現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の３球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏（７６）は１軍キャンプに抜擢された野口恭佑外野手（２３）について言及した。

ここまで飛ばせる選手がいるのかと驚いた。野口のロングティー打撃を見ると、「飛ばす力」という点では他の選手よりも明らかに上だった。もしかしたら、チームトップクラスかもしれない。

「振る力」はプロに入って体を鍛えればついてくる。ただし「飛ばす力」とは別だ。うまく体を使ってボールを飛ばすポイントを知っている。キャンプ初日で緊張もあっただろうが、その中で下半身の切れも良かったし、いいアピールになったのではないだろうか。

打撃練習の後、ドーム内で行われていた外野の特守もチェックした。まだまだ力みはあるものの、反復練習をするたびによくなるはず。左翼のポジションをノイジー、小野寺、前川、井上らと争う中で、おもしろい存在になるだろう。

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