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 株高を背景に利益を上げている…のはいつもの事ですが、本業はどんな物でしょうね。

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[コーエーテクモHD: 令和6年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) / 決算説明会資料](pdf)

 売上高は前年同期比23.7%増の611.36億円、営業利益は11.7%減の203.16億円、経常利益は100.4%増の338.25億円、純利益は80.2%増の242.83億円となっており、増収減益(営業)、経常利益が倍増で純利益は大幅増となっています。

 ただし、経常利益と純利益については前年同期がその前との比でそれぞれ56.5%減、52.4%減となっていたので前々期には及ばないくらいですかね。

 エンタテインメント事業 売上高573億93百万円 セグメント利益200億77百万円

 「シブサワ・コウ」ブランドでは、国内でサービス中のスマートフォンゲーム『信長の野望覇道』において、12月に配信1周年を記念したキャンペーンを実施しました。また、「Google Play ベストオブ2023」の「Chromebook部門」ゲームカテゴリで大賞を受賞しました。
 「ω-Force」ブランドでは、9月に発売した『Fate/Samurai Remnant』のリピート販売に注力しました。
 「Team NINJA」ブランドでは、『Wo Long: Fallen Dynasty』が「PlayStation Partner Awards 2023」でPlayStation向けに発売されたヒットタイトルに贈呈される「PARTNER AWARD」を受賞しました。また、2024年3月には、幕末時代の日本を舞台にした、完全新作のオープンワールドアクションRPG『Rise of the Ronin』(PS5用)の発売を予定しております。
 「ガスト」ブランドでは、9月に配信を開始した『レスレリアーナのアトリエ~忘れられた錬金術と極夜の解放者~』が、累計300万ダウンロードを突破しました。
 「ルビーパーティー」ブランドでは、『金色のコルダスターライトオーケストラ』において、各種ゲーム内イベントを実施しました。
 「midas」ブランドでは、位置情報を活用したスマートフォンゲーム『信長の野望出陣』を運営し、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)とコラボしたイベント「信長東海道に出陣!」などを開催しました。
 IP事業においては、『三国志・戦略版』(国内では『三國志真戦』)が引き続き高水準で推移しました。新規タイトルとして、11月に『真・三國無双M』※が配信開始されました。
 ※株式会社ネクソンが開発・運営を担当。配信地域は日本を含むグローバル。

 ゲーム事業に関してはこのように説明されており…
 スマアトリエの他にこれといった成果は無かったという事ですね。

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 分野別に見ると、ゲーム事業の増収減益が目立つ結果となっています。

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 地域別売上高は国内比率が六割超と高めになっているものの、海外売上高は横這い。
 これに関しては受託タイトル(今期で言えばFateSR)や国内中心のスマアトリエの要素が大きいのでしょうが。

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 ゲームの販売本数は前年同期比で15%程減ずるも、デジタル比率は74.2%とほぼ3/4がデジタルに。
 これが本数で二割近い減少を記録した海外における売上高を維持できている要因でありましょうか。

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 売上高の内訳は、フィジカル版の売上高が顕著に減少するもデジタルは微増、追加コンテンツが大きく増加し結果としては微減程度に。
 増収要因は主としてスマですね。

 といった所で業績としては今の所順調ですが…
 傘下スタジオが結構ボロボロなのが将来にどう響いてくるかですかね。
 任天堂様の疫病神っぷりは凄い。

 多大な予算を投じたという「レスレリアーナのアトリエ」も売上ランキングでは下落傾向のようですし。

 据え置かれた通期業績予想の売上高950億円、営業利益375億円の達成が成るかは「Rise of the Ronin」次第となりそうです。

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