思いがけない一日

2023年08月27日

作業所8月レクはお買い物。2回目の。
今回は2日で2箇所。だけど、ほうれん草の関係で選択肢がなかった。
そして迎えた当日。出発まで少し作業があるからそれを確認していたら、妙になついてくる知的のあの子が何やらおかしなことを言ってくる。
それを意に介せず椅子に座って待っていたら、今度はスタッフが。
「〇〇さん、お弁当どうします?」
え?
その言葉で、知的の子が言っていた意味を理解した。今回のレクリエーションは午後からだったのだ。
後でよく見ると、もう片方は午前で、こっちは午後。いつも午前だけで帰る僕がレクに参加しようとすれば、一日出勤にするしかなかった。こんなの、ほとんど詐欺でしょ。
ただまあ仕方ないから、お弁当を注文して一日出勤を受け入れた。完全に午前中で帰れると思っていた僕にとってはとんだ災難だ。
その日の午前に指示されたのは、土産物の箱折り。僕はその仕切りを入れる担当。箱がかさばる上に量がかなり多いから、人数を揃えて大掛かりになる。よく考えたら、朝の小一時間でこんな仕事をさせるはずはなかった。
完全に午前中だけだと思っていたから、正直、やる気は低めだった。普段は11時半に帰るところを、55分頃まで作業して、お昼の前にバタバタとフロアの掃除。一段落ついたらスタッフからお弁当を手渡しでもらい、僕は所定の位置へと移動した。
そこは、フロアとは別のやや手狭な作業部屋。その奥にある小さな流しの前が指定席という認識だ。
お弁当の前にお母さんに電話。付属の味噌汁は、紙コップにお湯を注いで作る。本来ならそれでお弁当を食べられのだが、その日は異変が2つほどあった。
一つは、インスリン注射を忘れたこと。これはもう致し方ない。急な話とはいえ、油断していた自分が悪かった。
もう一つは、僕の他に同室で食べる人がいなかったこと。以前にお弁当を食べた時はコロナの5類移行前で、席の指定があった。それが5類への移行で指定が解除されたのを、いつも午前中で帰る僕は知らなかった。
そのため、僕は他に誰もいない部屋で一人寂しくお弁当を食べることに。ただ元々孤独好きだから、これは願ってもない。下手にうろうろすると、朝の知的の子に捕まる可能性もある。お弁当を食べた後もしばらくそこに留まって、静かに時間を過ごした。
僕の食べた種類のお弁当は、容器を洗ってプラゴミに捨てる必要がある。だから一旦台所に立ち、指定席へ戻ってくると、奥の流しの前に二人もいる。歯磨きやら洗い物だけど、意外と混み合うんだね。この部屋も絶対的な聖域ではないことが分かった。
その後、車2台に分乗してのお買い物は、B型スタッフ3名揃い踏みの豪勢なもの。いつの間にか参加者が増えて知的の子ばかりになってしまったから。
僕はいつものように一人で行動して、100均で買いたいものを購入。それでエネルギーが切れてしまって、残りは集合場所付近で椅子に座って時間を潰した。
今回も参加者の笑顔が見れたのは良かったけど、さすがにバタバタしすぎ。一日終えて家に帰ったら、どっと疲れて眠ってしまった。

(本当は、災難だけでもなかったんだけどね)
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