届き、男女ともに我慢の少ない幸福度の高い社会になってほしい」とコメント。 谷岡アナも、女性の健康問題について「より知っていなくてはいけないと感じた」と話していました。 女性特有の悩みは周囲に話しづらく、1人で抱え込んだり、つらさを我慢してしまったりする人は、まだまだ多いはず。 まずは、本セッションで出た3つのキーワードを軸に、自分自身の心と身体に向き合うことが、自分らしく生きるための第一歩といえるでしょう。 ギフトセットがもらえる、プレゼントキャンペーンを実施! 今回のイベントでは、プレゼントキャンペーンを実施しています。 動画を見て下記のアンケートに回答すると、抽選で100名様に『わたしたちのヘルシーギフトBOX』をプレゼントします! 【セット内容】 ・科研製薬株式会社 『汗と生活を考える情報マガジン「sweæt」』、『多汗症を知る冊子』 ・ゼリア新薬工業株式会社 『知っておきたい鉄欠乏性貧血のこと』、『鉄欠乏性貧血_冊子_産婦人科編』 ・日本ナットウキナーゼ協会 『JNKAマークを取得した確かな品質の商品を厳選してお届け』 ・久光製薬株式会社 『マンガでわかる これってもしかして、更年期!?』 ・富士製薬工業株式会社 『女性のための健康支援アプリ「LiLuLa(リルラ)」付箋・チラシ』、『カラダCAMPUS』、『ご存じですか?更年期との上手なつきあい方。』 ・ロート製薬株式会社 『セルアライブ PQQ配合サプリメントN』 さらに、当選者の中から1名様に阿部華也子さんのサイン入りチェキをプレゼント! ※チェキ画像は一部ぼかしが入っておりますが、実際のものにぼかしはありません 応募期間は2025年3月7日~4月30日です。 興味のある人は、ぜひ参加してみてください! 送信する内容をご確認のうえ、送信ボタンをクリックしてください。 ①性別必須 女性 男性 その他 性別を選択してください ②年齢必須 選択してください 19歳未満 20〜29歳 30〜39歳 40~49歳 50〜59歳 60歳以上 年齢を選択してください ③職業必須 選択してください 経営者・役員 会社員 契約社員・派遣社員 パート・アルバイト 公務員 医療関係者 大学生 専門学校生 高校生 無職 その他 職業を選択してください ④当記事で紹介しているイベント動画【女性の一生は波乗りの連続!これだけは覚えて欲しいキーワード3選】の内容について、満足度を教えてください。必須 1. とてもよかった 2. まあまあよかった 3. どちらでもない・普通 4. あまりよくなかった 5. 全くよくなかった 6. 視聴していない 動画の満足度について、当てはまるものを選択してください ⑤イベント動画【女性の一生は波乗りの連続!これだけは覚えて欲しいキーワード3選】の内容について、もっと知りたいと思ったこと・動画の感想など、ご自由にお書きください。「6. 視聴していない」を選択した方は、その理由を教えてください。必須 動画の感想を記入してください ⑥イベント動画を視聴して、”ヘルスリテラシー・プレゼンティーイズム・ウェルビーイング”についての理解が深まりましたか。必須 1. とても理解できた 2. まあまあ理解できた 3. どちらでもない 4. あまり理解できなかった 5. 全く理解できなかった ヘルスリテラシー・プレゼンティイーズム・ウェルビーイングについての理解度について、当てはまるものを選択してください ⑦イベント動画を視聴して女性特有の健康課題に関する関心・意識は高まりましたか。必須 1. とても高まった 2. まあまあ高まった 3. どちらでもない 4. あまり高まらなかった 5. 全く高まらなかった 健康課題に関する関心・意識について、当てはまるものを選択してください ⑧イベント動画を視聴して女性特有の健康課題についての理解は深まりましたか。