続ブログションガネー

心にうつりゆくよしなしごと

入院生活の記録

今年の秋に、人生で初めて(多分)入院した。その時の記録を残しておく。

7月某日
健康診断に行ったところ、体のある所に異常があることが分かった。手術してその異常を取り除くために医師の方に手術をすすめられ、手術のできる病院に紹介状を書いて頂いた。
1年ほど前から体のある所に時折鈍い痛みを感じていたのだが、どうもその異常が原因だったらしいことも分かった。

8月某日
手術のできる病院で診察を受け、入院日の相談も行う。1週間入院が必要とのことで、もう決まっているスケジュールも勘案して11月初めに手術と入院となった。

9月某日
手術のために必要な検査あれこれを受ける。その後看護師の方から入院の説明をがあり、「入院のしおり」というパンフレットや入院の日程表なども頂く。

10月某日
医師の方から手術の具体的な説明を受ける。どうも、手術をやるのがまだ自分のことと思えなかったりもした。看護師の方からも再び説明を受ける。

11月某日(入院1日目)
午前中に病院に向かい、まずは麻酔科の医師の方の説明を受ける。その後レンタルのパジャマとタオルを受け取って病室に行ってしばし待機する。昼食をとった後にパジャマに着替え、病棟の説明を受ける。
夕食をとった後に入浴する。この日から感染症予防のためにシャワーのみで浴槽に入ることができなので、売店で入浴剤を購入して浴槽に浸かった。
夜からは翌日の手術に向けて絶食となり、OS-1などを飲んで過ごすこととなった。

11月某日(入院2日目)
この日の午後から手術ということで、それまで本を読んだり映像を見たりして過ごす。待ち時間が長く感じられたこと。
この日Amazon Primeで見た「モチモチの木」は、アニメーションに全編義太夫節が付くという面白い作品。時折義太夫の表現を飛び越えるところがあって挑戦的でもある。

「料理沖縄物語」は絶食中の食欲を穏やかに満たしてくれる1冊だった。午後遅い時間に手術が始まり、夕方終了した。手術室は何やら工場のような雰囲気で、麻酔が入った瞬間に記憶を失ってあっという間に終わった感じである。病室まではベッドに乗って移動したが、目を開けていると移動の速さで酔いそうになった。酸素マスクをつけて寝る。

11月某日(入院3日目)
午前中は引き続き絶食だが、10時ごろに起き上がることができた。昼食は五分がゆ、夕食は全がゆと徐々に食事は通常モードに戻る。点滴を伴いながら病棟の中を歩き回って体も元の状態にしていく。

11月某日(入院4日目)
食事は通常モードに戻る。歩き回ったり本を読んだりDVDを見たり。
DVD「仮名手本忠臣蔵 七段目」は昭和52年11月の歌舞伎座での公演を収録したもの。どの役も役者のキャラが立っているのが印象に残る。

この日からシャワーを利用して良くなった。入浴というものは1日のいい気分転換になることがよく分かった。

11月某日(入院5日目)
この日も歩き回って本を読んでDVDを見る1日。
DVD「国立文楽劇場の30年」は過去の名舞台の総集編で、名人の舞台を一気に見られることが大変ありがたい。2枚組だったので、2日かけて見た。

11月某日(入院6日目)
病院で丸一日過ごすのはこの日が最後で、手術が終わった後の日日はあっという間に過ぎていく感じがした。国立文楽劇場のDVDの続きを見る。越路大夫の「神崎揚屋」がえらく面白い。
夕ご飯にとんかつが出た。うれしい。

11月某日(入院7日目)
午前中に退院した。

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