今日は10月24日の語呂合わせから、「て(10)に(2)し(4)あわせ」(手に幸せ)と読み、この時期に雛鳥が出回る「手乗り文鳥」の日。
「文鳥」は、江戸時代初期から輸入されるようになり、国内各所で繁殖が行われてきました。
以前は多くの繁殖農家が存在しましたが、現在では非常に減り、代わりに台湾などからの輸入が増えているそうです。
江戸時代の前期に刊行された本草学者・人見必大(ひとみ ひつだい)の書物『本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)』には、「以形麗号文鳥(形の麗しきをもって文鳥と号す)」と記されており、「姿が美しいので文鳥と呼ぶ」という意味とのこと。
そう言えば、小さい頃に文鳥を飼っており、よく、餌にする為の「ハコベ」を取りに行った事を思い出します。
「ハコベ」は春の七草の一つで、食用にもなる草ですが、人間より鳥の餌に適しているそうです。
昨日も、紅茶手前のお稽古でした。
写真のお菓子は、京都のお土産の和三盆で、鳥、花、きのこ、松ぼっくり、金平糖など、色とりどりで、和紅茶に合いました。
「和紅茶」は現在、日本では45都府県・897カ所で作られているそうです。
和紅茶の約7割を生産する静岡県を中心に、鹿児島や九州全土でも多く生産されています。
日本生まれの紅茶専用品種の代表格としては、「べにふうき」をはじめ「べにひかり」「べにほまれ」などがあげられます。
静岡といえば、煎茶を栽培する茶園が多く、緑茶のイメージが定着していますが、紅茶の生産量でも国内最大級と言えましょう。
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