必須 1. とても理解できた 2. まあまあ理解できた 3. どちらでもない 4. あまり理解できなかった 5. 全く理解できなかった 健康課題についての理解度について、当てはまるものを選択してください ⑨イベント動画を視聴して、かかりつけ専門医や薬剤師などのサポート理解や利用してみたいという意向は高まりましたか。必須 1. とても高まった 2. まあまあ高まった 3. どちらでもない 4. あまり高まらなかった 5. 全く高まらなかった サポート理解や利用してみたいという意向について、当てはまるものを選択してください ⑩本イベントについて、見たことがあるコンテンツを全て選択してください。(複数回答可)必須 1. grapeの記事(本記事) 2. grapeのX(旧Twitter) 3. grapeのFacebook 4. grapeのYouTube 5. ウィメンズ・ヘルス・アクションのホームページ 6. わたしたちのヘルシー WEBサイト 7. プレスリリース(PR TIMESなど) 8. 学会・団体等所属するネットワークからの情報 9. 医療機関・医師などからのお知らせ 10. 出演者のウェブサイト・SNS 11. 知人・友人からの口コミ 12. その他 見たことがあるコンテンツについて、当てはまるものを選択してください お名前必須 お名前を入力してください 住所 ※ハイフンは除いてご記入ください Select北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県 ※プレゼント抽選に参加される方は、住所欄にもご入力をお願いします。 電話番号 ※プレゼント抽選に参加される方は、電話番号欄にもご入力をお願いします。 メールアドレス ※プレゼント抽選に参加される方は、メールアドレス欄にもご入力をお願いします。 個人情報利用同意必須 同意する 同意してください If you are a human, ignore this field 確認 戻る ※個人情報の取り扱い詳細は「プライバシーポリシー」をご覧ください。 『ウィメンズ・ヘルス・アクション』について詳しく知りたい ほかのトークセッションはこちら ※1 月経困難症 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 ※2 早めの相談がカギ 更年期に多い症状と病気 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 ※3 月経前症候群(PMS) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修 次のページ登壇者プロフィールとプレゼント商品情報はこちら 1 2 Share Post LINE はてな
月経(生理)、妊娠、出産、更年期など、年代やライフステージごとの健康課題に悩む女性は多くいます。
時代とともに、世の中に浸透してきてはいますが、まだまだ理解されていない点も多くあるでしょう。
専門医「女性の人生は…」
女性の健康推進の必要性と課題について考える、ウィメンズ・ヘルス・アクション実行委員会主催のイベント『わたしたちのヘルシー 〜⼼とからだの話をはじめよう in Mar.2025』が、2025年3月7日より配信。
『女性の健康週間(3月1~8日)』と『国際女性デー(3月8日)』に合わせて開催された、同イベントでは、女性の心と身体の健康に寄り添う医療ヘルスケアの専門家とゲストが、さまざまなテーマに関する悩みとその解消法について話し合いました!
【ギフトセットがもらえる、プレゼントキャンペーンを実施!】
今回のイベントでは、プレゼントキャンペーンを実施しています。
動画を見て下記のアンケートに回答すると、抽選で100名様に『わたしたちのヘルシーギフトBOX』をプレゼントします!
興味のある人は、下記リンクからぜひ参加してみてください!
