コーエーテクモゲームス
本社(KTビル) | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | KTゲームス |
本社所在地 |
日本 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目3番6号 KTビル 北緯35度27分36.6秒 東経139度37分33.3秒 / 北緯35.460167度 東経139.625917度座標: 北緯35度27分36.6秒 東経139度37分33.3秒 / 北緯35.460167度 東経139.625917度 |
設立 |
1978年(昭和53年)7月25日 (株式会社光栄) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 1020001020127 |
事業内容 |
パーソナルコンピュータ・家庭用ビデオゲーム機用ソフトウェアの企画・開発・販売 書籍およびCDの企画・制作・販売 |
代表者 | |
資本金 |
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発行済株式総数 |
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売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 |
2,063名 (連結、2022年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | コーエーテクモホールディングス 100% |
主要部門 |
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主要子会社 |
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外部リンク |
www |
株式会社コーエーテクモゲームス(英: KOEI TECMO GAMES CO., LTD.)は、神奈川県横浜市西区に本社を置く、日本のゲームソフト販売・開発会社、出版社。コーエーテクモホールディングスの子会社。コンピュータエンターテインメント協会正会員。略称はKTゲームス。
概要
[編集]2009年4月1日にコーエーテクモホールディングスのもとで経営統合したコーエー[注釈 1]とテクモが、2010年4月1日に合併して誕生した。合併に先立ち、ゲームソフト開発・コンテンツ運営を担当する子会社として(新)株式会社コーエー、(新)テクモ株式会社(株式会社テーカンとして設立し、KTゲームス発足時にテクモに商号変更)がそれぞれ新設されたが[4]、「更に柔軟かつ機動的な開発体制へと変えていく必要がある」として、2011年4月1日に両社を吸収合併した[5][6]。
パソコンおよび家庭用ゲーム機用のゲームソフト・オンラインゲーム・モバイルコンテンツの企画・開発を統括し、パブリッシャー機能、ゲームソフト開発における共通機能および関連書籍の出版事業を一社で行う。開発子会社を中華人民共和国(天津・北京)、シンガポール、ベトナムに置く。
2014年10月1日に子会社であるガストを吸収合併し、ガスト長野開発部を設立[7]。
2020年3月、コーエーテクモホールディングスの現本社がある横浜市港北区箕輪町より、同市西区みなとみらいのKTビル内に本社を移転した(詳細は後節)。
本社
[編集]2016年10月、横浜市西区みなとみらいに新たに建設する複合ビル(15階建て、事業者:三菱地所)内に本社を移転する計画が発表された[8](同ビルの1階〜8階を当社がオフィスとして使用し、9階〜15階には東急REIホテルが入居[9][10])。その後、同ビルの名称は「KTビル」となり[11]、2020年(令和2年)1月に竣工、同年3月に本社の移転が実施された。また、低層部にはライブハウス型ホール「KT Zepp Yokohama」も併設、Zeppホールネットワークと業務提携を行い、当社のエンタテインメント事業でのノウハウを生かし共同展開していく方針である[12]。
この本社移転については、経営統合から10年の節目であること、グループの中枢が日吉駅周辺の複数のビルに分散されていること、新しい事業へのチャレンジ等複数の要因が重なっている。特に中枢機能の集約については、将来的に親会社であるコーエーテクモホールディングスの移転も視野に入れているとされる[13]。
横浜市港北区の旧本社ビル(コーエーテクモホールディングスの現本社。また合併前のコーエー本社でもあった)中庭にはタイルで描かれた織田信長の顔、応接室は源平合戦をイメージしたデザインとするなど、歴史ゲームに関連した装飾が施されている。また廊下には絵画が飾られているが、これはホールディングス代表取締役会長の襟川恵子が美術大学出身であるためだという。旧本社ビルから線路を挟んだ向かいには永井一正の手による太陽のイラストが描かれた通称『ジェミニビル』が建てられている[14]。日吉駅周辺にはこのほかに旧コーエーがかつて本社として使用していたビルが2棟あり、会社規模の拡大に伴い各ビルに分散させていた開発機能の集約が移転の大きな目的とされた[13]。
沿革
[編集]- 2010年4月1日 - コーエーを存続会社としてテクモを吸収合併し、株式会社コーエーテクモゲームスに商号変更。開発機能を(新)株式会社コーエー、(新)テクモ株式会社にそれぞれ移管。
- 2011年4月1日 -(新)コーエー、(新)テクモを吸収合併し、分離していた開発機能を統合した。
- 2014年
- 2016年
- 2017年
- 2018年3月30日、知的財産高等裁判所は、カプコンに対してコーエーテクモゲームスが起こした特許無効審判請求においてコーエーテクモゲームスの訴えを退ける判決を下した[24]。
- 2020年3月 - 本社を横浜市西区みなとみらいのKTビル内に移転。
不祥事・問題
[編集]- PSP版『コーエーテクモ定番シリーズ 三國志VIII』のUMDに収録されている内容を誤って別製品(『三國志VII』)のまま販売してしまったことから、販売を一時停止し、製品の回収・交換が行われた[25]。
- 2018年2月 - 『真・三國無双8』のPC版(Steam)において、レジストリの値を変更することでサポートされていなかった日本語と中国語が選択できることが判明。これに対しコーエーは、アップデートで日本語と中国語を選択できないようにした。この対応に対しプレイヤー側からは、これまで使えていた音声と字幕データを不具合とみなして後から削除することに怒りが爆発し、Steamのレビューでは9割弱が「おすすめしない」という結果になり炎上した[26][27]。その後、4月に両言語を正式にサポートした[28]。
提供番組
[編集]ブランドグループ
[編集]ブランド名 | ブランド長[29] | ブランドの特徴、主なIP |
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シブサワ・コウ | 伊藤幸紀 | 旧・コーエー時代からの歴史シミュレーションゲームが中心 三國志、信長の野望、ウイニングポスト、大航海時代 |
ω-Force | 庄智彦 | 旧・コーエー系の、主にアクションゲーム 無双(真・三國無双、戦国無双)、討鬼伝 |
