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 といってもニシくんにとって世界の全てであるファミ通ランキングからは初週の3機種合計4.2万本で消え去っていた訳で、“思ったより売れた”の領域に入っちゃっているのかもしれませんが。

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[コーエーテクモHD: 2022年3月期 第3四半期決算説明会資料](pdf)

 タイトルにクエスチョンマークが入っているのは、何故か決算説明会資料だけが公開されており決算短信が掲載されていない為です。
 適時開示では決算短信も出ているのですが、何かしら不備でもあったんですかね。

 ともあれ、売上高は前年同期日で25.9%増の553.27億円、営業利益は40.1%増の271.27億円、経常利益は29.7%増の387.61億円、純利益は27.4%増の282.93億円と大幅増収増益を達成。
 営業利益率が50%近くに達するとは…?

 これに伴い通期業績予想も営業利益の予想を245億円から315億円へと上方修正しています。

エンタテインメント事業  売上高 523億57百万円  セグメント利益 265億83百万円

 「シブサワ・コウ」ブランドでは、国内及び台湾・香港・マカオ地域で配信中の自社開発スマートフォンゲーム『三國志 覇道』が、新規イベントの開始等により、収益に貢献しています。国内及びアジア各地域で配信中のIP許諾タイトル『三国志・戦略版』(国内では『三國志 真戦』)は、中国でのキャンペーンや各地域でのアップデートにより、好調を維持しています。
 「ω-Force」ブランドでは、Nintendo Switch向けソフト『ゼルダ無双 厄災の黙示録』(※)の追加コンテンツ「エキスパンション・パス」の第2弾「追憶の守護者」を配信開始しました。本編のセール販売実施によりリピートも伸長し、全世界累計出荷本数400万本を突破しました。また、12月に『真・三國無双8 Empires』(PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows(Steam)用)を国内・アジア向けに発売し、販売本数は15万本となりました。
 「Team NINJA」ブランドでは、『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』が11月に国内でサービス4周年を迎え、これを記念したキャンペーンやイベントを実施しました。
 「ガスト」ブランドでは、『BLUE REFLECTION TIE/帝』(PS4、Nintendo Switch、Windows(Steam)用)を全世界で発売し、12万本の販売となりました。
 「ルビーパーティー」ブランドでは、株式会社アニプレックスと共同で開発したスマートフォンゲーム『金色のコルダ スターライトオーケストラ』において、新規イベント等を実施し好評を博しました。イベント事業では、「金色のコルダ スターライトオーケストラ Featuring 常陽工業/ラザルス学院」を開催しました。
 「midas」ブランドでは、新規スマートフォンゲームの開発に注力しております。
 上記ブランド以外では、リメイクタイトルとして、10月に『零 ~濡鴉ノ巫女~』(Nintendo Switch、PS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、Windows(Steam)用)を発売し、販売本数は34万本となりました。12月に『モンスターファーム 1&2 DX』(Nintendo Switch、iOS、Windows(Steam)用)を発売し、販売本数は5万本となりました。
※『ゼルダ無双 厄災の黙示録』の海外における発売元は任天堂株式会社です。

 と説明されており、ブルリフ帝に至っては全世界で売り出して12万本て。
 これ完全に任ッチ対応が足引っ張ってますよね。

 スマのライセンス以外にもコストを限りなく圧縮した結果が高い利益率に繋がっているのかもしれません。
 が、Team Ninja以外は大体任ッチに向かって技術の梯子からフライハイワークスで落っこちている最中なので、今後の反動が心配になってくるところでもありますね。

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 地域別売上高はこのように国内が妙に高くなっていますが、これは恐らく受託/ライセンス分の売上高が国内に計上されているためですね。

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 とはいえ地域別販売本数も大分国内に偏っているのですが。
 国内分が15万本増だったのに対して海外販売本数は261万本減と、クオリティが相対的に…どころか以前と比べても下がる一方なのが響いていそうです。
 一方でDL比率(本数)は前年同期の36.8%から63.2%へと大幅増、これは前年同期に「ゼルダ無双 厄災の黙示録」が(任天堂より)発売されていた為でしょうが。

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 売上高では“パッケージ等”の比率が高くなっていますが、注釈にある通りロイヤリティや開発対価売上、ライセンス契約の売上高を含んでいるためですね。
 普通にDL売上高が激増しています。
 一方、オンラインモバイル…というかほぼ全部スマの売上高が更に増加、これもロイヤリティ含むものですが。

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 三國志のスマゲがヒットしたコーエーテクモですが、売上高の伸びには歯止めがかかった模様。

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 現在発表済みの発売予定タイトルもこんな事になっていますしね…



 キャラクターモデルもアニメーションもゲーム内の戦闘も全てがヤバすぎる。

 ω-Forceも無事終了しましたし後の頼みの綱はTeam NINJAぐらいのものですが、果たして500万本を狙う新規IPとやらは当たるのかどうか。
 KONMAIみたいなルートを辿り、中の国需要を目当てに三國志ゲーを延々作り続ける会社にならなければ良いのですが。

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