音楽情報を毎日チェックしているダンナに、
「凄いピアニストが来日するらしい。ダニール・トリフォノフって知ってる?」
と訊かれ、「誰それ?」と返した私・・・
調べてみたら姉との会話中よく登場する人で、
このピアニストさんの名前を初めて知りました。
試しに姉に「ダニール・トリフォノフって凄いピアニスト知ってる?」と訊いてみたら、
「誰それ??」と言われた^^;
私達の間では「汗っかきの人」と呼ばれているダニールさん。
ステージに出て来た時は爽やかサラサラヘアなのに、途中から汗ベタベタになるので。。
姉はダニールさんの演奏が大好きで、
「めっちゃくちゃ上手い。柔らかい弾きが本当に天才的」と惚れ込んでいます。
かのマルタ・アルゲリッチさんに
「彼は全てを持っている、そしてさらに柔らかさと同時に悪魔的な要素も持っている。
こんなものはこれまでに聴いたことがない」とまで評されたそうです。
Chopin - 12 Etudes, op. 25 - Daniil Trifonov
ダニールさんのショパン・エチュード25集。
めちゃくちゃ巧いだけでなく何かがのり移ってます!笑
最初の曲は、姪っ子や乃木坂46の子なども弾いていたポピュラーな曲です☆
主に小指1本で主旋律を弾きながら(6音のうちの1音)、他の指では忙しくたくさんの
音を出しているので、手拍子に合わせたように1本調子でポロポロうるさくなりがちですが、
ものすごく滑らかに、静かな音の波(うねりのような)に聞こえるように
弾かなければならないという、高度な技術と表現力が必要な曲だと思います。
ところでダニールさんの先生、セルゲイ・ババヤンさんの名前に
聞き覚えがあったので調べたところ、私がずっと前に演奏を紹介してた人でした。
ショパン・ワルツ70-3を弾いていて、この演奏がまた素晴らしいのです。
改めて聴いて惚れ込んでいます。
Sergei Babayan Chopin Valse D-flat op.70 No.3 live