『マンダロリアン』キャラ・デューン役ジーナ・カラーノの降板でシーズン3が受けた影響を制作者が説明

「カラーノは大きな役割を担っていたし、その世界の一部となるキャラクターとして存在し続けている」

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SNSへの不適切な発言によりジーナ・カラーノが『マンダロリアン』を降板したことを受け、制作者が『マンダロリアン』におけるキャラ・デューンの重要性と、彼女が残した存在感が劇中でどのように扱われるかについて語った。

Deadlineのインタビューで、シーズン3の第1・7・8話で監督を務めたリック・ファムイーワが、「カラーノは大きな役割を担っていたし、その世界の一部となるキャラクターとして存在し続けています。作品的に扱われなければならず、(ジョン・ファヴローは)それを考える時間を取りました」と説明している。

「カラーノの降板は番組に影響を与えることがわかっていたので議論されましたが、それと同時に、番組の中心となっているのはディン・ジャリンとグローグーというキャラクター2人ですから、結果的にマンダロリアンの周辺を整える感じでした」

また製作総指揮のデイヴ・フィローニは、ペドロ・パスカル演じる主人公ディン・ジャリンの成長にとってデューンが重要だと強調したが、多数のキャラクターが 「スクリーンに登場する時間を争っている 」とも指摘している。

「シーズン3は主にマンダロリアンとマンダロリアンのサーガ、マンダロリアンの物語を扱っています。ボ=カターンが登場して以来、彼が出会ったさまざまなキャラクターがより重要な位置を占めており、それは彼のキャラクター像の方向性や、特に彼とグローグーの物語を伝える上では理にかなっています」

ファンからデューンをシリーズに戻してほしいと要望があるかどうか質問されたフィローニは、「あらゆるタイプのキャラクターについて一律にリクエストを受けますが、一番難しいのは、そこにいる全キャラクターのために時間とスペースを見つけることです」と答えた。

「ジョージ(・ルーカス)はプリクエル3部作を制作しているとき、素晴らしいキャラクターが数多くいて、全員が登場シーンを欲しがっていると話していました。“アナキン・スカイウォーカーの物語を伝えるのが仕事なのに、どうやってそれをやるんだ?”と言っていましたが、その気持ちに共感できます」とも述べていた。

カラーノが演じたデューンは、『マンダロリアン』シーズン1第4話で初登場した当初は視聴者に人気があり、スピンオフシリーズ『Star Wars: Rangers of the New Republic(原題)』に登場する予定だと伝えられていた。

しかしカラーノの人気は、彼女の一連のSNSへの投稿で急落。その投稿の多くは、共和党員である彼女の政治的な考えがネガティブに受け止められていることを、ホロコーストでユダヤ人が直面した苦痛に例えていた。

その他にカラーノは、2020年の大統領選挙の正当性に疑問を投げかけ、コロナ禍におけるマスクの着用に反対だと公言していた。

一連の投稿に対する世間の反発により、カラーノは『マンダロリアン』から解雇され、芸能事務所のUnited Talent Agencyからも外された。

ルーカスフィルムの代理人はカラーノの解雇を受け、「現在、ジーナ・カラーノはルーカスフィルムに雇用されておらず、今後もその予定はありません。文化的・宗教的なアイデンティティに基づき、人々を中傷する彼女のソーシャルメディアへの投稿は忌まわしく、容認できるものではありません」と声明を発表していた。

その結果、ショーランナーはキャラ・デューンを再キャスティングするか、あるいは単に劇中での言及に留まらせるかの選択肢を残している。

『マンダロリアン』シーズン3は、3月1日にDisney+で配信開始。

※本記事はIGNの英語記事にもとづいて作成されています。

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マンダロリアン

2019年11月12日
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