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 前モデルの時点で肉眼では殆ど何も見えないような明度でも撮影できるようになっていたのですが、更に感度が上がっているそうです。
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[ソニー: 映像クリエイターの創造力を突き動かす フルサイズミラーレス一眼カメラ『α7S III』 発売 最高ISO409600※1の高感度や高精細4K120p動画※2などの撮影性能と機動性を強化]

 発売予定日は10/9と結構先、予約開始は8/4解禁予定とされています。
 市場想定価格は45.1万円程度。

 ソニーが最近開発を進めているグローバルシャッターではありませんが、35mmフルサイズセンサーとしては有効解像度が低めの1210万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサを搭載、銅配線により従来の2倍のデータ読み出しを実現しローリングシャッターを抑制。



 15段分のダイナミックレンジを持つとしており、階調表現に優れたデジカメとアピールしていますね。
 また像面位相差AFをα7Sシリーズとして初搭載、AIによるリアルタイムAFにも対応。



 ISO感度は通常80-102400、拡張感度は最大409600。
 今回は4K動画撮影機能が主に強化されており、4Kでの120fps撮影の他各種業務用レベルの動画記録も可能。
 パッシブクーリングシステムにより時間制限のない4K動画撮影が可能になっているとのこと。

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 タッチ対応のバリアングル液晶モニタを搭載。

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 ソニー内製の有機ELマイクロディスプレイは従来のUXGA(1600*1200)から更に高解像度化され約944万ドット…
 これはQXGA解像度(2048*1536)*RGBのドット数ですね。

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 また、SDカードとほぼ同サイズの高速メモリーカード、CDexpress Type Aカードにたいおうするメモリーカードスロットをデュアルで搭載、これはSDXCメモリーカードにも対応する物だそうですが。

[ソニー: 世界初※1次世代メモリーカード規格のCFexpress Type A対応カードを発売 カメラの性能進化を見据えた高速性能と信頼性を小型・軽量で実現 ~4K120p動画・1000枚超のRAW連続撮影対応※2や、厳しい撮影環境でデータを守るTOUGH仕様も兼備~]

※1:2020年7月 広報発表時点。ソニー調べ

 ソニー純正のCFexpress Type Aカードはカメラと同日、10/9発売予定。
 最大読み出し800MB/s、最大書き込み700MB/sと従来のSDXCカードより大幅に高速な読み書きが可能となっており、かつ防水防塵、放熱にも配慮し動画撮影にも向いた設計とされています。
 ただし想定価格は80GBで26400円程度、160GBで50400円程度とかなりのお値段ですが。

 ということで、α7ラインの製品ではあるのですが従来以上にプロ向け…しかも動画撮影向けのモデルになってきた印象ですね。
 Sシリーズは静止画撮影用としても表現力があるモデルと言われているのですが、今後モニタが4K、8K解像度となっていく中ではやや解像度不足気味な感も出てくるかもしれません。

 ところでSIEが出願している特許の中にあるVR HMDにバッテリやらメモリカードスロットを内蔵する謎のブロック図がある、と度々話題にしていますけど、この有機ELマイクロディスプレイを2つにCFexpress Type-A採用の携帯(VR)ゲーム機とか作ったら幾らぐらいになってしまうのでしょうね。

追記: ソニーのメモリーカードはNextorage製だろうとのご指摘があった為OEMかと書いた部分を訂正しました、ご指摘ありがとうございます。

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