通販の落とし穴

2023年09月10日

最近は通販で衣類を購入することが増えた。
テレビで最初に情報を知り、試してみたら思ったよりも使えると分かったからだ。それ以来、月に一度くらいは利用している。
実店舗と違い、肌触りや着心地を確認できない不安はもちろんある。これまでのところ、戦績はまずまずといったところ。
海外の安価なファッションサイトだから、まあこんなものか。工賃しかもらえない今の立場でこれだけ服を買えるなら上等だと思う。
ただし、一つだけ大きな欠点が見つかり、今も苦慮している。
それは、臭いの問題。
初期の頃は通販で服を買うこと自体が新鮮で、そんなに気に留めていなかった。これはまずいと思いだしたのは、ジーンズとベルトを同時に購入して受け取った時。袋を開けた瞬間に強烈な臭いが鼻を刺した。
それは、試しに穿いてみただけで目が刺激されるほどの過激なもの。品質自体は悪くなかったけど、さすがにそれらを着けて外出することはできなかった。
ネットで調べてみると、買ったばかりの服が放つ臭いは油によるものだった。制作段階で使用した塗料に含まれていたもので、染色後に洗い落とさないから臭いが残ってしまう。
デザイン性も機能性も悪くない服がどうしてこんなに安いかと思ったら、こういうところでコストダウンしていたわけだ。これは思わぬ落とし穴だった。
とはいえ強烈な臭いを放つ厄介な油を落とさないことには、買ったものが無駄になってしまう。だから、これもネットで検索して、ヒットした方法をいくつか試している。
風通しの良い場所での陰干しや、消臭スプレーは効果がない。一番手応えを感じているのは、セスキ炭酸ソーダ。食器用洗剤の棚に並んでいる、あれだ。
まずは湯船に50℃を超える熱めのお湯を張り、セスキ炭酸ソーダを多めに溶かす。そこへ今の場合だったらジーンズとベルトを入れ、軽く押し洗いをしてからお湯が逃げないように蓋をする。この状態でなるべく長い時間、浸け置きしておく。
一晩は浸け置きしておきたいところだが、途中でお湯を捨て替える手間がかかるし、お母さんも使うから、そんなにはやれるものではない。すすいで干す時間も考慮して、数時間を何度かやった。
やれば湯船に汚い成分が溶け出して臭いも緩和されるが、まだ完全には落ちきっていない。ジーンズの方は頑張りがいもあるが、洗濯機で洗えないベルトに関しては望み薄。正直、もう諦めようかとも考えている。
このジーンズとベルトの体験によって、同じサイトで買った別の服も新品なのに油臭がするとはっきり認識できる。その程度がきつくないだけ。だから、新しく買った新品のニットとポロシャツも、今、セスキ炭酸ソーダで浸け置きしている。
Tシャツくらいなら洗濯機洗いでも何とかなるかもしれないが、生地の厚いもの、色が濃いものは要注意と言える。特にデニムと革に関しては、実店舗で探した方が堅実だろう。

心身が健康になって活動的になったからこそ、衣類がたくさん必要になった。それまで無理に着ていた服を新しく置き換えて、見た目から若返る感じ。どこかで学生気分を味わっているところもある。
だけど、めぼしいところはだいたい揃ったから、通販は少し控えることにする。新品の服を一度洗わなければならないマイナスはやはり大きい。
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Posted by くろねこ  at 10:04 │Comments(0)命と健康、再生の物語
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