田んぼの間の小道を歩いていた。
当然舗装などされていない。
共同のあぜ道が広くなったような。
田舎独特の道である。
このような道は、行き止まらず通過できたりする。
10月というのに少なくとも気温にはまるで秋の気配がなく。
暑い。昼間の暑さは真夏なみである。
陽射しはきつく、目もやられる。
ウム?あれは?
なんと 昔懐かしいザクロの木ではないか。
こどもの頃、近所で育てていた方がおられて。
ときおりザクロをとっては食べさせてくれた。
そのおじさんはもういない。
そして、その柘榴の木も切られてしまい
そのお屋敷すら更地になってしまった。
つまり跡形もないわけだが
僕の記憶の中にはおじさんもお屋敷も
柘榴の木もぼんやりイメージが残っている。
この公園、他の木も実のなるものが沢山植栽されていて
なにかこう、キーパーソンみたいな人の存在を感じる。
いや、いい公園だと個人的には大賛成。
おわり。