トークイベント ジュンク堂書店 池袋本店
開催日時:2024年10月01日(火) 19:00~
来店トークイベント【19:00開演】『安部公房 消しゴムで書く』刊行記念 安部公房生誕100年企画 3回連続トークセッション ABE工房(KOBO)への誘い 第一弾「映画篇」
鳥羽 耕史(早稲田大学文学学術院教授)
石井 岳龍(映画監督)
18:20開場
19:00開演
会場:9F イベントスペース
小説だけでなく戯曲、映画、放送の世界から劇団の主宰に至るまで活躍し、ノーベル文学賞候補として世界的な評価も高い、今年生誕100年を迎えた安部公房。その公私に及ぶ行動を仔細に追い、周囲との影響関係をどう作品へ結実し、またその痕跡をどう消し去ったかをたどった第一人者による決定版評伝の刊行を記念しての、著者による連続3回のトークセッションを開催。
その第一弾は「映画篇」と題し、先ごろ公開された安部公房原作による映画『箱男』のメガホンを取られた映画監督の石井岳龍さんをゲストに迎え、製作や公開の裏話などを、鳥羽耕史さんを聞き手に、存分に語っていただきます。
「映画というものは、劇場でお客さんが観ることによってはじめて完成する」と語る石井監督。絶賛公開中の『箱男』をぜひご覧になってトークに参加されるとさらに楽しめることでしょう。
10/29第二弾「演劇篇」鴻上尚史さん(演出家) 11/26第三弾「文学篇」古川日出男さん(小説家) 登壇決定!
【講師紹介】
鳥羽 耕史(とば・こうじ)
1968年東京都生まれ。北海道大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)。現在、早稲田大学文学学術院教授。著書に『運動体・安部公房』(一葉社、2007年)、『1950年代——「記録」の時代』(河出書房新社、2010年)、『安部公房——メディアの越境者』(編著、森話社、2013年)、『「サークルの時代」を読む——戦後文化運動研究への招待』(共編著、影書房、2016年)、『転形期のメディオロジー——一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成』(共編著、森話社、2019年)『ミネルヴァ日本評伝選 安部公房――消しゴムで書く』(ミネルヴァ書房、2024年)ほか。
石井 岳龍(いしい・がくりゅう)
1957年生。1980年大学在学中に長編『狂い咲きサンダーロード』を劇場公開、インディーズ界の旗手となる。1982年『爆裂都市 BURST CITY』、1984年商業映画としては初の単独監督作『逆噴射家族』(ベルリン国際映画祭フォーラム部門招待、イタリアサルソ映画祭グランプリ)とパンキッシュで激しい作品を発表。その後もバーミンガム映画祭グランプリ受賞『エンジェル・ダスト』(94)、ベルリン国際映画祭パノラマ部門招待・オスロ南国際映画祭グランプリ受賞『ユメノ銀河』(97)など国際映画祭でも注目され続けてきた。『五条霊戦記』(2000)、『ELECTRIC DRAGON 80000V』(2001)などを経て、2006年より神戸芸術工科大学教授着任(2023年3月退任)。2010年石井岳龍と改名し、『生きてるものはいないのか』(12)、『シャニダールの花』(13)、『ソレダケ / that’s it』(15)、『蜜のあわれ』(16)、『パンク侍、切られて候』(18)、『自分革命映画闘争』(23)、『almost people』より「長女のはなし」(23)など次々と話題作を監督。
★入場料は2000円。イベント当日受付でお支払いください。
※事前のご予約が必要です。1階サービスコーナーもしくはお電話にてご予約承ります。
※トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。
※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)
■イベントに関するお問い合わせ、ご予約は下記へお願いいたします。
ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
2024/09/02 掲載