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本イベントの締めくくりとなるクロージングトークセッションでは『女性の一生は波乗りの連続!これだけは覚えて欲しいキーワード3選』をテーマに、『ウィメンズ・ヘルス・アクション』の共同代表を務める、産婦人科医の大須賀穣先生と対馬ルリ子先生が登壇。
ゲストにはフリーアナウンサー・タレントの阿部華也子さんが参加し、MCを谷岡慎一アナウンサーが務めました。
写真左から、大須賀穣医師、対馬ルリ子医師、阿部華也子さん、谷岡慎一アナ
ここまで、さまざまなテーマでトークセッションが繰り広げられてきた、同イベント。
初の開催から数えて9年目を迎えましたが、大須賀先生は「同じテーマでも毎年新たな情報が出てくるため、医学が日進月歩だということがよく分かる」と話します。
対馬先生も、「最初は100人くらいのディスカッションから始まったイベントだったが、今や何万人、何十万人の目に触れる規模のコンテンツになっていて感慨深い」とコメント。
印象に残ったテーマを聞かれた阿部さんは「私の年代にも必要な知識が詰まっていて、特に女性ホルモンの情報などは知ることができてよかった」と回答していました。
【トークセッションのテーマ一覧】
・『女性だけでなく男性も知っておきたい!SRHRとライフプランニング』
・『更年期を迎えるお母さんにできる娘や周囲の心づかい!リアル相談2選』
・『フェムゾーンケアと腟内フローラ』
・『気になる!女性が抱える汗の悩み!リアル相談2選』
・『冷え症&肌トラブル…原因は⾎流にあり?リアル相談2選』
・『みんな気になる、女性の更年期!リアル相談3選』
・『あなたの可能性を広げる!「婦人科」ってこんなところ』
・『しっておきたい 妊活のキホン!リアル相談3選』
大須賀先生は、さらに理解を進めるためには、まず『女性の人生は波乗りの連続』と知る必要があると話します。
生理による波、妊娠や出産の際に訪れる大きな波、そして更年期による急降下など、ホルモンの変動を波に例え、さまざまな波を乗り越えなければならないと語りました。
ホルモンの変動について常に意識することで、いくつも波を超えて『きれいな景色』が見られるのだといいます。
『波乗り』の話を聞いた阿部さんは「生理があることで1か月という短い期間の中でも、体調や機嫌に波はある」と話しますが、やはり周囲にはいいづらいようです。
対馬先生は、「男女ともにお互いの健康特性について知りながら、カバーし合えるとよいのではないかと思う」とコメント。
男性に理解をうながしながらも、女性にも『上手な波乗りスキル』を身に付けてほしいと話しました。
大須賀先生によれば、女性の健康を推進する上で、特に重要な3つのキーワードがあるといいます。
それぞれ、どんな意味が込められているのか、1つずつ見ていきましょう。
ヘルスリテラシー
1つ目のキーワードは『ヘルスリテラシー』。健康に関するさまざまな情報を入手し、理解し、活用する能力のことです。
巷に情報があふれている中、正しい情報を選び、自らの生活に取り入れていくことが大事だと、大須賀先生は話します。
ヘルスリテラシーが高い人のほうが、月経困難症※1の時、もしくは更年期※2の時のいずれも、仕事のパフォーマンスが高いという調査結果もあるのだとか。
話を聞いた阿部さんは、「確かに、何か症状が出た時にネットで調べると、膨大な情報が出てきて、結局なんの病気かが分からないことがある」と話します。
体調面で気になることがあったら、しっかりと専門医に相談するのが大切ですね。
プレゼンティーイズム
2つ目のワードは『プレゼンティーイズム』。心身の健康問題によって、仕事のパフォーマンスが低下している状態のことです。
また、病気や体調不良によって仕事を休業、欠勤している状態は『アブセンティーイズム』といいます。
女性の社会進出が進んだ現代、生理痛や更年期などによる不調を抱えていても、会社に来て仕事をする女性は多くいます。
しかし、健康課題が原因でベストパフォーマンスを発揮できない状態が、まさにプレゼンティーイズムです。
アブセンティーズムに比べ、プレゼンティーイズムの問題は可視化しづらく、社会全体の課題として注目を集めています。
厚生労働省によると、このプレゼンティーイズムによる経済的損失は、欠勤の約18倍ともいわれており非常に大きな問題なのだとか。
