99年に「時間簿®」を考案。20数年に渡って全国の主婦、東大生までに広く親しまれる。企業の商品イメージ広告に採用される。
時間簿をつけると時間の悩みを解決します。時間の使いが下手、時間が足りない、なまけているわけでないのに家事をやり残してしまう。その理由がハッキリわかります。
「時間簿」たったA4一枚の紙に書き込むだけ
下の表の丸印に何を入れるかだけです。
時間の秘密がどこにあるかというと
スケジュール表といえば、↓のように書くと思うんです。
子ども2歳半 ワークママ
- 5:45 起床 洗濯
- 6:00 弁当 15朝食支度
- 6:30 保育園準備
- 6:45 と子どもを起こす、オムツ取り換え
- 7:00 朝食
- 7:15 息子の身支度
- 7:30 身支度
- 7:45 ゴミ出し
- 8:00 保育園へ
- 8:15 出勤
↑予定表どおりにいかない。
これが不思議で不思議で仕方がなかったのです。
よくよく、考えてみると
主婦はながら仕事多いですね。
子どもの世話をしながら食事の支度
キッチンのことをやりながら掃除・・・
私は育児中、自分の時間がゼロでした。
どうしたらコーヒーを飲む時間がつくれるか?
考えて、考えて、結果、わかったことは、
そもそも
スケジュール表の書き方に間違いがありました。
ということなんです。
スケジュール表の書き方の間違いとは
列車の時刻表のように時系列一本ではないということです。
ひとりで行動していませんから。
で、最初に紹介した表の丸印に 「自分」のほかに「 」の項目をつくりました。
それが時間簿の考案につながりました。
時間簿のつけ方とチェック
縦軸は時間、横軸は項目をつくります。
- 一日の時間の流れをざっくりつかみたい方は60分がおすすめです。
- 30分でも十分に効果が得られます。
- 行動を細かくつけたい人や家族や子どもが多い方は15分がいいでしょう。
時間簿は「いつつけて」もOKです。
一日のふり返りや今日の予定として使ってみてください。
朝から順番に
「起床」「朝食」「登校」など自分でわかるような言葉で書きます。
朝から順番でなくても、思い出したことから書いてもOKです。
チェックポイント
- 忙しい時間帯はどの時間?
- 夫婦の時間はどこにある?
- 自分の時間はどこにある?
- 家族全員が揃っている時間はどこにある?
- 割り込みは?
行動に自分の好きな色をつけてみると、
- どの色がいちばん多いか?
- どの色が同じ列に並んでいるか?
- 時間のない理由は何か?
- ながら行動が多い
- チョコチョコ仕事が多い
- ブツブツと細切れ家事が多い
- 「割り込みで中断する」
すると「スキマ時間」があちこちできますね。
時間簿白紙見本
時間簿の見本を紹介します。
色付時間簿の見本①~➄
時間簿見本①いちばんシンプル
家族の項目 だけのシンプルな時間簿です。
朝の時間ですね。家族を起こして食べさせて、忘れ物がないか、時計を気にしながら遅刻しないように送り出すって大変ですね。
家族4人の「起床」「朝食」「登校」」出勤」をみると、家族の行動にバラつきがあります。そうすると、効率の悪い時間の使い方になります。
時間簿見本②「家事、他」の項目
「家事・他」は家事のほかに銀行」「クリーニング」「授業参観」「病院」、その他の雑用など。お金に例えると雑費みたいなものです。
ママはお菓子を作っていますね。
「夫」は朝6時15分に息子と一緒に起きて遊び相手iになり、布団の片づけをしたりしています。「息子」を中心にして、夫婦で育児を助け合っている雰囲気がほのぼのと伝わってきます。
実際は夫は出勤時間を気にして、妻はお菓子がうまく焼けているかハラハラしながら、「おいしいお菓子ができるから待っててね」と声を掛け合っている親子の姿が想像できます。
時間簿見本③「自由時間」の項目
中学生と高校生の子どもがいると、学校の始まる時間がそれぞれが違い、さらに塾や部活や受験が入ると寝る時間も起きる時間も家族全員の行動がバラバラなります。
「自由時間」の項目は、預金箱を目に付くところに置くというイメージで、家計費からあらかじめ、ヘソクリ分を差し引くという考え方です。
また、一日をふり返ったとき、どこの時間帯で自由時間が取れたかチェックするときの目安になります。小銭が自分のヘソクリになるようなものですね。
時間簿見本④「育児・家事」「割り込み」の項目
「育児・家事」「割り込み」をつくると、子どもに邪魔されて家事のはかどらない理由がみえてきます。この時間簿をみると、「夫」はシャワー中、ママは身支度中に子どもが遊んでほしいとごねています。
「割り込み」の項目をつくると、いろいろなことに中断されることがわかります。こうして、時間簿をつけると、子どもは一日中、イタズラをしているわけではありませんので、どの時間帯に何をすればいいかわかるようになります。
時間簿見本⑤「家計簿のような時間簿」
小学二年の双子と幼稚園児の子どもが三人。
この時間簿をみたときに感動しました。100人に1人か2人の時間簿です。(エッセという雑誌に読者モデルとして採用させていただきました)
子どもたちが同じ時間に起床して、家族全員で朝食をしています。母親がよほど意識しないと、このように家族全員をまとめることはできません。一日の行動にメリハリがあり、すばらしい時間簿です。
「時間簿5」はパパ」「長男」「次男」「長女」「食事」「掃除・洗濯」「その他」「家事以外の雑用」「割り込み」「趣味・くつろぎタイム」の項目を作りまるで家計簿のようです。
まさしく時間の家計簿です。
おカネの袋わけのような考え方ですね。
時間簿見本⑥「ペット」の項目
時間の悩みに書いてあるように、ペットの世話に追われて忙しい時間簿もたくさんあります。ペットの散歩は、いやしの時間か、自分時間か、家事・その他の時間にするか、この解釈はひとそれぞれです。
こうして、ペットの項目をつくると、家事よりペットの世話に時間がかかっているな~ってわかりますよね。
時間簿をつけたママの感想
ママの感想掃除は朝やるもの、昼食の準備と片づけは昼間やるものと、決めつける行動がかなりあるなと思いました。同じ仕事を一日のうちに何回もしていました。
時間帯をちょっと移動させるだけで短時間で効率よくできるのに驚きました。子どもと触れ合っていることに自信はありましたが、子どものリズムも考えずにダラダラと過ごしている時間があることを反省です。
今は自分の時間をつくるのはムリとあきらめていましたが、そんなことないですね。決して無理するわけでもなく、自分の時間をつくれたので目からウロコでした。
分析して改善できれば新たな時間を生み出せるのですから、絶対にやるべきですね。
紹介にあった「家計簿のような時間簿」を目指して取り組んでみたいと思います。
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