Wikipedia:議論が白熱しても冷静に
この文書は私論です。一部のウィキペディアンが助言や意見を記したものです。広く共有されている考え方もあれば、少数意見の見解もあります。内容の是非については慎重に検討してください。 |
ページの編集は大胆に。そして思いやりを忘れずに。
ウィキペディアでは多くの議論が行われています。そして、これまでにいくつもの議論が悪い方向にこじれて、苦い論争になってしまいました。
議論のときは、それがウィキペディアをよりよくするためのものだということを忘れず、冷静になってください。冷静な人々による生産的な議論はウィキペディアをよりよくします。しかし、それが非生産的な苦い論争になってしまえば、論争に関わった全ての人がもうウィキペディアに関わる気をなくしてしまうでしょう。それは誰にとっても、そしてウィキペディアにとっても不幸なことです。
苦い論争を起こさない秘訣
[編集]苦い論争を起こさないために、経験豊富な利用者が見いだした秘訣を教えます。
- のんびりとやりましょう
- なにか意見の食い違いが起こったなら、結論を急がず、じっくりノートで話し合い、結論付けましょう。そうすれば相手はあなたの意図を汲んでくれるでしょうし、あなたも相手の意見を理解して、最後にはよりよい結果になるでしょう。
- ウィキペディアには最高の人々が揃っていると考えましょう
- 実際にウィキペディアはこれまでのところ、とてもうまくいっています。これは、多くの優秀な人々がウィキペディアを手伝っているからに他なりません。
- 人を誹謗・中傷するのは厳に慎しみましょう
- 「差別主義者」などといった攻撃的な言葉を投げつけるのは、単に相手を怒らせ自己防衛をさせるだけでなく、あなた自身の人柄もおとしめてしまいます。そして、あなたはもうそこでの生産的な議論に加われなくなるでしょう。
- 誹謗・中傷ばかりしている人は、無視してしまいましょう
- 相手にする必要はありません。そういったものは参考になるわけでもなく、立派な人がとるような態度でもありません。自分のやるべき事に集中して、気にしないようにしましょう。
- 他人の姿勢を決め付けるのはやめましょう
- 「威張っている」「怠けている」などと他人の態度を勝手に決め付けて非難するのはやめよう、ということです。あなたがそう思っても、その人はそんなつもりでやったのではないのかもしれませんし、何か考え違いがあったのかもしれません。
- 腹を立てたときには、書き込む前に一回深呼吸をしてみましょう
- 少し時間をとって冷静になり、言いたいことをよく考えて、それがまとまってから書き込むようにしましょう。一旦書き込んでしまえば、あなたの署名入りのその発言履歴は削除できないまま、ずっと記録に残るのですから。
記事が偏っていると思ったら
[編集]偏っていると感じる記事を書き直すときによくやってしまう間違いの一つは、具体的な根拠なしに「誰々がこうだと言っている」「この記述は偏っている」といった理由とともに書き直してしまうことです。こういった方法はウィキペディアがそれらに暗黙の同意を示していると思わせる、不誠実な手段です。元々の著者はそれに反発し、あなたが書き直した記述をまた書き直してしまうでしょう。これでは編集合戦になってしまいます。こういうときには、次のような手段をとりましょう。
- ノートで、その記事の偏っていると思う点を具体的に、根拠を添えて指摘し、代案を示す。
- 最低でも数日待ってみて、返事がない場合は代案で置き換える。
- 返事が来た場合には、あなたの提案した内容について同意を取り付けるよう議論してみる。
- 議論がうまく進まないときは、論争の解決にあるようにやってみる。
こうして対話に基づく編集を行えば、編集合戦というのは起こりにくいものです。しばらくは記事があなたにとって望ましくない状態になったままという欠点もありますが、編集合戦のあげくに記事が保護されるなどというのは、ウィキペディアにとって望ましいことではありません。
非常にまれな例外について
[編集]まれに、こういった方法がうまくいかないケースがあります。中立的な記事を書く気なんかさらさらない人、適切な記事を削除したくてたまらない人、相手を罵倒することに喜びを覚える人、などがいる場合です。こういった人々への対処法として投稿ブロックという手段があります。
しかし、こういった人は滅多にいるものではありません。多くの人々は、思い入れが強い分野についてはわずかに偏った記事を書いてしまいがちでも、大半についてはうまくやっているし、偏りを指摘されれば冷静に議論ができるのです。