メメント・イン九龍 読み切り


週刊少年ジャンプ 2024年34号

 

メメント・イン九龍 読み切り 町田麗弥

 

死を謳う怪物と街

雑然、混沌、錯綜、無秩序、それがこの街の日常であり代名詞。

 

九龍城の話。

東洋の魔窟と呼ばれるスラムには化け物が封印されていた。

人食いの死体妖怪キョンシー。その生き残りで幾千年を超える最強の怪物マーフ。

 

そのマーフを訪ねてくる少年。

マーフを九龍城に封印した道士の弟子と名乗る。

 

訪ねた理由は道士が亡くなったので葬儀に参列してもらいます、と。

師匠である道士は故郷で埋葬するのがルールらしい。

封印術のせいで弱体化しているマーフ。いうことを聞かない訳に行かず。

 

斎場を教えてくださいと頼むと、マーフは自宅に案内した。

相当なゴミ屋敷。(斎場がなければあきらめるだろう)と思うも。

弟子は動じず掃除を始めた。「不衛生ですから」とガスガス捨てていく。

 

翌日はマーフを風呂に入れ小奇麗にし、家も少しづつ綺麗になりマーフも

喜んでTVをみていた。

人間となじんで生活しているマーフに安心する弟子。

「何をばかなことを」と憤慨するマーフ。

 

でも実は、、封印されて間もない頃、空腹から人間を襲い返り討ちに合い

そこを助けてくれた人間がいた。

「気の合うやつもきっといる」と言われ、

人間にも動物のように個性があるのか気になった。

私が人と付き合うのはただの暇つぶしだ。というマーフ。

 

師匠の目に狂いはなかった。あなたは人と共生できる40年以上人付き合いで退屈をしのげたんだから。という弟子。

 

そこに別のキョンシーが登場。師匠の屍をねらっている。

キョンシーは埋葬されない死体から生まれる。

葬儀をぶっ壊し師匠をキョンシーにしてここの住人を食い尽くしてもらおう。という。

 

え、埋葬って埋めないとキョンシーになるってこと?おそろしい。

師匠がキョンシー化したら強そうだ。

 

戦いをはじめる弟子ともう一人のキョンシー

暗闇に導かれてしまった。暗闇はキョンシーが強くなるらしい。

 

危機一髪、マーフが助けに来た。

「人間は九龍城のように複雑怪奇で面白い。食べてしまうのはもったいないよ」と。

しかし弱体化したマーフ、もう一人のキョンシーとの対決はあぶない。

 

弟子がここで「師匠から託された呪符であなたの封印をとく」といって

マーフに呪符を貼る。

 

解放されたマーフは一撃でもう一体のキョンシーをやっつけてしまう。

九龍城も整地してしまう。ここらへん見開きだったけど見方がよくわからず。

整地?であってるのかな。

おかげで広い敷地が用意でき満足いく斎場を作って葬儀を執り行えた。

 

いったんやっつけたもう一人のキョンシーだけど、キョンシーはなかなか死ななない。

「時間はかかるがいずれあのキョンシーは復活する。

私は暇だからな、難しいだろうが奴も人と共存ができるよう尽力してみるよ

手伝ってくれるか少年」

 

もちろん少年は、はい!といって物語は終わり。

 

いやー、面白い読み切りでした!

まず、絵が好み。

九龍城も素敵。キョンシーとか懐かしい単語も刺さる。

いい読み切りをありがとう、ジャンプ!と思いました。まる。

 

 

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