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 過去最大級の特損計上となるようですが、そんなに見込みがない物に金を突っ込んでいたんですかね。

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[スクウェア・エニックス・ホールディングス: 特別損失の計上に関するお知らせ](pdf)

 当社は2024年3月期にコンテンツ制作勘定の廃棄損として、特別損失を計上する見込みとなったため、下記の通りお知らせします。



1. 特別損失の内容
 当社グループを取り巻く多様な環境変化に照らして開発リソースの選択と集中を企図し、2024年3月27日開催の取締役会にて、HDゲームタイトルの開発方針の見直しを決議致しました。その方針を受け、当社グループが開発中であったパイプラインを精査した結果、2024年3月期にコンテンツ廃棄損として、約221億円を計上する見込みです。

2. 今後の見通し
 2024年3月期の連結業績見通しにつきましては、他の要因も含め現在精査中であり、業績予想修正の必要がある場合には速やかに公表いたします。

※本資料に記載した業績への影響額につきましては、本資料発表時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の数値は予想数値と異なる場合があります。

以上

 リリースは以上の通り。

 スクエニの「HDゲーム」というのは家庭用ゲーム機全般の括りなので、あんまりHDじゃない任天堂様のアレは除外とかそういう事はないです。
 何なら前は3DSとか入ってましたからね、HDとは一体…

 これまでの特別損失計上というと前期(2023年3月期)に海外スタジオ売却に伴う特損63億円、2019年3月期にLuminours Productions絡みに特損を37億円計上、2013年3月期に特損100億円計上といった話がありましたが、今回の額はそれらを大きく上回る物となっています。

 ここ一年ぐらいでの話題だとこの辺ですか…

[当ブログ: [任天脳Switch]スクエニのDQシリーズPが2024年の抱負で“スクエニとDQへの大逆風に対して何が出来るのか?”→ソニー/FFを相手に戦うSwitch入るニシ
 / [所カン]スクエニが2024年の年頭所感を公開、ゲーム事業は開発がリソースアロケーションを最適化しナレッジシェアを拡大、出版がデジタルシフトを推進へ
 / [質疑カン]スクエニHD、2024年3月期第2四半期決算説明会概要を2ヶ月以上経ってから公開、“タイトル数が多すぎたので絞ってクオリティを向上させたい”と]

 この辺ですかね。
 粗製濫造の傾向があるのでタイトル数を絞りたい、という話は半年ほど前からしていた訳ですけど、ドラクエに大逆風が吹いている中でのこれ。
 DQTとDQM3の悲惨な結果でさすがに目が覚めたのか、或いは潰し終わったと判断されて円が切れたのか…

 流石にこの額はとんでもない額なので、続報がさっぱり出てこないDQXIIあたりもかなり内容を見直している可能性もあるのかもしれませんけど。

 といっても今の為替レートだと伝説のスペゴリが延期される前までにMSが投じた開発費の1/3未満なんですよねこれでも。
 更に損失が膨らむ前に任ハードに向けて金を溝に捨て続けるという状況を回避するという選択が取れるなら良いのでしょうが、どうなる事やら。

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