ニュース

NTT東西、「フレッツ 光」の2年契約割引の終了や各種料金の改定を発表

対象者には書面などでの案内を予定

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は、両社が提供するサービスの工事費の改定、割引サービスの終了などを発表した。

 発表内容は以下の5点。特記がないものはNTT東西とも共通の内容。

1.フレッツ光などの工事費の改定

 フレッツ光、および加入電話・INSネット64・光回線電話の工事費について、2023年12月1日申し込み分より、次のように料金を改定する。

 利用者宅内の工事を伴う際の工事費は、全て2万2000円(従来は戸建て向け1万9800円、集合住宅向け1万6500円、加入電話・INSネット64・光回線電話1万1330円)。また、NTT局内工事のみの場合の工事費は3300円(従来は2200円)。

2.加入電話の割引サービス終了と、フレッツ光個人契約者向けの手数料改定

 加入電話・INSネット64において、ウェブ明細サービス(NTT東日本では「@ビリング」、NTT西日本では「Myビリング」)利用による割引(月額121円割引)と、複数回線の一括請求による割引(2回線目以降の回線使用料が月額110円割引)を終了する。

 また、「フレッツ光」や「ひかり電話ネクスト」などを個人名義で契約している利用者に対し、「口座振替のお知らせ」の書面での発行手数料を165円(従来は110円)、請求書の書面での発行手数料を220円(従来は165円)とする。口座振替、およびクレジットカード払いの場合のウェブ明細サービスによる明細の案内は、従来どおり無料。

 以上の割引サービス終了および改訂は、2023年12月発行の請求分より行われる。

3.「フレッツ光」の2年割引プランなどの新規申込および提供の終了

 NTT東日本では、「フレッツ 光ネクスト」の料金プラン「にねん割」の新規申込受付を2023年9月30日に終了する。また、2024年3月以降に満了月を迎えた利用者に対し、順次提供を終了する。

 NTT西日本では、「フレッツ 光ネクスト ビジネスタイプ」「フレッツ 光ライト」の「フレッツ・あっと割」および「グループ割」の新規申込受付を2023年11月30日に終了する。

4.「フレッツ光メンバーズクラブ」の新規会員登録および提供の終了

 NTT東日本が提供している「フレッツ光」利用者の会員制プログラム「フレッツ光メンバーズ」の新規会員登録を2023年9月30日に終了する。また、2025年3月31日に提供を終了する。

 これに伴い、「フレッツ・あずけ~る」・「フレッツ・あずけ~るPRO」増量特典分のデータは古い順に削除するとしている。また、ポイントプログラムにおける新たなポイントの提供を2023年12月をもって終了し、2023年4月1日から12月31日までに提供したポイントの有効期限を、2025年3月31日とする。

5.ビジネスフォンなどの情報通信機器の設置・取り外し工事費改定

 2023年9月1日より、ビジネスフォンなどの情報通信機器の設置・取り外し工事費を改定する。具体的な金額などは、現時点では示されていない。

 以上について、両社とも特設サイトを設けて案内を行っている(NTT東日本NTT西日本)。また、対象者には順次書面などによる案内を行うとしている。