大須賀先生によれば、「社会、特に企業が従業員の健康をどのように考えるかで対策は変わる」といいます。
しっかり休んでもらったほうがいい場合もあれば、その人が仕事をしやすい状況を作るほうがよいケースもあるでしょう。
プレゼンティーイズムによる損失を減らすには、その人がより働きやすい環境を整えることが大事といえそうです。
具体的な対策の1つとして、会社で義務付けられている年次の健康診断の際、月経困難症、月経前症候群(PMS)※3、更年期といった女性特有の健康課題と、それが仕事に悪影響を及ぼしていないかという問診を追加する方向で動いているのだそうです。
阿部さんは「やはり、痛みや体調に対する配慮があると、働きやすくなると思う」とコメント。
対馬先生も、なんとなく調子が悪かったという人も「私の不調はPMSによるものだったのか」など、健康課題の自覚につながるといいます。
ウェルビーイング
3つ目のキーワードは『ウェルビーイング』。こちらも近年非常に注目をされているワードで、個人や社会が経験するポジティブな状態のことを指し、『幸福度』と近しいものだといいます。
大須賀先生は、ウェルビーイングを高めるためには『個人の努力』だけでなく『社会の支援』も必要だと解説しました。
個人では、知識を付けて行動を起こすことが重要。
社会においては、例えば産婦人科を受診しやすくなるような環境作りや、企業内を働きやすくしていくことが、大切だといいます。
対馬先生は、女性の身体の変化と、それにともなう『ゆらぎ』に言及し、ライフステージごとに自身の状態を把握して、まずは身体のウェルビーイングを実現することが、自分らしい生き方の選択をするという心のウェルビーイングにもつながると話します。
社会において、求められる、必要とされるということも立派なウェルビーイングであり、SDGsと同様に世界中で取り組んでいきたい大事なワードだと語りました。
クロージングトークセッションを終え、イベントの感想を聞かれた阿部さんは、「今回のイベントが多くの人に届き、男女ともに我慢の少ない幸福度の高い社会になってほしい」とコメント。
谷岡アナも、女性の健康問題について「より知っていなくてはいけないと感じた」と話していました。
女性特有の悩みは周囲に話しづらく、1人で抱え込んだり、つらさを我慢してしまったりする人は、まだまだ多いはず。
まずは、本セッションで出た3つのキーワードを軸に、自分自身の心と身体に向き合うことが、自分らしく生きるための第一歩といえるでしょう。
ギフトセットがもらえる、プレゼントキャンペーンを実施!
今回のイベントでは、プレゼントキャンペーンを実施しています。
動画を見て下記のアンケートに回答すると、抽選で100名様に『わたしたちのヘルシーギフトBOX』をプレゼントします!
【セット内容】
・科研製薬株式会社 『汗と生活を考える情報マガジン「sweæt」』、『多汗症を知る冊子』
・ゼリア新薬工業株式会社 『知っておきたい鉄欠乏性貧血のこと』、『鉄欠乏性貧血_冊子_産婦人科編』
・日本ナットウキナーゼ協会 『JNKAマークを取得した確かな品質の商品を厳選してお届け』
・久光製薬株式会社 『マンガでわかる これってもしかして、更年期!?』
・富士製薬工業株式会社 『女性のための健康支援アプリ「LiLuLa(リルラ)」付箋・チラシ』、『カラダCAMPUS』、『ご存じですか?更年期との上手なつきあい方。』
・ロート製薬株式会社 『セルアライブ PQQ配合サプリメントN』
さらに、当選者の中から1名様に阿部華也子さんのサイン入りチェキをプレゼント!
※チェキ画像は一部ぼかしが入っておりますが、実際のものにぼかしはありません
応募期間は2025年3月7日~4月30日です。
興味のある人は、ぜひ参加してみてください!
※個人情報の取り扱い詳細は「プライバシーポリシー」をご覧ください。
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ほかのトークセッションはこちら
※1 月経困難症 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※2 早めの相談がカギ 更年期に多い症状と病気 | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
※3 月経前症候群(PMS) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修