Steamのゲームがコンソール向けにリリースされる可能性についてValveのゲイブ・ニューウェルが示唆
「今年中に詳細がわかるでしょう」
Valveの共同創業者であるゲイブ・ニューウェルが、PC専用のSteamのゲームをコンソール向けにリリースする可能性を示唆し、「今年中に」詳細が明かされると述べた。
ニュージーランドのオークランドにあるサンクタ・マリア・カレッジで講演を行ったニューウェルは、学生から「Steamがコンソールでゲームをリリースする可能性があるか」と聞かれると、少しためらって「それについては今年中に詳しいことがわかる」と答えた。
その真の意味は今のところ推測の域を出ない。ニューウェルの発言は、Steam自体がストアとしてコンソールにやってくることを意味していると考えた人もいれば、Steamでのみ提供されているValveのゲームがコンソールに移植されることを意味していると考えた人もいるようだ。今のところ各コンソールはそれぞれの専用ストアしかないため、前者の可能性は低いと思われるが、とりわけXboxはほかのコンソールでも自社サービスを展開しようとしているため、可能性はある。
もちろんValveは、これまでに『Portal』や『The Orange Box』など、自社のゲームをコンソールでリリースしている。現在、Valveはここ数年にはない形で積極的に自社ゲームの開発に取り組んでいるため、コンソールの分野に戻ってくるかもしれない。ニューウェルの発言は、VR専用の『Half-Life:Alyx』(レビュー)がPS VRかその次世代機向けにリリースされることを期待させるものだ。
ニューウェルがニュージーランドの学生たちにこのことを明かしたのは、彼が2020年3月からニュージーランドに住んでおり、感謝の気持ちを込めて思いがけないインタビューを受けたり無料のフェスティバルを開催したりと、さまざまなことを楽しんでいるからのようだ。