俺が現地に着いたのは午前０時頃。

間違えて入ったセブンイレブン鳴沢東店の店員（おばちゃん）に「待ち合わせですか？」と聞かれたので、地元の人と喧嘩上等で「樹海に肝試しに行くんです」と言ってみたら「いいですねぇ～」という反応が返ってきた。

地元の人にとっては、そんなもんなのか？と思いつつ、本当の待ち合わせ場所である鳴沢店へ向かった。 となりのガストで「最後の晩餐」と称してちょっと食事をとりつつ、１時２０分頃までdaiさんを待って、午前２時頃突入。

最初、おっかなびっくり入っていった我々（特に樹海初体験の俺）４人だったが次第に懐中電灯しかない暗闇に慣れていったらしく、３０分もしたら「ここでビバーグするのも悪くないなぁ…」って言う気分になった。

GPSの入りが悪かったので、俺がすずらんテープを張る役目を請負い、山奥へと突入。伍長氏の言うとおり暗闇故方向感覚がまったくつかめず、途中一箇所生活痕らしき場所を見つけたので、とりあえず線香を立て、さらに突入…と思ったら、さっき入っていた筈の山道にまた出てしまう。

一箇所GPSが受信出来た場所があったので伍長氏が位置を確認。 再度すずらんテープと、伍長氏ののこぎりを武器に突入。しかし、結局戦果はなし。

一箇所、GPSが受信できる場所があったので、そこで長い休憩。その時にすぴん氏が野糞をした模様。

やがて明るくなってきた上に、テープも残りすくなくなってきたので、４時半を目処に終了、と思ったら東海遊歩道（だったっけ？）に出たので、そこで終了。鳴沢風穴に先行者氏を召還して、水分補給したり、店の子犬をからかったりして先行者氏を待った。 

感想としては、テレビ番組やなんかで騒がれてるほど、樹海ってのは心霊現象の総合商社ではないんだな、と。むしろ怖いのは、怪我（探検しようとすると、本当にみちなき道を歩くので）であり、野生動物であり、野犬であること。 あと、

死体がゴロゴロ転がってるイメージだったけど、夜だったからか、むしろもともとそんなもんだったのか、そんな事はないんだな、と。 

でも、今回は樹海初体験の俺が、樹海のベテラン3人に付いていったからこそ道からはずれた所に入って行けた訳で、俺みたいな初心者６人で行ったところで、奥まで入れる踏ん切りがつくのかな？という風にも思った。

すぴん氏曰く「でも、昼間でも俺一人で入るのはつらいわ」だそうな。 

あと俺が思ったのは、マスメディアってのはやっぱりウソツキなんだな、ってことくらいかな？今度は昼間に行きたい気分です、はい。