『ファイナルファンタジーVIII』のディレクター、もしリメイクするなら戦闘システムを変更したいと語る

作り直すとしたらジャンクションシステムを変えたい

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『ファイナルファンタジーVIII』は2024年2月に発売25周年を迎える。10代の傭兵や奇想天外な魔法が登場するストーリーは、常に根強い人気を誇ってきた『ファイナルファンタジーVII』よりもリメイクの恩恵が大きいのではないか。同作がリメイクされる予定はまったくないものの、オリジナル版のディレクターが、もしリメイクするとしたら変えたいと思う部分について語ってくれた。

『ファイナルファンタジーVIII』のディレクターを務めた北瀬佳範はIGN USに対し、「戦闘システムを作り直したい」と語り、キャラクターや戦闘を強化するステータス重視の「ジャンクション」システムにプレイヤーが苦戦していたことを指摘した。

「『ファイナルファンタジーVIII』にはジャンクションシステムがありましたよね。プレイヤーのレベルに合わせて敵のレベルが上がるという特徴があるシステムでした。当然、課題をクリアするためにジャンクションシステムを使ってカスタマイズしなければなりません。でも、一部のプレイヤーにはなかなかなじめなかったシステムだと思います。プレイヤーのスキルによっては、ベストなものを見つけられないこともあったでしょう」

「ですから、バトルシステムはせひ作り直したいと思いますね。一部ファンにとっての難易度と親しみやすさのバランスを大幅に改善したものにしたいです。もしリメイクするなら、ここがいちばん検討したい部分ですね」

だが、やっぱり『ファイナルファンタジーVIII』がリメイクされる可能性は低そうだ。「当時のゲームにあったようなあれほどのボリュームのコンテンツを現代で作り直そうとするのは、そう簡単なことではないとわかりました。膨大な時間と労力が必要なので、こうしたプロジェクトに取り掛かるには、かなり深く考えないといけません」と北瀬は語っている。

北瀬の言葉は、『ファイナルファンタジーVI』についての最近の発言をさらに強固なものにしている。同氏は、同作のリメイクには、『ファイナルファンタジーVII』リメイクの倍の時間を要すると見込んでいた。

『ファイナルファンタジーVII リメイク』および『ファイナルファンタジーVII リバース』のディレクターを務める浜口直樹は、リメイクが大仕事であることを強調し、「『ファイナルファンタジーVII』のリメイク三部作が終わったあと、北瀬さんが僕に“じゃあ、次の『ファイナルファンタジー』のナンバリングタイトルをリメイクするから、君も参加してね”って言ってきたら、“お断りします!”ってなりますね」と笑いながら語っていた。

浜口は明るく話していたが、スーパーファミコンや初代PS時代の「ファイナルファンタジー」作品をリメイクすることは、莫大な予算や長期にわたる開発期間、複数の作品に分かれる可能性があるなど、とてつもなく大きな仕事であることがはっきりとわかった。こうなると、『ファイナルファンタジーVII リメイク』が成功したからといって、スクウェア・エニックスが必ずほかのゲームをリメイクするとは考えないほうがよさそうだ。

IGNの『ファイナルファンタジーVII リバース』序盤プレビューでは、オリジナル版の世界がどのように現代のオープンワールドへと変化したのかを紹介している。なお、オリジナル版のロマンスシステムも強化されストレスが軽減された。シドとヴィンセントは本作の戦闘には登場せず、3作目に持ち越しとなることがわかっている。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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