Team NINJA | 安田文彦 | 旧・テクモ系の、主にアクションゲーム NINJA GAIDEN、デッド オア アライブ、仁王 |
ガスト | 細井順三 | 旧法人時代から主にRPGが中心 アトリエ、サージュ・コンチェルト、よるのないくに |
ルビーパーティー | 襟川芽衣 | 主に女性向けゲーム ネオロマンス(アンジェリーク、遙かなる時空の中で、金色のコルダ) |
midas | 菊地啓介 | 主にスマートフォンゲームの開発、新規IPの創造 |
ゲームタイトル
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 登記上の商号は「株式会社光栄」。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h “株式会社コーエーテクモゲームス 2024年3月期決算公告” (PDF). 株式会社コーエーテクモゲームス (2024年6月24日). 2024年6月27日閲覧。
- ^ “会社概要”. コーエーテクモホールディングス. 2022年6月26日閲覧。
- ^ “組織図”. コーエーテクモホールディングス. 2016年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月21日閲覧。
- ^ “グループ組織再編(会社分割並びに子会社の合併及び商号変更)のお知らせ” (PDF). コーエーテクモホールディングス (2010年2月15日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “連結子会社間の組織再編(合併及び会社分割)についてのお知らせ” (PDF). コーエーテクモホールディングス (2011年2月7日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “コーエーテクモゲームス、コーエーとテクモを吸収合併”. GameBusiness.jp (2011年2月8日). 2022年2月9日閲覧。
- ^ “ガスト長野開発部始動! 鯉沼P・菊地P・土屋D・岡村Dの豪華対談から探るガストブランドの未来!”. ファミ通.com (2014年11月1日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “横浜・みなとみらい21地区に本社オフィスとライブハウス型ホールを取得!”. コーエーテクモホールディングス (2016年10月27日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “コーエーテクモゲームス、MMに本社移転 15階建てビル建設”. 日本経済新聞 (2016年10月28日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “【ニュース】 東急ホテルズ、三菱地所がみなとみらい21地区で建設計画中のオフィスとライブハウス型ホールとの複合施設に「東急REIホテル」を出店、開業予定は2020年春 神奈川県横浜市”. 遊都総研 (2017年3月31日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ みなとみらいデータベース:KTビル (47街区)(みなとみらいエリアマネジメント)
- ^ “コーエーテクモゲームス、横浜・みなとみらいの新ホール「Zepp」ブランドで共同展開 ホールは2020年春開業予定”. PR TIMES (2017年3月30日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ a b 日吉を代表するコーエーまで移転発表の衝撃、街の変化はどこまで続くのか横浜日吉新聞
- ^ 渡辺篤史さんのゲームオフィス探訪~コーエーテクモゲームス編~(1/2) - ファミ通.com (2017年2月15日)
- ^ ゲームソフト:「戦国無双」特許侵害で提訴 - ウェイバックマシン(2014年8月26日アーカイブ分)
- ^ “コーエーテクモゲームス、代表のシブサワ・コウ氏が大河ドラマ「真田丸」への技術提供・監修を担当 フル3D全国一枚マップのCG技術をNHKに提供”. Social Game Info (2015年12月15日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “シブサワ・コウ氏、新大河ドラマ『真田丸』への技術提供が決定”. ファミ通.com (2015年12月14日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “『真田丸』に“俺たちのシブサワ・コウ”が映像提供!さらに『戦国立志伝』が「大河ドラマから、大阪城のCGを…」の超朗報!!”. おたぽる (2015年12月17日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “「信長の野望」3Dマップ技術、大河ドラマ「真田丸」に活用”. ITmedia NEWS (2015年12月14日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “コーエーテクモゲームスのシブサワ・コウ氏が大河ドラマ「真田丸」への技術提供・監修を行うことが明らかに”. 4Gamer.net (2015年12月14日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “組織変更及び人事異動に関するお知らせ” (PDF). コーエーテクモホールディングス (2016年2月18日). 2016年5月23日閲覧。
- ^ “スマートフォンアプリ市場でヒット作を見出す新ブランド「midas(ミダス)」創設のお知らせ”. コーエーテクモホールディングス (2017年3月30日). 2017年4月16日閲覧。
- ^ “特許侵害訴訟の一部勝訴判決に関するお知らせ” (PDF). コーエーテクモゲームス (2017年12月14日). 2018年1月17日閲覧。
- ^ “カプコン、コーエーテクモから提訴されていた審決取消訴訟に勝訴”. gamebusiness (2018年3月30日). 2019年1月17日閲覧。
- ^ “製品不具合のお詫び”. コーエーテクモゲームス (2012年7月12日). 2012年7月12日閲覧。
- ^ PC版「三國無双8」日本・中国語を選択できたことを“不具合”としてブロック レビューが赤壁炎上状態に
- ^ Kawase, Ayuo (2018年2月15日). “Steam版『真・三國無双8』正式に日本語字幕非対応に。抜け穴となっていた書き換えによる日本語字幕対応をブロック”. AUTOMATON. 2024年6月1日閲覧。
- ^ Posted 2018年4月12日13:47, 重田雄一 (2018年4月12日). “『真・三國無双8』のPC(Steam)版に日本語・中国語を追加するアップデートが配信開始!”. IGN Japan. 2024年6月1日閲覧。
- ^ 新卒採用2022コーエーテクモホールディングス(各ブランド長からのメッセージが載せられている。
外部リンク
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