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 大体、というかフロムの分が無ければ減益も有り得たようですし、「ELDEN RING」の勢いが凄いですね。

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[KADOKAWA - IR情報]

[eir-parts: 2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明資料](pdf)

 売上高は前年同期比23.5%増の642.64億円、営業利益は63.9%増の96.22億円、経常利益は100%増の122.89億円、純利益は89.8%増の76.38億円と大幅増益を達成。
 何か営業利益の増幅が前年同期と全く同じだったり経常利益がほぼ倍だったりと変な印象の数字になっていますが、連結決算なのでまあ偶然ですね。

 出版事業は横這いだったのですがセグメント利益は権利許諾収入が無かったことから半減、映像事業も売上高はやや上がるも人気タイトルが無く大きく利益減。
 ついでにニコニコなどのWebサービス事業もやや増収の大幅減益、何故か教育事業は増益。

 そんな中で業績を牽引したのがゲーム事業で、

[ゲーム事業]
 ゲーム事業では、ゲームソフトウエア及びネットワークゲームの企画・開発・販売、権利許諾等を行っております。
 記録的大ヒットとなったゲーム作品である『ELDEN RING』の海外向け出荷に関連する収益等を計上したことで、増収増益に大きく貢献しました。また、共同・受託開発事業も堅調に伸長しています。
 この結果、当事業の売上高は125億82百万円(前年同期比570.9%増)、セグメント利益(営業利益)は65億69百万円(前年同期 営業損失1億16百万円)となりました。

 角川ゲームスを整理したにも関わらず売上高は前年同期比で6.7倍に増加し、営業利益率もほぼ半分ぐらいという凄まじい業績を上げています。

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 出版セグメントのデジタル売上高比率は41%と引き続き上昇中。

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 ゲームセグメントはほぼフロムにおんぶに抱っこなのですが、スパチュンの新作タイトルと受託も収益を上げてはいるようです。
 またバンナム辺りから何か出るんですかねスパチュンって。

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 海外売上高が+187%、というのですがその増分の3/4がゲーム事業、要は「ELDEN RING」のお陰である。
 まあ出版、映像分野も海外売上高を伸ばしているのは立派だと思いますけど、これ特異な事象ですよね。

 ゲームの前期と今期、海外売上高で比べてみると国内ゲーム事業の売上高も前期比で大分増えているようですし、この実績があれば引き続きPSプラットフォームメインでの展開が続くことは間違いなさそうです。

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