『ELDEN RING』を『Bloodborne』風に変えるMODが登場

『ELDEN RING』に仕掛け武器、パリィできる銃、クイックステップ、永遠に続く夜、不気味な雰囲気といった要素を導入して、ゲーム全体を『Bloodborne』風に変えてしまうMODが登場した。

GamesRadarが報じたように、Nexus ModsユーザーのNoctisは「Graceborne: Bloodborne Inspired Overhaul」というMODを開発。明らかに『Bloodborne』と『ELDEN RING』の祝福（grace）を融合させたような名前だ。MODはまだ初期段階だというが、『ELDEN RING』本編をもっとダークで不吉な雰囲気に変えることを目指しているそうだ。

Noctisは最近、「『Graceborne』全体を1人で引き受けるのは不可能」であるとして、MOD開発者たちに開発を手伝ってほしいとYouTubeで呼びかけた。それにもかかわらず、「Graceborne」にはすでに22の防具セット、35の武器、17の仕掛け武器、5の銃器が含まれている。

しかし、MODは『Bloodborne』からインスピレーションを受けた武器や防具を追加することだけが目的ではなく、ゴシックホラーな雰囲気全体を再現することを目指している。つまり『ELDEN RING』の中で『Bloodborne』の要素を再現しているというよりも、『ELDEN RING』に『Bloodborne』のフィルターをかけようとしているのだ。

現在はα版がダウンロード可能で、多数の防具や武器のほか、銃パリィ、装備負荷なし、ロックオン時のクリックステップ、永続的な夜、『Bloodborne』風の回復などのゲームプレイ要素が楽しめるようだ。Noctisによると、「全体の雰囲気に合わせて一部モブとボスの外見も変更される」とのこと。

PS4独占の『Bloodborne』はまだPCで発売されていないため、このMODはファンにとって、PC版『Bloodborne』に最も近いものだとも言えるかもしれない。これまでにも、『Lies of P』に『Bloodborne』のモデルや武器を追加するMODなど、同作の体験を再現することを目指したMODが登場していた。

もちろん、『ELDEN RING』はそれ自体が高い人気を誇っており、IGN JAPANのレビューにて本編は10点満点、2024年6月に発売されたDLC「SHADOW OF THE ERDTREE」は8点を獲得している。なお、「SHADOW OF THE ERDTREE」は最初で最後のDLCだとされているため、ファンは次にどんなものが登場するのかと思いを巡らせている。

開発元のフロム・ソフトウェアで社長を務める宮崎英高はまだ何も発表していないが、『ELDEN RING』でさえ自分にとっての完璧なRPGではないと語っていた。

Image Credit: Noctis on NexusMods / YouTube