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 GT7をPS4マルチにするのは結構無理が無いですかねそれ。

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[PS.Blog: SIE PlayStation Studios 統括責任者 ハーマン・ハルスト スペシャルインタビュー! PlayStation Studiosの未来について語ってもらいました]

 Podcastで放送されたインタビュー抜粋の和訳記事ですが、今後のPlayStation Studios…SIEワールドワイドスタジオの展開について語っています。

 現在外注含めて開発しているタイトルは25以上でそのおよそ半分が新規IP…というのは先の別のインタビューでも出ていましたが。

 昨今のパンデミックによる状況の変化について話している場面で、

現在、私たちはストーリー重視のふたつの非常に大きなタイトルを開発しています。『Horizon Forbidden West』と『ゴッド・オブ・ウォー』の次回作です。どちらのゲームも、モーションキャプチャー作業や人材確保において影響を受けています。『Horizon Forbidden West』については、今年のホリデーシーズンの発売に向けて順調に進んでいると思います。なお、まだ確定ではありませんので、できるだけ早く皆さんにご報告できるよう全力で取り組んでいます。

そして『ゴッド・オブ・ウォー』については、プロジェクトの開始が少し遅れてしまいました。そのためサンタモニカスタジオは、私たち全員がプレイしたいと思えるような『ゴッド・オブ・ウォー』作品を確実にお届けできるよう、発売を来年に延期することを決定しました。

 やはりやや開発スケジュールに遅れが生じているようで、「Horizon Forbidden West」は年末商戦期に、「God of War: Ragnarok(仮)」は来年に発売が延期された事を明らかに。

 スケジュールは犠牲にしてもタイトルの品質は犠牲にしないと話しているのですが…

『Horizon Forbidden West』『ゴッド・オブ・ウォー』の次回作、『グランツーリスモ7』など、PS4とPS5の両ハードに対応することが理にかなっているタイトルは、PS4でのリリースを引き続き検討していきます。PS4ユーザーの皆さんがそのゲームをプレイしたいと思うならPS4でプレイしていただきたいと思いますし、もしPS5版をプレイしたいと思うならばPS5でもご用意する、という形です。

とはいえ、PS5でしか味わえないタイトルを用意することも非常に重要ですから、『Returnal』や『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』のような、PS5専用のタイトルも開発しています。

 と、GOWだけでなく「グランツーリスモ7」のPS4対応も検討しているとコメント。

 この背景には…先のソニーのIR Dayで明かされた、

[ソニー: IR Day 2021 - ゲーム&ネットワークサービス分野](pdf)
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 PS4のライフサイクルが過去最長となる見込みで、今期もPS4関連の売上高がPSストアにおいては七割を占めると予想されていることが背景にある筈です。

 筈なのですが、流石にSIEのフラッグシップIPを縦マルチにするってのはどうなんでしょうね。
 GT7などは再びダイナミックタイムや天候変化に対応することが示唆されているのに、それを無理矢理PS4に対応させるとなるとかなり悲惨な事になりそうですし。

 最近の主流になってきた発売初年度だけでなく翌年度以降も販売を伸ばす売り方を意識するなら、縦マルチにするよりもしっかりPS5に最適化されたタイトルを出した方が最終的な結果には結びつきそうな物ですが。

 ここら辺はPS5専用として発売されたタイトルの実績(売上)次第という部分も出てきそうですね、ラチェクラがよく売れて方針が見直されれば良いのですが。

 PC向けのタイトル展開については、

PC向けの計画はまだ初期段階ですが、『Horizon Zero Dawn』のPC版の発売は非常によい結果が出ています。これは、PlayStationファンの皆さんが長年楽しんできた素晴らしいゲームを体験したいという欲求が、PlayStationコミュニティ外の方にもあることを示していると思います。

ただ、ここで強調しておきたいのは、PlayStation Studiosのタイトルを発売時にプレイしていただくためには、今後もPlayStationが最高の遊び場であるということです。一方で、私たちはPCユーザーの皆さんも大切にしたいと考えており、それぞれの作品を発売する適切な時期を検討していきたいと思っています。5月18日(火)にはべンドスタジオ開発の『Days Gone』のPC版を発売したばかりです。PS4版の発売から約2年後のPC版発売ということになります。

新たなファンの方々にもタイトルを楽しんでいただきたい、それが私たちの目標です──私たちが手掛けてきた素晴らしいストーリー、キャラクター、そして世界を体験したことのない新しいユーザーの皆さんにお届けしたいと思っています。PC版を発売することで、コンソールゲームの素晴らしいラインナップが犠牲になることは断じてありません。

 とコメント。
 まあ数年後に外注で移植するぐらいならまだありなのかもしれませんけど。

 更にはジャパンスタジオの再編に纏わるコメントもあり、

日本のゲームと人材は、ソニー・インタラクティブエンタテインメントとPlayStation Studiosにとって引き続き非常に重要であることを明確にしておきたいと思います。日本とアジアは私たちのレガシーと強く結びついています。ソニーグループの成功、PlayStationというブランド、そしてPlayStationを象徴する多くのフランチャイズは、日本とアジアで生まれたものです。

昨年のPS5の映像イベントでは、ご紹介したゲームの数々に日本の影響が色濃く反映され、それがPlayStationのDNAの重要な部分を占めているのだと実感したことを憶えています。これこそがPlayStationを他とは違うユニークなものにしている要因のひとつだと思います。

私は日本やアジアの高品質なゲームの可能性を理解していますし、ここには世界でも有数の開発人材がいます。日本やアジアには、イノベーションの歴史、職人の技やスキル、そして誇りやチームスピリットがあります。私たちは、そのような伝統を引き継いでいきたいと考えています。

ポリフォニー・デジタルは、世界最高のリアルドライビングシミュレーターを制作している、PlayStationファミリーの重要な一員です。また私たちは、世界のあらゆる年齢層に向けたフランチャイズを開発しているグローバルなスタジオとしてTeam ASOBIを東京で立ち上げています。彼らは非常にクリエイティブなチームです。

またTeam ASOBIと共に、引き続き外部の開発チームの皆さんとのパートナーシップも維持・構築していきます。日本、そしてアジア発のPlayStationゲームの未来にとても期待していますし、日本の開発チームへの関心と情熱的なサポートに感謝しています。

 この言い方だとジャパンスタジオはTeam ASOBIに改組されたという扱いですかね、日亜向けの外注はTeam ASOBIがやるという事になるのでしょうか。


 といった具合に、この方針で大丈夫かなと思う所はありますが、まあ上で挙げたような疑問点に関しては海外のPSファン以外にも国境なきニシ団やXbotがソニーガーって叩きまくるでしょうから、その辺で良い方向に流れが変わると良いのですが。
 ただたまに変な方向に行くこともありますけど…それでもまだ周囲にやることなすこと全肯定する信徒しかいない任天堂様よりはましでしょう。

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